☆。.・'゜☆。ONCE UPON A TIME 2☆。.・'゜☆ 952 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/22(火) 20:26:29
KYうんぴ糞文投下乙^^ 超つまんないねwwwwwwww
953 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/22(火) 22:01:01
よくこんな駄文を投下する気になったもんだwwwwwwwwwwwwww さすがKY女、我々とは感性が違いすぎる^^
954 :
五稜郭新館自宅警備員、うんぴ ◆9xUXn28CPE :2008/07/22(火) 22:22:27
>>946 素人の書く妄想物語から知識を得ようとしてはいけない!!!!!!111
俺はかなり歪んだ情報しか発信してない
本当の知識を得たいなら考察スレをオススメする!!!!!!!!1
(v=ФωФ)ρ 漫画も読書に入るなら読書家だ!!!!!!!!!11
>>947 (v=ФωФ)ρ 氷雪みたいにウィットな文章は書けないからガチガチに固めるしかないのだ
>>948 ( ,_`υ´)
>>949 >>951-953 (v=ФωФ)ρ 氷雪レベルを求められるのはきつい、SSは初めてなのだ・・・
>>950 (v=ФωФ)ρ 7月中にもう一、二話書ければいいかなくらいに考えておいて
乙 うんぴの文章の方が好きだな
956 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/22(火) 23:21:35
うんぴなかなか良い文章を書くな
957 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/22(火) 23:23:56
うんぴ自演しすぎwwwwwwwwwwwwww
958 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/22(火) 23:25:57
あたいうんぴのこと結構すきだよ
うんぴこそ次代の三戦を担う良コテ
960 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/23(水) 00:56:09
うんぴじゃつまらん、氷雪か日和見はまだか
うんぴは男の友情を守ろうと努力しているんだよ。スレを保守しつつ「すまん!埋めてしまった!!すまん新スレ立てたから新スレでやってくれ」って氷雪の帰る場所を用意するつもりなんだよ うんぴは友情にあついね…
962 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/23(水) 08:08:56
どう見てもただの出しゃばりです、本当にありがとうございました。
おまんこ女学院軍は参戦しないの?
964 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/23(水) 17:41:37
つまらんけど読後の不快感がないだけ氷雪よりマシ
965 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/23(水) 19:09:47
お前のレスはつまらない上に読後に不快感が残るな
名無し潜伏乙
967 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:18:56
三戦英雄傳 第四十一回〜腹の探り合い〜 官軍本陣へ渦中の司馬懿と共に帰還したロコふるーちぇは、ただちに宇喜多直家信者に敵要塞の詳細を報告しました。 李儒:「なるほど敵要塞は思ったより頑強にできているようですな」 ロコふるーちぇ:「外壁には約一里(414メートルくらい)ごとに物見用の小窓があり、小窓に至るまでの階段は 人一人分しか幅の無い狭いものだったぞ。馬鹿!」 宇喜多直家信者:「万が一襲われた際にも一対一で戦うためのものでしょう」 ロコふるーちぇ:「さらに物見までにたどり着くまでには弓矢を避ける壁が5層にもなって石で積まれていたぞ」 李儒:「完璧なものなどこの世には無い。まして夷狄が急いで作った物……どこか弱みは残っているはず」 ロコふるーちぇ:「そういえば、東門の警備は比較的緩かったな。東門から襲撃するのはどうだ? 馬鹿」 李儒:「後漢を狙う夷狄は南匈奴のみに非ず。もし、此度の戦で南匈奴が敗北したなら今度は夷狄全体の面子の問題 となりましょう。きゃっつらは弱い獲物の臭いに敏感な虎のようなもの……ゆえに南匈奴も必死の抵抗をしてきましょうな」 何進:「我が軍は兵力では勝ってはいるものの、精悍な南匈奴の兵ほど訓練はされてはおらぬ。南匈奴の兵は譬え武器を 取られようとも最後には噛みついてでも敵を倒す気概のある者ばかり。まともに相手をしていては我が軍の損害は大変なものじゃ」 李儒:「Eusebio Di Francescoとて全ての事情を踏まえた上で指示を出すでしょうな。宇喜多直家信者殿、ここはハッタリを かましてやりましょうか」 宇喜多直家信者:「ハッタリ? ホウ涓へ孫子が使ったあれでしょうか」 李儒:「その逆も。ただ、現状ではどちらが敵に適うかわかりかねます。今夜、間者の報告を待ってからに致しましょう」
968 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:20:28
その夜、李儒の元を訪れる一人の男が居りました。李儒と同じ董卓の女婿・牛金でございます。 李儒:「やあ、来ましたか」 牛金:「洛陽より届いた間者の報せによると、やはり此度の戦、女が関係していると。お主の見た通りであった」 李儒:「大尉・小魔玉の奥方のことであろう」 牛金:「ああ。その外にも」 李儒:「蔡ヨウ殿のご令嬢のことか」 牛金:「見れば何進は皇后の汚名を雪がんとそのことばかり。総指揮官もやはり身内のことばかりというところか」 李儒:「宇喜多直家信者は小魔玉の派閥に属する者。放っておけば必ずや三公までには上り、お義父上を脅かすであろうなあ」 牛金:「この際、小魔玉の派閥を一掃するか?」 李儒:「いや、時はまだ熟していないので止めておきましょう。それより恩を売ってやるのです」 牛金:「小魔玉の奥方と蔡文姫を取り戻せば良いのであろう」 李儒:「その通り。二人とも取り戻すのが望ましいが、どちらか片方だけでも涙を流して恩に着るでしょう。もし、それで 小魔玉派の内部分裂に持って行けたならしめたもの……」 牛金:「昼間話していたハッタリ、いったいどのように? Eusebio Di Francescoと文優殿は旧知の間柄であろう」 李儒:「あれは冷静でキレ者ではあるが、それだけに危険や損害を懼れる。少しカマをかけて互いに和睦に持って行けば良い。 Eusebio Di Francescoも同じように考えていることでしょう」 一方南匈奴軍でもEusebio Di Francescoを囲み軍議が行われておりました。 南匈奴兵1:「女って怖え……もうオニャノコなんて信じない」 南匈奴兵2:「スィーツ雑誌の「やりたくない時は生理だって断ってます☆」とか言うスィーツの言葉は本当だったんだな。 俺、今まで「大丈夫?」なんて心配していい奴演じてた……」 南匈奴兵3:「女なんか、女なんか」 南匈奴の者たちは上から下まで渦中の司馬懿に騙された事実を悟り女性不信に陥っていました。
969 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:21:09
Eusebio Di Francesco:「なんです。お前たち」 一本眉毛:「ワイはもう戦えんです。じゃけん、軍師殿が張良もびっくりの策で戦ってつかあさい」 Eusebio Di Francesco:「騙されたとは決まっていないぞ。宦官があの姫様を拐かしたとも考えられる」 コ〜ヒ〜じゃ!!:「はっ、そうじゃ、そうじゃ。そうに決まっておるわ!!」 Eusebio Di Francesco:(こいつら、本当に単純で助かったわ) 一本眉毛:「そうと決まったらあの宦官を倒しに行くぞ!!」 Eusebio Di Francesco:「まあ、まあ、お待ちなさい。ここ、定襄は平地。我々には強固な砦はあるものの、平地では 数がものを言う」 コ〜ヒ〜じゃ!!:「こっちが不利だというのか!!」 Eusebio Di Francesco:「万が一我が軍が破れ、勢いに乗じた敵軍が乗り込んできたなら我が南匈奴は 鮮卑、烏桓、北匈奴からも蔑まれ、破滅に追いやられるでしょう。それだけは避けなければならぬ」 一本眉毛:「ここまで来てなんじゃ!!」 Eusebio Di Francesco:「この要塞は強い。この砦から出ない限り我々の安全は保証されています。が、出なくては敵も討ち取れぬ。 敵副官・李儒は利無くば動かぬ男。総司令官・宇喜多直家信者は冷徹なる男……二人とも何か別の、真の目的があるはず…」 コ〜ヒ〜じゃ!!:「そういえば王の側室に漢族の大学者の娘がいたのお」 Eusebio Di Francesco:「良い琴を弾くお方だ。確か蔡文姫と」 一本眉毛:「王との間には二人子を成しておった」 Eusebio Di Francesco:「適当にあしらって蔡文姫を漢へ帰すか……王の側室は多いし、王も若い。お子さえ置いていってくれれば 何も執着はなさるまい。此度の戦、漢族の間で起こった異変による形だけのものかもしれぬわ」 コ〜ヒ〜じゃ!!:「そうじゃ、漢族の者でこちらが拉致した人間は帰して恩を売っておくのも良かろう」 同じ学舎で学んだ者同士の戦。孫子とホウ涓のようでございます。 しかし、戦とは全て対立ばかりするものでもありません。このように和睦という結果も選択肢の中には 隠れているのです。Eusebio Di Francescoと李儒、和睦の方針のようでございます。
970 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:22:38
翌朝、南匈奴軍、官軍には各軍参謀役より次のような指令が下りました。 Eusebio Di Francesco:「要塞の外へ通じる地下道を三つ掘った。お前達は六つの隊に分かれ、先三つの隊は要塞の 守りに徹し、後三つの隊は夜ごと闇に乗じ地下道より外へ出、鮮卑、烏桓、北匈奴の服装と言葉で銅鑼を鳴らし 喊声をあげながら適当に敵を散らし、援軍の振りをせい」 李儒:「各軍より選りすぐった精鋭以外は要らぬ。精鋭を全面に、力の弱い者を後方に配陣させ、夜の闇に紛れ 力の弱い者は都へ帰すように」 さてさて、旧友? 同士は「釜を増やす作戦」と「釜を減らす作戦」、違う作戦に出たようでございます。 指令は違えど気持ちは同じ。両軍和睦への道や如何に。 三戦英雄傳、つづきはまた、次回。
971 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:23:26
三戦英雄傳 第四十二回〜和解への道〜 定襄にて睨み合ったままの官軍と南匈奴軍。 各軍参謀役・李儒とEusebio Di Francescoは同じ学舎で学んだ旧友同士。二人が出した結論――和睦、最善なり――。 和睦に至る前に虚勢を張ってやろうという思考も同じ、されど虚勢の張り方まではさすがに違っていたようでございます。 宇喜多直家信者:「このところ朝昼と鮮卑、烏桓、北匈奴の人間が援軍に来ている様子。このままでは頼みの兵力も互角になってしまいます」 李儒:「当事者を引っ捕らえて尋問せねばわかりませぬが、あの援軍、恐らく敵参謀・Eusebio Di Francescoによる策かと」 八戸のぶなが:「李儒殿は易者か何かか。人の手まで読まれるとは。怖いのお」 呂布:「しかし、なぜ精鋭だけ残し他の兵を洛陽に帰らせるのだ。敵が攻めてきたらどうなることか。援軍も本物かもしれないではないか」 李儒:「その時はその時ですなあ。私の首は細いが、将軍の首は太くしっかりとしている。敵軍も苦労しますなあ」 華雄:「李文優、お主何を考えて居る!!」 宇喜多直家信者:「わざと力を互角にしたところで和睦を申し出る。和睦以外に選択肢を与えぬ、というところでしょうか」 李儒:「ご名答。さすがは大学者・蔡ヨウ先生のお弟子さんは違いますな。尤も、この面子で軍略について語ることができるお方は 貴公くらいのものでしょうなあ」 呂布:「むむむ……」
972 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 16:23:54
乙
973 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:24:34
南匈奴兵1:「敵軍は我が軍に恐れをなしたのか、夜ごと逃亡兵が続出している様子」 南匈奴兵2:「ただ、前方は屈強な兵で固められ、うかつに手は出せない状況です」 Eusebio Di Francesco:「ホホホ……李文優の策ですよ。さて、そろそろ良い頃合いです。王の承認も得ましたし、私が直々に 和睦の使者として敵軍に行って参りましょう」 コ〜ヒ〜じゃ!!:「軍師殿だけでは不安じゃ。漢族は汚い手を使うからのお。ここは儂がお供しよう」 一本眉毛:「お主だけに良い場面は取らせぬぞ!! ワイが軍師殿をお守りするのじゃ!!!」 Eusebio Di Francesco:「私一人で十分。護衛など要りません」 コ〜ヒ〜じゃ!!:「しかし」 Eusebio Di Francesco:「人には「天命」というものがある。人の生死など正にそれ。私が死んだなら、それも天命というもの。 私が三日経っても帰って来なかったなら王に奏上し代りの軍師を要請するように」 こうしてEusebio Di Francescoはただ一人、敵陣たる官軍へ乗り込みました。 官兵1:「怪しい男、名を名乗れ!!」 Eusebio Di Francesco:「私は李文優殿の旧友・Eusebio Di Francesco。李文優殿にお会いしたい」 官兵2:「Eusebio Di Francesco……敵参謀の名も同じであった。捕らえれば俺らも昇格するぞ」 官兵1:「何!」 Eusebio Di Francesco:「黙らっしゃい!! もし、私を捕らえ無礼なことがあればお前達の首が胴体から離れことになるぞ」 官兵1と2はEusebio Di Francescoの気迫に震えあがり、さっそく李儒のもとにEusebio Di Francescoを通しました。
974 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:25:12
李儒:「来たな。Eusebio Di Francesco」 Eusebio Di Francesco:「久しいな。文優」 李儒:「見たところ我が軍と貴軍の兵数は互角。だが、こちらも命が掛かっている。貴軍が動けば背水の陣の覚悟で応戦するでしょうなあ」 Eusebio Di Francesco:「それはこちらとて同じこと」 李儒:「そういえば子供の頃、互いに何を思っているか手に書いて当て合ったものだ。久しぶりに童心にかえってやろうではないか」 Eusebio Di Francesco:「それは面白い」 Eusebio Di Francescoと李儒は再会を楽しんでいる様子でございます。 牛金:「策士というものはああいうものなのであろうか。ある意味武人より肝が据わっている」 何進:「儂には一生無理じゃな。じゃが、自分が策士にならずとも良いのじゃ。金で雇えば良いのよ」 牛金は何進の言葉に振り返り、自分は商才も無いのだなあというように首を横に振りました。 擦ったばかりの墨の香りが室内に漂い、李儒とEusebio Di Francescoは筆を持ち、己の左手に文字を書きました。 李儒はさらりと一言、Eusebio Di Francescoは慎重な様子で一言書きました。 Eusebio Di Francesco:「では、互いに見せ合おうか」 李儒:「いいでしょう」 互いに見せ合った手のひらには「和睦」の文字がはっきりと映っておりました。
975 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:25:50
Eusebio Di Francesco:「感は鈍っていないようだ」 李儒:「ハハハハ。貴公も王の手前があろう。ゆえに私は兵を少しずつ洛陽へ撤退させた」 Eusebio Di Francesco:「お主も帝の手前があろう。代りと言ってはなんだが、王の側室となっている 蔡文姫をお返ししよう。蔡文姫は既に我が要塞へお連れしてある。後は迎えの者をよこせば良い」 李儒:「相変わらず用意が良いことで。それでは向こう五年間後漢と南匈奴は互いに不可侵条約を結ぶということで宜しいかな?」 Eusebio Di Francesco:「もちろん」 李儒:「では、迎えの使者を……」 李儒が室内を見回すや否や、さっと上がった手が二本。宇喜多直家信者と八戸のぶながの手でございました。 宇喜多直家信者:「蔡文姫は我が姉のようなもの。ここは弟として私が」 八戸のぶなが:「宇喜多直家信者殿は学者上がりのお方。お一人では心細い。かと言って将軍を護衛につけても 心象が良くない。私が護衛に」 Eusebio Di Francesco:「では、二人とも来るが良い」 八戸のぶながと宇喜多直家信者はEusebio Di Francescoについて行き敵要塞の中に入ってゆきました。 宇喜多直家信者:(なるほど、これだけの要塞、攻めるとなれば一月は掛かろう……やはり李文優は知恵者だ) Eusebio Di Francesco:「思えばこの要塞を知った宦官を逃がしてしまったのが、今回悔やむところだな。尤も 双方無駄な血を流さずに済んだことは参謀としてこの上無い喜びだが……さあ、連れて行かれよ」 蔡文姫:「……宇喜多直家信者?」 宇喜多直家信者:「姉上!!」 蔡文姫:「本当に宇喜多直家信者なの? ああ、私は夢を見ているのかしら。二度と家族には会えないものと」
976 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:26:26
よほど嬉しかったのでしょう。蔡文姫と宇喜多直家信者は感激の涙を流しており、それは観客たる南匈奴の者たちも同じでありました。 南匈奴兵1:「イイハナシだなあ……」 南匈奴兵2:「漢族にも親兄弟はいるのだなあ」 南匈奴兵1:「そうだなあ」 Eusebio Di Francesco:「さあさあ、観劇はそこまで後は漢の土の上でやるが良い」 Eusebio Di Francescoはパンパンと両手を鳴らすと「早く帰れ」というように、宇喜多直家信者と蔡文姫と八戸のぶながの背を押しました。 Eusebio Di Francesco:「次は無いぞ。今度こそしっかりつなぎ止めておくが良い」 宇喜多直家信者:「え……」 Eusebio Di Francesco:「そういうことだ」 Eusebio Di Francescoは宇喜多直家信者に親しみを感じさせる笑顔を向けると、南匈奴兵たちに叫びました。 Eusebio Di Francesco:「さて、我が南匈奴と漢は向こう五年間の不可侵条約を締結した。以後心して行動するように」 子供1:「お母さん!!」 Eusebio Di Francesco:「これこれ、皇子、母上は生まれ故郷に帰るのです。邪魔をしてはなりませぬぞ」 見ると3歳くらいの子供と2歳くらいの男児が蔡文姫を必死に追いかけようとしていました。
977 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 16:26:41
赤壁かっ
978 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:27:04
宇喜多直家信者:「三年、いやもう四年になりますか……あれほど長く感じていたが、早いものです。 Eusebio Di Francesco殿、王にはお子も沢山居よう。図々しいお願いだが私にお渡し願えないだろうか」 Eusebio Di Francesco:「他人の子を物好きな」 宇喜多直家信者:「我々漢族は家を絶やすのが最大の不孝。私には妻子はおらず……我が家の跡取りとして育てたいのです」 蔡文姫:「何を言っているの……」 Eusebio Di Francesco:「宜しい。王には私から伝えておこう」 宇喜多直家信者:「ありがたい」 こうして漢族五人は要塞の外に出ました。 八戸のぶなが:「貴公はどうも晩熟だな。さあ、もう要塞の外だ。言ってしまえば良い」 八戸のぶながは宇喜多直家信者を小突きました。 宇喜多直家信者:「姉上、四年の月日は早く、蔡ヨウ様は心臓を患い既にお亡くなりになりました。願わくは 私と、その、所帯を持っていただきたいのです」 蔡文姫:「そんな急に……子供たちだっているのに…」 八戸のぶなが:「何を迷っているのだ。返事は「是」しかないでしょう。あなたがたは血も繋がっていなければ 姓も違う。何で天が反対しようか」 蔡文姫:「でも……子供が」 宇喜多直家信者:「私は姉上と、いえ、蔡文姫と婚姻することで少なくとも三つの良いことがあります。 一つ、女性の悪阻は苦しいものだが、悪阻に苦しむあなたを見ないで済んだこと。 二つ、女性の出産には生死の危険が伴うが、きちんと無事なあなたと再会できたこと。 三つ、妻の出産の十月十日、夫は生きた心地もしないものだが、私はその苦しみを味わうこともなく、こうして 可愛い息子に二人も恵まれたこと……さあ、坊やたち、私の息子になってくれるかな?」
979 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:27:34
宇喜多直家信者は血の繋がらぬ二人の息子の頭をくしゃくしゃとして聞きました。 二人の子供は嬉しいような恥ずかしいような、驚いたような顔をしておりましたが、やがて嬉しい顔に統一し、「うん」と言いました。 宇喜多直家信者は子供の言葉に目を細くし、両腕で二人を抱きしめました。 宇喜多直家信者:「子供達の承認は得ました。さあ、後はあなたのお返事だけです」 宇喜多直家信者は、蔡文姫を優しく見つめました。蔡文姫は恥ずかしいのでしょうか。俯きながら「はい」と震える声で答えました。 八戸のぶなが:「あーあ、不器用な人間というものは見てられませんな。さあさあ、宇喜多直家信者殿、今更洛陽に帰って家庭教師も つまらんでしょう。どうです? 私と晋国へでも行きませぬか」 宇喜多直家信者:「そうですね…晋国にでも行ってみましょうか。誰も知らぬ土地で過ごすのも良いでしょう。 洛陽では人が妻をあれこれ詮索する人間がいるかもしれない」 八戸のぶなが:「妻の発音が少し不自然に聞こえたが、まあ、いいか。それでは参りましょう。晋国へ」
980 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:28:16
こうして五人は遙か晋国を目指しました。『晋史』によるとこの後宇喜多直家信者は蔡文姫との間に新たに五人の子を設け、 五男二女の子宝に恵まれたそうです。 後の世『京劇』が盛んになりはじめると蔡文姫と宇喜多直家信者のこのエピソードは才子佳人の項目の代表格となり、 名女形・梅蘭花のために『還漢記』なる演目が作られました。 歴史の中には策士、豪傑、名も無き兵士…さまざまな人間が出ては消えてゆきます。しかし、宇喜多直家信者の 人生は乱世にあって平穏で手にしようと欲せば届く権力に目もくれずして得た幸福なのでした。一人の官吏のあり方として 「こういう生き方も良いものだ」と科挙受験生や官吏は晋史を読む度に溜息をついたということでございます。 さてさて、キリの良いところで第二部は終わり。 続きはまた第三部にて。晋国と後漢の行方はどうなるのでしょうか。 三戦英雄傳、続きはまた次回。
981 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 16:31:42
>>972 >>977 早速のご感想ありがとうございます。
僕のお話は創作が多いのですが、元ネタがあることもあるので探してみると
面白いかもしれません。
今回は孔明と周瑜のエピソードを演義赤壁から拝借しました。
それでは、また第三部にてお目に掛かりましょう。
第二部ご愛読ありがとうございます。
982 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 16:38:05
小魔玉のおくさんを忘れてないか
983 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 16:43:23
>>981 980超えると落ちやすくなるから次スレを今のうちに立てておいたほうがいいよ
984 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 17:29:40
更新乙
985 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 17:32:22
立てれないなら立ててこようか?
986 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 21:20:40
書きたかった話とはこれだったのか
987 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 21:37:05
>>982 元丁原の方は一応重要? な役なので第三部で行方その他話題に上る予定です。
細部まで読んでいただきありがとうございます。
>>984 夏はバイトその他が立て込んでいるのでまた秋から冬に第三部の予定になると
思います。どうしようもなく書き込みたくなったときは、また投下すると思います。
ありがとうございます。
>>985 もう少ししたらテンプレートの文を考えて自分で挑戦してみます。もし、立てられなかったら
そのときお願い致します。ご厚意有り難うございます。
>>986 そうです。戦い自体長引かせるかどうかで迷いましたが、和睦の形も良いだろうと
こうなりました。シリーズ全体を通して「今までのむかしむかしシリーズで活躍できなかった
固定さんに焦点をなるべく当てよう」としてきました。小魔玉さんが董卓的ポジションにいるのも
そのためです。宇喜多直家信者さんには、まとめの更新などでお世話になったので
「物語の中では大ファンの蔡文姫と幸せに」ということでこういう形でお礼をしたつもりです。
たまには良い話も書きたかったので。いつもご愛読ありがとうございます。
988 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 21:40:03
>>983 それは知りませんでした。ご親切にありがとうございます。
テンプレートを考えてみようと思います。
>>うんぴさん
戦国の漫画、横山初期のものをブックオフで100円で買ったものの、
絵が好みじゃなくて読んでなかったりします。
楽しみながら学べる戦国・三国志のお勉強スレ、あると良いですよね。
僕も考え中なのですが……。
989 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 21:51:09
990 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 21:56:12
スレタイは?
991 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 21:56:25
992 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/24(木) 22:24:32
すまん しばらく立ててなかったから大丈夫だと思ったけどPCも携帯も無理だった 申し訳ないがスレ立て代行スレで依頼するとか
993 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/24(木) 23:42:12
>>992 ご丁寧にありがとうございます。
とりあえず、依頼してきました。
ありがとうございます。
994 :
自演民主党員No.3八戸将軍 ◆djVAbnh0OI :2008/07/24(木) 23:59:28
この長編作品に私が一度ではあるが出演している事を知る者は少ない 次スレッドは悲しいかな立てられなかった
995 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/25(金) 00:08:12
996 :
氷雪 ◆jKdJ051mHQ :2008/07/25(金) 00:18:39
>>994 読んでいて下さったのですね。
スレ立てチャレンジも、ありがとうございます。
自演民主党員といえば八戸将軍さんなので、お名前を出してみました。
997 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/25(金) 00:57:55
もうすぐこのキモいスレも終わりだな^^
998 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/25(金) 00:59:07
次スレとかいらないし^^ 隔離スレはさっさと落とすに限るwwwwwwww
999 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/25(金) 01:00:07
キモホモ氷雪とKY腐女うんぴざまあwwwwwwwwww
1000 :
無名武将@お腹せっぷく :2008/07/25(金) 01:00:53
氷雪うんぴ死亡確認wwwwwwwwwwwwwwwwwww
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread 立 新 / ,、r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`';,、 ,r';;r" _ノ と 何
て し L_ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ,';;/ ) 申 と
ね い //;;/´ `' 、;;;;;;;;,,l;;' /ヽ す 1000
ば ス /.,';/ ヽ;;;;,l;L_ .,,、,--ュ、 ';;;;;;;;;i か を
い レ l |;|┌--‐フ ┌----、、 |;ヾr''‐ヽ, ,、ィ'r-‐''''''‐ヽ ';;;;;;く !! 超
か ッ i |l ~~__´ 、 ``'__''''┘ |;;;;;l rO:、; ´ ィ○ヽ 'i;;;;;厶, え
ん ド l _|. <,,O,> 〉 <,,O,,> |;;;;;| `'''"/ `'''''"´ !;;;;;;;;ヽ た
の を ._ゝ'|. / 、 |; ,' / 、 |;;;;;;;;;;;;;レ、⌒Y⌒ヽ
う 「 | | ( ) .ソ l ,:' _ ヽ .|;;;;;;;//-'ノ
ヽヽ | _,ニ ニ,,,,,_ ', ゞ,' '"'` '" i;;;;;i, `' /
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ `| ,、ィ-‐''__'''‐-`,、 '' .', i、-----.、 `''"i`'''l
人_,、ノL_,iノ! . ', :i゙''''''''''`l' ` _人__人ノ_ヽ ヾ゙゙゙゙ニニ'\ ,' ト、,
/ ヽ L__」 「 で 書 Lヽ ヽ〈 i| Vi゙、
ハ ワ {. ヽ. -、、、、 ' ノ き き 了. ゙, ,ヽ===-'゙ ,' , // ヽ
ハ ハ ヽ. ハ ) ん 込 | ',.' ,  ̄ , ' ノ //三国志・戦国板
ハ ハ > /|ヽヽ、___,,,,、 'く み > ヽ.  ̄´ / ,、 ' /
http://ex21.2ch.net/warhis/