【クシャクシャ】ETAは使い捨て?2【メガ時計】
604 :
みちと ◆qYAEROVHEA :
ロレ社は1904年の創業で、スイスの時計メーカーとしてはかなり歴史が浅いのですが、創業者ハンス=ウイルスドルフの巧みな戦略によって世界的なメーカーに成長しました。
ロレ社は謎の多い企業として知られており、工場やブースの写真撮影は禁止、使用ムーブメントの下請け製造メーカーも秘密。カタログすらも出していません。
実はロレ社はもともと他社からムーブメントやケースを大量購入して自社ブランドで販売するという、単なる貿易商以外の何物でもなかったのです。
だからムーブメントはエグラー社、グリューエン社、バルジュー社など数多くのものが混在しております。
有名なオイスターケースとは、ステンレスの塊を型抜きしてケースを作るものですが、ロレ社ではなくオイスター社が世界ではじめて実用化したことはあまり知られていません。
が、のちにロレ社がオイスター社を吸収してしまい、結局はロレ社自らが開発したことに事実が捻じ曲げられて宣伝されたいます。
また、ねじ込み式のリューズもそれ以前にオイスター社が開発したものでロレ社の独創ではないというのが真相です。
このように創業者ハンス=ウイルスドルフはエグラー社、オイスター社などといった優れた技術を持つ時計メーカーを次々と利用し、
やがて巧みな広告戦略によって自社技術ということにしてしまいます。
605 :
みちと ◆qYAEROVHEA :04/10/07 22:35:55
ロレの宣伝手法は実にに巧みで、半世紀も前にあのメルセデスさんに時計をつけさせて、ドーバー海峡を泳いで横断させたことは有名です。
他にもエベレストに登ったエクスプローラー1(登山家が付けていたのはオイスターパーペチュアルだったのに何故かEX1の広告イメージになっている)とか、
海底1万mまで潜ったサブマリーナ(実際には超特注品でいわゆるサブではない)などの時計も結局はイメージ広告として
「いわゆるロレ社製品の優秀性」として世界中に宣伝されていきました。
会社の母胎が開発力を持たない為、製品が数十年間ほとんど進化していない稀なメーカーであり、当然その品質は他メーカーに比べるとすでに後れをとっていることは否めません。
これだけバリエーションがあるにも関わらず、ベースとなるケースやブレスの種類は極々わずかであり、しかも高品質のイメージ宣伝とは裏腹に
実際は人の手をほとんど介さない大量生産によってその販売価格に比してあきれる程に低いコストで製品作りを行っています。
しかしそこは昔から宣伝上手のロレックス社、商品開発力の無いコトを逆手にとって、「完成された、改良の余地のない時計」のイメージをアピールして今日に至っています。
ところが昨今の時計ブームにより、多くの時計の情報や実態が白昼の下に晒されるにつれ、ロレ社製品の品質と実売価格のギャップの大きさが
誰の目にも明らかになるだろうことはもはや時間の問題と思われます。
このようにロレ社が優れているといえるのは、時計作り、時計そのものというよりも、ありもしない実態をさもあるかのように巧みに宣伝布教して信じさせてしまう
一種の宗教活動の面が大きいということができると思います。
そうです、「信じるものは救われる」のです。
つまりロレ社はマイクロソフト社と同様、「企業買収と巧みなPR戦略」でのしあがった単に「商売上手」な時計販売会社ということなのであります。
スイス時計の「伝統」「職人技術」とは全くの無縁な時計であり、実売価格は単なる迷信イメージに対するお布施と考えた方がよろしいかと思われます。