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749韓浩
■199年9月 <韓浩の演説>
韓浩「……孫権どのと、黄蓋どのにこの手紙を至急届けてくれ。
  それと、私の鎧と旗を出しておいてくれないか」
下男「ということは、いよいよ!」
韓浩「うん、旗揚げだ」

韓浩「諸君、私は元曹操軍貴下であった韓浩です。
 この話の前に、もう一つ知っておいてもらいたいことがあります。私はかつて、漢の元勲として活躍した韓信の子孫であります。
 私はこの場を借りて、韓信の血を引きし者として語りたい。
 現在の中華、この漢帝国が乱れている事実は、韓信公の活躍した秦代の戦乱よりも酷いものであるといえる。
 なぜなら、秦は『皇帝』というものが受け入れられていない頃の世の乱れ。
 だが、今は皇帝というものが当たり前であるにも関わらず、諸侯はそれを無視し、ある者は玉璽を手に皇帝を名乗ろうとまでしている!
 人が皇帝を戴いたのは、皇帝を象徴として皆が団結し戦をなくすことが出来る、と気付いたからではないか!?
 しかし人は張角、董卓という戦乱を起こす者たちを生み出してしまった。
 これは不幸だ。もうその歴史を繰り返してはならない。

 人は長い間、漢という揺りかごの中で戯れてきた。
 しかし、時はすでに人類を漢から、巣立たせる時が来たのだ。
 この零陵でさえ戦乱に呑み込まれようとしている。それほどにこの中華は乱れきっている。
 今誰もが、この戦乱を終わらせたいと考えているはず。
 ならば、自分の欲求を果たすためだけに、漢に寄生虫のようにへばりついていて、良いわけがない。

 私はこの場を借りて宣言する!
 漢の高祖を戴いた韓信公のように、私は、世を導ける存在を奉り、その旗印のもとにこの戦乱を治めてみせる!
 今はまだこの零陵でほえるしか出来ないが、いずれ諸君に我が威光を示してみせよう!
 我々の戦いは、今ここから始まるのだ!」

ワァァァァァァ!