ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9F%9F 西域は、古来、中国人が中国の西方にある国々を呼んだ総称である。本来は東トルキスタンをさしたが、拡張されて西トル
キスタン、さらに西アジアをもいう。
中国の西方の国々が記録のうえに明確に現れたのは『史記』の「大宛伝」が最初だが、ここには西域の語はみえない。『漢
書』にいたって初めて西域の語が現れ、西方の国々のことを記した「西域伝」が作られる。この西域伝では西域の地理につい
て「南北に大山あり、中央に川あり、東西六千余里、南北千余里」と述べているので、タリム盆地、すなわち東トルキスタンを
さしていることが明らかである。しかし、『漢書』西域伝には東トルキスタンの国々ばかりでなく、西トルキスタン、インド、イラン
などの国々についても記されている。その後、中国歴代の正史のいくつかは西域伝を載せているが、その地理的範囲はすべ
て『漢書』と同じである。
大まかにいって、西トルキスタンの東南にはガンダーラがあり、東トルキスタンにはホータン・クチャがあり、シルクロードの分
岐点にあたる。