三国時代の文学スレッド

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87無名武将@お腹せっぷく
(意味は適当。)

明月は高楼を照らし、月の光はさまよう。
楼上に愁いに沈む女あり、嘆いて尽きぬ悲しみがある。
ちょっとお尋ねします。「嘆いているのは誰ですか。」と。
(女が)言う「旅人の妻です」と。
「あなたが行って十年を越え、私は常に一人で棲んできました。
 あなたは清らかな路の塵、私は濁水の泥のようだ。
塵と泥は元が同じ物でも、浮(夫のこと)と沈(妻のこと)は状況が異なり
再会は何時かなうのだろうか。
せめて西南の風と為って、遠く行ってあなたの懐に入りたい。
あなたが懐をもしも開いてくれないなら、
賤しい私は何を頼りにしたらいいのか。(何も頼るものがない。)」

曹植タンの「洛神の賦」が一番好きだが、
あまりの長さにうpを断念。