機械式懐中時計を話そうPART6

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100902 ◆wd07DdBqFE
>>97
レギュレーター式懐中時計(おそらくクロノメータ)です
キャリッジ・クロックとしても使えるようなケースを誂えたのでしょう
表面に刻まれた銘文からしても死後に記念品として飾るために
101902 ◆wd07DdBqFE :2005/06/25(土) 22:27:57
追記ですが最初から置時計として使うなら文字盤が小さすぎで
なおかつ精度の出にくい縦置きにする必要が無い
102比古蔵:2005/06/25(土) 22:47:11
>>97
902さんの仰る通りこの時計はキャリッジ・クロックではないと思います
理由としては当時のイギリス海軍の軍艦には超高精度を誇るマリンクロノメーターが最低でも2個以上は積まれており
わざわざキャリッジ・クロックのようなものを必要とする理由がなかったからです
生粋の軍人として知られたネルソン提督ですから、画像にある華美なケースも後付けのもののように思われます

ではどういった時計かともうしますと、キャプテン・ウォッチと呼ばれる類の時計であろうかと。
詳細については詳しく解説しておられるサイトが数多くあろうかと思いますので省かせていただきますが
1秒を争う海戦の際に司令官(キャプテン)が各種タイミングを見計らうために用いた時計であったかと思います
一度はお目にかかりたいものです