494 :
サブ吉 ◆SABUGTPUNs :
この前にヤフオクで鍋帽子のROLEX DAY-DATE 1803が出品されてました。
香港や韓国で見ることの多い、偽物のデイデイトREF1803について検証してみましょう。
良く香港や韓国で偽物あるよ。偽物。と声をかけてくる一目でわかる偽物ではありません。
スーパーフェイクといわれているものでも、見慣れた人が見れば一目で偽物であることはわかります。
それは2〜3万円のフェイクが100万円以上もするような品質で作ることは不可能だからです。
今回のフェイクは、一般の方では本物との区別はまったくつかないのではないでしょうか?
プロの目も通ってしまう可能性が極めて高いフェイクが実在します。
これもあるリサイクルショップさんが本物として買取し、鑑定依頼の来たモデルな上、質屋さんの鑑定も通っています。
非常に危険なモデルですが、これが本物として非常に出回っているのも事実でしょう。ご注意ください。
文字盤や曜日板等ロレックスの物と遜色ありません。
恐らく本物(分解鑑定すればわかりますが。)もしくは文字盤メーカーの物でしょう。リダンレベルではありません。
秒刻みもきちっと揃っており、蛍光やアップライトのインデックスもメーカー品質です。
針も恐らく本物を使用していることでしょう。
曜日板も遜色ありません。
文字盤での判断はまったくつきません。ある時期のロレックスのデイトジャストやデイデイトの中には、質感のいまいちなものもあり、
違和感を感じるほどの本物も多い為に、余計にむずかしい部分です。ケースに目を移してみましょう。
ケースの形状には何の違和感もありません。
細部を見なければこれも本物とフェイクを区別することは不可能でしょう。細部を見てみましょう。
まずはラグの刻印です。
REF側ですが、文字の打ち方等に若干の違和感は慣れた方は感じるかも知れませんが、ほとんどわかる人はいないでしょう。
数字もここが違うと言えるほどのものではありません。
シリアル側もシリアルナンバーの真贋の判定ができるレベルではありません。
裏蓋の刻印にも18K(750)表示や女神の刻印もあり不自然な部分はありません。
ラグ裏の刻印に女神は確認できませんが、これはないものもあると思います。
ラグ裏の18Kの刻印には違和感を感じますが、これも慎重に傷見で見なければわからないレベルでしょう。裏蓋の噛み合わせも完璧でロレックスの工具を使用しての開け閉めに何の問題もありません。
18Kの色も特に比べてわかる物でもなく、ケース的にはほぼ完璧なフェイクです。
ブレスには手抜きが見られます。まず、クラスプ部分にはロレックスの刻印やロレックスジュネーブ等の刻印 女神のマークがありません。
この部分でブレスがフェイクであることがわかる人は多いでしょう。
駒の作りやネジの仕上げ(ステンレスのフェイクの偽物はこの部分と3連部分の中間の駒、バックル部分等で真贋判断つきます。)は完璧です。
ブレスをはずさなければわからない部分ですが、ブレスをはずすとフラッシュフィット先端に55もしくは555の刻印が確認できます。
これも本物のフラッシュフィットのナンバーなのですが、きちっと刻印されています。この刻印の無いものも要注意です。
ただし、今回のように刻印の入っているものもあるので刻印があるから本物ということではないのでご注意ください。
このフェイクがはっきりと偽物といえる場所は、機械です。機械は1570の本物のロレックスのムーブメントを使用しています。知らない方が見れば、
機械がロレックスであることだけで信用してしまうこともあるのかも知れません。デイデイトの場合には、
古いモデルで1055もしくは1055B、1555(デイトジャストで言うところの1560)1556(デイトジャストで言うところの1570)でなければならないのです。
その為にこのモデルがデイトジャストの機械を使用したフェイクであることがわかります。この機械は風防のモデルのみ有効。
サファイアガラスのモデルで上記の機械番号のものはありえないと思います
長くなりましたが、これで最後です。
機械で判断するのは簡単ですが、これも裏があり、1570等の刻印のある受けの部分をそっくりかえてしまうことも簡単です。
それを変えてしまえば機械での判断は外見的にはつかないのではないでしょう。
本物に極めて近い金無垢のフェイクは非常に多く出回っていますので、購入の際には特に慎重さが必要なモデルがデイデイトです。
ご注意ください。
サブ吉様ありがとう。最近某掲示板休止で寂しいです。
サブ吉様スレ作って欲しいです。サブ吉の独り言とか。