あと、魯粛伝の本伝のほうにも似た内容の周瑜の上疏がでているので、
忘れないうちにうpしておきます。これはどちらが原文なのでしょうね? 裴松之は注に、
「案此箋与本伝所載、意旨雖同、其辞乖異耳(案ずるに、この(
>>21の)文章は
魯粛伝の本伝に載っているもの(↓)と趣旨は同じだが、そのことばが異なっているだけだ)」
と述べています。どちらが原文か自分はよく知らないのですが、
自分はどちらかといえば、なんとなく
>>21が好きです。深い意味はないのですがw
『呉書』魯粛伝第九より、周瑜の遺書(白文)
周瑜病困、上疏曰、
当今天下、方有事役、是瑜乃心夙夜所憂、願至尊先慮未然、然後康楽。
今既与曹操為敵、劉備近在公安、辺境密邇、百姓未附、宜得良将以鎮撫之。
魯粛智略足任、乞以代瑜。瑜隕踣之日、所懐尽矣。
書き下し(適当ですお……)
周瑜の病は困(きわま)り、上疏して曰く、
今の天下に当たり、方(まさ)に事の役(えき)に有る、是れ瑜の心は乃ち夙夜(しゅくや)憂うる所、
願わくば至尊(しそん)先んじて慮(おもんぱか)り然らず、然る後に康楽す。
今は既に曹操を敵と為して与うるに、劉備は公安の近きに在り、辺境は密邇し、
百姓は未だ附かず、宜(よろ)しく良将を得て以って之を鎮撫す。
魯粛の智略は任ずるに足り、以って瑜の代を乞うば
瑜の踣(たお)れ隕(お)ち之(ゆ)く日にも、懐(おも)い尽くる所なり。