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127クォーツ時計のメインテナンス
クォーツ時計のメインテナンス

@OHは必要か?
機械式時計程複雑では有りませんが、通常のクォーツ時計でも、
「ローター」→「伝達車」→「セコンド車」→「三番車」という
輪列が存在し、当然各歯車には「ホゾ」があり、「受け石」の
上で摩擦を起こしながら回転運動を行っています。
ですからそこには注油がなされています。
つまり、OHの目的である「古いオイルを洗浄し、新しいオイルを
注油しながら組み立てる」という作業は必要になります。
128クォーツ時計のメインテナンス:2005/05/10(火) 13:24:18
A電池について。
電池に関する事では、一番気にしなければならないのが、「液漏れ」という現象です。
放電しきった電池をそのままに放置しておくと液漏れを起こします。
特に、近年、日本の電池は性能が良く、液漏れを起こしにくいのですが、未だに
ヨーロッパ圏、特にSGが使っている電池については、液漏れが多いのが実態です。

液漏れを起こしても「粉を吹いた程度」なら、簡単な掃除で対応できますが、
モジュールの中にある「回路」にまで液漏れが進むと、「回路自体の交換」を
行う必要があり、実際には、「モジュールごと交換」となってしまう場合が多く、
かなりの出費になります。

また「モジュール事交換」が出来るものであれば、それでもまだマシですが、
パーペチュアルカレンダーなどのモジュール回路については、本国送りとなる事も
しばしばです。
現在、電池は10年を最長に、ロングランで使用できるものが多くなりましたが、
液晶表示のものと違い、輪列の有るアナログ時計の場合は、OHも兼ねて、せめて
5年に一度はメインテナンスに出す事を忘れないで下さい。