新訳水滸伝

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1無名武将@お腹せっぷく
『我は終りに遇ひて開き、終りは始まりを呼びて去る』

朱夏帝国は斜陽を迎えていた。
「継承戦争」を制し、帝国の最盛期を実現した賢帝・花鬚。
彼は今や、亡き皇后に生き写しの愛妾に溺れて政務を顧みず、稀代の暴君と呼ばれていた。

法は弛緩し、民が怨嗟の声を上げる中、
百八星の運命の下に集った好漢たちが立ち上がった。

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このスレッドは仮想中国史を題材としたなりきりスレです。
2無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:22:43
◆禁止事項◆

※誹謗中傷、荒らし行為
※2chガイドライン、板のローカルルールに抵触する行為
※世界観、舞台設定を無視した行為
※漢字以外の文字や記号を用いた名前
※三戦板特有のコテハンネタを想起させる名前および書き込み
※自分以外の参加者の状態や反応を勝手に決定すること
※戦争時に、対戦相手の反応を待たずに進軍、攻撃を続けること

以上に抵触した書き込みは、無効扱いと致しますのでご注意ください。


◆注意事項◆

※他の参加者を気遣い、尊重しましょう
※フェードアウト:一か月以上、連絡なくスレに顔を出されなかった場合、引退として扱います。
3無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:23:23
◆世界観について◆
基本的な舞台として、革命軍本拠地となる「湖のほとりの古城」を用意しています。
古城は黄河の氾濫によって形作られた無数の沼沢に守られ、帝国の討伐に堅固な守りを見せています。

帝国は皇帝の下、大将軍たちに京師の外の東西南北を総督させ、
部下の十曹掾(軍政官)が州郡を治め、税収を国に納めるという封建制に近い統治を採ってきましたが、
現在は腐敗した軍政官による理不尽な税徴収や大商人たちとの癒着が起こっています。


◆革命軍、帝国の官吏として参加しよう◆
革命軍は百八星の運命の下に集った好漢として、腐敗した帝国の打倒を目指し活動しています。
帝国の官吏は勅命を奉じ、皇帝に弓引く逆賊の討伐を使命としています。

しかし、必ずしも所属する勢力の信念に従う義務はありません。
禁止事項に抵触しなければ、内通や寝返り、汚職、下克上など、あらゆる行為が認められています。

なお、革命軍に参加する場合は、百八星のいずれかを選択してください。
必ず宿星の説明(>>4)を一読するようにお願いします。


◆名無しさんとして参加しよう◆
百姓や両軍の兵卒など、百八星以外を演じてください。


◆参加者用テンプレート◆
(※は必須項目)

【姓名】※
【 字 】
【所属】※
【宿星】
【綽名】
【身分】※
【年齢】
【容姿】
【備考】
4無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:24:29
◆宿星について◆
「湖のほとりの古城」に集った好漢には、百八の星が宿ります。
それぞれのキャラクターのイメージを形作る際の味付けと考えてください。

◆百八星一覧◆

天魁星   天コウ星   天機星   天間星   天勇星   天雄星
天猛星   天威星   天英星   天貴星   天富星   天満星
天孤星   天傷星   天立星   天捷星   天暗星   天祐星
天空星   天速星   天異星   天殺星   天微星   天究星
天退星   天寿星   天剣星   天平星   天罪星   天損星
天敗星   天牢星   天慧星   天暴星   天哭星   天巧星

地魁星   地サツ星   地勇星   地傑星   地雄星   地威星
地英星   地奇星   地猛星   地文星   地正星   地闢星
地闔星   地強星   地暗星   地輔星   地会星   地佐星
地佑星   地霊星   地獣星   地微星   地慧星   地暴星
地然星   地猖星   地狂星   地飛星   地走星   地巧星
地明星   地進星   地退星   地満星   地逐星   地周星
地隠星   地異星   地理星   地俊星   地楽星   地捷星
地速星   地鎮星   地羈星   地魔星   地妖星   地幽星
地伏星   地僻星   地空星   地孤星   地全星   地短星
地角星   地囚星   地蔵星   地平星   地損星   地奴星
地察星   地悪星   地醜星   地数星   地陰星   地刑星
地壮星   地劣星   地健星   地耗星   地賊星   地狗星
-------------------------------------------------------------
※現在使用中の物を×表示します。
5無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:26:26
◆ルール案内◆
(ご参加下さる際には、ご一読をお勧め致します)

>>1 メインテーマ
>>2 禁止事項、注意事項
>>3 参加のしかた、新規参加者用テンプレート
>>4 百八星一覧
6無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:35:14
そいは残像ぜよ
7無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:35:59
中英でやればいいのに
8無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 20:36:23
誤爆失礼
9無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 21:11:35
中英はID出るから
10無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 21:23:49
ID出るのがいいんじゃないのか
11無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 21:25:20
過疎ったら連投するのが恥ずかしい///
12無名武将@お腹せっぷく:2010/10/24(日) 21:32:18
帝国の官位表とかあるといいな><
13地狗星 阿盗:2010/10/24(日) 22:12:14
>>6-12
ヨォ手前ぇら、持ち場ァ離れて楽しそうな話してるじゃねぇか
上の奴らにゃあ黙っててやるよ……それなりに「誠意」ってモンをくれりゃあな……キシシシシシ

ところで中英?ってえのがどうかしたって?
そこで旗揚げしたらどうだったかってェ?
…冗談じゃねえや、このねぐらより安全なとこはねーよ、このお天道様の下に限った話だがな?

でよ、手前ェは帝国の官位に興味があるのかよ。
帝国ってのもひでえモンだよなァ
皇帝はカミさん似のアマにヤられて腑抜け、今じゃ言いなりって話だぜ
そのアマってぇのがクセ者でな、テメエの親族に地位をくれたり好き勝手に罰したり、そりゃひでえ有様ってえこった
まあ、世の中がどうなろうが俺たち盗賊にゃ関係ねえ
いけ好かねえ帝国の連中からブン獲ってるところを、ここの親分に拾われたのさ

で、官位表だったな?
キシシシ……ちゃーんと盗んであるぜ

ちぃと待ってな?

この夜のうちに見せられるからよ
14地狗星 阿盗:2010/10/24(日) 22:32:37
【姓名】阿盗
【 字 】
【所属】革命軍
【宿星】地狗星
【綽名】紅毛犬
【身分】盗賊
【年齢】三十
【容姿】高い鼻梁に彫りの深い顔立ち、紅に縮れた頭髪・鬚を持つ
【備考】西域出身の盗賊。陽関で帝国の汚吏を相手に泥棒稼業を働いていたが、
足を掴まれて遠方へ逃亡。革命軍に身を寄せる
15地狗星 阿盗:2010/10/25(月) 01:13:25
◆朱夏帝国の官位◆
※()内は阿盗のコメントです。


◆大将軍府◆
(朱夏帝国にはな、五人の大将軍がいるんだ)
(それぞれ先の「継承戦争」で皇帝を支えてやべぇ戦ぇを覆した化けモンみてえな奴らさァ)
(皇帝は大将軍にでけぇ権限を与え、帝国の東、西、南、北、それに中央を任せたんだ)
(州刺史やら太守やらにも将軍を兼ねさせ、大将軍の下に組み込んでよォ)

【大将軍】帝国の四方および首都の軍政を統括する
【正軍師】大将軍を助け、軍務を整理し、作戦・用兵などに関して計画・指導にあたる
【副軍師】正軍師を助け、軍務の一部を整理し、正軍師と共に作戦・用兵などに関して計画・指導にあたる
【長史】府の各部署を統括する
【司馬】軍務に参与する
【従事中郎】謀議に参与する
【主簿】庶務を取り仕切る
【将軍/刺史/太守/曹掾】州郡の民の統治、官吏の推挙、犯罪の取り締まりにあたる。
民政官は全て将軍の名号を加え、任地の軍政を司り、大将軍の指揮下に入る。


◆将軍◆
(上の「将軍」にも、それぞれしち面倒臭ェ名が付いてやがる)

【三将軍】驃騎将軍、車騎将軍、衛将軍
【四征将軍】征東将軍、征西将軍、征南将軍、征北将軍
【四鎮将軍】鎮東将軍、鎮西将軍、鎮南将軍、鎮北将軍
【四安将軍】安東将軍、安西将軍、安南将軍、安北将軍
【四平将軍】平東将軍、平西将軍、平南将軍、平北将軍
【四方将軍】前将軍、後将軍、左将軍、右将軍
【雑号将軍】○○将軍の○○の部分は任意に付けて下さい
16地狗星 阿盗:2010/10/25(月) 02:27:16
◆中央官制◆
(朱夏帝国にも、中央の官ってのはある。確かにある)
(でもよ、実際に力ぁ持ってる大将軍たちと、張り合ってるってぇ話よ)

◆宰相◆
(一番のお偉いさんで、共議して政治を摂る……筈が今じゃ腐敗を止められねぇ)
(植えた槐の木の下で茶ぁ啜ってんのか?)

【真相】最高位の大臣。太師、太傅、太保
【左輔】門下省の長官
【右弼】中書省の長官


◆門下省◆
(中書が立案した政令を審議するお役所だ)

【門下侍中】功臣没後の贈官
【門下侍郎/尚書左僕射】実質上の門下省の長官、宰相の一。詔勅を審議し、可否を決定する
【左散騎常侍】皇帝に近侍し、詔勅を伝達する
【給事中】皇帝の顧問・臣下との応対を司る
【左諌議大夫】皇帝に近侍し、過失を諌める


◆中書省◆
(政令を立案するお役所だ)

【中書令】功臣没後の贈官
【中書侍郎/尚書右僕射】実質上の中書省の長官、宰相の一。詔勅起草・上奏への応答の草案作成を司る
【右散騎常侍】皇帝に近侍し、詔勅を伝達する
【中書舎人】中書侍郎を助け、職務を整理する
【右諌議大夫】皇帝に近侍し、過失を諌める


◆尚書都省◆
(門下省、中書省の決めた事を六部に伝えるお役所だ)
(しっかり、門下と中書に食い物にされてやがる)

【尚書左丞】省内の禁令
【左書右丞】省の倉庫
【郎中】文章の起草
17地狗星 阿盗:2010/10/25(月) 03:08:04
◆六部◆
(ココが実務機関だ。だが、実際ぁ大将軍に力奪われて形骸化してるらしいぜ)

【六部尚書】吏部尚書(官僚人事)、戸部尚書(財政と地方行政)、礼部尚書(礼制と外交)、
兵部尚書(軍政、武官の人事)、刑部尚書(司法と警察)、工部尚書(公共工事)
【六部侍郎】尚書を助け、職務を整理する
【六部司郎中】文章を起草する


◆枢密院◆
(軍政の最高機関、つまりやべぇ五大将軍の元締めだ)
(大将軍が力ぁ持ってる今じゃ、事実上の帝国の舵取りをするのがココだ)
(だが、長官の枢密使は皇帝を誑かしてるアマの縁者で、超が百は付くドアホだ)
(コイツが害悪を振りまいてる所為で、軍も政治も腐っちまいやがった)

【枢密使】用兵、辺境警備、軍令及び密令の発布、国政の枢機を預かる
【枢密副使】枢密使を助け、職務を整理する


◆三衙◆
(皇帝のお守りの禁軍を預かるのがココだ)
(殿前司、侍衛親軍馬軍司、侍衛親軍歩軍司の三軍があるぜ)
(ココも枢密院と組んで、腐った臭いをプンプンさせてやがる…)

【殿前司都指揮使】中央禁軍を統括し、軍籍の管理・兵員訓練・将兵の配置転換・賞罰を行う
【殿司制使】近衛隊長


◆秘書省◆
(本、本、本……後は歴史やお空の星、祭りや祝い事を扱うお役所だ)

【秘書監】国史院、実録院、会要所、太史局を統括する
【秘書丞】秘書監を助け、職務を整理する
【国史院修撰】史料を収集し、国史を編纂する
【実録院修撰】“実録的”に国史を編纂する
【会要所修撰】国家制度・歴史地理・風俗民情を収録
【太史令】天文・気象観測、暦作成、漏刻の管理
18地狗星 阿盗:2010/10/25(月) 03:23:21
◆御史台◆
(綱紀の粛正、ふてぇ官吏野郎どもをとッ捕まえて根性を叩き直すお役所……の筈だが)
(ちっとも機能しやがらねえ)
(結局、枢密院と殿前司が好き放題よ)

【御史大夫】功臣没後の贈官
【御史中丞】文武百官の綱紀を粛正し、汚職の摘発弾劾を行う
【侍御史】御史中丞を助け、職務を整理する


◆学士院◆
(書道を司る弘文館、本を掻き集める集賢殿書院、詔を書く翰林院があるぜ)

【弘文館学士】書法を研究し、教授する
【集賢殿書院学士】古今の経籍を校勘し、天下の遺書を収集する
【翰林院修撰】書物を編纂し、中書と共に詔勅を起草する


◆入内内侍省、内侍省◆
(入内内侍省は皇帝や后妃の世話係、内侍省は使いっ走りみてぇな雑役だ)
(全部マラ無しの宦官の仕事だ)
19地狗星 阿盗:2010/10/25(月) 03:35:02
>>12
ふぃーっ、長ェ事くっ喋ってると舌が疲れらァな
どうだ、憶えられるか? このややこしいのが帝国の官位とやらよ

ガチガチに堅っ苦しく、ちゃんとしてるように見えるだろ?
だが、そう思ったら手前ェはまだ甘えよ
帝国ぁもうボロボロだ

俺ぁ各地で見たぜ
帝国の軍政官サマは民草から税を巻き上げ、着服しやがる
逆らう奴は兵どもに死ぬほど殴られるんだ
さらに軍政官サマときたら、税を帝国に納めず
俺みてぇな盗賊がブン獲ってったってェ偽の報せを出していやがる

賄賂だの何だのぁ皇帝のお膝元ですらのさばってんだ
都でとっ捕まりそうになって、賄賂握らせて逃げてきた俺が言うんだ、間違いねぇ

それよりこのボロ城は良いじゃねえかよォ、自由気ままでよォッ
20陳乙鬼 ◆vFI55n.9TIA0 :2010/10/26(火) 12:18:51
山賊風情が舐めるなァーッ!
21地狗星 阿盗:2010/10/26(火) 13:14:15
>>20
ヘッ、エサが生意気言うぜぇ…
手前ェみてえな坊ちゃんの身ぐるみ剥いでフン縛って、
身代金でもせしめるのが稼業ン中で一番美味ぇんだよ!

こんなトコまで一人で来ちまって、つくづく救えねえ坊ちゃんだぜ

手前ェこそ、日々生きる為に奪い殺してる俺たちを舐めてかかる時点で、
いやそれ以前に男たるモンが目の前の奴を侮る時点で程度が知れてんだよォ!!

よぉ、手前ェの喉に突き付けてるこの刀ァ、なまくらじゃねえぜ
何せこっち(盗み)の腕は確かなんでな…

でよ、手前ェ、何モンだ
事と次第によっちゃ、その首と胴体がオサラバするぞ……
22陳乙鬼 ◆vFI55n.9TIA0 :2010/10/26(火) 13:50:42
薄汚い山賊めッ!
お前らなんかに俺の村は荒らさせないぞォーッ!
ウォォォーッ!
(刀を握る阿盗の右腕に噛みつく)
23地狗星 阿盗:2010/10/26(火) 14:38:11
>>22
あっ! 手前ェこの、何しやがるッ!

村だァ? んなチンケな餌場なんざ襲うかよ…
って、よく見りゃあ帝国の奴じゃなさそうじゃねえか

いいか、俺ぁいけ好かねえ役人や大商人しか相手にしねえんだ
盗むのも高く売り捌ける嗜好品や貴重品…まぁ香木や刀剣、書物なんざだな
…でないと旨味がねぇからな


で、テメーの村は山賊にヤられたのか…
へっ、ちゃーんと備えをしとかないからそんな事になるんだよ

もし俺が貧農からなけなしの財を奪ってるクズだったらどうする?
テメーのそのちっぽけな抵抗を楽しんだら、豚を屠るみてえにバラバラにして
その足で村に向かって、可愛い娘もみんなたっぷり鳴き声聴かせてもらった後で
焼いて喰っちまうぞー、ヒャァァァーーッハッハッハッハッハ!!!…ってな


…んな事しねえよ、バーカw
だが可哀想な話だよなあ、帝国も税を搾るだけ搾って、山賊から守ってもくれねぇなんてよ

よお、坊主…
誰も守ってくれねえなら、自分や身内の身は自分で守るほかねぇんだぜ

なかなか良い面ァしてるじゃねぇか

うちの大将は、帝国に代わってこの腐った国を立て直そうとしてなさる
なんなら、協力してみるか?
24無名武将@お腹せっぷく:2010/10/30(土) 21:25:44
なりきりも考察も実は必要な知識はいっしょ

でも片や考察は大人、なりきりは厨房みたいなイメージが
25無名武将@お腹せっぷく:2010/10/30(土) 21:52:17
考察は相手を負かすためにやる
なりきりは共に楽しむ

なりきりの方が大人だな
26寧萬田 ◆lrmPBQsgMY :2010/11/08(月) 00:00:58
雨が、降っている。
陰鬱な雨音をかき消す様な水音で室内の湿気は外よりも強い。
一定の律動もその後に消え入るような息遣いで漏れ出る嬌声も私には『関係の無い』ものだった。


私には女性を喜ばせるべき男根というものが無いからだ。
塵のように溢れる美女も、職務で目にする耳にする皇帝と美女との交わりも『風景』の一部でしかない。
人は私達宦官をこういう。「山のようなご馳走を目にしながら、手に入れることもできず、食すこともできない。哀れな男だ」と。そうだろうか?

薄絹の向こう、皇帝と『あの女』へ意識を向ける。
民草の敵とされている一組の男女へ。清らかで凜とした亡き皇后陛下。私の憧れの方だった。過去にも先にも私はあのような美しさに出会うことはないだろう。
『あの女』に出会うまでは、そう信じて疑わなかった。

誰よりも清らかな風貌を持ちながら、獣よりも淫らに快楽を貪る女もこの世に存在するのだとあの女に出会い、私は知った。

27花鬚 ◆M6R0eWkIpk :2010/11/09(火) 16:44:00
ああ、今宵も月が綺麗じゃ。
先程まで降っていた雨は止み、目を塞いでしまいたい事どもを洗い流してしまったようじゃ……。

ああ、世の中には煩わしい事が多すぎはしないか?
それは機織りの女や農夫にとっても同じ事……、況や、嗚呼、竜衣を纏う者に於いてをや。
かつての朕は、それを何の苦ともしておらなんだ。
身には勃勃たる野心と囂々と唸る活力に満ちておった。
天下に名だたる【帝国五将軍】を従え、今はどこへやら姿を消した【神算鬼謀の軍師】を御して
実の叔父と覇権を競い、継承戦争に打ち克って今の地位を盤石とした。

天が下の総てを手に入れて尚も、やる事は沢山あった。
荒廃した国土を蘇らせ、けして揺るがぬ盤石な国を造る……輝かんばかりの目的意識が、
朕を強うした。


じゃが、今の朕にはそうした政務の何れもが、煩わしい障壁のようにしか思えぬ。
仕方があるまい。もう朕は、倦んだのじゃ。

そうした朕の心の機敏の傾向は、はじめの暫くは隠れていたが、すぐに顕れた。
朝政の混乱という形でな。

憧憬と崇拝を浮かべた臣下の面持ちも、やがて失望に変った。仕方があるまい。
紙面の上の細々とした文言をどれだけ見返しても、全く生きた言葉として頭に入って来ないのじゃ。
頭の中に、無機質な音の響きだけが通り過ぎては消えていってしまう。
例えそれが、如何なる要件であったとしても。

朕に対する臣下の言葉にならない痛切な訴えも、日々自覚している。
それでも、じゃ。それでも朕は彼らに応える事ができない。
応えねばならぬと思っても、躰がそれに付いてこない。
朕の内心は、公の事を行うのを望んでいないのじゃから。

……どこへ行った、朕の覇気は、どこへ失せた、朕の野心は!

それとともに、朕は朝の目映い日差しを倦み、日がとっぷりと落ちるのを好むようになった。
宮城から人気がなくなり、【あの女(ひと)】と二人になる事を歓んだ。
野心を叩きつけるべき政務の含元殿より、後宮の花苑に親しむようになった……。
28花鬚 ◆M6R0eWkIpk :2010/11/09(火) 17:13:57
朕の心を捕らえて離さぬもの、最も愛しきもの……。
あの日の星、あの日の風──その星影のもと、風の舞うなか、二人はあでやかな楼閣の西、
かぐわしい桂堂の東で、密かに逢ったのじゃった。

まさか!朕は、魂が抜け落ちんばかりに驚愕した。
直感したのじゃ、海上の仙山から皇后の魂が還って来て呉れた、とな。
如何なる日にも、二人の身は美麗な鳳凰が翼を連ねて飛ぶように結ばれている、
死といえど、それを阻む事は出来なんだ、と。


>>26
(例の愛妾に)
……ようやっと、逢えたな。
政務は煩わしかった。政務というのは、則ち貴女に逢うことのできぬ時間じゃ。
しかしそんな時間も、夜になれば貴女に逢えると思えば、瞬く間に過ぎ去ったよ。
さあ、腕の中においで。
貴女は、朕の総てじゃ。
貴女と共にする事のできない時間が、どれほど長く、またどれだけ苦しかった事か。
嗚呼、しかしこんなに嬉しい事はない。また、貴女に逢えたのじゃから……。

ふっふ……貴女も寂しかったのかの?
朕と一緒だな?…この夜が明けぬ事を希っている。
朝の太鼓が聞こえれば官衙の勤めに出ていかなければならない……深閨を去るこの身は、
さながら千切れてさすらう蓬の草のようだよ。

……ちゅぅ…ちゅぷ…っ、はァッ…ちゅ、ぢゅぅぅ……

(衣が擦れるように、軽く合わせた唇が、やがて熱っぽい吐息と共に高まる)

愛しているよ。朕はこの朱夏帝国の天子だから、貴女と二人の幸せを実現するための、
全てを用意する事ができる。
ここから見える花苑も、貴女の趣味に合わせて造り直させたものじゃ。

ふふっ、しかし、今の貴女は淫らな気に支配され、そんなものを顧みる余裕もないようじゃな。
朕のかわいい雌猫め。今宵も、良い声を聞かせてもらうぞ?
29劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/09(火) 17:46:11
【姓名】劉興
【 字 】厳奉
【所属】革命軍
【宿星】地幽星
【綽名】痩賢坊
【身分】革命軍 師団長
【年齢】14
【容姿】身長は高く、痩せていて、顔も凛々しい
【備考】元帝國官僚。革命軍に身を寄せ、師団長に取り立てられた。
     父・劉睦は帝國軍西域のとある太守である。
30劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/09(火) 17:51:40
やあ
革命軍第三師団長である劉厳奉だ
皆と志を共にし、いつかは革命を成し遂げてみせる・・・

>>19
そうだ
世の中腐りきってる
その腐りきった世を正すのが我々の役目だ
阿盗といったな
共に戦おう 我ら革命軍の勝利の時まで!
31地狗星 阿盗:2010/11/09(火) 18:06:21
>>30
おっ、こりゃ第三師団長の坊ちゃn……いや大将じゃねぇですかいッ!
へへっ、此方こそってなモンです
……大将は上流階級の出なのに、俺みてぇなモンにも声を掛けて下さるんですね
帝国の奴らってぇのはみんな鼻持ちならねぇ馬鹿ばっかと思ってたんですが、嬉しいこってす

そういやァ、小耳に挟んだんですが、
大将のお父君ってぇのは、帝国の太守だとか
いずれぁ刃を合わせる事も覚悟の上ですかい?
32劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/09(火) 19:02:28
>>31
うむ
志さえあれば身分など関係あるまい
私も帝國の人間に呆れた者の一人だ

うむ、いかにも私の父は帝國の太守
刀を合わせる事などとうの昔に決意しておる
親子が争うことは悲しい事ではあるがそれも仕方あるまい

さてそろそろ職務を果たしに参るか
阿盗も持ち場に戻るがよい
33地狗星 阿盗:2010/11/09(火) 19:45:04
>>32
さすが大将、この阿盗は感心致しましたぜ
そうだとも、大将は大将であって、父君は父君であって、それに引き摺られるこたァねぇ
「劉家のぼっちゃん」じゃあなく「師団長 劉興」の活躍を期待してますぜ

まァ、「期待」ってぇのは重い言葉ですがね
俺のような下っ端はどうって事無いが、革命軍の上の大将達は、
みーんな民草の期待を背負ってお立ちになられてる
「英雄」「救世主」のカタを嵌められるのは辛いかもしれねぇ

俺みてぇな薄汚ぇこそ泥が心中を想像するのは失礼かもしれねぇが、
人間、逃げたくなる事だってあるだろうさ


だけど大将は大丈夫でさァ
「責任」だの「義務」じゃなく、ご自分を好いてくれる、頼ってくれる、
なン百って奴らを気遣って守ってやるってぇ思えばいいんですよ

話が長くなりましたね
そろそろ、俺も持ち場……っていっても城の片隅のボロ小屋だが……に戻りますよ
この水のほとりの城……俺は好きですよ
まだまだ人が集まるといいですねえ
34劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/09(火) 19:56:35
>>33
私もそんな褒められるような人間じゃあない
師団長に就任できたのも何故だか分からない

期待・・・・か
期待を背負う、ということは確かに大変なことだ
だがな、私を信じてついて来てくれる、私を慕ってきてくれる
そんな奴らのために戦うんだ 期待ぐらい応えてやろう、って気持ちになるんだ
私は「英雄」や「救世主」になるために戦うんじゃないよ
例え多く民から失望されたとしても、少しでも私を信じてきてくれる者があれば戦う

阿盗、ありがとう
君のおかげで心が澄んだ気がする
そして目的の再確認ができた

城の片隅のボロ小屋であろうと何時しか飛躍できる時がくるよ
この城か・・・
私も好きだな 城のある場所からの眺めが最高なんだ 心が研ぎ澄まされるよ
うむ 我らと志を同じとする同志には集まってほしいものだ
35程高@東平府太守:2010/11/09(火) 20:30:15
【東平府】 ※古城の北部の帝国領

ここ東平府は南に「革命軍の本拠地」を、
東に「独竜岡」「二竜岡」「清風山」「桃花山」「白虎山」「対影山」と多数の盗賊の山塞を臨み
北に黄河を臨んでいた為、帝国領としては孤立状態にあった


程高「ふん、ようやく太守となれたと思えば山賊の根城の近くとはな」
----「だがそれならそれで儲け方という物がある」
----「グフフ、念願の軍政官となったのじゃ、民草から貢納を搾れるだけ搾り取ってやるワイ」
----「無論搾った財は中央へは納めずワシの懐に入れるがな」
----「徴収した税は山賊共に奪われてしまったと誤魔化せば、堕落しきった都には通用するじゃろう」
----「そしてワシは大金持ちになるのじゃ!!」
----「がーーっはっはっはっはっは!!!」


【姓名】程高
【 字 】秀淮
【所属】帝国
【宿星】
【綽名】
【身分】東平府太守、度江将軍
【年齢】38
【容姿】痩せ細った枯れ木のような姿、青白い顔には卑しい表情を浮かべる
【備考】
36程高@東平府太守:2010/11/09(火) 20:44:28
おお、そうじゃ
この辺り一帯に「山賊共が良民の食糧を奪って回っている」とウワサを流そう
さすれば革命軍なぞと謳う奴らの信望は地に落ち、民からの支持を失う
そこを討ってやればワシは大金持ちどころか栄達間違いなしじゃな
ワハハハハハハハハ!!!
37地狗星 阿盗:2010/11/09(火) 21:05:09
>>34
へっ、劉の痩賢坊ってのは中々先が楽しみな若造じゃねェか
オヤジさんと喧嘩別れして一人でこの賊っぽい城塞に乗り込んできただけの事はあらァ
さァて、今日も仕事“しごと”……
命令が無きゃあ此処で寝てるか何かしてればいいのさ

ん? 何だか騒がしいや
ったく、人が良い気持ちで寝てんのを邪魔すんなよな……
んで、どうしたって?

なぁにぃ!?
俺達が近くの村ァ荒らし回ってるってウワサが流れてるだと!?
バーカ、この辺りじゃ既に俺達が役人
んな馬鹿な事するかよ

これは上に報告しないといけねぇな……
38劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/10(水) 09:10:13
配下の兵「東平府太守の程秀淮という者が妙な噂を流しているようです!」

なに!?
程秀淮? どこかで聞いたことがあるような・・・
う〜ん誰でもいいッ!!
そんな嘘を流されているのか 少し不味いぞ・・・
我らが本拠で暴れるはずがない
だが、可能性がないこともない・・・
どうすればいいんだ・・・
我らが大将で無いと決められない
この城で言う司令官様に決めてもらう他あるまい
私は村に巡察に行ってまいるッ!
兵よ ついて参れッ!!!
39無名武将@お腹せっぷく:2010/11/10(水) 10:24:00
>>38
【東平府近隣の村】

巡察中の劉興一行が目にしたのは、その日の食にも困窮する民衆の姿だった…

「え? ああ、知ってるぜ。軍政官なら東平府でふんぞり返ってる。
程高っていうたぬき野郎がその親分さ。」

「おなか… すいたよ… とっても…」

「働いても、働いても、暮らしは厳しくなるばかり。
それというのも、あの程… おっとっと、あぶない、あぶない!
なんでもありませんよ。ほほほほほほ…」

「一年前じゃあ、武具なんて必要なかったのにな。
最近じゃすっかり…」

(村はずれには腐乱死体が埋葬もされず放置されている)

「ねえ、ねえ、わたし見たんだよ、本当よ。
山賊たちがね、東の山へ戻っていったの。あそこに隠れているのよ!」

「…おにいちゃん…おにいちゃんは、帝国軍の人なの?
ちがうよね? だっておにいちゃんはぼくをぶたないじゃない。」

「何だい?あんたらは… 食いもんならないよ!
あいつらが、作った先から持って行っちまうんだ!!」

「もしかして、あんたたちは帝国軍の人かい?
まったく、どうしちまったのかねぇ。
以前はこうじゃなかったのに…
皇帝陛下は何をなさっているんだろう?」

「酒を旨くするのは良い景色と、程よいつまみ。
酒をまずくするのは、無粋な帝国軍の靴音だな。」

「わあ、すごいなぁ その鎧はお役人さんなのかい?
すごいなあ、いいなあ、いいなあ。
いいなあ、いいなあ。いいモン食ってるからそんなに太れるんだろ?」
40劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/10(水) 10:34:35
>>39
ッ・・・・・・!
(あまりの民衆の暮らしの酷さを見て驚く)

安心してくれ、私達は帝國軍ではない
我々は革命軍だッ!!
皆は今困窮しているものだろう
だが、我々革命軍は君達を救うッ!
皇帝なんかに期待しちゃあダメだ
今帝國は腐ってる 皇帝は遊戯に現を抜かし役人は賄賂、汚職に励んでいるッ!
我々革命軍は帝國を許さないッ!

何時かこの村にも平和をもたらす時が来る
それまでの辛抱だ
私だけの判断ではどうにもならないが我らが大将にもこの村に防衛兵を派遣してもらえるよう
掛け合ってみよう
それではな

(劉興一行は足早と城に向かって歩きだした)
41無名武将@お腹せっぷく:2010/11/10(水) 22:48:11
>>40
【湖のほとりの古城 頭領会議】

痩賢坊・劉興の持ち帰った報告に、革命軍幹部達はどよめいた

「それが本当なら、今こそ東平府出兵の期やも知れぬ…」

「兵力で劣る我らの武器は民衆の支持じゃ、
今ここで信を失っては、革命軍の命運が尽きてしまうぞ!」

「…この地図を見てもらいたい」

http://ux.getuploader.com/suiko1/download/1/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E5%9B%B3.bmp

「東平府は三方向を反帝国勢力に包囲され、残る一方は黄河に遮られ孤立している。
帝国にとっては守りにくく、我らにとっては攻めやすいということだ。」

「東平府は帝国東方の要所。ここを落とせば、我等の地盤はより強固になるばかりか
地図にある大小の山賊勢力を合流させられるかもしれん」

「しかし負ければ…」

「このままでは、ジリ貧になるだけだ!!
一度大勝ちせねば我等に未来は無い!!」

「では…」

「決まりだな。」
42無名武将@お腹せっぷく:2010/11/10(水) 22:53:17
>>41の地図は専ブラで開けなければブラウザなら開けます)

「劉興、よく報せてくれた。
この戦いで革命軍は全軍を出動させ、東平府攻略にあたる」

「お主には馬軍四千を預ける。
先陣として向かってくれんか!」
43無名武将@お腹せっぷく:2010/11/11(木) 21:07:15
帝国側の人間でも宿星を持ってよいのですか?
44地狗星 阿盗:2010/11/11(木) 23:24:43
>>43
おう、そいつぁ勿論のことだ
宿星を持った奴ぁ何処に現れるか分からねえ
それが帝国側に現れることだって、充分に有り得るからな

だからこそ、俺達革命軍としちゃあ、帝国軍を腑抜けばかりと馬鹿にしちゃいられねぇ
今ぁこっちは東平府攻略に向けて事が進んでるが、上手くいくといいんだがなぁ…
45劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/12(金) 14:28:29
>>42
私が先陣でございますか・・・
大将、私は初陣でございます
なにかと不届きなこともあるやもしれません
大将がそれでもいい、と申されるならばこの劉興、喜んでお受けしましょう

ただ私の意見を申すならば
先陣には戦場経験がある将を置き、私は跡詰め、または兵糧輸送が適任かと

すべてを大将のご判断におまかせいたします
46陳乙鬼 ◆vFI55n.9TIA0 :2010/11/12(金) 18:36:33
お前ら山賊の仲間になんかなるものかよッ!
帝国は以前まで俺たちを守っていてくれたんだ
ここ数年おかしいだけで、きっとまた昔のように正しい政治をしてくれる

お前たちもあとわずかの命だッ!
覚えておけ!天はすべてを見ているんだ!

さあ殺すなら殺せ!
47天孤星 王奕 ◆3jHzO55Rqk :2010/11/12(金) 20:17:16
>>45
おう、まだまだ元気の年頃の坊主が遠慮など、似合わんぞ。

(雷轟く大音声を上げて立ち上がったは、天孤星の王奕。
豹の頭に環の眼、燕の頷に虎の鬚。筋骨隆々のその風貌は『三国志演義』の張飛を思わせた)

初陣とは武名を上げる好機ぞ。
勝利に指二本の距離まで届きながら、いかでか過失を恐れ尻込みする。
しからば、この王奕がお主と轡を並べて往こうか、戦の呼吸を教えてまいらそう。


…大将、何とぞ歩軍の節を預けてくだされッ。
あっし、この劉興と先陣を切ッて袋の中の物を取り出す如く東平府を陥落させてみせます。


【姓名】王奕
【 字 】
【所属】革命軍
【宿星】天孤星
【綽名】青嵐
【身分】歩軍頭領
【年齢】三十三
【容姿】豹頭環眼、燕頷虎鬚
【備考】
48劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/13(土) 16:26:17
>>47
王奕殿!
遠慮などではありませぬッ!
革命軍の勝利を願うからこそ・・・いや・・・
戦場での手解き、お願い致しまする!

大将、馬軍四千を率い先陣として出陣致します
馬軍であれば城内への侵入が容易ではありませんので
私は主に城外での戦いを担当、王奕殿に城内での戦闘をお願いしたいのですが・・・
いかがでしょうか?
49楊斌@地隠星 ◆/W6UsrHPTomD :2010/11/13(土) 23:28:29
【湖のほとりの古城から南へ幾千里 荊州長沙】

心地よい風だなぁ・・・
江南はこの時期でもまだ暖かいのがいいね
なんだか都に帰りたくなくなるよ

兵士「お、大将こんなとこで昼寝してたんですかい!」
    「いくら江南でも一刻もすれば風邪引いちまいますぜ!」

おっと、風邪は困るね、頭がぼんやりして本を読んでも頭に入ってこなくなるんだ
せっかく手に入れたばかりの本が官邸にはまだ6冊ほど残っているし風邪には気をつけないと・・・

兵士「大将は本当に読書が好きですねぇ〜」
    「あっしらは字が読めねぇもんですから、何かの呪文にしか見えやせんよw」
    「・・・おっといけねぇ!大事な用事を忘れてた!」
    「ついさっき都から特使が来ましたぜ!本陣で待ってやすから早く!」

うーん、都からか・・・
なんだか嫌な予感がするな・・・
50楊斌@地隠星 ◆/W6UsrHPTomD :2010/11/13(土) 23:56:35
【姓名】楊斌
【 字 】文和
【所属】帝国軍
【宿星】地隠星
【綽名】真昼月
【身分】討逆将軍
【年齢】34
【容姿】中肉中背、実年齢よりも2、3歳若く見える。武将にはとても見えない学者風の容姿
【備考】歴史家に憧れ科挙を受験したが落第、せめて戦史だけでも修めようと武人の道を目指した
     本人の意思とは裏腹に指揮官としての才能を開花させ、20代後半で一軍の将を任された
     その武勲の数々とは裏腹に、弓射も騎乗も非常に下手で同僚たちには嫉妬混じりの嘲笑を受けている
51楊斌@地隠星 ◆/W6UsrHPTomD :2010/11/14(日) 00:16:40
特使「ずいぶん遅かったですな?」
    「これが緊急の使者であればどうするおつもりで?」

いやぁ、失敬失敬・・・
あまりにも暖かな昼時だったものでつい・・・

特使「・・・フン、いつまでも若武者気取りでは困りますな!」
    「さて本題に移りましょう」
    「東平府が周囲を賊に囲まれ孤立しているのはご存知ですな?」

ええ、程将軍が新たに太守として赴任されたところでしたっけ?
賊の討伐は上手くいっていないのですか?

特使「程将軍からはまだ喜ばしい報告は届いてはおりませぬ」
    「陛下は一日も早く賊を平らげられることをお望みです」
    「よって南蛮討伐に功少なからぬ貴殿に白羽の矢が立った」

・・・え?

特使「早急に陣をまとめ東平府に急行されたし」
    「賊の討伐に関しては程将軍の指示を仰がれるがよろしかろう」
    「以上が都からの指令である」

・・・討逆将軍・楊斌、謹んで軍令を拝命し、これより東平の賊討伐に向かいます
やれやれ、こりゃしばらく読書はできなさそうだなぁ・・・
52村人:2010/11/14(日) 15:58:14
革命軍早く来てくれー!
53無名武将@お腹せっぷく:2010/11/14(日) 16:35:49
>>45>>47-48

劉興の返答と王奕の申し出に、革命軍の軍主は大きく肯いた

「劉興、俺はその言葉を期待していたんだ。」

「根拠の無い自信に酔いしれ、意気軒昂と出陣することほど
戦に於いて危ない事は無いんだからな。」

「お前はまだ若い…そして初陣の身だ。それはお前にとって大きな価値だ。
場数を踏んだ者は、何事に触れても『これは前に経験したあれだな』という既視感で判断してしまう。
要領を得る代償に、全てが新しい学びの材料だという事を、経験を積んだ者は忘れてしまうんだ。」

「経験者の『自分は多くを学んできた』と誇らしげに言う知恵は、
同時『自分はこれしか知らない』と慎ましく言うものだ。」

「だが、お前はこれから多くを経験し大いに成長することだろう。」

「手の届かない空の一角に枝をさしのべている大木も、一粒の種子から生い育った。
何層もの高楼も、一掴みの土くれから始まったんだ。」

「到達する価値のある所へと辿り着く近道はない。
しっかり学べよ。」

「王奕、歩軍頭領のお前には我らが歩兵の強い所ばかり…一万を任せるぜ。
劉興の四千のお守りもお前に任せたッ」


軍主、王奕の【歩軍10,000】、劉興の【馬軍4,000】を東平府へ差し向けた!
54劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/14(日) 16:42:27
>>53
ははぁ!
大将、その言葉しっかりと肝に銘じておきまするッ!
しっかりと学び、いつかは革命軍を引導できるような将になってみせまするッ!

王奕殿、戦場では迷惑をかけることばかりとは思いまするが
精一杯務めさせていただきます故、よろしくお願いいたしまするッ!
それでは出陣準備がありまする故失礼致しまする

【劉興、出陣準備に取り掛かる】
55地狗星 阿盗:2010/11/14(日) 16:47:32
>>46
ヘッ、てめぇも分からねぇ野郎だぜ…
弱ぇ癖に粋がってんじゃねえぞこの糞がァ!!

『ここ数年おかしい』?
てめぇもそれを分かってんじゃねえか
分かってても何もできねぇ、帝国が何かしてくれるのを期待して待つ他ねぇ
赤ん坊が媽媽のおっぱい待ってんのと一緒じゃねぇか

そんな糞が、世の中を自分らの手で変えようってしてる俺達を
山賊呼ばわりたァ、虫唾が走るんだよォ!!!

生かしておく価値もねぇ虫ケラの命は、望み通り摘み取ってやらァ!!

…ブンッ! 

ゴッ…

いてぇ…! ガハッ…

(振り上げた刀を陳乙鬼に突き立てようとした阿盗、突如として泡を吹いて倒れた。
駆け付けた陳乙鬼の村の若衆が、阿盗の頭に石を投げ付けたのだった。
若衆はいつまで経っても帰らぬ乙鬼を心配し、ここまで探しに来たのだ。)


若衆「おい陳の、大丈夫か?
俺達が来なかったら、今頃危なかったな。」
56劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/14(日) 17:00:16
>>51
斥候「厳奉将軍!東平府攻めに関してのことなのですが・・・」

なんだ?申してみるがよい

斥候「なんだって帝國軍が動きだしたとか」
   「詳しいことは分らないのですが、文武両道の将が率いる部隊が東平府に援軍に参るとか・・・」

なに!?それは不味い・・・
我々革命軍が不利になってしまう
その援軍とやらが到着する前に東平府を攻略しておきたいところだが・・・
大将がそれを許すとしても怒涛の勢い、いや鬼畜の勢いで進軍、攻撃をしなければ勝利はないだろう
しかし、どんどん状況が厳しくなってくるな

斥候、そなたその情報を大将や幹部の方々に伝えてまいれッ!

さて、どうしたものか・・・

【斥候が大将らの下へ向かい、情報を伝えました】

57程高@東平郡太守:2010/11/14(日) 17:50:03
【東平府】

軍政官の執務室でふんぞり返って着服した資金を数えていた程高の許に、
血相を変えた秘書官が駆け込んできた

程高「何事じゃッ!」
----「ワシの至福のひとときを邪魔するでないワッ!!」
----「まったく、賊軍が攻め込んできた訳でもあるまいに…」

----「……。」

----「何!? 賊軍が本当に攻め込んできおったじゃと!?」
----「バッカモーーーン!! なぜそれを早う言わん!!」

----「身の程知らずの反乱軍め、思い知らせてやるぞ…」
----「このワシは東平郡太守にして度江将軍、程秀淮なるぞッ!!」

※程高は自分がコネだけで出世した事を都合よく忘れている

----「早う、早う兵を集めるのじゃッ!!」
----「農民にも槍を持たせ、掻き集めるのじゃッ!!」

こうして程高は兵士と農民を掻き集めて即席で二万人の軍勢を集めた
しかし兵・民ともに練度はおろか、人望の無い程高の下では士気も最低であった…
58程高@東平郡太守:2010/11/14(日) 17:59:23
>>49-51
おおっ、援軍が来るとな!?
どこからじゃッ、高唐州からかッ、それとも青州からかッ!?
何ッ、遥か遠くの荊州長沙からじゃと!?

…ぐぬぬぬぬぬぬ……
高唐州の太守め、青州の太守め…
この程高に嫉妬して援兵を出さぬに違いない
中央も中央だ、もしや宮中の誰かがワシを陥れようと
遠地からわざわざ援軍を出したのやも…

おいッ、その援軍の将は誰だ!?
はーん、あの『もやし』の楊斌じゃと?
ますますワシに対する黒々と燃える嫉妬の焔を感じるな…
まあよい、楊斌の陣には「早う来い」と書状を送っておけ
59天孤星 王奕 ◆3jHzO55Rqk :2010/11/14(日) 19:13:16
おう、承知。
…大将、どうかご期待なすッていてください。

劉興、この野郎、中々甲冑がサマになッておるぞ。
こいつは革命軍の誇る、期待の若き将軍の誕生だな!

さて、お主が城外での戦いを担当、あっしが城内になだれこんだ時の戦闘?
それも良いが、劉興。あっしは、この戦いで流す血は最小限にと思っておる。
そんな顔をするな、しっかりお主には活躍の場を用意しよう。
ともあれ>>41の与地図を見たまえ。
こいつを前提に、策戦を立てる。

(一応:http://ime.nu/ux.getuploader.com/suiko1/download/1/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E5%9B%B3.bmp

いいか、お主も知ッてる通り、革命軍は力の上ではまだまだ帝国に及ばん。
解放した東平府は革命軍の中核府へと生まれ変わるのだ。
疵付けて、荒野にしてはいかん。
それに、どうやら帝国から援軍が派遣されたようだな。
荊州長沙は遥か南方、しかも長江を渡る必要がある。時間に些か余裕はある。
それでも、時間のかかる力攻めはできんのだ。

策戦はこうだ。

■ 手順1
あっしが黄河沿いに西から、お主が回り込んで南から東平府へ向かう。
それも、ゆるゆるとだ。
http://ux.getuploader.com/suiko1/download/2/%E6%9D%B1%E5%B9%B3%E6%94%BB%E7%95%A5%E6%88%A6.bmp

■ 手順2
それぞれ、周辺の村で住民を慰撫しながら前進する。
兵には略奪を禁じ、帝国の苛烈な徴収を止めさせ、革命軍の税制を適用する。
周辺の村には、東平郡の兵士の家族がいる筈だ。
家族が我々の側で豊かに暮らせるなら、敵兵の戦意を削ぐ事ができる。

■ 手順3
孤立し追い詰められた敵兵に、投降を呼びかける。
敵の状態はまさに『背水の陣』……韓信みたいな名将なら別だが、
あの敵将だ、兵共は次々と見捨てて我々に降るだろう。

どうだね、劉興?
60天孤星 王奕 ◆3jHzO55Rqk :2010/11/14(日) 19:16:43
周辺の村には、東平郡の兵士の家族がいる筈だ。
⇒周辺の村には、東平「府」の兵士の家族がいる筈だ。

…まあ、細かい事だが
61劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/14(日) 19:30:58
>>59
いえいえ、そうでもないですよ////

さて、策戦の確認は完了しました
私はその策戦で構いません(地図がダウンロードできないので詳しいことはおまかせします)

しかし手順2、手順3がうまくいくかですな・・・
手順2は村々で村人を集め、私が宣言すれば良し
手順3は私と王奕殿が合流してからの話ですな

いやはや完璧な策です さすがは王奕殿
しっかりと手順を踏めば東平府奪取も近い話ですな

さて私は出陣するとします


【古城、大手門前】

皆!今より出陣いたすッ!
我らが良心により集まった革命軍だから分かっているだろうが略奪は禁ずるッ!
もし略奪を働いた者は斬るッ!

さて、我々の栄光へ向かって進軍だッ!!!!

【劉興率いる馬軍四千、策どおりの進路を進軍開始!】
62天孤星 王奕 ◆3jHzO55Rqk :2010/11/14(日) 19:59:06
>>61
おうっ!
頑張れよ、劉興!

あっしの策戦の要は手順2だ。
村人がこっちに靡いてくれれば、その家族である東平の兵は
程高に義理立てして命を捨てることはないだろう。
家族みんな揃って、税は少ない方がいいに決まってる。

頼むぞ。

それでは、東平府で会おう!

【王奕率いる歩軍一万、黄河沿いに東平府へ進軍開始!】
63陳乙鬼 ◆vFI55n.9TIA0 :2010/11/15(月) 13:02:11
みんなッ…!
ありがとう、おかげで助かった
ところで、この山賊をどうすべきだと思う?
縛って太守の程高様に届ければ俺たちの村も何か褒美が貰えるんじゃないか?
64劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 15:32:55
>>62
王奕殿もご武運をお祈りします
手順2を手際よく実行できるよう心得ておきまする

進軍開始だッ!
さあて最初の村はどんな村だろうか?

副将格の男「手順2に従わぬ村もありそうですな・・・」
        「すべては劉興様の演説にかかっておりますぞ」

・・・分かっているッ!
初陣からさても厳しい任務を与えられたな・・・
しかし私は成功させて見せる
決して革命軍を敗北させるようなことはならないッ!

皆、ゆっくりと行軍致せッ!!!
王奕殿の策(>>59)によればゆるゆると行軍せよとある
歩みを速める必要はない
私が進軍の速さを調節するゆえ皆はその速さでついて参れッ!

まだまだ道は長いッ!
だがそれも革命軍の明日のためッ!
皆堂々と胸を張り行軍せよッ!

【劉興隊は最初の村へ向かってゆるゆると行軍しています】
65独竜賊:2010/11/15(月) 16:15:54
>>64
オイ!そこのガキ待ちな!
ここいら一帯はオレたち独竜岡のシマだぜ?
何しに来たかは知らねぇが、こいつは許せんよなぁ?
野郎ども、あの糞ガキを嬲り殺しにしな!

(独竜賊、劉興師団を襲撃!)
66劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 16:24:29
>>65
ちッ!

独竜賊とやらッ!
そなたらの長と話をさせてはくれまいか!
賊であろうとも理不尽に攻撃するなどもってのほか
頼む
そなたらの長と話をさせてほしい!

(策戦が狂ってしまう・・・)
(早急に終わらせねばッ!)

おい、そこの兵よ
王奕殿の下に使いとしていってもらいたい
そして、独竜賊に襲われ、しばらく進めそうにないと伝えてくれ
護衛兵を5人ほどつけよう
さあ行けッ!

【劉興は独竜賊に独竜賊の長に会えるよう交渉しています】
67独竜賊:2010/11/15(月) 16:40:16
>>66
お頭に会いたいならまず武器と防具を全部脱いでこっちに寄越しな!
ウチのお頭は用心深いもんでねぇww

それが嫌ならここでやりあうまでよ!
68劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 16:44:35
>>67
ほう・・・・?
いいだろう
私の武具と防具だ
(来ていた防具を脱ぎ、武具を渡す)

お前らはここで待っていろッ!
(兵達に待機命令を出す)

さあ、貴様らの頭の所に案内してもらおうかッ!
69独竜賊の長 洪憲:2010/11/15(月) 16:51:19
>>68
(劉興の体を調べ、武器を携帯していないことを確認する)

オウ、ちゃんと約束は守ったみてぇだな?
お頭は約束を守らねぇ奴は大嫌いだからな!
じゃあ着いてきやがれ!

(数刻後、独竜岡に到着)

貴様がオレたちのシマを荒らしたとかいうガキか・・・
いったい何の目的があって武装集団を侵入させてきたんだ?
返答次第では八つ裂きにしてやるぞ!
70劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 16:57:28
>>69
貴様らの土地を荒らしたりはしていない
我々革命軍は東平府を攻めるためにここを行軍しているにすぎない
東平府を攻めるのにもしっかりとした理由がある
近頃東平府の役人が我々革命軍や、山賊が良民から略奪をしているという偽報を流している
それに然るべき行動を起こしたというわけだ

もしよければ我々の善行に協力していただけないだろうか?
この東平府から役人を追い払い、住みよい土地にしようと思わないか?
71独竜賊の長 洪憲:2010/11/15(月) 17:21:55
>>70
ケッ、ガキがいっちょ前に救世主ごっこかぁ?
オレたちはな、この東平で略奪さえ出来りゃ廃墟同然でも何でもいいんだよ!
革命軍だか何だか知らんが、オレたちの商売を邪魔するつもりなら容赦はしねぇ!

(曲刀を劉興の首に突きつける)

・・・それとも革命軍は今まで通りオレたちが東平で略奪できるように認めてくれるのかい?ww
72劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 17:32:25
>>71
ッ・・・・!

貴様らに略奪させるわけにはいかない・・・ッ!
ここで略奪を許せば、我ら革命軍の理想郷が作れないッ!
略奪なんて、略奪なんてさせてたまるかッ!
認めないッ!認めないッ!

殺すなら殺せッ!
私が死のうが革命軍は生き続けるッ!
73独竜賊の長 洪憲:2010/11/15(月) 19:30:18
>>72
貴様みてぇなガキを殺したところでこっちにゃ何の得もねぇな・・・
よし、お前の率いてきた兵も全員武装解除させろ
武器と防具をすべてこちらに引き渡せばそれを身代金代わりと認めて釈放してやる
それでどうだ?
74劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 19:35:46
>>73
・・・ッ!

そんな条件呑めるわけがない・・・
呑んで命は助かっても、革命軍の皆に合わせる顔がない・・・
それどころか革命軍にいられなくなり路頭を彷徨うことになるだろう
それだけは勘弁だッ!
私を殺せ・・・
私には2つ選択肢があるように見えて事実上一つだ

さあ殺せッ!
75独竜賊の長 洪憲:2010/11/15(月) 19:39:43
>>74
強情なガキだねぇ・・・
お前じゃ話にならん
オイ、革命軍とやらの根城はどこだ?
革命軍の頭領と直接話つけるわ
それまでお前にゃ人質になってもらう

オイ、コイツを独房にぶち込んでおけ!
76劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 19:42:06
>>75
いいや教えられるかッ!
俺は大将の期待を背負って出てきたんだッ
77劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 19:42:50
途中で投稿してしまいました
>>76はなしということで
78劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 19:45:43
>>75
いいや教えられるかッ!
私は大将の期待を背負って出陣してきたんだ・・・
初陣で先陣を任せてくれた・・・
私は未熟でまだ戦場に出られるか出られないかなのに・・・
そんな大将たち革命軍に迷惑は掛けられないッ

さァ!私を殺せッ!
さァ!早くッ!
79独竜賊の長 洪憲:2010/11/15(月) 19:52:15
>>78
・・・オイ、まだあのガキは独房で騒いでんのか?
心安らぐ晩餐がガキの喚き声で台無しじゃねぇか!
こうなりゃ仕方ねぇ、ガキの率いてきた兵から革命軍の根城の場所を聞き出してこい
なぁに、いくら高潔な連中でも百人いりゃそのうち一人くらいは欲たかりなものよ・・・
ましてやあの人数だ、一人なんてもんじゃすまねぇさww
あのガキに世間の、人間の卑しく汚い部分を教えてやれww

(独竜賊は劉興師団に買収工作を仕掛ける)
80劉興@地幽星 ◆KD7tNaIDaY :2010/11/15(月) 19:57:57
>>79

兵1「俺はぜってーいわねーよ!」

兵2「い、いくら出すんだ?」
   「そんなに?!」
   「湖のほとりの古城だッ!」

兵1「お、お前言いやがったな・・・」
   「死ねッ!」

兵2「うぐっ!」
(兵2は倒れた)
81独竜賊の長 洪憲:2010/11/15(月) 20:02:05
>>80
・・・そうか湖のほとりの古城ね
あのあたりはオレたちや対影の連中も拠点としては度外視してたが・・・

よし李よ、ちょっくら革命軍の頭領に挨拶してこいww
オイ、ガキ!
お前名前なんていうんだ?
82天孤星 王奕 ◆3jHzO55Rqk :2010/11/15(月) 20:26:33
>>66
【黄河沿いの軍路】

…静かだな。おう、此方に敵影は見えんか?
そうかそうか、ならばよし。このまま前へ進まんか…

んむ、彼方から数人、急使の旗を立てたのが此方へ向かってくる。
さては劉興の方に何かあったようだな。
おうご苦労、用向きを話してもらおうか……む、なんと独竜賊に劉興が。
…大将たる者が賊の口車にほいほいと乗って、
甲を脱ぐとはお人よしを通り越して無防備な。
馬蹄のサビにしてやれば良いものを。

…おい、賊は独竜の徒と名乗ったんだな?
独竜岡は黄河沿岸…ここから筏を組んで河を下れば、風が吹く間に辿り着けよう。

おう、副頭領の鄭よ、このまま9,500の兵で任務を続行せい。
あっし、強いとこばかり500で独竜岡に挨拶よ…

このまま河を下り、いいか、必ず【夜、旗が見えにくくなってから】着くようにするんだぞ。
83天孤星 王奕 ◆3jHzO55Rqk :2010/11/15(月) 20:30:55
>>53
それとな、鄭よ、こいつは秘密だ。
このハト、ほれ、足の所に密書を括り付けたこのハトをな、
軍師殿に届けてくれい。

「劉興、道中独竜賊に囚わるる」

とだけ書いてある。
いいか、大将じゃないぞ、軍師殿だ。

そうすれば、何の心配も要らんだろう。
84 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/02(木) 21:16:31.82
!Mokuton
85無名武将@お腹せっぷく:2012/03/13(火) 16:34:55.31
あっちょんぷりけ〜
86ジャイアニズム
生うんこ