>>109 隋唐龍伝説書いた人、長安烈日っていう黄巣の乱の小説も書いているよ。
だいたい似たような作風だと思う。
ああ、あのとんでもなく怪しいヤツね。
まだ読んでないし読む気もないから、批判はできないけどあらすじを見ると爆発しそうになる(ぜひご自身の目で)。
116 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/06(金) 17:37:38
後、水滸伝も書いてたな。
>>111 でも、耶律徳光が開封へ入った時の、虐殺掠奪ぶりを見るとねえ
118 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/07(土) 15:02:06
打草穀
>>117 いやむろんわかってるよ。
でも、国家としてのレベルというか固まり度合いというか、内実が伴っているのは、当時契丹の方だったわけで。
「蛮帝」よりも「暴帝」にして欲しいところ。
沙陀王朝である後晋も、内部節度使どもは、赴任先の藩鎮では鬼の収奪を繰り返してますし。
趙在礼という節度使が、朝廷からの任地替えで他藩鎮に移ったとき、その州の人たちは「目から釘が抜けたようだ!」と喜んだところ、地獄耳にも聞きつけた趙在礼は舞い戻ってきて、「抜釘銭」と称してさらなる搾取に励んだそうな。
唐末五代は、みんなして常識とか節度とかを見失ってる狂った時代だというのが、よくわかるエピソード。
耶律徳光は魅力的な悪役を目指しては。
漢民族の愛国心が燃え上がりそうなネタだし。
だとしたら、主人公は柴栄しかいないな。
とりあえず、生前は遼軍に対して連勝してるし。短すぎるからなんともいえんが、少なくとも後晋のヘタレ連中よりは愛国心をくすぐる存在には違いない。
それと、狂気の天才戦術家・李存勗かな。 契丹と、叔父甥の契りはあれど、ことあるごとに戦いに及んでいるし、だいたい痛みわけで終わってる(ちょい押し込まれ気味か)。
なんと言っても、相手はあの阿保機だしね。
122 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/10(火) 16:12:43
柴栄が長生きしたら、天下統一を果たしていた可能性大だろうな。
でも、趙匡胤も王朝の開祖としては魅力的。
柴栄と趙匡胤ってものすごく気のあったダチって感じがする
無駄に爽やかなんだよ、アノ二人
何だか、陰気な暗い印象ってのがないね、この二人は。
趙匡胤も簒奪はしても、柴氏の一族はきっちり保護したし。
他の時代だと、どろどろとしていて血生臭くなることが多いから、余計にそう感じる。
それ故に一層暗く感じる趙匡義
>>123 えっと… それはなにからのイメージですか? よければ教えてください。
そういう二人の関係を切に望んでいるのだけど、「飛龍全傳」とかでは
柴栄は陰険で姑息な感じで、趙匡胤は呂布か張飛か、ってイメージらしいしorz
宋史の太祖本紀で、有名な逸話が「周世宗は方面大耳(貴人の相)のものを見ると自分の地位を狙うものと疑い、これを皆殺しにしたが、おれは一日中側にいても害されたことはないのだ!」というのがあります。
これは趙匡胤がつまり貴人であって、しかも天命により生きながらえることを約束された、パフォーマンスなんですが、注目すべきは「疑心のある」柴栄(涙)。
そりゃたしかに… いっぱいいっぱい手討ちにしたさ… でもよ。 命令違反者ならびに戦場離脱者とかだぜ…
>>126 その辺は作り話っぽい気もしますが。
後周の王朴に関するエピソードを読むと、趙匡胤は爽やかな好漢だと
感じられもするわけで。
というか、それほどまでに柴栄の猜疑心が強かったなら、わざわざ
石刻遺訓なんて残さないんじゃないでしょうか。むしろ柴氏一族を
皆殺しにした方が、周囲から支持を集めそうな…。
>>127 作り話だとは思うけど、問題はそういうイメージが広がってるかもしれないのかなぁ、ってことで。
ロマンを追求してしまう性格上、二人には高潔な友情を求めてしまう。
>>石刻遺訓なんて残さないんじゃないでしょうか。
そう… だから余計に違和感が。 信長のようなもんで、傍目からは悪鬼か羅刹にでも見えていたのが、趙匡胤にはそうではなかったということかも…
>>王朴
漢の張良+蕭何といったところですよね。 北伐前に亡くなったのが惜しまれます。
ひとつ妄想してみた。
柴栄が北伐行で発病せず、予定通り幽州を狙うものとし、遼には20年ばかり早く耶律休哥が生まれている… と、そういう状況。
双方ともに高速展開を得手とするので、幽州(遼側では燕京)をめぐって豪快な機動戦が期待できたのではなかろうか。
131 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/12(木) 21:37:30
Ifものねえ・・・いろいろややこしそう
やっぱ趙匡義は趙匡胤の死に関係があるのかな?
あったほうが面白いかもね。
もしかしたら花蘂夫人との一件で、ずっと恨みに思ってたとか…
>>134 そんな小説があったな。「この女だけは兄貴に譲れねえ」とか言って。
誰の作品だったか。
136 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/14(土) 13:03:42
井上祐美子の「芙蓉怨」という短編小説だね
太宗の子孫は靖康の変でほとんど連れ去られ、
結局南宋は太祖の子孫が継ぐことになったね。
因果応報だな
139 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/17(火) 08:24:01
誰だったか、名前出てこないけど、そういう因果応報史観の人が、
清代にいたよな。
ネタが少ないね。
拠り所にできる小説なりがないのが原因だろうか…
「馮道 〜乱世の宰相〜」は小説じゃないけど、それっぽく読めておもろいよ。
そういえば、日本でこの時代を扱った小説って見かけたことないね。
明末とか元末の動乱期だと、わりと小説書いている人もいるけど。
馮道なんて、主人公としてうってつけだと思うけど。
柴栄や趙匡胤もないんじゃないかな?
史記から春秋戦国の話拾ってくるよりもずっと面白いと思うんだけどね。
143 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/19(木) 11:16:04
一番書いてくれそうなのが田中某氏w
いや、陳御大だろ
そーだと信じたい
小前が趙匡胤書いてるってさ。
146 :
http://tadadenetoge.web.fc2.com/index.html:2006/10/19(木) 20:49:43
1時間で約1500円の現金・WebMoneyゲット!!捨てアドOK,ミクシィ紹介あり
↑ ちなみに12月予定らしい。 小前氏の趙匡胤。
148 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/21(土) 01:16:37
小前亮って「李世民」書いてた人だよね。
中国の皇帝シリーズで行くのかな?
「李世民」はまだ読んでいないけど、どんな感じの作家なのかな?
個人的には、教科書のような文章を書く塚本青史の印象>小前亮
文章に引きこむものがないというか、読者をアジれないというか。
作家にはアジテーターの資質が不可欠だよな、と思わせた人。
ちなみに「李世民」では、彼がいかに遊牧民と関係ない純粋の漢人で
あるかが、至る所で強調されてて萎えた。
北魏→北周→隋→唐の流れは完全に無視ですかい、と。
隋唐の皇族に夷狄の血など混ざっていない! という主張は、昔の
中国人の論文に載ってたけど…、アレを読んだときを思い出した。
そりゃあ、杉山の遊牧民マンセーありきな著作集もどうかと思うけどさ、
バランス感覚って大事だよね。
例えば杉山が遼の凄さを強調して、後唐〜後晋期の中国はヘタレ扱い、
耶律徳光が仕方なく撤退してやったように書いたりするのが、とても
正確とは言えないのを考えると…。
遼の撤退は国力の限界、行動可能限界の露呈であったはずなのに、それが
「融通無碍の遊牧民らしい、実に見事な行動」
になっちゃうのがなんとも。
それほど遼が凄いのなら、最低でも金と同程度の領域を支配してないと
おかしくないですかね?
まあ、杉山氏の場合は、
「土地の確保にこだわらないのが、遊牧民の実に卓越した戦略」
と賞賛するだけでしょうが。
>>李世民が漢人
血統でいうなら、ありえなさすぎの主張ではないかな。 生母からしても北方の血を受け継いだ人だったわけだし、生活環境も漢化した北魏の流れとは言え、随所に、とくにその時代女性の現場での活躍が多かったようなところをみても、純粋な漢族とは言えない。
そもそも漢人にこだわる理由がわからんね。
もしかすると、柴栄も純粋な漢人として書かれるだろうか。
一般には漢人皇帝なわけだけど、血でいうならこの時代、純粋な漢人がいったいどれほどいるのだろうかねぇ。
それを純粋な漢人だ、と主張し印象付けようとするのはどうだろう?
>>遼の凄さ
実際すごいわけだけど、杉サマがマンセーしすぎて失笑しますがね。
特に、幽州を巡る攻防で、李嗣源の馳突と李存審の知略で追い払ったあの戦いで
晋側は必死で7万もの大軍を用意してそれでやっと勝った。しかも指揮官は阿保機自らではなかったので勝って当たり前。いやそれ以前にすでに幽州のような焦土には見切りをつけて撤退しかかっていたのに、それをさも大勝利で追い払ったかのように喧伝するのはワロス
と言いたげな部分。
晋は南に梁という天敵をもっていたのに、北に7万も、しかも宿将をあてる芸当ができたことを褒めろよ、と。
西夏の特集だってさ。珍しいね。
今週の世界ふしぎ発見
第982回
東方のピラミッド 〜西夏王国の遺産〜
2006/10/21(土)21:00〜
不思議なピラミッドと謎の文字を残し
忽然と砂漠に消えた西夏王国!
ミステリーハンター・阿部まりなが
現在の中国 寧夏回族自治区を訪ね
かつてシルクロードに栄えた
謎の王国についてレポートする!
>>151 ふしぎ発見シルクロードはよくやってるけど西夏は初めてだろなぁ
もうじき1000回いく番組なんで全て知ってるわけじゃないが
153 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/21(土) 16:22:42
かなり昔に、三国志とか、始皇帝について特集していたのは、
何となく覚えているけど、
近世以降、宋代、明代、清代となるとまだないかもね。
拓跋思恭あたりから話が… ないわなorz
どうせ、西遷したあとなんだろうよ、けっ。
そうなるとあんま五代との関わりがねぇ…
拓跋思恭が黄巣の乱で李姓をもらって、夏州定難軍に鎮するあたりから始まったら神です。
>>154 まあ、無理な注文だわな。
ちょっと中国史に詳しい奴でも、そのあたりとなると全然知らないことが多いだろうし。
制作側の念頭にあるのは井上靖の「敦煌」だろうし。
『敦煌』は「西域」って感じでいいよね。
映画で、李元昊の渡瀬さんが、めちゃかっこよかった。
内容はアレだけど、自分的にはまぁまぁだった。
見逃したと思ったら、野球の延長で命拾いしたw
158 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/22(日) 21:36:14
世界ふしぎ発見の西夏特集、
まあ、こんなものか、という内容だったね。
個人的に興味のある部分は、あまり取り上げられなかった。
左遷の由来についてやってたけど
自分が聞いたのは劉邦が項羽に漢中に封じられたのが語源って聞いたんだけど
違ったんだな
161 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/10/24(火) 02:23:37
向こうで三国志のスレが認められているなら
ここで五代志に関するスレが1つぐらい認められてもいいはずだよ
>>161 乙です。
こっちではなにかと文句言われそうなので、移転しましょ。