>>46 そりゃしょうがないわ。 前世紀のトラウマを払拭しようとした結果と見れないこともない。
48 :
46:2006/09/25(月) 02:01:25
ごめん、誤爆
49 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/09/25(月) 03:23:29
>>35 大順政権については過大評価説と過小評価説があるからな。
この時代を扱った小説が中国で書かれたらしいが、途中からすごいことになってるらしいね。
日本語訳があると聞いたが、それもそのまま逝っちゃった内容なのかね?
日本でこの時代を扱った小説となると、何があるかな?
一番有名なのは、司馬遼太郎の「韃靼疾風録」かな。
陳舜臣も、「珊瑚の枕」、「旋風に告げよ」、「風よ雲よ」なんかを書いている。
後は、井上祐美子の「紅顔」、伴野朗の「傾国伝」等が思い浮かぶ。
外国作家では、実より虚の方が多いけど、金庸の「碧血剣」が面白さでは抜群。
53 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/09/27(水) 18:45:13
いろいろと面白い人物や出来事の多い時代だから、
小説を書くネタには困らないね。
張献忠はある意味、人気あるだろうね。何か悪いものでも食ったのか?
55 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/09/29(金) 16:16:20
数々の残虐な行いが繰り広げられたこの時代では珍しく、
張献忠は人道主義者だったからね。
確か、この世でこれ以上の不幸に遭うのは忍びない、とか言って部下を処刑したんだっけ?
「蜀碧」には、歴史上稀に見る人格者張献忠の輝かしい業績が記されているよ。
58 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/09/30(土) 19:38:56
あの時代には珍しいヒューマニズムに満ちた男だな
人民裁判、なんていう茶番をやった李自成とは大違いだな
裏切り者呉三桂などと、比べるべくもありませんな
61 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/02(月) 16:02:25
今生きていたら、ノーベル平和賞は確実
62 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/02(月) 17:28:57
おみゃーら、なに褒め殺しとる
史可法ってのは、李自成や張献忠の討伐に功があったようだけど、
武将としては優れていたのかな?
64 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/04(水) 20:02:05
でも、揚州は守ることができずに、
揚州十日記の大虐殺を招いてしまったね。
65 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/06(金) 17:41:31
揚州って塩の集積地として栄えていたんだね。
明末の大虐殺の後も、清代にはちゃんと復活しているし。
NHKは一度大河ドラマで、鄭成功を扱う気はないかな。
面白いと思うが。
67 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/07(土) 15:11:22
台湾が絡むから無理w
日中合作の鄭成功の映画も、中共のプロパガンダ色が強いというか、
「台湾は中国のもの」という主張が前面に強く出すぎていて、
引いちゃったな。
69 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/09(月) 13:14:21
エキストラは人民解放軍の参加だけあって、
迫力はあったけどね。
役者もそう悪くはなかった。
>>52 最近、題名忘れたけど、呉三桂を極端に美化した小説を読んだ。
陳円円は、桃紅という名前になっていて。
なんつーか、凄く見たい
73 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/11(水) 21:58:30
碧血剣の前に作った神雕侠侶が、3月に大陸で放送されて、9月に日本版DVD発売となった。
この碧血剣は今年の年末から大陸での放送を予定しているようなので、
早ければ来年の夏か秋に日本版DVDが発売されて、ビデオ屋でレンタルできるようになるんじゃないかな。
神雕侠侶、碧血剣共に同じプロデューサーの制作だけど、
神雕侠侶がファンタジー色を強く打ち出し、映像美にこだわったのに対して、
碧血剣は、歴史色を強め、全体として手堅い作りにするとか。
まあ、どちらも武侠小説が原作なので、ファンタジーであることには変わりないけど。
75 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/13(金) 14:21:58
李自成の乱って、農民とかの民衆は、政権を倒すことはできても、
新たな政権を作ることはできないっていう典型的な見本だな。
政権を作るには、支配階級、古代なら豪族、近世なら士大夫層の協力が必要。
李自成は駅卒をやっていたらしいけど、
駅卒って普段どんなことをさせられるのかな?
77 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/14(土) 23:31:46
荷物運びのようなことをやらされるらしいよ。
駅卒って、職もなくてぶらぶらしている連中が、放っておいたら盗賊になりそうなんで、
仕事を与えると共に、疲れさせて暴れる元気を奪うのが目的だったらしいから。
中国の大盗賊に、そんなことが書いてあったように思う。
中国の大盗賊が事実として書かれてるみたいな言い方だな
79 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/16(月) 01:24:20
逆じゃなかったか?
駅卒廃止で失業者が流賊化
放っておいたら見事に盗賊になったんだな
李自成に明朝が滅ぼされた後、
明の皇族があちこちで皇帝に立てられたりしているけど、
地方に封じられていた明の皇族って、どれぐらいの兵力持たされていたんだろう?
三国志との共通点も比較しながら語っているので、このスレは板違いではありません。
と、一応書いておこう。
削除されたらたまらん。
>>81 基本的にもっていない。持つと、法違反で謀反扱いされる。
後の永暦帝だったか、王時代に盗賊軍がせまってきたんで朝廷に討伐の軍よこしてくれ
と頼んだがむこうもそんな余裕ないのでなしのつぶて。仕方なく自分で兵集めて戦った
ら後になって問題視されて王位剥奪(王位そのものは弟の相続が認められて王家は自体
は存続したが)
84 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/18(水) 15:47:57
寧王とかよく兵を集められたものだな。
崇禎帝が袁崇煥処刑しなかったら、明朝はもう少し延命できたかな?
無理だよ。
明の滅亡は、実は万暦年間にあったと言われるぐらいだし。
万暦帝の末期の乱脈財政で既に再起不能な状態に入っていた。
崇禎帝がいくら頑張ろうと、滅亡を避けるのは無理。
87 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/20(金) 12:21:42
ぐうたら万暦帝の治世が半世紀近くも続いて、やっとくたばって、
やっとまともそうな泰昌帝が跡を継いで、何とか立ち直れるかも、
と思ったら変な薬ですぐにあぼん、
その跡を継いだ天啓帝も変人で、魏忠賢に政治を丸投げしたからな。
で、ようやく寿命と知能を兼ね備えた人が出てきたと思ったら、手遅れでしかも猜疑心が強い男だったか
色々終わってるね
ほんとう、天命が尽きていたんだろうな
明朝ってろくな皇帝が少ないな
名君と暗君が交互にでるんだけど
暗君が長く、名君が短いのか明……と陳御大がおっしゃってた気がする
万暦帝とか、嘉靖帝とか、無駄に長生きしたからなあ。
92 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/21(土) 02:00:37
>>87 明末三大怪案の、紅丸の案ってのは、一体真相は何だったんだろうね?
泰昌帝が飲んだ紅丸は、やっぱり毒薬だったのかな?
93 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/22(日) 09:12:16
>>92 元々の泰昌帝の体調の問題だったようにも思える。
清といえば、満州八旗の精鋭部隊とよく言うけど、
既にこの時の中原平定戦の時点で、軍事力の中心は、
明から寝返った、漢人部隊になっていたらしいね。
行政機構も、既存の明のものを上手く取り込んだようだし。
95 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/23(月) 14:27:13
三藩の乱を鎮圧したのも、八旗ではなく緑営中心
こうも違う王朝も、それも異民族の支配下にあっさり入る中国人って分からんわ
96 :
無名武将@お腹せっぷく:
>>95 明末の重税&極めて悪い治安状態を経験すれば
弁髪さえすれば無問題の清王朝の方がましだと当時の漢民族は思ったんだろ。