結局ETA7750と2894-2はどちらがいいか

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79Cal.7743
例のクロノモジュールの歴史が分かったので一応簡単にまとめて書き込み。

・モジュールの名前は開発当時、レマニア製LWO283
・70年代後半にオーデマピゲとDDが、レマニアのために設計開発
・モジュールを使った薄型自動巻クロノグラフの開発が目的とされていた
・その後レマニアが権利をDDに売却、DD製cal.2000に名称変更
・モジュールの供給先はオーデマピゲ、ジラールペルゴ、ホイヤー、レオニダス、ETAなど
・現在開発後30年、マイナーチェンジが繰り返される

・APのオフショアクロノ http://up2.tachiuo.com/up2/img/206.jpg
・オメガのスピマスオート http://up2.tachiuo.com/up2/img/208.jpg
(この写真のcal.1140のモジュール部分は磨かれていないが、現在のcal.3220はモジュール部もペルラージュ装飾あり)

ベースムーブはそれぞれ違いますがモジュール同じです

また、ETAのcal.2894は、ETA社が自社のムーブメントにDDのクロノモジュールをポンしたもので、Diorのシフルルージュなどに搭載。
オメガは、ETAのcal.2890(モジュールなし)がベースで、ETAも自社で改造・調整(テンプはグリュシデュー製しか使わないなど)。
そして独自で仕入れたモジュールの部品の交換と選別、仕上げをし、出来上がった改造モジュールを組み上げて搭載、cal.3220となる。
APは、自社の3針にオメガ同様の方法でモジュールを搭載し、新しい自社のcal.NOをつける。