1 :
無名武将@お腹せっぷく :
2014/05/25(日) 13:09:16.39 ケツを洗って出直してこい、関羽
上手いこと思い付いたから言っていい? これで不浄(普浄)でなくなる(出なくなる)から関羽への闇討ち成功
質問 キン肉マンに出てくるラーメンマンと、闘えラーメンマンのラーメンマンは同一人物ですか?
ぶーんぶーん⊂( ・ω・)⊃
5 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/05/25(日) 14:29:30.71
(´┌┐`)、ペッ
何進が背後からの殺気を感じ取った時、既に凶器は放たれていた。紐を付けた金属の重りを振り回して飛ばす流星鎚と呼ばれる飛び道具だ。 一つ、二つ、三つ、四つ……次々と飛んでくる流星鎚を、何進は巨体に似合わぬ素早い動きで回避していく。体勢を整え一呼吸置くと、何進は腰の剣を抜きながら叫ぶ。 「何奴、わしを大将軍何進と知っての狼藉か!?」 気迫のこもった太い声だった。刺客は唸った。何進がかつて『南陽の人斬り肉屋』の異名を取る侠客だったという噂はどうやら本当のようだ。 為政者としては無能の烙印を押されがちなこの男だが、一廉の武人ではあるようだ。 刺客の手元に残った流星鎚はあと三つ。それで仕留め損なえば接近戦となる。そうなれば何進の方が有利だろう。 また、何進の声を聞いた官兵たちが集まってくるのも時間の問題だった。刺客は引き際を悟ると身を隠した。依頼者の十常侍から前金を受け取り、 暗殺に成功すればその倍額も手に入るが、命を懸けるまでの価値は見出だせず、義理もなかった。刺客は思う。 (大将軍殿はなかなか見事な腕をお持ちのようだ。しかし、この自信がいつか身を滅ぼすことになるかも知れんな……) 刺客は、かつて黄巾賊に身を置いた男で、名を卞喜と言った――。 三國演義外伝『何進vs.卞喜 〜にくべんき〜 』 完
流星鎚を使うレアキャラ
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし――そう唱える同志たちのことを、そう言えば俺はどこか冷めた目で見ていたな……) 并州出身のその男は、依頼人である司徒・王允が董卓に牛耳られた漢王朝を嘆く様を見ながら、そんなことをふと思った。 男の名は卞喜という。かつて黄巾賊に身を置いたが、それは彼にとって、漢王朝を打倒し太平道の教えを基盤とする新国家を築く という理想の為と言うより、流民のままであれば死を待つだけだが、乱に参加すれば飯が食えるという、ただその現実的な理由によるところが大きかった。 今も同じだ、と卞喜は思う。漢王朝が誰に牛耳られようが知ったことではない。学もなく、人並みの膂力しか持たぬ己が持つ唯一の才、 紐に付けた金属の重りを振り回して飛ばす流星鎚と呼ばれる武具を用いた闇討ちで、依頼を遂行し、報酬を得るだけだった。 「分かった、やってみよう」 卞喜の言葉に「おお!」と王允は歓喜の声を上げる。大袈裟な感謝の言葉が続く前に、卞喜はそれを遮って言う。 「ただし、相手は大物中の大物だ。やれるだけやってはみるが、必ず成功するとは思わないでほしい。報酬はさっきあんたが言った額でいい。 準備に金も必要だから、前金として三分の一を先にもらい、成功すれば残りを受け取る。構わないな?」 王允は「もちろんですとも」と頷く。話はまとまり、簡単な宴会が開かれた。酒や料理が運ばれてくる。館の歌妓が酌をしてくれた。 (まだ若いがこれはいい女になるな)――と卞喜は思った。 続く
便器って日本的に可哀想な名前だけどインパクト大
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (2) たまたま、董卓が視察に訪れたその日が年に一度の村祭りだったというだけだった。だが、そんな説明は暴君には通じず、行うべき農作業を放棄して遊ぶ不届きな者たちとして、 村人は皆殺しにされ、村は焼き払われた。話は瞬く間に広まり、洛陽やその周辺の村の住民たちは恐怖した――。 司徒・王允より董卓暗殺の依頼を受けた流星鎚の使い手、卞喜は、その話を聞いて、狙うなら董卓が洛陽周辺の村々の視察を行う際だな、と思った。 卞喜の暗殺術は、相手の遠く、あるいは死角となる場所から流星鎚を飛ばすことによって行われる。卞喜は狙った場所に寸分違わず正確に流星鎚を飛ばすことができ、闇討ちの正否は、 相手が飛んできた流星鎚に気付いて身をかわすか否かによるところが大きい。標的の回りに警護の兵がいれば一発目を外せばまずそれで終りだったし、もし相手が一人の状況であっても、 気付かれた後、二投目以降は相手の動きと流星鎚の狙う先との読み合いになる。並の武人相手であればそれでも状況によっては討ち取ることも可能であるが、 董卓はただ暴虐なだけの独裁者というわけではなく、涼州にあってその武勇を知らしめた剛の者でもあった。 仮に董卓一人のところを狙えたとしても、最初の一投で致命傷を与えることができるかどうかの勝負になるだろうと卞喜は考える。 董卓が洛陽城外の村への視察を行う際に狙うというのは、当然護衛に守られてはいるが、開けた場所であればより遠くから狙えて気付かれにくいという点、 暗殺の正否に関わらず実行後の逃亡が容易いという点など、洛陽城内で狙うよりも利が大きかった。 (しかし、董卓も非道な男だ。罪のない村人を皆殺しとは……) そう思った後、卞喜はかつて自分が黄巾賊やその残党である白波賊に身を置いていた頃の所業を思い出し、 (いや、俺が言えたことでもないな)――と自嘲した。 続く
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (3) 機会は思いの外早く訪れた。先の事件に恐怖した洛陽周辺の村々だったが、その中の一つが、董卓に言いがかりを付けられる理由になるのを恐れて 村で古くから所有していた珍しい形の銅製の壺や鏡などを献上したいと都に伝えたのだ。董卓はこれを聞いて「それはよい心掛けだ」と喜び、 視察も兼ねて自ら赴いて受け取ると言い出し、その日取りと、併せて「年頃の娘を何名か差し出すように」という達しをその村に伝えた―― 。 そして迎えた当日。充分な下調べを終えている卞喜は、日が昇る前に密かにその村の外れにある新葉の生い茂る巨木の上に登った。 董卓が村を訪れる予定は正午過ぎだが、その時間帯、村の南側にあるこの巨木は、村から見れば逆光となる。絶好の位置関係と言えた。 やがて朝が訪れ、村人たちが重い足取りで家屋から出てくる。先の一件があるので、村長をはじめ年の行った者、幼い子供、董卓に差し出される娘たちだけを村に残し、 他の者たちは田畑へと農作業へ向かう。心配性の村人の中には「それが逆に董卓様を怒らせはしないか、村人全員で迎えた方が良いのではないか」 とオロオロとする者もいたが、村長らに諭され、村の決定に従って仕事へ向かった。思いがけず董卓への献上物の一部となってしまった娘たちは 父母たちとの別れの挨拶に涙する。その様子を眺めながら、これが力無き者たちの仕方のない定めなのだろうと卞喜は思った。 これまでの二十数年の人生において、奪われる者と奪う者、そのどちらの立場も知っていたが、特に感傷的な気分が起きることもなかった。 正午過ぎ、予定通りに董卓を乗せた馬車と、それを取り囲む騎兵の一団が村を訪れた。平伏した村長ら村人たちの前に、馬車から姿を現した董卓は でっぷりとした腹を揺らしながら、上機嫌な様子で近付いていく。 (さて、あの豚ちゃんのど頭かち割って派手に脳味噌ぶち撒けさせてやるかね)――巨木の上に立つ卞喜は、手にした流星鎚を回転させ始める。 続く
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (4) 巨木の上の足場は決して良好とは言い難いが、卞喜の腕であれば、流星鎚の扱いには影響しない。ただ、標的の董卓まで距離があるので、 普段よりも多めに流星鎚を回転させ、慎重に狙いを見定めた。 董卓は村長からのうやうやしい挨拶を適当に聞き流し、献上品の吟味にかかった。やはり古ぼけた壺や鏡よりも、要求した若い村娘たちの方が、 この男の興味を引くようだ。怯える娘たちを立たせて一列に並べ、まじまじと顔を覗き込んだり、 体を撫で回したりする。巨木の上の卞喜は思う。 (いいぞ、助平豚野郎、はやくお気に入りの娘を決めやがれ――) 董卓は下品な笑顔を浮かべながら、一人の村娘の着物を掴むと、乱暴にひき裂いた。晴天下に若い女の裸体がさらされ、悲鳴と下卑た笑い声が同時に沸き起こる。 (今だ!)――心の中でそう叫んだ卞喜は、流星鎚を董卓目掛けて放った。董卓も部下たちも、視線と意識を女に集中させている。 卞喜は完璧な一瞬を逃さなかった。間違いなく、流星鎚は董卓の頭蓋を砕き脳髄を飛散させる。卞喜はそう確信した。 しかし、董卓の部下の中に一人だけ、飛んでくる流星鎚が董卓に届く前に、それに気付いて動いた者がいた。 董卓の護衛隊長とも言える男で、呂布、字を奉先と言った――。 続く
14 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/05/29(木) 01:50:42.44
15 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/05/29(木) 16:11:22.48
突破厨タヒねばいいのに
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (5) 洛陽、いや中原において、呂布が並外れた武勇の持ち主であること、また主君であり義父でもある丁原を斬って董卓の臣下となったことを知らぬものはいない。 また、并州生まれの卞喜は、呂布が中原にその存在を知らしめるよりも前から、勇猛な武人の代名詞として五原郡の呂奉先の名は聞き及ぶところだった。 だが、まさかこれ程までのものとは思いもしていなかった。卞喜が流星鎚を放った際、董卓と呂布の立つ位置の間には十間(約13.8m)近い距離があったが、 上空より飛来する物体に気付いた呂布は、九尺とも一丈とも言われるその巨体を文字通り宙に舞い上がらせ、まるで空中を歩くかのように軽々と進み、 愛用する方天画戟と言う特殊な形状をした戟で流星鎚を地面へと叩き落としたのだった。 (信じられん。これが人間の動きか!)――卞喜は戦慄した。だが、それが実際に起きた、目の前にある現実だ。そして、その中で次に取るべき行動を決めなくてはならない。 卞喜の流星鎚を用いた暗殺術で最重要となる一球目は防がれた。暗殺を続行し二球目を放つべきか、急ぎ巨木の上から撤収するべきか、瞬時の判断を迫られる。 呂布は上空に注意を払いながら地面 に叩き落とした流星鎚に近付いて拾い上げようとする。いぶかしげな顔をした董卓がいる。卞喜は考える。 おそらく呂布は流星鎚を放つ瞬間を見たわけではない。だが、飛んできた方向や角度からすぐに卞喜のいる場所を割り出すだろう。 しかし、その前に董卓に状況の説明を求められる。二球目を放つ為に最低限必要な時間は稼ぐことができる。卞喜は決意を固めた。 (まだいける。やってやる――) 卞喜は二球目の流星鎚を手に取る。いや、二球目と三球目だった。右手には一球目と同じ単星型(重りが一つのタイプ)の流星鎚、 そして左手には双星型(重りが二つ)のやや小さめの流星鎚を持ち、同時に回転を掛け始めたのだった。 続く
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (6) 「どうした、呂布?」 いぶかしげな顔をした董卓が呂布に問う。卞喜の予想通りだった。 「はっ、これが」 呂布は拾い上げた流星鎚を董卓に見せる。 「何だ、それは?」 「流星鎚と呼ばれる武器です。おそらく董太尉を狙ったのでしょう……」 呂布が言い終わるよりも先に上空より二球目の流星鎚が飛んできた。それは真っ直ぐな動きではなく、空中で大きく弧を描き、 変則的な回転を見せながら迫ってくる。卞喜の左手にあった双星型のやや小さめの流星鎚だ。再び呂布が方天画戟を手に飛んだ。 (かかった。勝った!)――巨木の上の卞喜はほくそ笑んだ。先に放った左手の流星鎚は言わば目眩ましだった。 いくら卞喜の腕であっても、この距離から直線ではなく曲線の動きで正確に董卓を狙うのは難しい。 だが、董卓の頭部を正確に狙った一球目と、変則的に動く双星型の流星鎚を見て、呂布は二球目も叩き落とそうとするだろうと読んだのだ。 読みは当たった。そして、卞喜の右手には本命である三球目の流星鎚が充分な回転と共に握られている。 卞喜がその手から今まさに流星鎚を放たんとした時、狙う先の董卓の体から黒い炎が上がった。 (何だ!?)―― 卞喜はたじろぐ。黒い炎は董卓の体とは別にもう一つ董卓の形を作り出し、その塊は一瞬で卞喜の目前に迫った。 死の危機に瀕して無意識に董卓から放たれた気なのか、あるいは董卓と言う存在自体なのか、それが卞喜に問い掛ける。 (わしは年老い腐った漢という国を破壊し、次の時代の礎を築く男だ。賊に問う。貴様にわしを殺し、時代を変え、歴史に名を刻むだけの価値があるのか?) そんな言葉を、卞喜ははっきりと耳にした。そして、董卓の形をした黒い炎の塊は消える。 機を逃したのは分かっていた。かわされるのも分かっていた。それでも手にした流星鎚を卞喜は放った。矮小な存在なりの意地のつもりだった。 虚しさが卞喜を襲う。刺客と標的としてではなく、それぞれの存在の重みという戦いで、董卓に破れたのだ――。 続く
不定期連載小説『卞喜 〜鈍き流星の如く〜 (仮)』 (7) 卞喜が董卓暗殺に失敗したという報を聞き、王允は落胆した。金で暗殺を請け負う者たちの中で卞喜以上の評判を持つ者を王允は知らなかった。 (いっそわし自身の手で刺し違える覚悟で討つか。いや、わしの腕ではとても……) 王允は七星の宝刀を鞘から抜いて、またすぐに収めた。その様子を館で養われる若い歌妓、貂蝉が悲しげな目で見つめていた。 数ヶ月後――。 洛陽、王允の邸宅にて開かれた宴会の最中、王允は突然泣き出した。漢王朝の行く末を嘆いてのことだ。宴の参加者も一同もらい泣きする。ただ一名を除いては。 「朝廷の大臣諸侯が集まり、これは滑稽。それで董卓を泣き殺しでも出来るとでも言うのかね」 男は手を叩いて笑った。驍騎校尉の曹操、字は孟徳。後世の人間からは、好き嫌いの違いはあっても、口を揃えてこの時代の主役の一人と呼ばれる人物である。 そしてまた、後に流星鎚の使い手、卞喜が、生涯の主君と仰ぐことになる男でもあった――。 続く ( 第一幕『卞喜、董卓を討つ!?』 終 )
>>1 です。
蒸し暑さに頭がどうかしてしまい、広がりようのないクソスレを勢いで立ててしまいましたが、
別スレに書いてノーリアクションだったジョーク小説(
>>6 )を貼り付けてみたところ、
意外にも
>>8 さんから「続けろ」という温かい(?)お言葉を頂けたので、調子に乗って駄文を書き連ねてしまいましたが、いかがでしょうか?
推敲・手直し不充分の為、同じ表現が続いたり(
>>11 の「狙う」など)、誤字(正否、破れる、など)が多かったりする稚拙さは大目に見てくだされ。
また、商業作品であれば当然必要となる三国志世界観の説明や、細かい描写(巨木と董卓の距離、位置関係)などなどは、あえて省かせて頂きました。
「そもそも流星鎚ってそんなに飛ばねーだろ」などと言わずに、三文娯楽駄菓子小説として、
ほんのちょっとでも楽しんで頂けたなら、物書きの端くれとして嬉しく思います。
ちょっくら陳寿の魏書に伝立ててくるわ これで正史扱いになるね、やったね便器…じゃなかった卞喜!
21 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/06/24(火) 10:16:44.16
卞喜が実在して、もし娘がいて本名不詳だったら 史書に卞女や卞喜女と書かれてかわいそう(`;ω;´)
22 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/08/03(日) 17:07:21.92
曹操の妻の卞氏の縁戚という裏設定があったらしいよ(適当)
なんわ くらいで ついに魚手裂刀をそうび する ぬ (*゚ω゚*)
25 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/08/06(水) 10:35:44.75
>>24 魚手裂刀って何でしょうかぬ?
ググっても個人の創作小説っぽいのしか出てきませぬ
だじゃれ だ お (゚д`) うぉしゅれつとぅ・・・
>>26 あ〜、なるほど。納得ですぬ
流星鎚使いなので、少しアレンジして秘技『右奥手烈投』とかの必殺技名で使わせてもらうかもしれませぬ
28 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/09/03(水) 19:52:21.45
べべんべんべん きっきっき
29 :
無名武将@お腹せっぷく :2014/10/23(木) 12:28:21.14
弁喜派いる?
卞喜さん「羅漢中死ね」
34 :
無名武将@お腹せっぷく :2015/01/12(月) 13:57:50.20
BENKI GROOVE
35 :
無名武将@お腹せっぷく :2015/02/02(月) 08:40:45.71
Bian Xi (卞喜), a military officer under Cao Cao. He was tasked with guarding Sishui Pass (north of present-day Xingyang, Henan). He pretended to welcome Guan Yu and invited the latter to attend a banquet in a temple, where he had secretly set up an ambush. Guan Yu discovered the ambush, killed Bian Xi, and passed through Sishui Pass safely.
36 :
無名武将@お腹せっぷく :
2015/03/04(水) 22:14:29.07 シューティングスター