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724韓浩
■198年8月

満寵「上党の張燕が、袁紹に攻められ滅んだそうです。張燕も斬られたとか」
韓浩「張燕どのが、ですか?」
満寵「顔見知りですか? 彼は山賊あがりだと聞いてますが」
韓浩「いえ、実際に会ったことはありませんが……恰幅のいい英傑だったと聞き及んでいます。
  一度お会いしたいと思ってましたが……」
満寵「そうですか。……度量が広い人物が勝つ、というわけではありませんからね。
  良き人間が死に、悪人ほどしぶとく生きる。そんな世なのかもしれません」
韓浩「……後で線香でもあげておきます」

韓浩「袁譚どのに会いにいってみるか」
袁譚「おや、韓浩どの、ようこそ。表情が暗いですがどうしました?」
韓浩「いや、大したことではないです。ただ人の一生とははかないものだな、と……」
袁譚「ははは、人の命がはかないのは古来より変わりません。今更どうこうできるものではありませんよ。
  どうです、気晴らしに狩りにでも行きませんか?」
韓浩「また潮干狩りですか?」
袁譚「いやいや、今の季節ならやっぱりアレでしょう」

韓浩と袁譚はもみじ狩りに出かけた。

韓浩「やれやれ、もみじ狩りか。しかし袁譚どのも私を気遣って連れ出してくれたのだろう。
  ……って袁譚どのはどこに行ったのだろう。おーい袁譚どのー」
小虎「にゃー」
韓浩「何!? 虎が返事をした? ということは袁譚どのが虎になってしまったのか!?」
小虎「にゃーにゃー(ちゃうわい、こいつバカだにゃー)」
韓浩「よくはわからんが否定されたみたいだな……ならば虎よ! この私が退治してくれん!」
小虎「にゃにゃーぶにゃー(うわっいきなり襲うのか、こいつヒドイにゃー)」
韓浩「いくぞ! ぬりゃー」

袁譚「おお、韓浩どの。探しましたぞ」
韓浩「それはこっちのセリフですよ……お陰で虎退治するハメになりましたよ」
小虎「うにゃぁ……(自分から挑んでおいてそりゃないにゃ……)」