矢吹健太朗のBLACK CAT★ 黒猫No.262
便宜上スタンドの解除を2つのパターンに分ける。
解除すると効果を失うもの。これはブチャのジッパーやマンインザミラーなどで解除すると効果が無くなる。
平たく言えば、何も起きなかったことになる。
もうひとつは解除しても効果が続くもの。仗助や億泰などだ。
直したもの、削りとったものはスタンドを解除しても元に戻らない。
ま、取り返しのつかない能力って言えば定義しやすい。物理法則に都合が悪いものが前者になる傾向がある。
神父の能力もこの2つのパターンに分けよう。
1・無生物の加速2・生物の引っ越し3・生物に運命を記憶物理的にいえば2と3は不自然だ。
上の考えでいけば神父が死んで解除されたときに効果を失うだろう。
1は?時間が流れて宇宙が終わりまた新しい宇宙が始まる、という考えは仮説としてだが
存在したような気がする。スタンドを解除すれば壊した物が直るというわけでもない。
速めた時間が元に戻らないことも自明だ。よって神父の死によって2・3だけが効を失ったとする。
世界はどう変わるか。
まず「旧世界」から来た人間はいなくなる。(エンポリオ?しらない)
運命もなくなる。エンポリオが見た世界ではグェスたちが
ジョリーンに会うというおおまかな運命を持っていたので刑務所に落ちたジョリーンがいたのだ。
余談だがあの弁護士は死んでたかも。
運命が解除されればあらゆるジョリーンがうまれる。その結果がアイリンだ。
ここで「神父が死んだらどっちみち同じなんじゃねぇの?」という意見が出る。
本人は時間加速開始時点のあとならいつ死んでもいいと言ってるがこの意味を考察しよう。
人は運命を記憶している。そう、バイツァのようにとにかく起こったことはその通りに起こるのだ。
よってメイクインヘブンを実行しなくても上の1・2・3がまた起こる。
とはいえ1は無生物が運命を記憶していないために起きないし、2は生物がその場に留まることを意味して
何も起きない。
3もすでに運命をすりこんでいるため無意味に思える。ところが、これはスタンド能力ではない。
神父が死んでも解除されないのだ。運命によって運命を記憶し運命であるために忘れることがない、
それが天国への階段の最終段階といったところだろうか。