米AIGが追加支援で政府と協議中、米企業史上最大規模の損失計上へ=関係筋
[ニューヨーク 23日 ロイター] 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、追加の公的資金注入の
可能性をめぐり米政府と協議している。同社は第4・四半期に600億ドル近い損失を計上する見込み。関係筋が明らかに
した。見込み通りの赤字幅となれば、四半期としては米企業史上で最大規模の損失になる。
600億ドルの赤字はタイム・ワーナーが2002年に単一四半期で計上した540億ドルを上回る。米政府が支援規模を
約1500億ドルに上積みした第3・四半期のAIGの最終赤字は245億ドルだった。同社は昨年、2度にわたって米政府
の救済を受けている。
ブルームバーグは関係筋の話として、AIGが政府の保有する優先株の普通株への転換を検討する可能性があると報
じた。
これに先立ちCNBCは、AIGは商業用不動産をはじめとする資産の評価損が響いて損失を計上、来週3月2日に損失
額を発表すると報じていた。CNBCによると、AIG取締役会は3月1日に会合を開き、政府との合意に向け話し合う。また、
交渉決裂に備え、法律事務所ワイル・ゴッチェル・アンド・マンジェスの弁護士が経営破たんの準備をしているとしていた。
ttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT839018320090224 歴史と経済に精通した三戦板の知恵者諸氏に、破綻寸前のAIGを救う秘策を編み出してもらいたい