【山も】PROTREK・プロトレック Part8【街も】
戯れに環境温度による計測誤差についての簡単検証を試みてみました。
【準備】
● 実験環境
気圧 1013hpa 長時間安定した大気状態で移行との観測所データ
気温 約20゚cをエアコンで一定に保つ
● 気圧・温度・高度をPRW1000Jで3分置きに10回計測した平均値。
気圧 1013hpa
温度 20.3゚c
高度 16.5m
【実験】
A
● 37゚cの湯を円筒タッパに容れ、ベゼル面を上に時計を浸し
小刻みに揺すり泡を飛ばす。
B
● センサー部付近の水温が37→30゚cまで実験用水温計で計測。
12分後 34゚c
22分後 32゚c
35分後 30゚c
C
● 水中での高度モードの値を読取り値。
大気中初期値 15m
水中に浸してから
05分後 -40m
10分後 -35m
12分後 -30m
以後35分後に引き上げるまで値は-30mで落着く。
※因みにセンサ中央までの水深は凡そ4.5cm、その分の水圧は
気圧換算で約4.5hpaに相当。
演算上10m/1hpaとなり、計測誤差を見込めば想定パラメ内に納まった。
D
●時計引き上げ後のデータ
センサ付近水温30゚→センサの水気を取り→腕に付け計測
●計測結果
初回計測 31.6゚c 1013hpa 15m
3分後 29.7゚c 1013hpa 15m
6分後 28.0゚c 1013hpa 20m
9分後 27.2゚c 1013hpa 15m
●補足
同じ手順で、引き上げ後即計測、腕に付けず室温で 30分放置し
計測したところ
初回 30.9゚c 1012hpa 20m
30分後 20.5゚c 1013hpa 15m
と、先のデータ同様出来すぎ位の安定した値をはじき出した。
E
●寒冷実験
準備計測 20.8゚c 1012hpa 20m
●冷凍室に30分放置後、取出し直後-4.8゚cを示していた。
初回計測 -3.5゚c 1012hpa 20m
5分後 3.7゚c 1011hpa 15m
10分後 +9.2゚c 1012hpa 20m
15分後 12.9゚c 1012hpa 20m
20分後 15.3゚c 1012hpa 20m
25分後 17.1゚c 1012hpa 20m
30分後 18.5゚c 1012hpa 20m
35分後 19.5゚c 1012hpa 15m
40分後 20.1゚c 1012hpa 15m
45分後 20.6゚c 1012hpa 15m
ほぼ気温と均衡したので終了。
こんな雑な検証で結論は出ないが、取説巻末にさり気なく記載された
保証精度範囲はかなり経営的配慮のアレかも知れんと思た。
無論自分の方が的外れかも知れませんが。