新しい324、実はすごいかも。
どうもテンワと歯車が改良されたようです。
テンワは錘の数が減って、パテックいわく、空気抵抗が少なくなり、安定した精度出せるとのこと。
さらに、テンワの重量が減少し、それによってテンワの
動きによるダメージが減少するので、耐久性を減ずることなく、
振動数を増加させることが可能となり、精度を上げることができる。
それと共に、2本だったスポークが4本になって、それによりテンワの剛性が上がり、
高い精度を保つとともに、耐久性を増加させることができる。
つまり、パテックは精度と耐久性のフィージブルなポイントを高めるために
振動数なども考慮に入れた上で、上記のような改造を行ったことと思われます、。
そして、歯車ですが、どうやら、まったく新しい歯型を採用している模様。
詳しいことはまだわかりませんが、
なにやら「剣形」の歯形で、トルク伝達効率と、耐久性の向上の両方を可能にしているようです。
ランゲのように派手なところはない、
非常に地味な改造ですが、テンワと歯車の改造は機械式時計の根幹であり、その改造は大きなコスト
と長年の経験が必要とされるところで、その意味では、パテックらしい、王道に沿った改造と言える
のではないでしょうか。その意味で、315と324は、確かに全体的なコンストラクションはほぼ同様の
ものと思われますが、まったく別物に進化しているということができます。
正直、やたら見た目ばかりかっこいいムーブばかり作っている業界で、本気で機械式時計の
性能を地味ながら確実かつ、相当長足でやろうとしているパテックに久々に脅威と畏敬の
念を感じました。
ちなみにソースは
tp://forums.timezone.com/index.php?t=msg&goto=784649&rid=7706
です。