58 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/10(火) 10:54:47
>>17 三国志ぐらいじゃない?女性キャラが目立たない作品て。中国の時代劇作品で
たくさんの女の武将が活躍する作品があったような。タイトルは失念しました。
>>57 秦叔宝かなー。
隋にも魏にも鄭にも唐にもいたしかたよらなさげ。
張須陀ほどの義将がいるか?
楊義臣ほどの功名を求めない名将がいるか?
>>58 多分、楊家将演義じゃないかな。
女将軍勢揃いって感じだし、ドラマが昔NHKのBSで放送されたことがある。
>>60 つまりそれは諸葛亮。 位置づけはそういう感じ。
>>61 楊家の女将だね。 でも、女性が活躍する話はたしかに多い。
薛仁貴の樊梨花とか、岳飛の娘(だっけ?)、岳銀瓶はだめかもしらんが。
曹操の魏対李密の魏
李密は名門意識が強くて古参将のみを大切にする癖があり、
長期的視点で物事を考えるというより急進論に流されるところから
曹操というよりは袁紹に似た性質を持っている。
ただし、袁紹よりは才走っているけどな。
袁紹の部下をうまく扱えず失敗した点は、竇建徳が似ている。
汜水の戦い前後は、たしか四川や荊楚を、いとこの李孝恭&李靖という最強コンビが平定しまわっていたので、秦王府軍も後顧の憂いが少なく、王世充・竇建徳双方を相手にしても勝てたのじゃないだろうか。
>>68 本気で言ってるならちょっと困る
袁紹は部下を上手く扱えず失敗したんじゃないんだし
>>69 そうなのか? 麹義とか田豊など、その代表格だという認識だったのだが。
>>68 まあ、李世民の功績はかなり誇張されているね。
>>71 そうじゃなくって、華南方面の平定が無視されてる傾向にあるってこと。
李孝恭の功績を李世民は認めて、凌煙閣二十四功臣の第二位(いとこだから当たり前だが)だけど、隋唐演義もさることながら、日本の小説でも取り上げられることは皆無。
李世民の功績は大きいすぎるから、その輝きに目がくらんで他のところが見えないんだよな。
73 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/13(金) 00:42:31
兄貴の李建成も可哀想にな。
李世民の功績を強調するために、
史書からかなり功績が削られちゃったらしいし。
アニキは対突厥の抑えで、にらみ合いがほとんどだったのと違うかな。
そういう意味で「派手な戦争」をしてない分、地味に捉えられがちだけど、あの強大な突厥の南下を許さなかったのは、実は大変な功績。
元吉は太原失陥をやらかしてるから論外として、建成が北、世民が中段、孝恭が南とそれぞれあたったわけで。
河北〜中原の一番過熱する戦いを制した李世民の軍功が輝くのはしょうがない。そういう自負はあったろう。
当時の力関係を考えたら、突厥が最強だったんじゃないかと思う。
李世民も最初の方は、史書ではごまかしているけど、どうも突厥に従属するようなことを、
やっていたようだし。
>>75 突厥は全世界的にみて、当時最強だったよ。
77 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/15(日) 07:55:51
分裂した中国が統一へ向かうのも、遊牧民の圧力にさらされているのが理由のようなものだしね
>>74 西方でササン朝ペルシアの歯がたたなかったエフタルという遊牧民もペルシアが突厥と組むとあっさり滅んでる。
ビザンツもペルシアを倒す際に力を借りたそうだ
>>78 へぇ〜。 すごいなテュルク…
李世民といえば、その突厥から「天可汗(テングリ・カガン)」と呼ばれたけど、この頃の突厥は弱化していたのかな…
漢武帝の匈奴討伐に劣らない快挙なんだよね、突厥討伐。
隋くらいから突厥は西と東に分裂していたからな。
まともにやったら歯が立たないっしょ。
突厥はその後散り散りになって、新興のウイグルや吐蕃らが取って代わったけど、それもやがて崩壊して契丹になった。
でも、突厥の別部の沙陀は、中国に入って河南を牛耳った。
唐の290年間に、いろいろめまぐるしく塞外の状況が変わっていってる。
遊牧民は超強力な指導者でないとまとまりにくいから、長く続くと脆くなりやすいのだろうかねぇ。
82 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/16(月) 13:39:30
何かここのスレじゃ、割と評価高いのね隋唐演義。
「田中芳樹を撃つ!」あたりじゃあんま芳しくなかったけど・・・。
自分個人としては、三国演義程にはキャラクターに魅力感じんかったのぉ。
>>82 ここでも評価が高いとも思えないけど… これしかないし。
たなうつサイトは、田中芳樹が嫌いなために必要以上の揚げ足取りをしているから、信用できない。
>>82 田中芳樹の隋唐演義は正直言って面白くないけど、
隋末唐初っていう時代は面白いと思ってる。
隋唐演義読むより史実読んだ方がキャラクターに魅力を感じるかもね。
田中芳樹の中国歴史小説って、全般的にイマイチだよね。
風よ万里を駆けよはなかなかだったけど。
田中芳樹もいい加減、変な中国マンセー反日言動はやめればいいのに。
>>85 おれ、田中ヨッシの中国小説は結構好きだ。
中国小説読む上では、>変な中国マンセー反日言動< は、ほとんど気にならない…
ってか、田中の反日言動って知らんのだが。
中国史モノ以外のヤツの本読んでないからだろうが、読んでいたとしても中国モノを批判する根拠にはならないと思うがなぁ。
たなうつのサイトでカキコしてた人って、その辺の区別がついていなく、田中の反日言動がウザいためにすべてが嫌いになるって極端なんだよね。
田中ヨッシの「おれこんなの知ってるぜエラいだろ、へへん」的言動が嫌いというが、そういうのが鼻についたこともないのだ。
ただ、やたらと三国志ではなく他の時代を紹介するのに、「三国志の武将に比べてこうスゴイんだぞ! いつまでも三国志に引っかかってないで他逝け!」的言動はかなりウザイが…
って、板スレ違いすまん。 でも言ってみたかった。
87 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/17(火) 14:00:03
転生だとか太宗の地獄巡りだとか、
面白いとは思ったけんど、歴史小説の重みとしては
三国演義に比べ軽いかなぁ・・・。
88 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/17(火) 17:08:45
緊迫、重厚において三国演義に及ばず、
豪快、奔放において水滸伝に及ばず、
何とも中途半端な作風・・・、というのが自分の感想。
三国志程人気の出ないのも、分かるような気が・・・。
歴史に偏りがちな三国演義、
娯楽に偏りがちな水滸伝に比べて、
両者が混ざり合っていて、ちょうどいいと思うけどな。
たしかに三国演義は演義というには硬派な作品であることには違いない。 ほかにこういう作品はないからね。
(でもやはり演義色はあって、「どんっ、と火砲がなって、北は〜の部隊、東は〜の部隊(ry」というのはあるけど)
隋唐演義は、そう中途半端なんだよな、すべてにおいて。
玄宗〜安録山〜楊貴妃を、もっと味わい深く物語れば、結構受けはいいはずなんだけどな…(知名度があるだけに)
まあ、李世民死後は削って、話をまとめた方がいいかもね。
やっぱ一番面白い、というか後半に統一の期待が生まれてくるわくわく感を味わうなら、楊玄感の乱から河南討捕・張須陀軍の活躍辺りが一番イイな。
正史で確認できるだけで200もの蜂起軍が乱発し(中国至上例をみない)、張軍のために淘汰されていくさま…
ああ、これじゃ田中の小説か…
張須陀のためならなんでもする。命も惜しまない。
と秦叔宝は心に違った。
嘘つきぃぃぃ><
秦「うるさいな、ここは戦場だぞ。いきなり双カンが飛んできてお前の頭を砕く、といったようなことも有り得るのだぞ」
ひぃぃぃ><
94 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/19(木) 15:28:18
玄武門の変で、しめて欲しかった
ついでに少林寺も出したら面白くなるかも。
映画「少林寺」ののりで、単身敵地に潜入して危機に陥った李世民を少林寺の僧が助けて…
それ、ふつうに『少林寺』だから。
97 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/20(金) 22:14:51
元々水滸伝的な要素もあるんだし、少林寺の坊さんが出てきたら、
それなりに盛り上がるかもな
李世民が、洛陽の王世充を攻めた時に、少林寺の坊さんたちが加勢したって話は、
歴史上本当にあったことなのかな?
少林寺のある嵩山って、洛陽の近くなんだよね。
99 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/21(土) 02:02:27
洛陽と鄭州の中間から、南下したあたりぐらいかな。
嵩山自体はそれほど高い山ではないんだけど、周りが平野部で高い山がないから、
特別目立った山となり、霊山となって中嶽に選ばれた。
頂上からは、洛陽の町並みも見渡せる。
十三棍僧、唐王を救う
西暦617年、随が滅亡し、新たに唐朝が長安に興った時代。随の遺将・王世充が洛陽に「鄭」国を建て、自ら皇帝と称していた。
唐第一代・高祖李淵は唐王朝の統一政権を更に強固なものとするため、息子の李世民に命じて王世充を討伐すべく、洛陽に向か
わせた。
この時、少林寺は志操、曇宗をはじめとする僧兵団を派遣し、進んで李世民を助けた。少林寺の武僧達は戦闘の中で、王世充の
甥である王仁則を生け捕りにするなど多大な功績を立て、結果王世充の鄭を下すのに大きな力となった。
これにより、後に李世民が帝位に昇った際、少林寺は以下の恩賞を賜った。(1)少林寺武僧のために碑を建て、13名の和尚の
名を刻んで後世に伝える。 (2)今後、 少林寺の戒を解き、飲酒、肉食を禁じない。(3)少林寺で特に功の大きかった13名の僧に
爵位を与え、官職に封じる。(4)少林寺に田畑40項(量詞?を与え、荘園とする。(5)今後、少林寺は500の僧兵を持ち、常に訓
練する事を特に許す。
(2)と(3)は僧達によって丁重に辞退されたが、これ以後少林寺は時の権力者と強く結びつき、隆盛を誇る事となる。映画「少林
寺」の元にもなった有名なエピソードである。
618年の間違いだよね?
102 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/22(日) 10:45:45
>>90 >玄宗〜安録山〜楊貴妃を、もっと味わい深く物語れば、
そのへんは、隋唐演義とは別の独立した物語として作った方がいいかもね。
香港ドラマかなんかで、「楊貴妃」ってタイトルのエロスドラマがあるけど
あれは、見てるうちにどうでもよくなった。
安録山もやがては出てくるのだろうが、見るのが痛々しい。
104 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/23(月) 05:58:07
うん違う。 全然安っぽいドラマだったから。
三国志を三部にわけるとしたら
第一部 三国鼎立まで
第二部 孔明北伐
第三部 晋の統一
隋唐演義だと
第一部 隋末群雄勃興
第二部 唐帝国成立まで
第三部 安史の乱
みたいな感じになるのかな?
隋唐演義の認知度を上げる為には三国志と同じく第二部までをフィーチャーした作品が必要そう。
第三部は第三部で別作品として独立させた方が良さそうな気がする。
問題なのは三国志の孔明に対して李世民は物語の中心キャラとして日本人に受ける性格は持ってなさそうなことかな?
秦叔宝のパートなんかは、水滸伝風だし、
無理に三国志に合わせて、調整する必要もないと思う。
ただ、第三部の部分、武則天以降は、蛇足の感は否めないね。