>>448 445ではないのだが
FPにとても似ているムーブではある。クラッチ式のクロノである点、
さまざまな部品の配置の類似性、コラムの歯の数(どちらも6個)。
そこにロレックス31系の調速機構を組み込んだような構造。
自動巻きクロノでありながら72時間ものパワーリザーブがある点は
評価できる。また自動巻き部はエリプリメロベースより頑強にできている。
欠点はFPにも共通するがクラッチ式のクロノである点である。この方式では
リセットするときに歯車に負担をかける。その代わりコンパクトに作ることが
できる。
実際のところ、エリプリメロベースが優れているのはクロノ機構の構造が
非常に素直で負担が少ないという点につきる。だが逆に時計全体としては自動巻き部分
がやわであるということだ。
現実に使用するときにクロノはあまり使用しないという割りきって、
時計としての実用性を高める改良を施したムーブが新型ムーブの特徴である
と思う。