若い女性に「戦国武将ブーム」 「写真撮らせて」「甲冑着たい」
伊達政宗や真田幸村、長宗我部元親といった戦国武将が若い女性のあいだでブームになっている。
「ゲームの影響なんでしょうか、最近若い女性が増えてきているのは確かで、
(参拝客の)90パーセント以上は若い女性です。昔にはなかったことで、ビックリしてます」
と話すのは、高知市の若宮八幡宮の大久保千尭宮司(65)。
戦国武将の長宗我部元親が戦勝祈願したとされる同神社に若い女性の参拝客が増え始めたのは
ここ1〜2年のことで、女性客はどうやら「長宗我部元親ファン」らしい。
大久保さんは「(坂本)竜馬さんは全国区だけど、まさか元親がそういう対象になるとは」と驚きを隠さない。
「(長宗我部元親について)びっくりするほど知っていて、こちらも勉強しているんですが、
逆に質問されたりして。刺激になりますね」と大久保さんは話す。
真田幸村ゆかりの地である長野県上田市では、毎年春に真田一族を模した武者行列がメインとなる
「上田真田まつり」が開催されるが、08年4月29日の祭りでも女性客の姿が目立った。
「若い女性のファンが多くて、甲冑を着た武将と写真を撮りたいという方もいます。
女性ファンが増えたのはここ1〜2年のことだと思います」と話す。
ブームの火付け役とされているのは、戦国時代をテーマにした大河ドラマや
「戦国BASARA」という人気ゲームソフト。ソフト発売元のカプコンは
「女性より男性のユーザーが多いというのは他のソフトと変わらない」というが、
ゲーム好きは「武将のキャラクターがみんなカッコよくつくられていて、女性にも人気だ」と口を揃える。
同社が実施した人気投票では、1位が伊達政宗、2位が真田幸村、3位は長宗我部元親となっている。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_popularity__20081012_1/story/20081012jcast2008228334/