1 :
無名武将@お腹せっぷく:
―どれが勝っても…蜀に未来はない。
■エイリアン
身長:200cm
体重:160kg
特徴:フェイス・ハガー、チェスト・バスター、そして成体へと変態する。
■プレデター
身長:230cm
体重:200kg
特徴:カメレオンのようにカムフラージュし、人間の目にはその姿が見えない。
敵の体温を感じ、敵の恐怖をキャッチする能力を持つ。
戦うことを最大の喜びとし、それを生業ちしている戦士。
■魏延
身長:八尺
特徴:劉備に大抜擢されて漢中の守りという重責を担った武将。
孔明いわく、反骨の相があるらしい。
どれが勝つと思う?
張翼が勝つ
3 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/10 23:14:44
孔明が勝つ
4 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/10 23:16:15
白いほうが勝つわ
5 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/10 23:32:14
ララァは賢いな。
6 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/10 23:44:29
いや、ベーダー卿であろう。
8 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/11 10:48:20
張魯が勝つよ
9 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/11 10:56:08
実力的には顔良か文醜
11 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/11 10:58:41
核落としちゃえ
12 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/11 16:33:19
馬岱
スレタイにワロタ
・・・ここから糞スレ化するか良スレとなるかはレスしだいだが
>1のデータだけではわからんな
弱点を挙げたら自ずとわかるんでないか?
魏延に決まっている
魏延が未来を築くのだよ
18 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/14 06:58:24
つーかいくらなんでも魏延は人間ですから・・・
しかしバトルロイヤルのような感じであれば
魏延とプレデターは価値観が共鳴しそうではある
で協力してエイリアンを倒しプレデターと魏延の一騎打ち
やはり昔の人なので体温を泥で隠すとかどう考えても思いつくわけもなく
プレデターの勝ちだ
しかしプレデターの腹には魏延の子が・・・
もうみんな何考え店だ!
魏延タソは清純で無垢な白百合ですからそんなバケモノと一緒にしないでくださいニダ
20 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/14 23:25:57
>>1 比べる対象が間違ってるんじゃないかなぁ。
何だかんだ言って魏延は、将軍として、多くの実績を残してるでしょ?
映画の方は観てないけど、エイリアンやプレデターは、将としての器があるの?
本能のままに動くってだけじゃ、とても将は務まらないしねぇ。
軍師タイプにも見えないし。伏兵に襲われて「げえっ!!」「あわわわわ」て言って終わりじゃないかな。
兵卒と将軍を比べてもしょうがないよ。
21 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/15 00:12:02
>>20 エイリアンは兵卒だがプレデターは一人一人が将軍であり兵卒でもあるのだ。
そんなプレデターと男の中の男、魏延はきっと馬があうだろう。
魏延がプレデターを束ねて長安急襲するのが実は最良の手だ。
見えないのでカコーボーなど逃げ出す事すら出来ないだろう。
良スレの予感
24 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/15 21:34:12
三国志マニア最大のタブー、関羽VS張飛もみてみたいな。
25 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/15 21:39:50
三国志マニア最大のタブー、関羽VS張飛もみてみたいな。
三国志マニア最大のタブーって
「孔明は凡将である」「陸遜はウンコしないよ」「呉って何したいのか分からん」
とかじゃないのか?
それぞれ 知ったか厨 腐女子 演義蜀オタ などを大量に召還できそう
糞スレの予感
28 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/15 21:53:19
とりあえずこういう場合は、正史の記述を参照してみるのが第一でしょう。
演義や映画はあくまでも作り話ですからね。
魏延の記述は読んだことあるんですが、あと二つはどんな風に書かれてるんでしょうか。
兀突骨なら相手として相応しいんじゃないか
呉突骨=プレデターとういうことになんで気がつかないかな・・
発音不能な名前だから適当に名前つけたんだよ
正史には登場しないが実在はした
三つとも人格は存在してるの?
魏延はホウ統が開発したロボットじゃないの?
>>34 それは正確にはロボ魏延α
魏延とはちがう
魏延対メカ魏延
せめてフレディVSジェイソンVS魏延なら
38 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/17 02:27:09
キャプテンスーパーマーケットVS鎮関西鄭屠VS魏延
ジャイアンVSぶたごりらVS魏延
水陸両用魏延
ダース・モール
三国志マニア最大のタブー、関羽×張飛もみてみたいな。
43 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/17 21:17:31
オノヨーコVS魏延
44 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/18 00:42:57
エイリアン vs プレデター vs 魏延 vs メカ魏延
101匹魏延大行進
帰ってきた魏延
閃光の魏延
逆襲の魏延
51 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/20 23:46:05
成都の悪夢
魏延の残光
姜維とは違うのだよ、姜維とは!
量産型魏延
馬岱よ、あれが長安の灯だ
貴公は韓信の尻尾だな
魏延が量産された暁には連邦などモノの数ではないわ!
戦争は魏延だよ、丞相!
59 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/23 03:56:20
小学生の頃、プレデターの素顔を見てトラウマになった。
魏延は多分シュワちゃんより強いから期待してる。
魏延州知事
エイリアン vs プレデター vs 劉禅
エイリアン vs プレデター vs 超魏延2
ジェイソン vs フレディ vs 左慈
・・・左慈が圧勝だな
ゾンビ vs ヴァンパイア vs 魏延
少林魏延
66 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/28 07:36:41
小説・三国志魏延
67 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/28 08:10:52
無双厨志ね!
>>67 こらこら、人にものを頼むときは敬語を使いなさいw
69 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/01 13:14:05
『あのう、すいませんけれども無双厨氏んでくれませんか?』
70 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/01 13:16:03
『無双厨には、氏ぬという選択肢もありますよ』
無双厨を殺せる奴はいるか!
無双厨を殺せる奴はいるか!
無双厨を殺せる奴はいるか!
ちゃんと考察しろ
考察スレだったのか、
ネタスレだとばかり思ってた
完全に研究者専用スレだ
75 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/07 11:48:18
みなさん研究成果よろしく
グレムリンの一体の強さを1gzとしたとき、
魏延:21.46gz
エイリアン:52.36gz
プレデター:58.12gz
[温歩大学 武曽宇宙教授 「地球外生命体についての諸考察」より引用]
しかし数値に表れない要素、反骨や酸の血や高文明装備、を考えると、
エイリアンやプレデターが5〜10%増しなのに比べ、反骨の魏延は何と81.5%増しになる。
これは先年のk○ei研究所が開発した最新のコンピュータシュミュレーションで明らかになっている。
また、これに付随し私は二つの事象に着眼した。
彼は孔明から殺されそうになるが、いつも助かるという神懸かり的な強運を持っていること、
そして角を生やす夢モードの存在だ。
この不確定要素を組み込むと、反骨と合わせて最小に見積もって148%増しになる。
しかし弱点がないわけでもない。
「俺を殺せる者があるか!」と叫んでしまえば、ほぼ100%殺されてしまうからだ。
これらのことから条件によっては善戦をするだろうが、
「俺を殺せる者があるか!」は割と簡単に叫んでしまうので魏延が勝ち残るのは難しいと言える。
結構なっとくした
>>76 武曽宇宙教授は温歩大学にしては立派な研究者だが、
プレデターの個人差についての考察がやや足りないような気がする。
三国志の時代では呉突骨がプレデターであることがモン族の伝承で明らかになっているが、
彼の個人戦闘能力はプレデターの中では高い方ではない。
79 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/07 23:54:46
エイリアンについての研究がまだ成果が出てないようだな
研究成果よろしく
私は魏延が本当に人間だろうかという点に着眼した。
まず、先行研究のYokomituによれば、魏延が孔明に殺害されずに火計から無事生還したのは
彼の強運だけではなく、耐熱性のシリコンのような組織が体表を覆っていたためとされている。
エイリアンが耐熱性の皮膚を持っていることは3作目以降の研究で広く知られているが
魏延の皮膚もこれと同じような組織でできていると思われる。
さらに、ムソウチューセッツ工科大学が発表した、昨年秋から今年春までの現地調査によれば
魏延には、およそ人間とは思えないような、意味不明の言動が目立つことが分かっている。
これらの事象から、私は魏延が亜種のエイリアンだった可能性があるという仮説を
ここに打ち立てることになるかもしれない。
無双ネタはまずかったかな…
82 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/09 19:42:10
>>80 そんなことはない画期的な説だと感じる
ただ、まだまだ日本では研究者が少ないし保守的な考え方も多いので
反応が少なかっただけです
83 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/09 20:27:23
中国科学院・Dr.ピョン研究室
宋江助教授「そう言えばまだ学会では主流になり得てはいませんが、諸葛亮が様々な機械を創案したのも、
実は未知の生物からの危機を防ぐため、という先生の説がありましたね。」
Dr.ピョン 「ええ。しかし更にその後の調査で、その説が相当の信憑性を持つに至ったのではないかという
のが現在のわたくしの考えでして。南征時に使用したと目される例の猛獣が雲南省の建水郊外
で2003年に発見さたのはご存じですね。」
宋江助教授「はい。相当大規模なものだったようですね。ただ、写真等が公開されていないのは不可解ですが。」
Dr.ピョン 「そうです。実は、これが大変な代物で、まあ今で言う所の超科学といいますか、当時はおろか、現
在でも考えられないような様々なオーバーテクノロジーを駆使して作られたものだったようです。」
宋江助教授「では、何かロボットのような・・・。」
Dr.ピョン 「ええ。そう言う言い方で言えばそのようになります。しかしながら、事はそんな単純なものではない。」
宋江助教授「ほう。それだけでも十分に驚きだと思うのですが。」
Dr.ピョン 「その話をする前に、発掘現場の状況を先にお話ししましょう。一体何が出てきたと思います?」
宋江助教授「・・・・・・・・。さあ、わかりません。」
Dr.ピョン 「なんと、その現場一帯で、今までに知られていない異様な骨格の生物の骨が大量に出土したのです。
いや、あれを生物と言っていいのかどうか・・・。相当の激論がかわされ、それは現在も続いています。
この写真をご覧下さい。」
宋江助教授「・・・・・!先生、これは・・・・・。」
Dr.ピョン 「ええ。今日あなたをお呼びしたのは他でもない、そのことなんです。例の南極で出土した謎の生物骨
格と酷似していますね?というより、ほぼ同一だと思われます。」
宋江助教授「ううむ・・・。なるほど。しかし、これが三国時代にもいたというのは・・・・・。」
Dr.ピョン 「ええ、まったく不可思議の一言しかありません。まあこれによって図らずも諸葛亮の南征やからくり猛
獣が使用されたという伝説も証明されたというわけですがね。まあもう誰もそんな部分の感動など忘れ
ていますが。」
宋江助教授「ふむう・・・。それで、例の猛獣の方は。」
Dr.ピョン 「ええ、ええ。そうでしたね。その猛獣ロボットには、強力な火炎放射器がセットされていました。それも、
有効射程が実に300mもあったんです。ええ、ご推察の通りで、なんと、簡単な整備だけでその装置が
作動したのです。例の新発見の生物は、そのほとんどが火炎放射器によって焼き殺された、というのが
発掘に関わった者全員の一致する結論です。といっても、結論らしき事は、誰でもわかるそのような事
ぐらいですがね。」
一つ良いかな?
火炎放射器射程300mは、エイリアンとか謎の生物なんてどうでも良くなるくらいの
最大級DQNな代物だぞ?
宋江助教授「ドクター、私にとって最も気になるのは、やはりそのような機械が何によってもたらされたのかということです。」
Dr.ピョン 「そう言われると思いました。そして、その答えもおそらくはあなたご自身がわかっておられる。」
宋江助教授「・・・・・・・。そこまで知られていたら、しょうがないですね。ええ。確かに南極遺跡では、他に人間の骨数十体と別
に、二足歩行の異様な骨が3体見つかりました。そして、その体にはやはりそのような火炎放射器が装備されていたのです。」
Dr.ピョン 「そして、ピラミッド内部から発掘された古代文字も、ね。・・・・・・・ところで、我々にとってある意味最も興味深かった
のは、実はその事とは別にあるのです。まあこれは、我々が中国人だからという部分もありますがね。実は、その
猛獣ロボットには、ある字が掘られていたんです。その文字は、文長・・・・・。これがなんだかおわかりですか?」
宋江助教授「ご存じも何も、それは魏延の字ではありませんか。いや、これでも三国志は子供の頃何度も読みましたよ。」
Dr.ピョン 「ふふふ。そうですか。そして、記録には、その頭に角があったとされていますね。」
宋江助教授「先生、まさか!」
Dr.ピョン 「そのまさかですよ、先生にもお考えいただきたいのは。二足歩行の方は、やはり角様のものが生えていたと私ども
にも伝えられております。」
宋江助教授「確かにその通りです。では・・・・・・・。しかし信じられない。」
Dr.ピョン 「そうでしょう。勿論今の段階では推測に過ぎないのは事実です。しかし、更に別の箇所での発掘には、我々も驚かざ
るを得ませんでした。それはハノイの西方で見つかりました。これがその写真です。」
宋江助教授「あ。これは・・・・・。二足歩行生物と同じではありませんか!」
Dr.ピョン 「しかもご丁寧に、これのそばに竹の札が埋納されておりました。その文面は−勇者・兀突骨ここに眠る−文長・・・・・。」
宋江助教授「わっはははははは。こいつは愉快だ!つまり仲間割れと言うことですか!」
Dr.ピョン 「まあその詳細は全くわかりませんが、もし魏延も同様の生物なら、なんらかの理由で同族同士が戦いあう羽目になった
というのが、我々のグループが想像しているストーリーです。」
宋江助教授「なんか楽しくなってきましたね。ならば、両者を離間策で戦わせたのは孔明先生ですかな?」
Dr.ピョン 「ふふふ。そういうのも十分ありえますね。とにかく現在は、従来神話や伝説、或いは三国志中でも荒唐無稽と思われてい
た箇所も含めて文献史学の専門家数名に、極秘でフルに動いて貰っています。」
宋江助教授「ふうむ。魏延の始末については、死んだ後までしっかりと策を練っていたことは三国志演義にありましたが、そのあたりも
考えると、この2足歩行生物は、例の異様な方とも渡り合えるとんでもない力を有していた、ということなんですかね・・・。」
>>88 その発見は3年前のモノで当時私はそのニュースを聞いて非常に興奮したのを覚えている。
当時の私は研究もいきづまり、KOEI研究所の最新のシュミレーションプログラムによる検証を
繰り返すのみだったが、ついに刺激を受けて急遽ロンドンの遺伝子検証チーム(MSOW)に参加を決意した。
やはり優秀な研究者の最新研究スレッドにおいてそこでの研究結果を記さねばならない義務を感じて
こうして書き込んでいる。
はっきりとは確定はしていないが魏延の遺伝子や骨格は確かに兀突骨のそれと類似していたが
多くの点で異なる部分も見つかっており、我々は当初似ているが異なる生物と結論づけざるを得なかった。
ところが大量の謎の生物の鑑定結果は実に驚くべき提起を我々にもたらした。
そのほとんどが強力に焼き尽くされており研究は困難を極めたが、
我々はなんと魏延の骨格と遺伝子両方において謎の生物との共通点を見いだしたのである。
これが何を意味するのか。我々は未だ研究段階にある。
ここで私の私見を述べることを許して欲しい。
魏延と兀突骨は類似し、魏延と謎の生物は類似しているが、
兀突骨と謎の生物は類似した点がないということ。
つまり魏延は・・・
ん?だれだきみは!なにをするっ う、うわなにするやjrk;svrrkrvkj:らk
1369ei4566+p5437356=hvvvvjk/k43gi23373
魏延タソが大好きです!
92 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/10 08:53:58
国際的研究家が集うスレですね
93 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/10 17:19:06
キャンディータベル?
結局魏延は人間じゃ無かったということだな
なら、呂布とか関羽、張飛とか訳のわからん連中もやはり同類だったのか・・・。
「サン・ゴ・クシ」 〜 もう一つの宇宙戦争 〜
キタカ・タケ・ン・ゾー 著
2000年前の人類が、その持てる全ての力を結集して謎の怪物達を駆逐するまでの
血で血を洗う物語!曹操、孔明、周愉ら天才達はどう戦ったのか?これまで誤って
読まれてきたこの物語の真相をえぐり出す、作者渾身の新解釈!!
「彼らの超人的働き無くしては、今日の人類の繁栄もなかった。素晴らしい祖先に感謝
しようではないか。」(大江健三郎)
『リュービ』
巨大な耳を持ち、膝まであろう長い腕のモンスター。主に人妻を襲い喰う
『カンウ』
全身が赤く、三体の内もっとも大きく力がある。殺すと祟りが起きるらしい
『チョーヒ』
毛むくじゃらで倉の酒を一滴残らず飲み干すだけで無く、酔って人に襲いかかる
96 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/11 06:46:59
>>94 おそらく蜀成立前に記録が少ないのはそれが理由だろうね
面白そうな予感がするねぇ・・・。
お気に入りに入れておきますかね。
『チョーウン』
普段は目を閉じているが怒ると開く、もみあげ乱舞が必殺技
『ショカツリョー』
「だまらっしゃい」を連呼するモンスター
『バチョー』
父と弟を殺されると、オオオォォォ・・・といって泣き崩れる
『コウチュー』
古代のモンスター。力を見せるために弓をへし折る。
99 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/11 12:51:17
まじめに研究してください
100 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/11 15:12:26
>>99 m9(`・∀・´)
こやつの首をはねよ!
「ギィエエェェェン!!」と、鳴いていたと思われます。
魏延大学の設立の必要があるかもしれませんね
104 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/12 01:07:30
東京都八王子市あたりで
>96
「益州奇蔦編」という、蜀の故老の言い伝えを後蜀の役人、丁黄がまとめた稀覯本がある。
明代の写本で所々欠落があるが、相当古い時代の言い伝えが含まれているらしい。
その中でも、従来謎とされていた部分を以下に記す。
「・・・・・漢中の故老曰く、『その年暑気極まれり。○より○○来たりて陽○関、西城を毀てり。
民二千死す。是に於いて張魯諦し、丞相の元に奔走す。劉曄来たりて相戦い、十の内八は
死して敗退す。その死体胸郭陥没するもの多し。』」
陽○関は、陽平関であることは明らかだが、その前の欠落が全く意味がわからない。故に
従来の説では飛蝗だとされてきた。「毀てり」というのは、イナゴの飛び来たった後は民家な
どが破壊されることもしばしばあることで説明できる。「その死体胸郭陥没するもの多し」と
いう部分は、農民が刀槍や甲冑を剥がした後だろうと言うのは高紀明重慶科学大学教授の
説である。
だが、変死した英国厚生省遺伝子研究室のジーン研究員からの電話を受け、その不可解な、
今となっては遺言とも言える言葉から、私はすぐにこの本の内容を想起した。
そこで私は、シドニー大学の図書館に「益州奇蔦編」を求めに行った。だが、あいにく貸し出し中
であり、2週間後返却されるという司書の言葉を聞いて家に帰った私を待っていたのは
>105続き
・・・愛馬の赤兎だった。
最近拒食症気味でとんと餌を食べずに困っている。
前の馬主には良く懐いていたと言うが、私には懐かず正直困っている。
馬取に明日も食事をとらないようなら、獣医に見せるよう言い聞かせて書斎に入った。
そもそも私が歴史に興味を持ったのは、上司に窘められたからだ。
昔の私は机に向かうこともしない筋肉達磨だったが、今では研究者だ。
上司に感謝しつつ、「益州奇蔦編」をいつでも研究できるように、
纏めた文章をここに記しておく。
しかし、疲れた。
様々な文献を読み、論文を読み、足繁くあちこちを巡る上、
何故か寝不足なのだ。赤ら顔の髭男が夢の中に現れては狂言をまき散らす。
今日もまたあの赤ら顔の髭男が現れると思うと寝る気もしないが、
と考えつつ睡眠導入財を手に取った。
こらこら。
全然テイストが変わってしまったではないかw
108 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/13 12:19:08
優秀な研究者は知識の幅も広い
時には脱線もするよ
温歩大学・武曽宇宙教授研究室
*「この度、『地球外生命体についての諸考察 第2版』が刊行されることになりました。
それに伴って、先生に2、3お話を聞かせていただきたいと思います。
先生は我が国における地球外生命体の戦闘能力測定研究の先駆者であります。
その先生の目から見て、最近のこの分野における研究はどのように映りますか?」
武曽宇宙教授「k○ei研究所の最新のコンピュータシミュレーションが開発されてからは
学会にも以前のような熱がなくなってしまったね。
私もシミュレーションによる検証を繰り返す日々にいい加減飽き飽きしているよ」
*「やはり、伝統的な研究法が懐かしいと?」
武曽宇宙教授「まあ、正直なところを言えば、そうだね。
とは言っても、古典的測定法における数値は、先年打ち出した私のものが
一番精緻だろうし、もはやこれ以上、研究の余地はないだろうがね」
*「ずいぶん自信がおありなのですね」
武曽宇宙教授「当たり前だよ。それ位でないとこんなケチな研究はやってられんさ」
*「では、昨年発表された
>>76の論文について、先生はどのような考えをお持ちでしょうか?」
武曽宇宙教授「ふむ。あの論文は実に秀逸なのだが、結局、どの個体が強いのかが
よく分からないのが残念だった」
*「なるほど。では、例えば、先生は、魏延とエイリアンが戦った場合、弱点を考慮しなければ
どちらが勝つとお考えですか?」
武曽宇宙教授「それは簡単だよ。いいかい。まず、エイリアンは仲間を殺さないだろう?」
*「ええ。彼らは仲間を殺すことはありません」
武曽宇宙教授「じゃあ、ここに仲間を殺せないエイリアンだけを殺すエイリアンがいたとする。
この時、エイリアンは魏延を殺せるだろうか?この問が答えだよ」
*「と言うと…?」
武曽宇宙教授「つまり、仮に魏延がエイリアンだとすると、この時、エイリアンが魏延を殺すなら、
それは「仲間を殺さないエイリアンだけを殺す」という条件と矛盾する。
また、殺さないというなら、エイリアンを殺さなくてはならないため、これも条件と矛盾する。
かくして、この世にエイリアンが存在しなくなるため、魏延より強いエイリアンも存在しない。
これは考えてみれば当たり前の話だよ」
*「先生。突然ですが、魏延のモノマネをやってもよろしいか?」
武曽宇宙教授「どうぞ」
*「キィベエェェェン!!」
武曽宇宙教授「君、これはパラドックスだよ」
111 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/14 11:29:14
研究者の方々はやはり
k○ei研究所の最新のコンピュータシミュレーション愛用なんですね
これはあの例の思考ルーチンが頭が悪すぎる、郭図の武力が90台の
あのゲームのことじゃないですよね?
「仲間を殺せないエイリアンだけを殺す」は
「仲間を殺せないエイリアンだけを絶対に殺す」の間違い
魏延最強フォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ウ!!!
114 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/14 14:17:38
でもチョット待てくださいね
たしかドキュメンタリー映画のエイリアンシリーズでは
エイリアンの血を受け継ぐ人間をエイリアンは襲いまくって手に汗握る展開です
(あれはやらせじゃないかなとたまに思うくらいです)
よってエイリアンは魏延(人間-エイリアンのハーフ?プレデター-エイリアンのハーフ?)
は襲うと思います
武曽宇宙教授らしくない論理の欠陥ですよ!!
武曽宇宙教授「ところがね、
>>114君。
エイリアンの血は酸でできているだろう?
だから、エイリアンの血を受け継いだ人間は血管が破れてしまう。
ゆえに、そんな人間はこの世に存在しないのだよ」
*「先生。もうその辺で。アホだと思われてしまいますよ」
116 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/15 08:39:04
武曽宇宙教授は昨日付けで首になったそうです
117 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/15 08:40:46
助手の*(アースホール)さんが教授になったようですね
おめでとうございます
武曽宇宙教授 女子大生Aさんへの猥褻行為
教授職を継いだ*は、デスクにつき、そしてつぶやいた。
「申し訳ありませんねえ、武曽先生。でも、まだこの問題を闇に葬るわけにはいかないんですよ。
何と言っても各国の兵器商人が目の色を変えているんですからね。先生はお金に淡泊すぎた。
ま、私はあんな浮世離れした生活はとてもじゃないが真似できませんよ。いやいや、実に立派な
先生でした。」
そうしておもむろに電話を取ると
そうしておもむろに電話を取るとメモをみながら番号を押し始めた。トゥルルートゥルルー・・・
相手「はい子供電話相談室です〜」
* 「大人の相談を聞いてはくれないですか?」
相手「・・・」
* 「・・・・・」
相手「・・・案件と報酬を簡単に伝えてくれ」
どうやら今のは合い言葉のようなものらしい。*は息を吸い込んでこう答えた。
* 「とある元歴史学者を殺ってほしい。名前は武曽宇宙教授。報酬はベッ○ーのマル秘生写真です」
相手「・・・・」
* 「じゃあ上○彩のXXX写真は?」
相手「・・・・・・・・・・・・」
* 「では伊藤○咲の猛烈XXXシーン写真でどう?」
相手「・・・・・・・・・・・」
* 「ウームあとは根本○美のスマイル写真しか・・」
相手「それで引き受けよう」
そっちかよ・・・・
122 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/16 15:45:23
武曽宇宙教授が危ないですね
魏延のC3だけで楽勝
エイリアンをEプレデターをP魏延をGとすると
pegという単語が出来上がる。
これは相対性生物力学的な意味があるはず。
125 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/17 17:29:49
そういえば馬岱は馬超に似せて作られた人造人間だった
という文献を見た事ありますね
なるほど魏延を不意打ちとはいえ倒せたのも頷けます
126 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/19 22:35:25
武曽宇宙教授が藤岡弘、探検隊と手を組んで中国に謎の
猿人の捕獲に向かったとの噂が流れてるのですが・・・
猿人チョウヒを捕まえるとか言ってたな。
まあ、本当に捕まっていたらTV番組の前にニュースで流されるだろ。
燕人がそう簡単につかまる訳ないだろ
マッハいくつで飛んでると思ってんだ?
でも速さで赤兎馬に敵うわけないじゃないか!
痴的に研究せよ
ここは大変バカデミックなスレですね
132 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/21(月) 16:11:33
>>131 そういうイカしたセリフはageでお願いしますね
今日新宿で武曽宇宙教授見ました。
占いの列に並んでましたよ。
134 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/23(水) 19:47:00
こ、この文献は!?
曹操は、望楼に登って西の空を眺めていた。
「丞相、やはりここに・・・。」
「劉曄か。いや、何でもないんだが。」
「やはりあのことですか。例の張魯からの。」
「・・・・・。お許も気になるか。」
「それは。あの張魯が言ってくると言うだけでも、ただごとではありませぬ。なにやら良からぬ
胸騒ぎがいたしまする。」
「そうだな。密使のあの姿を見ても、尋常ではない何かが起こっているのは間違いない。」
そう言って曹操は再び西の空を見やった。既に日は陰り、夕焼けの残光が不気味に赤く輝い
ている。
「ではやはり。」
「うむ。今動ける者は限られている。それに、臨機の才も必要であろう。行ってくれるか。」
「もとより。ただ・・・。」
「何だ。なんでも言ってくれ、兵の手当も出来る限りしよう。」
「漢中の向こうではどう動いているのかと言うことが気になりまする。」
「劉備か・・・・・。確かにこのこと自体、劉備の策であることも否定できない。罠かもしれぬな。
やはり張魯の密書は信じがたい気持ちも、ある。」
「それに、このことが事実であったとしても、劉備軍の動き、それに馬超の残存勢力もあり、
下手をすれば三つどもえ、四つどもえともなる畏れもありまする。率爾ながら、わたくしには
いささか荷が重うございます。」
「うむ。もとより鶏肋の土地にて、食指の動く所でもないが、やはり蜀を取るには必要の地で
もある。合いわかった。わしが長安にて後詰めいたそう。」
「はは。有り難きにて。これにてそれがしも存分に力を振るう湖とが出来申す。如何せん我ら
の敵とおぼしきものが、あの手紙に書かれたものだとすれば、それがしもどのような戦闘に
なるのか、心もとなきが偽り無き心情にてありますれば。」
翌日、劉曄率いる歩騎5000の兵が、夜陰に紛れて許都を立った。虎噴軍の精鋭である。
そして、彼らは一様に大きな盾を手に持たされていた。昼間それを見たら、誰しもがその異様さに
目を見張ったであろう。部隊はまっしぐらに西を目指していった。
丞相府では、曹操が参謀達と軍議を戦わせていた。だが、良く聞いてみればその議論の内容の
異様さに気づくことであろう。軍議と言っていいのかどうか。
「・・・・・そもそもかの孔子は怪力乱心を熟知してなお封印したとか。或いはまた、他の文献にても
このような物の怪の類が暴れていたと読める出来事はいくつか散見されます。決してこの度が初
めてではないと思われます。」
「うむ。ただ論語にも春秋にも、どう対処したのかについても何も書かれていないな。何かよほどの
訳でもあるのか・・・・・。張こう。そこもとの考えを聞こう。」
「は。この物の怪は、火を吹くとのこと。ならば、弩弓と弓で遠巻きにしてなぶればよいかと。」
「しかし、走るのも速いと書かれているな。布陣をどのようにするのか。」
「それは・・・・・。」
「丞相、宜しいでしょうか。」
「うむ。賈ク申し述べよ。」
「はい。弓を用いるのは宜しいかと思われます。しかしながら捕捉するのが難事であるというのなら、
我が方はそやつを誘い出して位置を限定するにしくはなし。ならば石積みの陣を設け、その前方のみ
広く開けておくのはいかがでありましょうや。」
「しかしながら、西城が破壊されたとも書かれておるな。事実なら相当の膂力の持ち主ではある。そも
そもこやつはどのように現れるのか。よし。とにかく劉曄の部隊には鉄の盾を持たせた。あとの兵略に
ついては偵察からの報告を待って考えよう。」
劉曄っつたら三国時代でも屈指のメカニックですね
そう簡単にはやられないはずですね
138 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/24(木) 06:15:05
事、ここに至りて最強兵器の投入を具申しまっす!
ギエンだろーが、バタイだろーが、リュウビだろーが!!コイツには敵いません!!
その名も。 「女子高生」!!
ゴジョウゲンでショカツリョーに贈られた衣服見て、シバイが逆に喜んだとゆー、レアものでつ!♪!(゚∀゚)ノ
139 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/24(木) 08:28:32
左慈とか華蛇も活躍しそうだなw
>>138 却下
ここは極めて信憑性のある研究者のすレッドです
陽平関から数里離れた山中。彼方にかすかに望楼が覗いている。
「張衛様、これ以上は危のうございます。どうか御自重を。」
「うむ。だがこのままにはできん。民がどれほど死んだと思っているのだ。無垢な信者達もまた
多くの者が命を投げ打って仲間の民を助けんと奮闘して死んでいった。なんのこの命惜しむこ
とありや。それより兄者からの伝令はまだこんのか?うまく漢中から逃れて漢水を下ることが出
来たであろうか。」
「天師様に限ってあのような悪鬼どもに捕まるなどということは。」
「そう思いたい。しかし、陽平関の様子も気になる。静かすぎるとは思わぬか?」
あの日の突然の惨劇は今でも張衛の脳裏に張り付いて離れない。あの時張衛は、荊州軍が巴
郡を窺っている情勢下、すぐに出動できる体制を整えんと陽平関に五斗米道軍の主力を終結す
る作業を急いでいた。そして、その目で見てしまったのである。あのおぞましい、悪鬼どもの所業
を。身代わりになって張衛を逃がした兵士の顔を忘れることができない。
・・・と、その時漢中とは別の方向から兵士が現れた。
「殿、あちらでもやはり同様に悪鬼どもの姿を認めること能わず、最早別の所に、と疑われます。」
「かも知れぬ。」(以下続く)
>>142 この事件については
武曽宇宙教授の気持ちも分かる気がする・・・
武曽宇宙教授は魏延タソ(*´Д`)ハァハァなのか?
武曽宇宙教授・・
146 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/26(土) 19:20:35
「むむむ・・・」
147 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/26(土) 19:25:22
なにがむむむ…
148 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/26(土) 20:15:18
「魏」が「延」びるで「魏延」だもんなぁ。
149 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/26(土) 20:24:19
『甘』く丁『寧』で『甘寧』だもんなぁ。
「そうか。して、西城では何かわかったか。」
「は。城内は至る所に血の跡が染みついておりました。しかしながら、民の死体はことのほ
か少なく、またあれだけの民がどこかに逃げ延びた形跡もないので、のこる住民の行き先
も生死も不明なことが実に不可解にて。」
報告を聞きながら、張衛は腕組みをしてうなった。
「。むむむ・・・・・。やはりおかしい。」
「は。」
「あれだけの鬼どもが、西城にはいない、また陽平関でもこのように静かにしていられるはず
がない。やはりどこか別の所へ行ったのだろうか。」
「それでは、ともかく陽平関に入ってみましょうか。」
「うむ。何かわかるかもしれん。もちろん兵士達も弔いたいしな。」
一行数人は、獣道を尾根づたいに関まで向かった。日はすでに傾きはじめ、そこからは夕暮
れまで一気の秋の空である。既に風は肌寒く、木々をざわめかせている。
152 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/26(土) 22:21:31
兵士「何がむむむだ!」
153 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/26(土) 22:26:44
魏延て何処人よ
「孔明の木牛ってありますよね。
あれは輸送のために開発されたものですが。
山には登りもあれば下りもあるのです。
下り坂にしか使えなかったら役に立ちません。
モン族の伝承により藤甲兵やゴ突骨の実在が証明されていますが
その藤甲が石油から精製された強化プラスチックであることは明白です。
つまりこの時代に石油があったことの証明であり、
木牛はそれをエネルギーとして動くキャタピラ付きの輸送車だったといえるのです。
なので木牛は山道でも坂を上ることができたのです。」
某教授談
その頃、劉曄の一軍は既に上庸に達していた。しかし、予想された張魯の姿も、引き連れると
思われた五斗米道の信徒や軍勢も見あたらない。土地の者に聞いても、そのような形跡はな
いようである。
「とりあえず丞相にご報告いたそう。山越えで関中に走れる者を使え。」
劉曄は、空き家の上庸城に入り、城内の自警団を組織している商家の代表を呼び寄せた。
「張魯の軍はいかが致したか。」
「はい。今からほぼ一月前に、漢水を遡って行かれました。その後はどの部隊も来ないので、
曹丞相に帰順の意を、皆で話し合ってすぐに使いせんと思っておりましたところ・・・・・。」
「無理をせずともよい。この地にも五斗米道の者も沢山おろう、それが本意とも思えぬ。」
惣領はあらためて平伏した。
「よい。頭をあげよ。丞相は信心には寛容なお方である。しかし聞きたいのはそのような事では
ない。この一月の間に、何か変わったことは無かったか。」
「はい。我々も実際に目の当たりにしたわけではないのですが、漢水のほとりに住む百姓が騒
いでおりました様子。話によると、人や牛馬の死体がしきりに流れており、時に水も赤く染まる
ため、農地の水利に著しく支障を来しておりまする。」
更にその中には張魯軍の兵士と見られる死体も混じっていたことなど、知る限りのことを聞いた
上で、あらためて魏への帰順を制約させて返した。
「さて、諸将。今後の方策は奈辺にありや。勿論漢中に向かうことは決まっているが。」
「何やら異様な変事が起こっていることはさきの報告からも明白。ここは斥候を多数出して、上流
を窺うのが上策。」
言ったのは王朗である。祭酒の身で60の坂を越えた御老体の同行にも、この出兵のただならぬ
理由が窺える。
「何の。何がこようとそれがしが一刀のもとに切り伏せてくれようず!」
おめいたのは王双。ごうりきの豪勇を誇る荒武者である。
「ふむ。王双、そこもとの力は間違いなく必要になるであろう。しかしながら、時には匹夫の勇に成り
下がるということも頭に入れておかれい。」
劉曄は冷たく言い放って、末席に控える一人の若者の方を向いた。
「司馬懿よ。その方は漢中の地理もよく学んでおると聞く。その方の考えを申し述べよ。」
「は。わたくしのような若輩者には到底思いもできぬ事態にて。」
「その通りだ。ならばこそ老若も言ってはおれないのではないか。そのために際酒殿にも
ご同道願っておる。その方とてしかり。今後はそのような遠慮は甘さと心得よ。」
劉曄の一言一言には言いしれぬ緊張感が漂っている。もとより曹軍の美点である、思いの
ままに策を献ずる気風は麾下の諸将にも浸透しているが、それだけではない。
「は。ならば・・・・・。まずはこの度の事態を顧みるに、漢中で暴れているのが張魯の言うとお
りの事態なのかどうかによって我が軍の動きも全く違って参ります。」
「その通りだ。先般丞相からも軍議で様々な可能性が議論されていたと伝えてこられた。」
「されば。わたくしも本当に人外のもののけが暴れ回っているとはにわかには信じがたく存ず
る。しかしながら、張魯が信徒も多数いるこの要衝を放棄するというのも余程のことではあり
ます。ならば、想定しうるのは、4つ。」
「うむ。」
「まず第一は、張魯自身の死亡と、それによる混乱。次は、馬超と激闘を繰り広げている可能
性、三つ目が劉備軍が漢中に至った可能性、そして最後が手紙通りの悪鬼の所業。」
「うむ。流石である。丞相のお考えとも一致する。」
「張魯の罠というのは考えられぬか。」
「際酒様。それも考えました。しかしながら・・・・・。」
「よい。もうして見よ。わしもお前のような若者の話を聞くのは楽しみである。」
「はい。実は、わたくし自身の手の者を漢中に送りましてございます。」
「何と。そのようなことを。」
「よい。王双。して、結果は。」
「はい。漢中の荒廃は相当に進んでおるとのこと。張魯の軍は、まとまった姿は見えなかったと。」
「むむむ。そうであるか。」
「貪狼の群れに囲まれて風前の灯火の風情の漢中にあって、軍の統制を欠くと言うことは、即ち
罠などと悠長なことは言っておれない状況が生じているということを示しております。」
ここで司馬懿は言葉を切った。
劉曄の世界初のバズーカ砲に期待してます。
>>157 いや、妄想です。妄想。
何回言わせれば気が済むんですか!
中華キャノン、スタンバイ!
むむむ
なにが「むむむ」だ
PROJECT GI―YEN
163 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/27(日) 22:30:46
エイリアン vs プレデター vs 魏延 vs 悲運の名将陳歩
164 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/27(日) 22:36:09
エイリアン vs プレデター vs 魏延 vs 悲運の名将陳歩 vs 稀代の知将劉敏
そして、一同を見渡した司馬懿は、大きく息を吸い込んで、ゆっくりとはき出して言葉を継いだ。
「即ち、先ほど挙げた四つの内、一つ目や二つ目ではない・・・・・。それがわたくしの考えでございます。
五斗米道とは即ち国そのものであります。ならば、軍そのものが霧散するということは、余程のことが
ない限り有り得ませぬ。」
場に静寂が訪れた。秋の夜風が、幕舎の中にまで入り込んで諸将の肌をわずかづつ冷やしながら通り
過ぎていく。
王朗が呻いた。
「では、やはりその方の予想は・・・。」
「はい。劉備はほう統を失って苦戦しており、また曹公に追いまくられてじり貧の馬超は張魯に背くことは
できますまい。とすれば。」
「むむむ。漢中も広い。それを荒廃に導くとは。どうやら本当に腹をくくらねばならぬようだな。」
外の風はその勢いを少しづつ増して来ている。
月が楼閣の群れを、不気味な静けさで青白く照らしている。
166 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/27(日) 23:26:04
司馬懿『なにが「むむむ」だ!』
巨大な陰が、次第に一行に覆い被さってきた。見上げると、五斗米道の旗が一つ、忘れ去られたように
弱々しい風に、しなびたようにはためいている。
「得物は手に持て。あの南側の小さな木戸から入る。」
張衛の指さす向こうに、朽ちかけた木戸が見える。
「それにしても、あの堅牢な陽平関が、今にも崩れ落ちそうな無惨な姿に。こうしてみると、張衛様のお話
通りの惨状が繰り広げられたということがよくわかり申す。」
「ああ。儂は思い出したくないのだが。」
張衛は苦笑した。
「さて。ここからは身を寄せ合え。劉夏は後ろを頼む。」
「は。」
先ほど西方からもどった男が変事をした。精悍な顔つきは、その身ごなしとともに、相当な武術の腕前を
感じさせる。
四人は静かに物陰から小走りに駆け寄り、木戸に張り付いた。そして、傾いた戸の隙間から体を滑り込ま
せた。
関の中は、真っ暗だった。所々、朽ちた窓の隙間から射す光がかろうじて灯りの代わりとなっている。
しかし、四人は意に介するふうもなく、足早に階段を上っていく。
「我々は一番上の部屋で、蜀の動向についての報告を受けておった。」
張衛がかすかな声で言った。
「ばけものどもは、下から現れた。」
「というと。この階段からですか。」
「いや、違う。奴らは床の石を頭で壊して床下から入ってきたのだ。」
「すると、この上の階。」
「うむ。気をつけよ。」
階段を上りきると、廊下が続いている。いくつかの戸は開いたままになっている。
「急ごう。夜になって奴らに襲われたらひとたまりもない。」
そういって、張衛は一番手前の部屋をそっと覗いた。
「ここには何もない。次だ。」
そうして一つ一つ部屋をのぞき込んで、奥まで進んでいった。
「ここだ。この上が軍議の部屋であった。」
その部屋の戸は、跡形もなくなっていた。劉夏が進み出た。
「張衛様は、ここにおいで下さい。」
そう言って、背中を壁に付けて少しづつ覗いた劉夏は、大きく目を見開いた。
「どうした。」
「・・・・・・・・・・・。あれは。」
残る三人も後に続いた。すると、その部屋にあったものは・・・・・。
170 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/28(月) 23:36:56
>>168 妄想とは思えない臨場感ですね。
僕にはわかっています、あなたが名のある研究者だということが。
171 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/31(木) 06:22:12
あれ・・この竹簡て・・ えええそ、そんな馬鹿な・・!?
CAPCOM vs SNK vs 徐晃
魏延こわっ
174 :
無名武将@お腹せっぷく:天正433/04/01(金) 20:51:03
「むう・・・・・。」
「あれは。」
四人がそこに見たものは、まさに異様としか言いようのない光景であった。
「行ってみるか。」
「危険では。」
「それは承知。しかし、虎穴にいらずんばという故事もある。」
張衛は強い意志を感じさせる調子で言った。
「私には、仲間を救う義務がある。」
漏れ出ずる光にかすかに照らし出された、そのものは、何か卵を感じさせる
形をして、林立している。その数は、奥まで続いていてわからないが、相当
数ある模様。
「む。今何かが動いたような。」
「期をつけろ。奴らの動きは凄まじい。すぐ逃げよ。」
「劉夏、入り口を固めよ。田季は火を。」
火を点けた。すると、やはり卵様のものの中が、動いたように見える。
「やはり動いているようです。」
そして、田季が顔を近づけた瞬間・・・・・・・・。
「ぐぐげげげげげがぼ!!!」
皮を破って何かが飛び出し、田季の顔に張り付いた!
175 :
無名武将@お腹せっぷく:黄天当立184/04/02(土) 08:30:46
張衛とかエイリアンに最初にやられるにはちょうどいいキャスティングだなw
蔡ボウとか処刑
177 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/07(木) 14:14:22
りょもうも食われて氏ね
ちみもうりょう
179 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/21(木) 20:02:06
むむむ
age
劉曄の部隊が漢中に至った朝、今年初めての雪がうっすらと地面を白く染めた。
「むむむ・・・・・。」
「将軍・・・。」
一同は言葉を失った。高地から見下ろした漢中平原は、予想以上の荒廃に見る影もなかった。
斥候が馬を飛ばして旗本に至った。
「報告。定軍山に一軍。張魯と思われます。」
「む。して、様子は。」
「は、それが・・・。何かに怯えるように山上に小さく固まっております。」
「他の軍は。劉備の旗はないか。」
「それは見かけておりません。」
「そうか・・・・・。休め。」
斥候を見送りながら、劉曄は傍らの司馬懿を向いた。
「どうやら畏れていた事が、本当に起こっているようだな。」
「は。そうあって欲しくないと思い続けておりましたが。」
「やむをえん。」
麓に降りると、劉曄は軍議を開いた。
「これから如何にいたすべきか。」
王朗が言った。
「やはりまずは張魯を救援に行くところかの。」
「先陣はそれがしが賜ります。鬼神の類など鎧袖一触。」
意気盛んな王双。
「ふむ。司馬懿の考えは。」
「は。張魯が何に怯えているのかが気になります。」
「うむ。儂もそれを案じておった。」
「なら、鉄の盾を二人一組に前後に持ち、少しづつ近づくというのはどうでしょうか。それがしに
五百をお預け下さい。」
「そうだな。くろがねをそうやすやすと貫けるものでもあるまい。よし、王双。五百をもって張魯の
陣に至れ。」
王双は弓から放たれた矢のごとく、一目散に飛び出していった。
182 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/23(土) 08:47:36
王双か・・・・いかにもやられキャラですね。
少し強いので相手の強さを強調するのにピターリw
王双は私のお気に入りの武将ですよ?
むむむ
「ジェイソンvsフレディvs魏延」なら魏延圧勝だろうな。馬鹿力ジェイソンのナタより武芸に秀でた槍の方が強いだろうし、厄介なフレディの悪夢には「角の夢」で対抗できる。そして勇猛さではモンスターと化してしまった二人をも凌ぐ。
気をつけなければいけないのは孔明に取り入ったフレディが軍権を握り、先に漢中に入られる恐れがあることと、配下にしたと思ったジェイソンに後ろから斬りつけられることだな。
188 :
どぼんど:2005/05/11(水) 19:49:29
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんまげ
190 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/29(日) 02:43:33
保守
191 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/29(日) 07:53:37
エイリアン vs プレデター vs 魏延
どっか映画化してくれねぇかな…
もちろんノンフィクションで
193 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/30(月) 17:36:36
ツマンゲ
>>192 マジレスするとノンフィクションはあり得ない
実写って意味で言ったのなら分かるけど
195 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/30(月) 18:04:38
マジレスなんてありえねー
すげぇ!こんな衝撃的なマジレスは久しぶりだぜ!
ギエンは誰が演じるんだ?
デカい中国人・・・うーん・・・
198 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/30(月) 20:27:47
199 :
194:2005/05/30(月) 20:44:12
200 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/30(月) 20:57:15
劉曄は、その背を見送りながら言った。
「この度は、かような蛮勇はいかがなものかと案じておったが。」
司馬懿は、薄ら笑いを浮かべながら言った。
「ふ。それがしのような若輩者が言うべき事ではありませぬ。ただ・・・。」
そこで言葉を切った。よく見ればそのまなざしは真剣である。
「丞相の推挙にも、何か深いお考えがあるような気がしてなりませぬ。」
「うむ。わしにも丞相の神の如き勘の冴えは、後になってわかることが多くてな。
ただ、どうあれ皆を鼓舞する意味では王双は間違いないのも確か。緒戦でよもや
のことはあるまいが・・・。」
木枯らしに木々が揺れている。
王双は山麓まで半刻を経ず至った。が、そこでおめきたてず静かに側近に言った。
「良いか。猪武者で戦場を生き延びた者は稀である。ましてかような相手なら。」
そして冬枯れの下草に目をやった。側近達が気づくと、そこかしこに赤茶けた何かが散らばっている。
それは、肉片であった。
「むう・・・。これは」
「気づくのが遅い。」
「では」
「そうだ。やはり恐るべき相手と対峙することになるようだ。ではここから手はず通りに。」
側近が手で合図をすると、後続の兵士達は盾を構えた。五貫の重さを縦横に扱える訓練を積んだ部隊
である。その顔の辺りには除くための隙間が開けてあり、5人組の一人だけが低い盾から周囲を見渡す
役割を担っている。その盾がぐるりと25人単位の部隊を取り囲んで移動する。
「しっかりいけ。足下に気をつけろ。」
低いがよく響く声で王双が命じた。
しまった。
>「なら、鉄の盾を二人一組に前後に持ち、少しづつ近づくというのはどうでしょうか。それがしに
五百をお預け下さい。」
忘れていた。間があきすぎたか。
だって忙しかったもん・・・。スマソ
いやいや、最悪の事態も想定して事前に仕込んであった策を採用したってことで
いいんじゃないでしょうかね?そうやって状況に応じて臨機応変に対応できるってことは
王双を採用した根拠の一端としても納得いくものですし。
206 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/01(水) 09:27:09
今回はなかったみたいなんで代わりに言っておく。
「むむむ・・・・・。」
なにがむむむだ!
さく、さく、さく
霜柱を踏む行軍の音以外は聞こえない。甲冑に剣を穿いて、さらに盾。相当な負担だが、
兵士達の息に乱れはない。
それほどに鍛え上げてきた。王双にはその思いがある。肉親のようにも接してきた若い兵
士達を、このような戦いで断じて死なせるわけにはいかない。
「だが。」
これほどに国が滅びの色に染まったことなど、戦塵にまみれて生き抜いてきた王双にも
なかったのである。一体どのようなものなのか、これからまみえる相手とは・・・。
行軍は定軍山の尾根筋を、早五合目にさしかかろうとしている。見晴らしの良い道である。
あと半刻もあれば頂上の塞までたどり着くことが出来よう。
「今のところ何も起こらないようです。」
「うむ。しかし油断は・・・。」
ふとそのとき、王双の目に何かが映ったような気がした。目で追うと、ぼう、と何かが揺らい
で、消えた。
「どうかなされましたか。」
「いや・・・。今何かが。」
といいかけたとき、突如鋭い音が鳴り響いた。
ぐわーーーーーん・・・・・・・。
結構楽しみにしてるんで、職人さんがんがってください。
ある程度話が進んだらまとめサイトつくるか
まとめられるんならやめる
じゃあまとめない
213 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/12(日) 00:34:57
期待しつつ保守上げ。
214 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/12(日) 08:39:33
時代設定は?
俺も「オイオイ、三国志とエーリアンとプレデターって時代とか全く合わないだろ!」
とか思ってたけど、こないだDVD借りてみたら少なくともエーリアン、プレデター側的には
全然問題ないってことがわかった。今続いてるSSもなかなかいいかんじにまとまってるし。
エイリアンって4までは名監督がそれぞれ撮ってたのに、VSプレデターはホント糞だったね
エイリアンシリーズの中でもVS魏延は傑作
これだけはガチ
数名の兵士が盾毎吹き飛ばされて、円形陣が崩れている。その盾には、黒い穴が開いていた。
「何だ、何が起こった」部隊長の叫びは、再度の轟音にかき消された。
ぐわーん・・・・・ぐわーん・・・・・・・。
前衛の三つの部隊が混乱している。
「敵は」「は、それが」
最初の前軍の伝令が最後部の王双の陣まで来たが、詳しいことはわからないようだ。
数名の負傷者が出たらしい。
「すぐ立て直せ、崩れた部隊は、倒れた兵を中心に移して合流しろ」
更に旗本の伝令に言った。「前軍停止!部隊の間隔を狭め、前軍、後軍を中軍に寄せよ。少しでも
怪しい影が見えたら直ぐに全体に合図を。」
「始まったようですな」
「うむ、しかしどこから攻撃してくるのか。敵の姿が見えぬが」
だが、轟音はそれきりやんだ。
円の中を通って伝令が破壊された盾を運んできた。
「これか。この黒くなっている部分は何だ・・・。」
「は。その兵士は何か赤い火のようなものを見たと言っております。」
「では火箭の類か。」
「ただ、矢が見つかりませぬ。」
「むう。燃えがらぐらいは残りそうなものだが。よし、引き続き探せ。」
穴の周囲はまだ焦げた臭いが漂っている。
新作キター!プレデターのプラズマキャノンはじめとするハイテク武器に
原始的な武器でどこまで食い下がれるのか・・・
三国志大戦にエイリアンとかプレデターが出たら嫌だな・・・
SRエイリアンクイーン エイリアン軍 歩兵 武10知4 コスト3
増殖の舞い 必要士気12 効果時間:撤退するまで
自身が撤退するまで、一定時間ごとにユニットが増え続ける。
ただし効果中、自身は移動できない。
とか。
R魏延 文長 蜀 男性 武6知4 騎兵
反逆の狼煙 必要士気4 効果時間:知力時間
自身の武力が大幅に上がる。発動時、自軍の部隊どれかひとつが撤退する。
撤退する部隊がいない場合は上昇しない。
魏延がエイリアンやプレデターに勝ち目があるとすれば
奴等のスペックはこれと同等ってことになるな。
223 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/14(火) 18:25:34
むむむ・・・・
224 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/14(火) 20:50:24
なにが(ry
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅうにゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
にゃんちゅう
「早二刻か」王朗がつぶやいた。
「偉そうに言っておったが・・・。」
とはいえその顔は不安な面もち。
「際酒殿も心配でありますか。」劉曄が言った。
「だまらっしゃい。あのような騒々しい男のことなど。」
「ふっふっふ。しかしああ見えて、結構細やかな気配りも出来る男。魏の将軍に知恵の
足らぬものはおりませぬ。」
と、伝令の早馬が着いた。
「いかが致した。」
「は。報告で御座います。尾根の中腹で、何かが・・・。」
「何か?・・・とは何か」
「それが。」
そして打ち壊された盾を見せた。
「これは」
「はい。突如轟音と共に盾にこのような穴が開きました。数度続き、それっきり。兵士の一
人は腿を貫かれて、更にその先の地面まで深い穴が開きまして御座います。周囲には何
物かの気配は何も感じられませんでした。さればしばらくの後再度進発致しております。
王将軍からこの盾をお見せせよ、と」
劉曄は、改めて盾の穴を見た。穴の周囲は黒くなっている。虎賁軍の武具を手がけている
鍛冶の手になる、何度も鍛造された鉄の盾に、きれいに穴が貫通している。
「この面をご覧下さい。」劉曄の指した先をみた王朗もうなった。
「おおう。このように滑らかになるものか。」穴の内側は、鏡のように光っている。
「司馬懿、これをどのように思うか。」
「は・・・・・。あかがねもまがねも、ふいごで熱してしっかりと磨き上げねばこのようにはなり
ませぬ。一瞬にこのようになるとは。」
「うむ。ただ焦げた臭いというからには、相当熱の高いものが通り抜けたことは間違いなか
ろうな。しかし、その化け物とやらがこのようなことができるなら、厄介だな。」
そして、兵士の方を向いて言った。
「これが自然のものである可能性もないではないが、やはり何かの攻撃であると考えた方
がよいだろう。であるならば、盾は役に立たないやもしれぬ。くれぐれも臨機の構えで臨む
よう伝令せよ。」
王双の部隊は九合目に達した。あれから異常はない。
「もうそろそろだな。よし、張魯の陣まで矢文を送れ。」
強弓の兵が、文を結んで弓を引き絞り、放った。月の明かりでも何事もないかのように
扱える名人である。
「相変わらず見事だな、呉昭。いざというときは、頼むぞ。」
兵士は軽く礼をして去った。
「頼もしい男よ。」
「将軍、いずこにて待機致しましょうや。」股肱の李宝が尋ねた。
「向こうに開けたところが見える。あの辺りで。」
そこについて、休憩を命じて、程なく張魯からの使いが至った。
「張魯様からの伝令で御座います。王双将軍には遠路後救援頂き感謝の言葉もなく、
ご歓迎致します故、直ちに我が陣に参られたい、とのことです。」
そう言いながら、兵士は周囲をちらちら見ており、落ち着かない様子である。
「無礼であろう」一喝しかけた李宝を制して、王双が聞いた。
「落ち着かれよ。これまでは何事も無い模様である。それより、短刀直入に聞きたい。
丞相に伝えられた怪物とは、いかなるものなのか?」
言われるなり兵士は大きく目を見開いて、王双を見た。そして、直ぐにうつむいた。
「どうした・・・。われらは救援にまいった。敵がどのようなものであるのかを知りたい。」
「は・・・・・。」
そして、ぽつりと一言つぶやいた。
「地獄とはあのような・・・・・。」
「地獄、か。」
「は。あのようなものがこの世にあるとは、信じられませぬ。」そして不意に滂沱と涙を
流し始めた。
「我らが戦ったのは・・・・・いや、戦いですら無かったのかもしれませぬ。とにかく、あれ
らを倒すことは至って困難だと思われます。」
その時、後方に何かの音がした。草むらが、がさがさとざわついている。
「ひ」言うなり兵士は頭を抱えてうずくまってしまった。
「む。よし、相わかった。話は張魯殿に聞こう。とにかく進発じゃ。」
立ち上がり、先頭の部隊が早足で進み始めた時、それは襲ってきた。
なんかね、段々TEAM王双に感情移入しだしちゃったよ俺は。
って言うか「そんな奴いたっけ?」くらいに今まで全然気にも留めていなかったあの娘が
なんだかだんだん気になる存在に・・・これって恋?みたいなかんじ。もはやすっかり王双LABU!
229 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/16(木) 18:26:33
ガキーン!
続いてどす、どす・・と、鈍い音。
「来たか」
最後尾の輪形陣が揉まれている。盾を押している黒い影が見える。
「あれが。」
「前軍は急いで陣に。中軍は、左右に分かれて固まれ。後軍に伝令!敵を押し包め!」
そして、王双自身は鉞戟を手に、股肱と共に十人あまりと共に後方に急いだ。
混乱のある辺りへと急行すれば、すでに最後尾の部隊は壊乱しており、その周囲の部隊
も激しい当たりに崩れかけている。月光の中にうっすら浮かび上がるその影は、その高さ
が七尺を越えている。
どか!どか!
どうやら長い尾を振り回しているようで、盾がみるみるひしゃげている。
「松明」暗闇でも訓練を積んできたが、この相手に利は無いようである。
即座に火が点けられた。そしてそこにうかびあがったものは・・・・・。
「きしゃーーーーーーー!!!!!」
「く」
・ ・
そのものは、辺りを見渡すと、即座に王双の方に向かってきた。おおきな影に反応したのか。
「こい」
王双は鉞戟を左に構えた。左右も同様に構えている。直ぐ目の前に来て立ち上がったそいつ
は、巨体を誇る王双も圧倒される異常な気を発している。
「きしゃーーーーーー!!」
天を仰いで吠えたその瞬間に、撃ちかかった。
「がき」「がす」「どす」「ぐわ」
だが、いずれもその鎧に跳ね返された。
即座に第二撃を加えようとして、端の部下がその尾にはじかれた。とともに、視界から消えた。
「む」
いきなり背後から重い衝撃があった。よろめいた王双の背に、更に打撃が加えられた。
倒れ込んだ視界で部下が撃ちかかるのが瞬間見えた。「ぐえ」「うぎゃー」
がばと立ち上がった王双の目に飛び込んできたのは・・・・・。
一瞬の惨劇であった。その口には部下の肩口から首がある。手にも別の部下のちぎれた足、
そして巨大な尾は二人の体を串刺しにしたまま振り上げられている。
「この化け物が!」最早王双にその怪物以外のものは見えなかった。戟を水平に構えると突
っ込んでいった。憤怒の形相に、全身の血が沸き立つその怒りが顕れている。
どす!どす!どす!
何かが肩口を火のように熱くしたのは怒りかそれとも敵の攻撃か。
GISYAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!
「将軍・・・・・将軍・・・・・・・。落ち着かれよ。」
王双を後ろから引くものがある。李宝の声であった。
「あやつは去り申した。」
手にした戟が離れないのに気づいた。
「私は」
「いや、凄まじいいくさぶりでありました。化け物は将軍に脾腹を突かれ、声を立てて
逃げました。」
見渡すと、倒れ臥した兵士達が運ばれようとしている。その数はひと目数十名に達し
ている。「死者は。」
「は。とにかく急いで全て収容致しておりますが、おそらくは二十を越えるかと。」
「そうか・・・。よし、とにかく砦へ急ごう。」
王双自身も部下を担ぎ上げて走った。その時になって初めて肩口の火のような痛み
に気づいた。背中も痛む。これはうち倒されたときのものか。だが、体は動くようだ。
門に至って振り向けば、月は西の空に没しかけている。盾に乗せられて運ばれる兵士
達を見守ってから、王双は手ずから門を閉めた。そして番兵に一礼すると、一瞥して
最もおおきな兵舎に歩を進めた。
王双かっこいい
ますらおだな
くぁぁ!燃える!王双すげえよ、エイリアンと真っ向から渡り合うなんて!
今後の展開に俄然期待が高まってきた!
234 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/18(土) 07:53:39
age
235 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/18(土) 11:53:27
続きを..
2chから「電車男」に続く..「エイリアンvs王双」..映画化のお燗!
これは凄い!
稀に見る良スレだ
「ようこそお待ち申しておりました。師父も歓迎されておられます。」
幕舎の戸口で、男が言った。五斗米道の信者の服装をしている。が、元来純白であるべき
その衣装は、垢と泥で汚れている。
「では。」
王双と股肱が中にはいると、一段高い所で、高貴な衣装に身を包んだ人物が玉座に身を
沈めている。「さ、近くまでお寄り下さい。」
近づいて思わず声を上げた。「これは」
その人物は、土気色の顔をしていた。目には深い隈が出来ている。死に人のように精気を
失った姿は、これが五斗米道を一代で築き上げた梟雄の姿とは・・・。
「わしが張魯じゃよ。ようこられた。」
「は。魏の校慰、王双に御座います。この度は・・・。」
「よい。最早この張魯は、魏に降伏した身。堅苦しいことはもうかまわぬ。」
「は、しかし・・・。」
「それより、先ほどきゃつが現れたようじゃが。よく無事であったな。」
「いや、部下の相当数が死傷致しました。魏の精鋭を特別に鍛え上げた者達なのですが。」
「しかしそこもとがかの竜を撃退したと聞いた。」
「竜、でございますか。」
「なんと読んでいいものか・・・。じゃが古い石碑などに残されておる中に、あのような姿で
竜と銘打たれたものもあるのだ。将軍ならあの化け物を退治できるかもしれぬな。」
そう言って、張魯は薄く笑った。
なんとも言いようがなく、王双は尋ねた。「で、あやつについてわかっていることをお教え願え
ますまいか。」
「うむ。何もわからぬのと同じじゃがの・・・。」
とある山頂で、一人の男が景色を眺めている。その背丈は優に八尺を超えている。
よく見ると、その視線の先は遙か向こうの空に向いているようである。その頭には、不自然な
角様の突起が見えた。
「何が。」
ぽつりとつぶやいた。目はまだ北の空を向いている。
胸騒ぎが収まらないときは、一人で剣を振るって汗を流した。それは幼少時から続いている。
だが、ここ数ヶ月、その胸のざわめきは、容易に収まらない異様な感覚をもたらしていた。
やむを得ず、このように一人で山に登って遠くを眺めることになった。そして、その眺める方向
は決まって北の方角になる。なぜだかわからないが、北を向くことになってしまう。自分が生ま
れ育った襄陽郊外の田舎から遙か隔たったこの地の、さらに北に何があるというのか。この、
懐かしいような妖しい心持ちはなんなのだろうか・・・・・。
「将軍、やはりここにおられましたか。」
「うむ。・・・なに、これから戻るろうというところだよ。すまんな。」
「いえ。しかしながら、漢中攻撃の準備で、魏延様のご認可等もたまっておりますれば。」
魏延と呼ばれたその男は、部下と共に山を下っていった。
なんとここで魏延登場とは!てっきり“エイリアン vs プレデター vs 王双”
で進んでいる話だと思っていたし、面白いからそれでおkと思っていたが
まだまだ序章に過ぎなかったということなのかっ!?
ようやく主役の出揃ったストーリーの今後に激期待してます!
AVPVGを映画化するにあたって一番のネックになるのは
世界的に知名度抜群な前二者に比べての魏延の知名度。
つまり前段階として「三国志」の映画を全米公開する必要がある。
しかも「VS魏延」に繋げる為に、当然魏延の扱いを大きくせざるを得ない
1本の映画で魏延を主役に据えつつ三国志の世界観を伝えるのはまず不可能
となるとスターウォーズよろしく壮大なサガとしていくつかのエピソードに分割した
シリーズ公開の形を採ることになるであろう。
以上から考察した結果、AVPVGの公開は早くても2020年代になることが予測される。
三国ウォーズ エピソード1 ファントム黄巾
曹操が奸雄と呼ばれるまでの軌跡を描くのか?
曹操はあまり・・・あくまでも最終的にAVPVGに繋げることを目的としていますので
魏延をスターウォーズでいうところのダース・ベイダー的に扱う必要があるとは思われますが。
244 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/20(月) 23:04:19
長安に到着した曹操は、既に封鎖した四つの道に加え、山上にも部隊網を広げるよう指示した。
そして参謀と漢中の要衝をつぶさに見ているところへ、峰火による報せが届いた。
「劉曄殿の部隊が定軍山に達した模様。」董昭が報告を伝えた。
「うむ。重装備の歩兵の軍にしては速い。先の上庸からの報告通り、既に漢中の防備は体をなして
いないようだ。賈言羽、お前の斥候の情報とも一致するようだな。」
「は。逃げ来たりた民の畏れぶりも尋常ではあり申さず、口々に悪鬼の仕業と叫んでおります。」
「いにしえの黄帝や伏犠、女禍の頃にはそのような悪鬼が跋扈したと言うが、そのような伝説が今に
現れるとはな。」
「ただ、丞相もご存じのように、このようなものの現れ出づることは長い間には何度もあったのでは
ないかというのが、洛陽の書房を再度調べなおした結論でございます。多くは、この竜様のものが
現れるときには夜空に太白があり、大きな輝星が横切ったと言われていたようです。」
「竜様、な。確かに民に描かせたものを見ても、竜とはそのようなものか、という姿をしている。大変な
膂力を有しているようだが・・・。」そう言って曹操はちらと背後を見やった。そこにはいつものように、
巌のように許緒が屹立している。
「とにかく五行のことわりに詳しい劉曄にしっかり敵を見てきて欲しいものよ。」
そうして曹操は窓外を見やった。誰も口にはしないが、一様に不安な面もちである。劉曄が生きて再
び我らにまみえることができるのであろうか・・・・・。
なるほど、龍ね!かけ離れた世界観を違和感なくまとめる職人さんの力量スゴス
個人的に今一番ココを楽しみにしてます。
>>247 他にも良スレはたくさんあるとは思いますが、あくまでも個人的な好みですから・・・
魏延=アナキン・スカイウォーカー=ベイダー卿とすると
ハリウッド版三国志は魏延少年の目を通して見る戦乱の時代
〜英雄としての魏延青年の成長〜その野心から暗黒面に飲み込まれ
やがて打ち倒されるるまで、を描くことになるだろうね。
凶兆を示す天変やそれに伴って現れる人々に災いをもたらす魔物
そういった伝承と絡むことによって、三国志の舞台とエイリアンやプレデターが
違和感なく融合するのが面白いし、上手い!とうならせてくれますな。
>>249 ん?
そうすると、アナキンにフォースの訓練をさせるのに反対だったマスター・ヨーダは孔明か。
でクワイ・ガン・ジンが玄徳。
王双の部隊は、竜を招き入れる罠の構築に忙殺されていた。兵士達は夜目が効くような修行も
積んでいるが、張魯の直衛部隊も流石に優秀で、初めてなのに共同作業を難なくこなしている。
城門の内側を広く開け、そこに竜を招じ入れる−それが張魯の参謀と王双の股肱の出した結論
である。中央には牛を数頭つなぎ、そこを盾を構えて待機した兵士達が一気に矢を打ち込んで仕
留める−張魯の漢中城からの逃避行で得た貴重な経験から、この策なら有効ではないか、とい
うより、ほかに良い方法もなさそうな気さえする。
「やつは、とにかく手当たり次第に我らの仲間をうち倒していった。最初の騒ぎがあったとき、わし
はちょうど沐浴をしておったのじゃ。我が弟の張衛からすでに報告は受けておったが、その後の報
せもなく、最初の異変のあった陽平関から順に、邑々からの連絡が途絶しつつあったんじゃが、正
直そんな直ぐに漢中にまで及ぶとは予想しておらなんだ。甘かったんじゃな。」
そこで張魯は言葉を切った。激しく咳き込んでいる。待郎に水を与えられてようやく落ち着くまでの
あいだ、王双は改めて周囲を見渡した。部屋には一様に黒い幕が張られている。
パドメは?
>>251 すると馬岱がルークってことに・・・パルパティーンは誰が?
真打たる魏延もただの人間ではなさそうな気配・・・この先控えているであろう三つ巴が
どう展開するのかも気になるところではあるが、ついに御大自ら出陣?な曹操の動きを含め
ますます熱さを増すばかりの当面の戦局の動きからも目を離せませんな。
楊儀がマスターウインドウとか超ありえねー
なんか書き込めなくなってた上にスレなくなったとか言われて
一時パニックになったよ・・・・
258 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/30(木) 05:26:16
曹操とか、プレデターあたりを見て
「配下に欲しい」
とか言い出さないかな。 あげ
曹操「あのジャングルを無人の野を行くか如く、行くのは誰だ?
そうか、プレデターか、私の麾下に欲しい、無傷で捉えろ。
槍も弓も使っては成らぬ。
干禁・張遼「Σ(゚д゚lll)
>259
長坂橋が溶けちゃいましたがな
エイリアン vs プレデター vs 鮭延
262 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/08(金) 13:55:28
263 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/08(金) 20:31:39
ちょっと質問。
魏延ってスーパーサイヤ人3になれるの?
当たり前だろ。
ついでに無我れるぞ。
265 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/09(土) 22:27:48
しばらくしてようやく落ち着きを取り戻した張魯が言った。
「気付いたか。そう、先ほどの、血みどろになって血路を開いた時に気付いた、天啓が、まさに
それよ。」
「といわれますと・・・。」
「うむ。わしらはとっさに水の中に飛び込んだのじゃ。そして、不意に覆い被さってきた幕にくるまって
そっと外を窺ったんじゃが・・・。」
そして水を飲むと、下を向いた。
「ああ・・・。大切な民百姓ををあのような無惨な姿にされて、何もできぬ儂は、なんなのじゃ・・・。
ああ、悪鬼はその時まだ民を食いちぎっておったんじゃ。」
目が赤く潤んでいる。
「ともかく・・・。そのようにしてじっと覗いておったんじゃが、なぜか我らの方は襲ってはこんかった
んじゃ。いや、他のものに言われて気付いたんじゃがな。」
「すると・・・。」
「そうじゃ。その後の逃亡劇でも、このように厚い布を湿らせて物陰を伝って移動して、どうにかここま
で逃げて来れたというわけじゃ。夜目も効く連中じゃで、なんでこんなことでわからなくなるのかは不明
じゃがな。」
266 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/09(土) 22:30:12
「ふむう・・・。これは、とても重要なことに思えまする。」
「うむ。だがそれも、あの竜を倒す術を見つけることが出来なければ同じ事
じゃがな。」
「その通りでございます。ではわたくしは準備の方を見に行って参ります。」
267 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/09(土) 22:43:02
そう言って出て行きかけた王双は、ふと振り向いて張魯に問いかけた。
「張魯様、一つお聞きしたいことがございます。」
「何か」
「法主は、大変な法力をお持ちと世上喧伝されております。しからば、こちらからあ奴、竜の居所を
見つけだす事が出来るやいなや」
「わっはっは!儂の力などとうに枯れ果てておるわ。儂に若い頃の力ありせば、このような所に押し
込められる前にあやつらを倒しておるわ。・・・・・じゃがまあ、どうにもならぬ時には・・・・・。」
皮相な笑顔だが、その目は笑っていなかった。王双もじっと見つめ返した。
「信者どもを大勢死なせておいて、このように臆面もなく生きながらえておるのも、つらいものではある。
じゃが、もう行ってくれ。くれぐれも頼む。」
一礼をして、王双が出ていくのを見送った張魯の目には、うっすらと涙が滲んでいた。
<この体が恨めしいものよ・・・。>
268 :
魏延:2005/07/09(土) 23:32:55
ワレ……タタカイ…モトム!
テキ……ブッコロス!
269 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/10(日) 07:41:24
「将軍、準備が出来ました」
ふと我に返ると、牛が引き出されている所である。そして、周囲の建物は真っ暗で、例の
幕の用意も済んでいることが窺える。
「さて、思い通りに行くかどうか・・・。」
「我らには将軍のお力があれば。・・・そういえば、肩のお怪我の方はいかがでございますかな」
「うむ。正直まだ痛む。少し見てくれ」
はだけた肩を見た李宝は、思わず声を上げた。
「むむむ!これは酷い。」
「どのようになっておるのか」
「は。これは火傷傷に相違ありませぬ。しかし何故」
「竜に斬りかかったその時に感じた痛みだ。なんなのだろうな」
「やはり容易ではありませんな。」
「うむ。とにかく我々も隠れるとしよう。」
二人は奥の幕舎に向かった。赤い月が西の空に没しようとしていた。
期待age
272 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/17(日) 14:14:59
このスレ前になぜか無双スレ集計で無双スレにカウントされてたな
273 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/17(日) 14:20:18
ギエンとコーチューがフュージョンして
ギエチュー
頭の角に精度抜群の誘導弩砲が
274 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/21(木) 07:12:27
落ちそうだね
275 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/27(水) 00:17:18
書きたいんだけどね。
今一人気が出ないもんで・・・。体力もないし。
漏れ仕事終わるの遅いんよ。
俺は楽しみにしてるよ。
保守しとくから無理しないで続き書いてください。
俺も凄く楽しみにしてますよ、無理のないペースで続けていただければ
それだけで嬉しいっス。
278 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/31(日) 10:35:28
星が時折姿を隠している。雲が出てきたようだ。月は既に、無い。
静かな中にも、息を詰めた男達の異様な緊張ぶりがひしひしと伝わっている。
「良く耐えている」
「は」
「俺も、怖いよ。」
「将軍が?」
「当たり前だろう。あんな化け物をこれから罠にかけようなんて、俺たちもどうかしてる、
お前はそう思わないか。」
「・・・・・確かにそうですな」李宝も小さく笑った。
「俺はなあ、本当はいくさは嫌いなんだよ。」
「・・・それは」
「李宝、お前は洛陽の近くの生まれだったな。」
「・・・はい。董卓の害にて私の村も焦土にされました・・・。」
「俺はな、青州だ。俺はな、李宝、黄巾の部隊長の子なんだよ。」
「それは・・・。初めて聞きました。」
「そうだろう。これを知るのは夏侯惇殿と丞相だけよ。」
「では丞相に従軍されたわけですか」
「いや。殺された。」
「は・・・というと」
「俺の父は、取引きが許せなかったんだよ。父は、家族を失った、役人のせいでな。」
そこで王双は空を見上げた。雲は天空の過半を覆っているようだ。
俺も楽しみにしてます。
保守
281 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/08(月) 12:24:53
age
282 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/08(月) 12:28:15
>>1
なんで魏延w
「続報はないか」
傍らに控える賈言羽が即座に答えた。
「は。まだの様子です。防諜網と部隊の配置の方は鉄壁であります。」
「そうか・・・。」
「心配でございますな。王朗殿も御老体に鞭を打たれて・・・。」
「ああ。それもあるが。」
「王双でございますな。猪突猛進な所がありまする。」
「うむ・・・。一本気に見えるが、あの男の目に燃えていたものを忘れはしない。」
「なんでもかの父は黄巾の族だったと聞きましたが。」
「青州兵を許した時に奴の父は帰順しなかった。『漢の名族と手を握ることは出
来ない。死んでいった仲間達に何と言えばいいのか。』と言った言葉を忘れはし
ない。儂も立場がなくばむしろ部隊を任せたかったのだが。」
「そのようなことが・・・。」
「お前が儂の元に来る前のことだからな。しかし父の首を刎ねた時、王双は一言
も言わず涙も流さなかった。ただ儂を睨んでいたよ。」
「父を信じていたのでしょうな。」
「そうだ。儂は奴に言った。父の志を継げ、民の為に一緒に戦おう、とな。」
「王双はまだその時・・・。」
「そうだ。八つだ。しかし儂は真剣だったぞ。何せ奴の父の用兵の鋭さには正直
敵ながら幾度も学ばされたからな。」
「しかしそのような丞相ご自身の志が多くの人士をこれだけ沢山呼び寄せたので
ございますよ」
「劉備には気に入らなかったようだがな。」
そうしてひとしきり笑うと、また南の空へと顔を向けた。
「報告。部隊は山上に着きました。何かと遭遇した模様。」
「そうか。で、詳細は。」
「は・・・。それがその後は火などの通信も途絶しております。」
「ふむう。」
王朗が言った。「まさか・・・。」
「よし。下がれ」そうして劉曄は王朗に向き直った。
「いや、王双に限ってそのようなことはありますまい。ただ兵士がどれだけ
戦えたのかは未知数ですな。」
王朗は傍らに目をやって、言った。そこには例の盾が立てかけられている。
「しかし、あのようなことが出来る敵とは、もしや術師ではないのか。左慈は
未だ行方が知れないし。」
それには劉曄も何も言えなかった。細作のどの報告にもこのようなものは
なかったのである。
その時早馬の着く音がした。
「今自分に。どうした。」
「はい。鍛冶の元からです。」
「おおう、ついたか。待ちかねたぞ。」
使いの背には、大きな得物が背負われていた。
支援
久々に新作。王双カッコイイよ王双。
そして何ですか。使いの持ってきたものは。
ひょっとして天才発明家の本領発揮……?
いつのまにかまどろんでしまったようだ。
李宝ははっと顔を上げた。
「やあ。お目覚めか、李宝殿」
李宝は思わず顔を赤らめた。「なんとも申し訳のないことを」
「急な行軍の末にあの怪物だからな。ゆっくり休め。」
「しかし」
「いや、いまのところ異常はないようだ。」
隙間から覗けば危宿が西の空に没しようとしている。
「丑の三刻ですか。まことに面目ない。では今度は将軍がお休み下さい。」
「いや、いい。」肩の痛みなど素振りも見せない。
李宝は、打ち合わせを思いめぐらせた。竜は恐ろしく硬い鎧に包まれている。
ただしその腹は比較的に柔らかいので我が方の武具でもなんとかなる。ただ
し、王将軍に傷を負わせた原因は不明だが、鎧にも爛れた穴が開いており、
やはり竜の攻撃ではないかと思われる。死んだ兵士の内、二名に同様の火傷
傷が見つかっている。それと、あの盾を穿った赤い光についてだが、これは先
ほどの竜との戦いではあらわれておらず、これについては対処の仕様もないと
いう結論になった。これについては陣中の五斗の者も覚えがないという。
「将軍・・・。」そのことについてふと思ったことがあり、伝えようとしたその時 − 。
ど さ
「来たか」のぞき穴から見ると、練武場の中央に黒い何かが蠢いている。
牛がもう、と声を上げた。
「よし、手はず通り」
「待て。見ろ。あれは」
「は」みればそれは人の大きさに他ならない。張魯らの話でもそのような大きさ
の竜は見かけなかったという。
「しかし竜の子ということも・・・。」
「いや・・・・・あれは」
立ち上がり、よろめく足を引きずるそれは、明らかに人影である。
「よし。儂が様子を見てこよう。」
言うなり出ていった王双にあわてて李宝が後に続いた。
影は、ときどきうめき声を漏らしている。傷ついている様子で、息も荒い。
王双は早影を抱きかかえている。「おい、しっかりしろ。」
「む、う・・・。お前は・・・。」
「魏の武将、王双と申す。しかし子細は後にすべし。そこもとの名前は」
「ち・・・張・・・・・。張衛・・・。」
「何!そうか・・・。とにかく張魯殿の所までお連れする。もう安心されよ。」
しかし既に張衛は言切れていた。
「まさか」
「いや、息はある。疲れ果てて気を失ったのであろう。」
王双は張衛を揺すぶらないように気をつけながら身軽に坂の上の張魯の兵舎ま
で小走りに向かった。
289 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/10(水) 00:08:39
薄暗い灯りの中、主立った者が顔を揃えている。
「済まぬ。儂のせいでこのような姿に・・・。」
張魯が、疲れ果てた顔を更に曇らせてつぶやいた。
「この傷は、わたくしと同じにございます。やはり竜と戦って来られたので
しょうか。」
「起きて話をせねばわからぬ。しかし陽平関に向かうという報せは受けたか
ら、おそらく行ったのじゃろう。報せでは遠目には関は平穏の模様、という事
じゃったが」
「とにかくゆっくり休んで貰いましょう。」王双が言うと、張魯は言下に否定した。
「いや、起こす。気付け薬を持ってこい。」
「しかし」
「かまわぬ。危急の秋、我が弟からその目で見たものを聞き出さねば。」
直ぐに気付け薬が張衛に嗅がされた。
「うん、む・・・む。」
「気付いたか。ご苦労じゃった。」
「あ・・・兄じゃ・・・。俺は、いやわたくしは・・・・・。」
「かたいことはいい。とにかく報告いたせ。」
従者に助けられて体を起こした張衛は、語り始めた。
「報告しましたとおり、我々は陽平関に入り申した・・・・・。」
保守
291 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/12(金) 13:04:09
保守派
292 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/12(金) 15:16:41
なんか雷薄っぽい
293 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/14(日) 22:31:49
アパム!弾持って来い!
294 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/15(月) 12:33:02
295 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/19(金) 23:14:05
age
保守
297 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/23(火) 15:08:04
保守
>>金正日
この↓↓発言は40分弱でおしまいか?( ^∀^)ゲラゲラ
12 :☆三I(`{}`*p)金日成 ◆2JucH/zwpc :2005/08/23(火) 12:16:46
☆三I(`{}`*p)糞スレは荒らしませんーーーーーーーーーー
保守
300 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/25(木) 19:26:57
age
301 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/26(金) 20:05:08
保守
>>301 素晴らしき思し召しにござる( ^∀^)ゲラゲラ
303 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/26(金) 20:09:00
かっこいい
〜あらすじ〜
探査衛星によると、南極大陸の地下にピラミッドが!
我らが魏延は調査に行くべきだと主張するが、
プロデューサー孔明がどうあってもゴーサインを出してくれない。
三顧の礼も尽くしたというのに!
埒が明かないと思った魏延はスポンサー劉備に直訴する。
そうこうあって、ようやく腰の重い孔明も動いた。
ここに南蛮・・・ではなく、南極調査隊が結成される。
(>>174より)
「むむむ。これはなんだ」
「これは奇怪な。田季、しっかりせよ」
「む。取れませぬ。」
張衛は山刀を取り出し、その奇怪な生き物の背を切った。
「ぎゃあああああ」
その背から、体汁が流れ出すと、白い煙を上げて田季の顔が溶け出した!
(今日も帰宅は10時半・・・・・。ああ・・・・・。)
>>303 このスレ読んでからその画像見ると
鎧がべジータのスーツみたく思えるね。
308 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/04(日) 17:26:31
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ __| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───
309 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/09(金) 03:07:52
魏延のクローンを量産したら、どうなりまつか?
310 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/09(金) 05:37:45
どせ、ギエンもエリアンだろ。エリアン反骨だし
311 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/10(土) 02:03:33
エ〜ロ〜リア〜ン♪
312 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 03:51:17
繁殖能力の差で、魏延の勝利か?
313 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/13(火) 22:36:27
立 新 / ,、r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`';,、 ,r';;r" _ノ と 何
て し L_ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ,';;/ ) 申 と
ね い //;;/´ `' 、;;;;;;;;,,l;;' /ヽ す 313
ば ス /.,';/ ヽ;;;;,l;L_ .,,、,--ュ、 ';;;;;;;;;i か を
い レ l |;|┌--‐フ ┌----、、 |;ヾr''‐ヽ, ,、ィ'r-‐''''''‐ヽ ';;;;;;く !! 超
か ッ i |l ~~__´ 、 ``'__''''┘ |;;;;;l rO:、; ´ ィ○ヽ 'i;;;;;厶, え
ん ド l _|. <,,O,> 〉 <,,O,,> |;;;;;| `'''"/ `'''''"´ !;;;;;;;;ヽ た
の を ._ゝ'|. / 、 |; ,' / 、 |;;;;;;;;;;;;;レ、⌒Y⌒ヽ
う 「 | | ( ) .ソ l ,:' _ ヽ .|;;;;;;;//-'ノ
ヽヽ | _,ニ ニ,,,,,_ ', ゞ,' '"'` '" i;;;;;i, `' /
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ `| ,、ィ-‐''__'''‐-`,、 '' .', i、-----.、 `''"i`'''l
人_,、ノL_,iノ! . ', :i゙''''''''''`l' ` _人__人ノ_ヽ ヾ゙゙゙゙ニニ'\ ,' ト、,
/ ヽ L__」 「 で 書 Lヽ ヽ〈 i| Vi゙、
ハ ワ {. ヽ. -、、、、 ' ノ き き 了. ゙, ,ヽ===-'゙ ,' , // ヽ
ハ ハ ヽ. ハ ) ん 込 | ',.' ,  ̄ , ' ノ //三国志・戦国板
ハ ハ > /|ヽヽ、___,,,,、 'く み > ヽ.  ̄´ / ,、 ' /
えっマジで!?
315 :
名無し作者:2005/09/21(水) 23:11:41
「こ、これは」
田季の顔が、見る間に溶解していく。「ぐえええええ」
「むう・・・!」
張衛はとっさに袖を破り、体汁をふき取ろうとした。
「く」
布までが見る間に溶けていく。
「何か、どうにか出来ないのか」
ついに田季の顔は白いものが見え始めた。骨である。
「と、殿。早く、早く私を・・・・。楽に・・・。」
「むう」
田季は溶けた眼窩から涙を流していた。
「と、との・・・・・。」
「田季、すまぬ。」
張衛は苦楽をともにした部下であり、仲間である田季の、その胸を小刀で突いた。
田季の体から力が失せた。どのような死に顔かわからない。
「殿。ご覧を」
劉夏が言った。一筋の涙がつたっているが、その声に震えはなかった。
「しかし」
張衛は腰のひょうたんを握った。部下達の、そしてたった今失った最大の股肱の
仇を取りたい。そのために来たのではなかったか。
意を決して言った。
「こやつら焼き払う」
このペースでもいいから続けていただければ・・・結構楽しみにしてるんで。
318 :
名無し作者:2005/09/29(木) 22:21:38
「御意」反対するかと見えた劉夏は即座に瓢箪を手にした。「私が二つ」
「そして私が三つ」もう一人の部下の閻義が応えた。
「そしてここに二つ」張衛が瓢箪を握りしめた。
「していずくにや」
「うむ。こやつら容易ではない。闇雲に焼いてもどうかとも思う。数もわからぬ。」
既に卵の中では、化け物の蠢動が激しくなってきている。
「とにかく急ぎましょう。」劉夏が言った。
「よし。奥に進む。閻義はここで待て。合図があれば油をかけ、火を点けよ。」
「しかし殿は」
「いいか。聞け。こやつらも恐ろしいが、親どもが来れば我らも直ぐに殺される
であろう。猶予はない。我一人の命など、こやつらの害に比すれば何ほどの
ことかあろうや。それに」
張衛は傍らに佇立する大男を見た。
「劉夏の腕なら或いは、と俺は思っているよ。」
にやりと笑って張衛は奥へと歩を進めた。
「火は使えんな。」
「は。それがしにはしっかりと見えており申す。」
崩れた天井からの薄日が所々差し込んで、奇怪な様態を照らしている。
既に卵は五十を数えた。まだ奥に続いている。
「しかし、こやつらの食はどのようになっているんだろう。」
「その事にござります。あのように生まれ出ずる後、人に食らいつくのであれば・・・。」
「人がいなければ・・・・・。不思議よの。」
周囲に屹立する、白い蝋ののような柱が、次第にその厚みと大きさを増してきた。
「この奥かな」
「異様な気配がいたしまする。」
差し込む光も次第に暗くなってきた。
「まだ見えるか」
「は」
柱の隙間に体を滑り込ませると、さしもの二人も何も見えなくなった。
「よし。火」
と、そのとき----。
GISYAAAAAAA!!!!!!
「む」
劉夏が油をしみこませた布に火打ちで火を点けた、その瞬間!
GGGGGGGGGGYYYYYYYYYYAAAAAAAAAA!!!!!!!!
天井まで見上げるその巨大な怪物の姿に、歴戦の兵つわものどもも思わず足をすくませた。
「くう、こやつは」
「殿、ではこやつが」
「いや、ここまで大きくはなかった。間違いない。こやつが首領だ!」
GGGGGGGGGGYYYYYYYYYYAAAAAAAAAA!!!!!!!!
322 :
名無し作者:2005/10/03(月) 08:03:25
・・・・・・・・そこで張衛は気を失った。
「では敵の本拠を掃討して参ったと言うことか」
「さあ、そこまでは・・・。しかしながら凄まじい働きがあったことは想像できます。」
一同は、改めて張衛の姿を見つめた。全身に血止めの布が巻かれているが、それでも
その体の痛み方の酷いことは容易に見て取れる。左の耳、肉を失っている右手、頭部に
も大きな傷があり、頭蓋の形が陥没しているようだ。
「まだだ。つとめを果たさせねば。」咳き込みながら張衛を起こそうとする張魯を、王双は
押しと止めた。「弟君は気を失っただけです。休息を」
「ならぬ。我ら民に生かされてここまで来た。ここで民に恩を返さず、何が五斗米道か、
何が鬼道か!」
おめきたてた張魯自身がどうっとくずおれた。王双は抱きかかえて、床へ運びそっと寝か
せた。
静寂が部屋を包んだ。
拳を静かに握りしめた王双は、静かに言った。
「このご兄弟を、しかとお守り頂くよう。」
その胸中に去来するものはなんであったか。
足音が次第に遠ざかっていった。
こんなネタスレに素敵な小説が…
324 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/03(月) 23:32:08
age
325 :
ロボコップ:2005/10/03(月) 23:35:14
‖∀~)
326 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/08(土) 22:08:14
age
328 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/16(日) 07:36:01
続きキボソ
329 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/27(木) 13:39:42
堤さやかが保守
330 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/04(金) 18:30:49
堤さやかが保守
331 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/12(土) 10:01:37
機動戦士ガンダム「魏延の野望」
332 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/12(土) 10:17:30
魏延の空気の読めなさは、エイリアンやプレデターに通じるとおもう
333 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/12(土) 10:57:09
( ´∀`)ノ毛)・ω・` )
age
335 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/14(月) 19:12:34
ちょっと待ってよ
罠がどうなったのか死ぬほど気になる
336 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/15(火) 01:12:07
魏延ついに人としても扱ってもらえなくなったのか
337 :
名無し作者:2005/11/15(火) 07:37:08
まあ罠も伏線ですから
次出します
今の三戦板には無駄にもったいないスレだな
2chのレベルも落ちたよ
age
本文の魏延はエイリアンやプレデターと同格あつかいなのか?王双たちが調査隊やフレディvsジェイソンの学生みたいなポジションで。まぁヘタな軍人より戦闘力高いだろうから健闘してくれるだろうが…。
「どれが勝っても蜀に未来はない」が掛かってくるか。
蜀に未来はない ←ワラタ
age
age
344 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/24(木) 12:32:29
映画見たけどエイリアンってどんどん劣悪な作になっていくな
3で終わりで良かった
プレデターが人間染みてたし姿が見えない利点とか後半全く無視されてるし
345 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/30(水) 19:42:29
VSシリーズはプライドの安売りな希ガス・・・
保守あげ。
今年中に一回くらい続きが読みたいな・・・とボヤいてみたり。
347 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/12/18(日) 10:29:44
って上げてねえし。阿呆か俺は。
保守
保守
今筆が進んでませんでいいから生存反応してください。
350 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/12/29(木) 11:27:50
おま
351 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/12/29(木) 19:12:04
今年賀状書きで忙しいので
絵も全部筆書きなので・・・
保守ありがとうございますm○m
352 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/12/30(金) 23:45:18
hoshu
353 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/12/31(土) 00:55:00
ディープインパクトと赤兎馬どっちが強いってスレは
ここなんですか?
生存報告サンクス〜
マッタリ待ち続けまし
あけおめ〜
今年も地味に更新楽しみにしております!
運試し。
357 :
名無し作者:2006/01/03(火) 10:25:02
ねっとりと淀んだ空気がまとわりついてくる。
もとより寒風が顔を刺す晩秋の秋霜である。
だが、兵士達の焦燥は、濃い。
鍛えぬ蹴れた兵士達にとっても、得体のしれないこの度の相手、しかも実際にその
暴風のような凄まじい姿と力を見せつけられても、いる。
決して逃げはしなかった。だが、巨体にもかかわらずのあの速さについていけなかっ
た。目の前で次々に仲間が屠られるのを歯がみをしながら見ていなければならなか
った、そのくやしさ。
「くそ、こんどこそ・・・」
だが、俺は・・・・・・。震えているのか?
押さえ込もうとしても、わき上がってくる恐怖。本当に次またどうどうと立ち会えるのか?
「落ち着け」
肩に手を置いた大男。
思わず顔を見た。しかし声がとっさに出てこない。自分の顔がどのように見られている
かも、知っていながらその表情を和らげることが出来ない。
「俺も考えていることは同じだよ。」
王双は戸板の隙間から外を見た。
「あんなものが、この世に生きて存在しているとはな。あれなら戦場で敵将と一騎打ち
している方がどれほど楽か。」
「王双様、私は」
王双は笑った。無骨ななりに似合わない、しかし笑うと意外に可愛い顔がそこにあった。
「何、俺だって怖いのさ。なあ。」
「は・・・」
「あいつはもしかすると、神なのかもな。」
意外な言葉であった。
「いや、もちろん民百姓に害をなし、この漢中もこのような惨状ではある。だがな」
王双は兵士に向き直った。
「そんな都合のいい神なんているのかな。俺の父は、大平道の幹部だった。父は、
荒廃する田野、腐った役人どもに絶望したんだよ。そんな中、あらわれたのが張
角だったってわけだ。だが結果はこの通りだ。五斗米道のこの国だって、この有
様。」
「だがな、いいたいのはそういうことじゃない。つまり、天帝がいますとして、それは
決して人などという小賢しいものなど何とも思っちゃいないってな。あの竜なんで
今現れたのか・・・・・。」
「それは・・・・。わかりませぬ。」
「もし、あいつが天帝の使いだとすれば、今俺たちがやっていることにご不満なの
かな。」
「やっていること、ですか。」
「こうやって国に分かれて争っているってことだよ。」
「将軍、それは」
王双は小さく声を上げて笑った。
「ははは。まあ戯れ言だよ。でもな。あいつもなかなか凄い奴じゃないか。俺は天帝
だかなんだかの気まぐれで虫けらのように死んでいくのはご免だ。あいつを倒して、
俺たちも神になってやろうじゃないか。」
時は寅の刻も半ばにさしかかろうとしている。この山中ではまだ暗いが、
平地ならうっすらと東の空が明るくなっているかも知れない。
「もうすぐ夜が明けますな。下へ降りることも出来る。」
「うむ。だがあいつは。」
「追ってくるでしょうな。」
まわりの兵士達も沈黙している。
と、ふとなにかが動いた気がした。
「む。」
「将軍も。では見間違いではないようです。」
目を凝らしていると、動いたのはうずくまっていた牛であった。耳を立てて、顔を
上げている。
「鼻も動いておりますな。ただの物音ではない。とすれば」
李宝は竜の強烈な臭気を思い浮かべた。
「よし。伝令」
即座に兵士が音を立てず他の箇所に急いだ。
どすん・・・!
GYAaaaaaaaaaa!!
おお、続きだw 作者さん乙
三つ巴はかなり難しそうだけど、レスの間から
こそこそっと応援しておりますw
まあ難しいですな。軽いのりではじめてしまって・・・w
魏は曹操・参謀連・劉曄・王双、蜀の豪勇達と魏延、張魯と五斗米道、これに
エイリアン、プレデター・・。呉も絡ませられたらいいが、無理っぽいw
夏侯淵や黄忠も成り行き上出さざるを得ないでしょうね。法正や劉備、張飛なども。
まあ成り行きまかせのでたとこ勝負でちんたらやります。
大きな黒いかげが、牛の背後に屹立している。
牛は、繋がれた縄一杯に体をよじって後ろを見ようとしているが、怯えているためか
鳴き声も発しない。例の卵の腐ったような臭気ははや周囲にまで届いている。
兵士がごくりとのどを鳴らした。
〈食いついたときが合図だ〉
そう思った刹那、いきなり牛は背後から打ち倒されていた。
GUUUUUUUEEEEEEEEEE!!!!!!!!
「殿」
「む。よし」
窓を突き破り、王双はいきなり強弓をしかけると同時に叫んだ。
「今ぞ!!!」
一斉に矢が放たれた。
かっ。周囲の壁に突き立つ。「おげえ」傍らの兵士の肩に矢が突き刺さった。
KCQYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!
遠目にも黒々とそそり立つ竜がのたうっているのが見えた。「よし、火」
二の矢は火矢。一点に集中した。次第に明らかになるその姿は。
「殿、成功にござる」
「よし、出る」
朔を手に、王双が板を破って飛び出した。行く手には無数の矢を突き立て、業火に焼かれる悪鬼の姿。
「覚悟せよ」王双は怪物の胸に、朔を突き立てた。更に刀を抜き、斬りつける。
Gugigigigigigigigi・・・・・・・。
斬った。するとそこから体液が吹き出した。
「痛」
再び火傷のような痛みが襲う。
「者ども、返り血を浴びるな。槍だ。」
周囲から走り寄る兵士達は長槍を構え、怪物に突き刺し、抜き、また突き刺す。
王双は足に向かった。
363 :
名無し作者:2006/01/03(火) 17:31:40
その間も怪物は腕を振り、兵士達にその凶悪な爪を突き立てている。
「む」「ぐ」「つう」既にその足下には十指を越える、生死不明の兵士の姿があった。
「ちいっ」
王双はその醜悪な足に、その刀を突き立てた。足ごと地面に押し込む。
「いまだ。突き殺せ」
既に数十度も槍で突かれているが、未だ倒れない。だが、さしもの敵も、その動きが徐々に弱まってきて
いた。
「くそ」
李宝が反対の足を斬りつけている。その背後に大きな影。
「あ。待て」その言葉も空しく、李宝は尖った尾の先端に腹を突き破られていた。
顔面を朱に染めて王双は近寄り、李宝の刀を手に取ると一閃した。
OHHHHKYAAAAAAAAAA!!!!!!!!
片足を失った怪物は、どう、と地に倒れた。片足は未だ縫いつけられたまま。
李宝を持ち上げていた尾も、弱々しく地に墜ちた。王双は、その尾も落ちていた矛で地面毎突き刺した。
「李宝、しっかりしろ!李宝!」
「と、殿、申し訳ござらぬ・・・。このような所で相果てるのは・・・。」
「何を言う。我らが戦ってきたのも民のためぞ。このような悪鬼を倒すなど、誰にも成し得なかったことぞ!
お前の策だ!よくぞ倒した!!」
「かたじけない・・・。里に残した赤子をよ、よろ・・・・。」
こと切れた李宝の瞼を静かに下ろした王双は、しかし既に気付いていた。弱々しくもたげた怪物の頭の
向こうに、別の赤い目が光っていることを。満ち足りた笑顔で死んでいった股肱の体をそっと横たえた王双は、
静かに立ち上がり、そして力強い声で叫んだ。
「さあこい。この王双、死力を尽くそう。」
364 :
名無し作者:2006/01/03(火) 18:10:53
かーーーーーん。
呉昭の放った強弓。それが合図だった。
既に入り乱れている中に飛び込まれた。弓は使えない。全身は強固な鎧。前面はその爪の餌食になる。
気を抜けば槍の穂先よりも長い、尖った尾。しかもその動きは信じられないほど早い。先ほどの策がはじめに
敵の動きを封じることに狙いがあったことは正しかった。では今は?
「呉昭!」
呼んだその声に反応してか、怪物は王双の方に撃ちかかってきた。見ればその脾腹には戟。「お前か」闘志を
燃やす。
「将軍!」背後で呉昭が叫んだ。「おう。」石火の打ち込みを秘術を尽くして受けながら、王双は答えた。
「お前の弓で、こ奴を縛れ!」「は・・・・。ぐ。」
「呉昭!」直前、尾が動いたように見えた。しかし返ってきた声はしっかりしていた。「わかりました」去っていく足音。
その間も左右から兵士の突き。しかし硬い鎧に防がれている。
「前だ!骨の隙間を狙え!手は俺が受ける。」
言われるまでもなく兵士達は実践している。しかし戦いながらも素早く位置を変える相手に、なかなか成功しない。
背後からの攻撃も、やはり硬い防御にはじき返されている。
「このような相手は初めてよ!相手にとって不足無し!」
王双は槍を頭上に振り回し、後ろに構えた。怪物は腕を振り下ろす。腕を盾にしてそれを受ける。爪が深く食い込んだ。
「将軍!」しかし王双はにやりと笑うと、爪を食い込ませたままその手で怪物の二の腕を掴んだ。怪物は暴れるも、動けない。
「力では負けんぞ」言うなり背後の槍を怪物の顔めがけて突き立てた。
がきい!
だが、必殺の一撃もその歯をぶち破ることは出来なかった。敵の左腕が襲う。
「く」
王双は下がった。その頭上を腕が襲う。左から尾。
ほぞをかんだ王双は、言った。「相打ちもやむなし」
致命にならない腕の方を体で受けて、尾をはじく。そして懐に飛び込んであばらの隙間を突
き刺す。
その時。
かーーーーーん。
365 :
名無し作者:2006/01/03(火) 18:25:38
「いかが致した」
「あ、教父様。は、現在かの竜が現れ、王双殿と戦っております。一頭は倒したものの、
新手が現れ・・・・・。」
「むう・・・。よし、儂を起こせ」
「しかし」
「早くせよ!」張魯は一喝して、自ら立とうとした。
慌てて左右に助け起こされた張魯は叫んだ。「我の力を!目に物見せてくれようぞ!」
その眼下には疲労の色が濃い。
「儂が民のためこれまで行ってきたことが、このようなことで潰えてなるものか。ゆけや!」
おお!久々に大量更新!燃ゆる!
そしてついに一匹ぶっ倒しましたな!しかし李宝が・・・・゜・(つд`)・゜・
メッチャ熱い展開の続きが楽しみっス!
367 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/01/11(水) 22:41:13
age
368 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/01/13(金) 17:16:44
とりあえず竜に米を献上させろ
米食うのかな
370 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/01/17(火) 11:56:35
食わないの?
あーあー、五斗米道ね、あーそうなのね
竜に米を献上すんのかと思ってたのよ
あーなるほど納得、しかし竜が米作りを知っているとは思えないね
やっぱりかっぱらった米だろうね
王双保守
ぺたり
374 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/01/31(火) 10:49:07
続編期待あげ
ほ
376 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/02/05(日) 15:49:49
age
死を覚悟した王双の眼前に、鏃が突きだしてきた。
KYAHHHHHHH!!!!!!!
「む」
呉昭が使う特別製のくろがねの鏃である。「勝機」
王双は、背後から組み付いて暴れ狂う怪物の背中にはい上がり、その長い頭部に突き立てた槍をこじり、更に深く押し入れた。
ぐし!ぐし!ぐし!ぐし!
ぐげごぼごぼごぼぼごぼ・・・・・・QYAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!
378 :
名無し作者:2006/02/11(土) 09:05:59
「いまぞ」
王双の檄に呼応して、兵士が向かってきた。怪我をものともせず、志気は高い。次々に腹部に
檄を突き立てていく。怪物は、呉昭の矢に結ばれている綱の為、激しく暴れるも動きが取れないでいる。
更に兵士達が綱を回して背後の木に向かった。
GUGI・・・GUGI・・・GUGI
その動きが、徐々に鈍ってきている。「気をつけろ、その汁を体につけるな」
叫んでいる王双にも多くの火傷が煙を上げている。
ggggggggjdrrrrrrrr・・・・・・・・・どう
兵士から歓声が上がった。
379 :
名無し作者:2006/02/11(土) 09:18:45
王双は、背後に目をやった。
そこには強弓を手にした偉丈夫が佇立している。
「呉昭・・・・・お主」
その腹部に、朱に染まった晒しが巻かれている。
「なんの。遅くなり申した。申し訳が」いい終らない内に膝をついた。
「しっかりしろ。我々はやったぞ。すぐに治療を」
「将軍こそ・・・・・その傷、やはり奴の体液でございますか」
「うむ。大変な奴だった。うかつに傷もつけられん。が、しかし真に良くやってくれたのは
兵士達よ。」
「御意にございます」
広場では、兵士達が手に手に得物を怪物に突き立てて、騒いでいる。喧噪の中にも長
い緊張と戦いの疲労から解放された安堵感が見て取れる。
「して、李宝様は・・・」
王双の沈黙にそれと察した呉昭の目から一筋の涙がつたった。
「主は同郷であったな。」
「は。野で狩人をしておりましたわたくしめの所にわざわざ訪うてくれました。」
「儂にとっても家族以上の存在であった。」
見上げた空は、漆黒から薄明へと変わりつつあった。
ど ど ん ! ! !
380 :
名無し作者:2006/02/11(土) 09:22:34
西の城壁の上に、奴らは、いた。
ひしめいて、互いに奇声を上げ、噛みつきあい、叩き合いながら下を見下ろしている。
一同は、呆然と佇んだ。得物を取り落とすものもいる。
つ、続きだァーー!!w
しかも一匹ついに殺ったし、王双グッジョブ!!
作者さんもグッジョブ!!
倒したのは二匹です。一応。
つうか、王双グッジョブとか言ってられる状況ではありませんw
ぬお、これは失礼。続きに興奮してしまいますたよ
やはり数十匹レベルすかwそーですよね、AVPとかみても無数にいますもんね
対するプレデターはやはり3体くらいになるんかな
ああ、魏延が次いつ出てくる気になって仕方ないw
384 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/02/11(土) 23:47:11
米は?
385 :
名無し作者:2006/02/12(日) 07:42:33
いや、米はちょっと・・・。
一応生きた有機体食うだけだったと思う>エイリアン
ネタスレだと思って覗いたら…
作者さんグッジョブ!
続き楽しみにしてます。
乾す
388 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/02/21(火) 19:03:06
竜田揚げ
389 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/02/23(木) 16:13:33
age
ほ
391 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/03/06(月) 12:31:21
も
392 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/03/09(木) 22:36:50
ほす
フェイスハガー
394 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/03/17(金) 00:02:54
マイクハガー
395 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/03/21(火) 17:22:18
age
チェイスバスト
訂正チェストバスト
398 :
名無し作者:2006/03/29(水) 18:14:48
「急げ」
麓の部隊は土塁の構築を急いでいた。劉曄は自ら細かな指示を与えている。
「あやつが今すぐ襲撃してくると、ひとたまりもない。それまでに」
「こやつが多数山上に向かったとの報告には私も言葉を失い申した。」
司馬懿の言葉に劉曄は、傍らの竜の死骸を見て言った。
「本当にこのようなものがいるとはな。この大きさなら、こやつ一頭倒すにも相当の兵数が
必要であろうな。」
そこには、竜の死骸が横たえられていた。幕舎に入りきらず、外に放置されている。
「臭いが凄いな。」
「は。それに、この臭いを嗅ぎつけられると」
「うむ。作業を急ごう。しかし、斥候の報告では、このように仲間同士も殺し合ったり傷つけ
合うような連中ということだが、太古の神もこのようなものだったのだろうか。」
「神農や燧人のように、人にものを教えてくれるようなものとはとても思えませんな。」
「王双は、王双はどうなっておるのだ」
王朗が不安そうにおめいている。
「音沙汰はありませぬ。しかし奴なら・・・。」
「しかしこれがたくさんいるんじゃろう?」
王朗にとっては、自らも襲撃の危機に晒されているというのに、王双の事が心配でならな
いようである。その言葉には、劉曄も司馬懿も黙って定軍山の頂を見つめるしかなかった。
夜は白みはじめている。
作者さん乙!
400 :
名無し作者:2006/04/02(日) 11:09:16
城壁の石積みの上で蠢いている竜どもは、薄暗い中全体で一つの怪物のように見える。
よくみると、仲間同士噛みつき、争っている様も見える。
しかしながら、その醜悪な様と数は、兵士達の戦意を失わせるに十分であった。へたり込んでしまう
者もいる。
王双は、腹をくくった。「呉昭、お前は兵達を逃がせ。」
「殿。私は最後まで一緒です。この弓で血祭りに上げてやりましょうず!」
「そうか。」振り返りざま、大音声で叫んだ。「者ども、山を下れ!下って劉曄将軍の陣まで逃げよ!」
それが合図だった。
ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎ・・・・・・・・がしゃはしゃがしゃがしゃがしゃしゃしゃしゃしゃしゃ・・・・・・・
GIIIIIIIIIIIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!111
401 :
名無し作者:2006/04/04(火) 07:23:13
どどう!
一斉に動き出した異形の者どもは、凄まじい速さで広場に駆け下った。
仲間同士こすれ合う鎧の音が、ぎしぎしと不気味な音を立て、巨大な体躯が生み出す足音は
大気を聾する轟音となって鳴り渡る。
広場の中央に臥している二体の竜の前に立った王双の周囲に、人垣が出来た。
王双の股肱や以前から目をかけていた者、虎噴軍を引き抜いて隠密裡に行われた訓練中、王
双の人柄を慕ってきた者もいる。
「お前達」
「将軍」兵士達は口々に叫んだ。
「よし。一斉に戟を水平に構えよ!きゃつ、鎧の隙間は弱いと見えるぞ。口を開けたときもだ。い
いか。ここまできたんだ。死ぬなどと毫も考えるな!」
「さあこい!」王双は背後の竜の死骸に檄を突き立てた。
KISSSSSSSYYYYYYAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!
一斉に群れから叫び声が上がる。仲間を屠った男を認識したようである。
ひときわ高まるその興奮ぶりと声の震えは、僅かな時間で王双一党の終末が来ることを濃厚に
予感させた。そして、逃げはじめている五斗軍や王双軍兵士達も。最早王双には、視野一杯に
広がった怪物以外には何も見えない。
「ふ。どうせ先ほど拾った命。・・・いや、それを言うなら青州で曹公に奇襲を受けたときか。」
檄を青眼に構えた、その時−−−−−−−−−。
402 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/04/04(火) 11:55:00
>>76 補正値=21.46gz*148%=31.7608gz
合計値=21.46gz+31.7608gz=53.2208gz
宇宙人達の補正無しと同じ位だな
乾します
404 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/04/11(火) 01:10:45
405 :
名無し作者:2006/04/11(火) 07:22:17
突如現れた異形の者。
手には長槍を構え、竜の群れに相対している。しかし大大群の前に一人立っても、恐れている様子はない。
頭から黒い棒様の物が何本も垂れているのは、鎧か髪の毛なのか。竜とはまた違ったがっちりとした鎧に
身を包んでいる。
「む。あれは」
王双がつぶやいた、その時、その者は振り向いた。
気のせいか王双は、自分の方を向いている気がした。
そして、再び大群と向き合い、身構えた。
「一人で戦うというのか」
名無し先生の作品が読めるのはこのスレだけ!
週刊A.V.P.V.G.好評連載中!
407 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/04/13(木) 20:51:00
・・・・つ、ついに・キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
P参戦で更に盛り上がってきた次回に超期待!
408 :
名無し作者:2006/04/14(金) 04:44:34
真っ先駆けて突撃してきた一匹が、その者に襲いかかった。
・・・・・・・と。
ずば。
音もなく竜は地面に崩折れた。腹から下をそのままに、上半身がずるりと落ちる。
(赤い光・・・・・?)
一瞬、王双は見たような気がした。そして、その切断面の、豪刀で薙いだような切れ方。
なにか・・・。引っかかるものがある。が、疲れ切った王双には何であるのかわからない。
が、チリチリと全身の毛が逆立つようなこの気分。体の奥底で、これまで凄惨な戦場で
何とか生き残ってきた王双にも感じたことのない感情が次第に強くなっている。
「きゃつ、本当に一人でと倒してしまう気でしょうか」
呉昭の青ざめた顔を見て、はっきりと自覚した。
恐怖。
409 :
名無し作者:2006/04/14(金) 06:13:21
勧。幼少時より何度も死の危険と恐怖を乗り越えてこれたのは、ひとえに自分の勧であった
ことを、王双はあらためて思い出していた。もしそれがなければ、先年の馬超との戦いどころ
か、青州の野に幼い屍を晒していたに違いない。それほどの確信を持つ王双の勘が、教えて
いる。
<逃げろ、王双>
凄惨な竜との戦いでもここまで強い恐怖はなかった。しかし。何故。何が。
「手助けいたすべきや」呉昭が問うた。
「いや、我々が助けられたというべきでしょうか。とにかく意気やよし、将軍よ、我らも共にたたか
わん!」
その時、再度異形の者が振り向いた。手をさしのべ、こちらに突きだしている。そして、ゆっくりと
その手を竜の群れに向けた。
(く。来いというか。やんぬるかな)
一軍を指揮する者としては、孤軍で我らを救わんとする者を見殺しにするわけにはいかなかった。
「よし、行くぞ!」
王双は残った十数名を四列の縦隊にして密集させた。最前列は鉄の盾、そして後方から
槍を突き出させる構えである。側方の備えは省き、ぶつかった後は各自に任せ、とにかく
最初の突進で西の城壁まで駆ける。その後は・・・。
「その後は・・・とにかく生き延びよ」
それだけ命じると、王双は異形の者の方を向いた。早次の竜が数頭襲いかかって・・・・・。
またも一瞬で崩れ落ちた。しかも数頭が同時である。恐るべき膂力と言うべきであった。
だが・・・・・。
ともかく、助けは必要であろう。また、竜の群れは一人で圧力を受け止められる数でもなく、
両翼からはや広場の中央に回り込んで来つつある。「よし、敵の右翼に向かえ」
そう指示して、王双自身はまっすぐ駆けだした。一人雄々しく戦っている件の者の所へ。
411 :
無名武将@お腹せっぷく:2006/04/17(月) 17:21:02
プレデターが戦士として認めるんだから王双も大したもんだよ。
Pさんは力の多寡よりも勇敢な態度に敬意を示すタイプだよな