356 :
無名武将@お腹せっぷく:
劉備 「劉封。おまえはわしの関羽と友だちだったなあ」(オロン)
劉封 「友だち……? え? ええ……(ゴ・・ゴボゴボ)
たしかに。友だちでしたとも」
劉備 「親友だったのかい?」(シクシク)
劉封 「親友ッ! そうッ! 親友でした。関羽殿は立派な武将でした!
どうしたんです父上? 気丈なあなたらしくもありませんぜェ!」
劉備 「わしの関羽の恨みをはらしてくれるのかい?
そのために来てくれたのかい?」(シクシク)
劉封 「ええ! そうですともよッ! 討ちますぜ! 関羽殿のカタキをねッ!」
劉備 「だからうれしいんじゃよーっ!!」
(劉備、いきなり隠し持っていたハサミで劉封の腕を一刺し!)
劉封 「ギャアアアアち……父上!?? な……なにしやがるんだッ!
アパアウウーッ!! ヒエエエーッ」
劉備 「よくもッ! 劉封……関羽を見すてて逃げ出したなッ!
おのれに会ったらまず処刑してやると心に決めておったわッ!
関羽の親友だとッ! よくもぬけぬけとッ!」
劉封 「まっ……待てッ! 誤解だぜ父上ッ!
孟達の話じゃあ、おれが行こうとした時には関羽はすでに捕まっていたんだッ!」