雷　　　　薄　　　　

第 01 話 ほえろ！ ライハク・ロボ！ ( 全 26 話 )

ここは西暦 200 年頃の中国…

雷薄「今日は非番だから暇だなー。
　俺の大好きなアメリカン・コーヒーでも飲んで日ごろの疲れを癒すかな。

ドッガーン！

雷薄「な、何だ！？ 街中で爆発が起きるなんて！

敵メカ、ザッコー登場。 特徴 : 雑魚

雷薄「へ、陛下ー！ 大変です！ おそらく呂布軍のものと思われるザッコーが街中で破壊活動をしています！
袁術「見張りは何しておったのじゃ！ 紀霊よ！ おぬしはキレイ・ジェットで応戦しろ！
紀霊「ハッ！
雷薄「陛下！ 私にも出撃命令を！
袁術「よし！ おぬしにはライハク・ロボで出撃してもらう！
雷薄「ライハク…ロボ？
袁術「うむ。 今は亡きおぬしの父、雷諸が作り上げた最強のスーパー・ロボットじゃ！
　わが軍のトップ・シークレットじゃったが、ついに一般公開する時が来た！
　しかしライハク・ロボはお前の家系でしか操縦できん！
　つまり今ではお前しか操縦できん！
雷薄「それはいったいなぜ！？

第 02 話 ライハク・ロボの製品仕様！

袁術「雷薄ロボがなぜ最強と呼ばれているか。
　それは無敵のサンダニウム合金で作られているからじゃ！
雷薄「サンダニウム合金！？
袁術「そう！ 装甲としては超一級品じゃが衝撃を受けると高圧電流を放電してしまう。
　パイロットは生まれつき電気に耐性を持つものでなければならんのじゃ！
雷薄「確かにうちの家系は生まれつき電気に強い！
袁術「雷家でも特にお前は電気に耐性があると聞く！ お前なら必ずやライハク・ロボを使いこなせるじゃろう！
雷薄「よーし！ やってやるぜ！ 陛下！ ありがたく使わせていただきます！

第 03 話 ライハク・ロボの出撃！

雷薄「む！？ まだ起動していないのに、これだけ電流を感じるとは…
　よし、スイッチ・オン！ ぐわあーっ！ す、すごい電流だ！ 何万ボルトあるんだ！？
　こいつは、かなりの暴れ馬だ！ 操縦方法は… なに？ デフォルト設定か…
　陳蘭！ 俺の袁術 04 式から操作設定を送信してくれ！
　ところで、こいつの装備は何があるんだ？
　何々、パンチとサンダニウム合金製のソードだけか。
　陳蘭！ アサルト・ライフルとハンド・ガンを用意してくれ！
　何？ 袁術 04 式の装備は使えない？ 高圧電流で武器本体の制御部を焼ききってしまうから？
　くそ！ 専用に開発された装備しか使えないのか。
　仕方ない、ライハク・ロボ！ 出るぞ！
　む！ なんて滑らかで力強い動きだ。 切り返しもすばやい。
　試してみないとわからんが格闘戦なら現用兵器ではトップ・クラスかもしれん。
　ん？ あれはキレイ・ジェットとザッコー！
　さすが紀霊将軍！ 戦闘機でザッコー相手に互角以上の戦いをしておられる！
　紀霊将軍！ いま援護に向かいます！

超期待！！

ライハク・ロボ

HP 5500
EN 120

宇 - 空 D 陸 A 海 C

名前, 射程, 攻撃力, 消費 EN
ライハク・パンチ, 1, 1000, 0
ライハク・ソード, 2, 1200, 5
サンダー・ソード, 1, 2800, 80

第 04 話 ほえろ！ ライハク・パンチ！

紀霊「雷薄か！？ 敵の足止めをしろ！
雷薄「了解！ ライハク・パーンチ！

ライハク・ロボ、ライハク・パンチ -> ミス

紀霊「いまだ！ ミサイル発射！

キレイ・ジェット、ミサイル : 射程 4 - 5, 攻撃力 1000 -> 撃破

雷薄「さすが紀霊将軍！
紀霊「お前のけん制も、なかなかだったぞ。 むっ！？

ドッガーン！
敵メカ、ザッコー登場。 特徴 : 雑魚

雷薄「また突然！ こいつらはいったいどこから！？
紀霊「雷薄！ 空だ！ 輸送機から投下されたんだ！
雷薄「降下部隊か！？
紀霊「わしは輸送機をやる！ お前はザッコーをやれ！
雷薄「了解！ 今度は当てるつもりでライハク・パンチだ！

ドガーン！ ザッコー撃破。

雷薄「さすが父さんが作ったロボットだ！ むっ！？

キィーン！ ドガッシャー！ ズガガガガッ！

雷薄「キレイ・ジェットが！？ 馬鹿な！ 輸送機ごときに！？

第 05 話 ライハク・ロボ、絶体絶命

袁術「雷薄！ あれはただの輸送機ではない！ 変形するぞ！

敵メカ、ビッグ・ユソウキ・ロボット・モード登場。 特徴 : デカかろう、強かろう。

雷薄「なんの！ ライハク・パンチだ！ くらえ！

ガッシャーン！ ダメージ 2% ！

雷薄「う！？ 敵がデカすぎて決定打にならない！

ビッグ・ユソウキ・ロボット・モードの反撃！ ダメージ 5% ！

雷薄「ぐわああああああああーっ！
袁術「雷薄！ 大げさじゃぞ！ サンダニウム合金製のライハク・ロボがその程度で損傷するものか！
陳蘭「いえ！ 陛下！ 問題はパイロットの方です！
　今の衝撃で雷薄におびただしい電気が！
　普通の人間なら 100 回以上は殺せる電圧です！
袁術「むう！？ 雷薄！ 短期決戦で片をつけるんじゃ！ ライハク・ソードじゃ！
雷薄「よし！ 間接を狙って足を切り落としてやる！ ライハク・ソード！

ガギーン！ ダメージ 5% ！

雷薄「う！？ 剣の長さが足りなかった！？ 切り落としきれなかった…！？

ビッグ・ユソウキ・ロボット・モードの反撃！ ダメージ 10% ！

雷薄「う！？ がああああああああああああああああーっ！？

第 06 話 ほえろ！ サンダー・ソード！

陳蘭「雷薄の生命維持が危険域に！
袁術「雷薄！
雷薄「くそ… まずいぞ！ 斬ってみてわかったが、やつの間接の太さに対してソードの長さが明らかに足りない！
　これじゃあ反対側から斬っても切り落とせないかもしれない…！
　こうなったらこのサンダー・ソードとやらを使ってみるしかない！
袁術「待て！ 雷薄！ サンダー・ソードは危険じゃから使ってはならん！
雷薄「何ですって！？
袁術「そいつは、いずれ取り払う予定だったんじゃ！
　サンダー・ソードはライハク・ソードにライハク・ロボの全サンダー・パワーを集中させ解き放つ恐るべき破壊力を秘めた攻撃方法じゃ！
　しかし…！
　しかし、その威力は、あまりにもすさまじく搭乗者もただではすまん！
　おぬしの父、雷諸もサンダー・ソードの実験中に命を落としてしまったんじゃ…
雷薄「しかし… このままでは…！
　大丈夫です！ 私は一族一電気に強い男！ きっと、なんとかなります！
袁術「待て！ 雷薄！ ヤケになるな！
雷薄「うおおおおおおおお！
　サンダァァァァァァァァーッ・ソォォォォォォォォーッド！

ドッガーン！

第 07 話 新たなる危機

雷薄「うーん、ハッ！？
袁術「気がついたか？ 雷薄。 もう一週間も寝込んでおったのじゃぞ。
雷薄「勤務時間中の怪我ですから労災がおりますね。
袁術「いや、お前は非番じゃった…
雷薄「！？

雷薄「そ、それより陛下。 戦いはどうなりましたか。
袁術「うむ、敵メカは跡形もなく吹っ飛んだ。
　紀霊も無事、救出された。 キレイ・ジェットは大破したが…

ドッガーン！

雷薄「な、何だ！？

敵メカ、ビッグ・バクゲキキ・ロボット・モード登場。 特徴 : ビッグ・ユソウキの兄弟機。

雷薄「陛下！ ライハク・ロボで出ます！
袁術「待て！ 今のおぬしは万全の体調では！ 待つんじゃ雷薄！

第 08 話 死の予感

雷薄「よし！ まずは小手調べ！ ライハク・ソードだ！

ザッシャー！ ダメージ 2% ！

雷薄「ユソウキより装甲が硬い！？ 格闘戦タイプの機体か…！？
　おっと！ ライハク・ロボの運動性をもってすれば、かわすのは造作もないこと！
　ふん！ これならサンダー・ソードを使う必要もないな！ くらえ！

ズッシュー！ ダメージ 2% ！

ドッガーン！

ライハク・ロボ、ダメージ 20% ！

雷薄「ぐわぁーっ！？ な、何だ！？ 爆弾を投げつけたのか！？
　相手が爆撃機ということを忘れていた！
　まずい！ このまま戦いが長引けば街に大きな被害が出る！
　やはりここはサンダー・ソードしかない！

袁術「やめぬか！ 雷薄！
雷薄「大丈夫です！ 陛下！ 体験してわかりましたが
　サンダー・ソードの電撃ぐらいでは死にませんよ！
　それに慣れました！
　数日はお休みをいただくことになるかもしれませんが…
　くらえ！ サンダー・ソード！ うがああああああああーっ！

ドッガーン！ ビッグ・バクゲキキ撃破。

雷薄「はぁ… はぁ… 軽いもんだぜ… 何っ！？

ドーン！
敵メカ、ビッグ・バクゲキキ Mk.II 登場。 特徴 : ビッグ・バクゲキキの後継機。

第 09 話 ほえろ！ 新必殺技！

雷薄「 2 機いたのか！？ 対空監視は何をやっていたんだ！ はぁ… はぁ…
　まずい！ 今のサンダー・ソードで意識が朦朧としてきた…
　しかし！ こいつを倒すためにはもう一度サンダー・ソードを使うしかない！
袁術「雷薄！ いくらお前でもサンダー・ソードを連続で使えば間違いなく死ぬ！
　間違いなくだ！
雷薄「しかし陛下！ ここで、こいつ食い止めなければ！
　そして、こいつ食い止めるためにはサンダー・ソードを使うしかないんです！
　サンダー・ソードほど威力があって反動が少ない武器がない以上…！
　む、待てよ！？
　俺の大好きなアメリカン・コーヒーは薄いのにすごくおいしい。
　なぜだ！？
　薄さに単純に比例すると、ものすごくマズくなるはずだ。
　それなのに…なぜだ？
　そうか！ 絶妙なブレンドだ。
　あの絶妙なブレンドが薄いのに、おいしいという相反するテーマを両立しているんだ！
　あの絶妙さをサンダー・ソードにブレンドすれば！
　うおおおおおおおーっ！
　サンダー・アメリカン・ソード！

ドガーン！ ビッグ・バクゲキキ Mk.II 撃破。

第 10 話 ほえろ！ ライハク・アームズ！

こうして雷薄は究極の必殺技を完成させた！
その名もサンダー・アメリカン・ソード！
しかし…

雷薄「陛下。 確かにライハク・ロボは強力なんですが
　兵装がパンチやソードしかないのがとても不安です。
袁術「心配するな。
　今、兵器部の陳蘭に耐電装置を取り付けた兵装を開発させておる。
雷薄「おお！
袁術「しかし今、細かいパラメータを調整中じゃ。
　調整には、まだ数日はかかるじゃろう。
雷薄「それまでに敵に襲われたら大変ですね。

ドーン！
敵メカ、コマンド・タイサ Mk.III 登場。 特徴 : 全身武器。

雷薄「なんてタイミングのいい！
袁術「雷薄！ ライハク・ロボで出撃するんじゃ

雷薄「ライハク・ロボ！ いっきまーす！ ライハク・ソード！

コマンド・タイサ Mk.III ライフル攻撃！ ダメージ 10 % ！

雷薄「うわああああああーっ！ 遠すぎて反撃できない！
袁術「雷薄！ こいつを使え！ 調整中のライハク・アームズじゃ！
　しかし調整中じゃから撃てて 1 発じゃ！
雷薄「よーし！ ライハク・バズーカ！ ターゲット・ロック・オン！

ライハク・バズーカ : 命中率 40 %

雷薄「あーたーれー！

ドッガーン！ コマンド・タイサ Mk.III 撃破。

雷薄「勝った…！

ライハク・ロボ

HP 5500
EN 120

宇 - 空 D 陸 A 海 C

名前, 射程, 攻撃力, 消費 EN
ライハク・パンチ, 1, 1000, 0
ライハク・ソード, 2, 1200, 5
ライハク・マシン・ガン, 1 - 2, 800, 0
ライハク・ミサイル, 3 - 4, 1400, 0
ライハク・バズーカ, 5, 1800, 0
サンダー・ソード, 1, 2800, 80
サンダー・アメリカン・ソード, 1, 2700, 30

第 11 話 意外な弱点

雷薄「陛下。 近距離も遠距離も攻撃できて、これでライハク・ロボに死角は、なくなりましたね。

ドーン！
敵メカ、ビッグ・セントウキ・ロボット・モード登場。 特徴 : ロボット・モードでの飛行が可能。

雷薄「また空からか！？ まったく！ 対空監視は何やっているんだ！
　ライハク・ロボ！ いっきまーす！ 敵は空戦タイプか！？
　ライハク・ロボがただの白兵戦用のロボットでないことを教えてやる！
　ライハク・ジャーンプ！
袁術「待つんじゃ！ 雷薄！

チュドドドドーン！ ライハク・ロボ、ダメージ 30 %

雷薄「うわー！
袁術「ライハク・ロボの空中適正は D ！ 空中戦は不利じゃ！
　ライハク・ロボは陸戦用なんじゃ！
　みすみす、やられにいくようなもんじゃぞ！
雷薄「何ですって！？ それじゃあどうしたらいいんだ！？
　あのビッグ・シリーズはサンダー・アメリカン・ソードじゃないと倒せないというのに…！

第 12 話 ほえろ！ ライハク・ウィング！

袁術「雷薄！ 大破したキレイ・ジェットを改修したこのライハク・ウィングとドッキングするんじゃ！
雷薄「よーし！ スクランダー・クロース！ ライハク・ロボ！ 合体完了！
　いや、この神々しいマシンはもはやライハク・ロボではない…
　そう！ ウィング・ライハク・ロボだ！
　ウィング・ライハク・ロボ！ 大空に飛びたて！
　くらえ！ サンダー・アメリカン・ソーッド！

ドッガーン！ ビッグ・セントウキ・ロボット・モード撃破。

ウイング・ライハク・ロボ

HP 5800
EN 150

宇 - 空 A 陸 B 海 D

名前, 射程, 攻撃力, 消費 EN
ライハク・パンチ, 1, 1000, 0
ライハク・ソード, 2, 1200, 5
ライハク・マシン・ガン, 1 - 2, 800, 0
ライハク・ミサイル, 3 - 4, 1400, 0
ライハク・バズーカ, 5, 1800, 0
サンダー・ソード, 1, 2800, 80
サンダー・アメリカン・ソード, 1, 2700, 30

第 13 話 やぶれたり！ サンダー・アメリカン・ソード！

陳蘭「陛下！ 呂布軍のものと思わしきロボットが微速接近中！ このままでは約 23 時間後に城下街に到着します！
袁術「よし！ 雷薄！ 迎撃に向かえ！
雷薄「ウィング・ライハク・ロボ！ いっきまーす！
　ん！？ あれが敵メカか！？

敵メカ、亀龍 04 式登場。 特徴 : 足は遅いが鉄壁。

雷薄「ノロいやつだ！ 一気に決めさせてもらう！ ライハク・バズーカァァァァァァァァーッ！

ズガッシャー！ ダメージ 1% 未満

雷薄「ん！？ ライハク・アームズで最も火力が高いバズーカが効かないとは…
　ならばライハク・ソードだ！ ぐっ！？ これもだめか！
　おっと！ 甲羅から対空ミサイルとは… ぐっ！ 今度は首から機銃掃射か！
　させるか！ サンダー・アメリカン・ソードだっ！ くらえー！ ぐ！？ なにっ！？
　馬鹿な！？ なんて装甲だ！ サンダー・アメリカン・ソードをはじき返すとは…！
袁術「雷薄！ 一度、撤退しろ！ 今の兵装じゃ太刀打ちできん！
雷薄「くそ！

第 14 話 陳蘭の戦い

亀龍 04 式の城下街到着まで残り 22 時間

陳蘭「困ったぞ。
　バズーカもサンダー・アメリカン・ソードも効かない敵をどうやって倒したらいいんだ。
　スーパー・モードを完成させるしか… いやいや、あれはまだ仕様書のレビュー段階だ。
　残り 22 時間で完成できるはずがない。
　やはり既存の武器を流用するしか…
　試作段階で放棄されたハイパー・メガ・カノン…
　いや、あれはエネルギーを馬鹿食いする上にそもそも亀龍 04 式の装甲を貫けるとは到底思えない。
　どうしたらいいんだ…
　夜逃げするか… ん？ あれは子供たちか？ 今日までの命と知らずのんきに遊んでいやがる。
　む！？ あれは！ そうか！ こんなところにヒントが隠されていたとは！

亀龍 04 式の城下街到着まで残り 5 時間

雷薄「ウィング・ライハク・ロボ！ いっきまーす！
陳蘭「雷薄！
　私が作った新兵装を使えば亀龍 04 式は無力化する！
　その隙にとどめをさせ！
雷薄「わかった！ こいつだな！ ビーム・シールドを転用して開発された武器か。
　いけー！
　サンダー・メンコォッ！

バッシィーンッ！ 亀龍 04 式はひっくり返った！

雷薄「いまだ！ 思ったとおり腹部の装甲は薄いぞ！
　サンダー・アメリカン・ソード！

ドッガーン！ 亀龍 04 式撃破。

第 15 話 雷薄の敗北

雷薄「さーて、今日は何しよっかなー。

ドーン！
敵メカ、プチ・セントウキ・ロボット・モード登場。 特徴 : 小型で非常に小回りが利く。

雷薄「くっそー！ 平和な日はないのか！？
　ウィング・ライハク・ロボ！ いっきまーす！
　くらえ！ ライハク・マシン・ガン！

　ミス！ プチ・セントウキ・ロボット・モードの反撃！ ダメージ 20 % ！

雷薄「うわああああああー！
　くそ！ ちょろまかと！ サンダー・アメリカン・ソード！

　ミス！ プチ・セントウキ・ロボット・モードの反撃！ ダメージ 40 % ！

雷薄「ぬがああああああー！
　このままではまずいぞ！ ライハク・アームズ一斉射撃！

　ミス！ プチ・セントウキ・ロボット・モードの反撃！ ダメージ 80 % ！
　ウィング・ライハク・ロボ大破！

雷薄「うあああああああーっ！
　ラ、ライハク・ロボがー！？

第 16 話 ライハク・ロボのパワー・ダウン？

陳蘭「兵器部門からご提案をいたします。
　ウィング・ライハク・ロボは確かに空も飛べて兵装も豊富ですが無駄が多いと思われます。
　明らかに重量過多です。
　得意だった陸上適正が B に下がっているのがその証拠です。
　使わない武器も多いと判断いたします。。
　ここは汎用性のある武器を必要最小限搭載することを提案します。
　またジェネレータの余剰出力が大きすぎます。
　適正な出力のジェネレータならばより小型なジェネレータが存在します。
　ジェネレータの換装も提案いたします。
　これらの改修に伴い総合的な戦闘能力および整備性の飛躍的な向上が見込まれます。
　陛下。
　ウィング・ライハク・ロボのパワー・ダウン計画の承認をお願いいたします。
袁術「パワー・ダウンによるパワー・アップか…
　よろしい。
　承認しよう！

こうしてライハク・ロボが生まれ変わった…
その名も…！

ライハク・ロボ・ディバイダー

HP 5500
EN 110

宇 B 空 A 陸 A 海 B

名前, 射程, 攻撃力, 消費 EN
ライハク・ハイパー・ビーム・サーベル, 1, 1800, 0
ライハク・ブレスト・バルカン, 1-2, 800, 0
ライハク・ビーム・マシンガン, 3-4, 1200, 0
ライハク・ディバイダー, 5, 2500, 40
サンダー・アメリカン・ソード, 1, 2600, 10

地味な装備で堅実な戦いをする。
軽量化に伴い空中適正と陸上適正の両立が可能になった。
ジェネレータの小型化に伴い攻撃力は下がったが消費エネルギーとの
相対的なバランスは向上した。
また整備性が上がったことも大きな特徴である。

なんか演術がかっこよく見えてきた

第 17 話

雷薄「さーて今日は… ん？ なんだ？

ドグワッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ！

雷薄「うわー！ 大洪水だー！
袁術「街が水没しおった！ こんなことができるのは！

敵メカ、ダム・ガッシャー登場。 特徴 : 水陸両用。

雷薄「ライハク・ロボ・ディバイダー！ いっきまーす！
　ようし！ 汎用性が高まったライハク・ロボなら水中戦だって！
　くらえ！ ライハク・ビーム・マシン・ガン！

ズボシャシャシャ！ ダメージ 1% 未満。

陳蘭「雷薄！ ビームは水中では半分のパワーも発揮できないんだ！
雷薄「何だって！？ む！？ 魚雷だと！？ ぐわあーっ！
　くそ！ 水中でもこの強力なディバイダーなら！ いけー！

ズボッシャーッ！ ダメージ 30% ！

雷薄「いまだ！ 急速浮上！ 雷撃戦だ！ サンダー・アメリカン・ソードで文字通り雷撃してやる！
　いけー！

ズガッシャーン！ ダム・ガッシャー撃破。

第 18 話 赤いザッコー

ドーン！
敵メカ、プチ・セントウキ・ロボット・モード登場。 特徴 : 小型で非常に小回りが利く。

雷薄「今度は負けないぜ！ サンダー・アメリカン・ソーッド！

ドッガーン！ プチ・セントウキ・ロボット・モード撃破。

陳蘭「続いて接近する物体 1 つあります！
袁術「何じゃ！？
陳蘭「ロボットのようです！
袁術「ザッコーか！？
陳蘭「で、でも陛下！ このスピードで迫れるザッコーなんてありはしません！
　通常の 3 倍のスピードで接近します！
雷薄「相手がザッコーならボスじゃないんだ！ 俺だって！
　く！ かわされた！？ あたらなければ、どうということはないのか！？ うわあー！
陳蘭「雷薄！
　こうなったらまだ単体試験段階で結合試験も通してないシステムだがスーパー・モードを使え！
雷薄「スーパー… モード…！？
陳蘭「ライハク・ロボ以上の運動性を持つ敵に対して開発された一時的なパワー・アップ・システム！
　スーパー・モードを使えば 128 秒だけ 256% のパワー・アップが見込めるが
　128 秒以内に決着がつかない場合…
　ライハク・ロボは核爆発を起こしてしまう！
雷薄「なんだかよくわからんがスーパー・モード起動！
　うおおおおおおおおーっ！
　スーパー・サンダー・アメリカン・ソォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッド！
　面ッ！ 突きィィィィィィィィッ！ 胴ォォォォォォォォーッ！

ドッガーン！

第 19 話 ゼロと呼ばれたライハク・ロボ

雷薄「うーん、ハッ！？ また寝込んでいたのか。
袁術「気がついたか。 雷薄。
雷薄「陛下。 赤いザッコーはどうなりましたか？
袁術「パイロットは、すんでのところで脱出装置で脱出したようじゃ。
　しかし問題はライハク・ロボ・ディバイダーじゃ。
　やはりスーパー・モードにバグがあったようで思いのほか損傷が激しい。
　修理には 3 週間ほどかかるということじゃ。
雷薄「…と、いうことは 22 話まで…！？
　代替機はあるのですか？
袁術「それがのう…
　新しいロボットを開発している時間はないのじゃ…
雷薄「では、どうすれば…！
袁術「ライハク・ロボの開発中に試作されたプロトタイプがある。
　パーツも、それなりに互換性がある。
　修理が完了するまで、こいつを使うしかあるまい。
雷薄「プロトタイプでは性能に不安が残るのでは…
袁術「いや。 プロトタイプとはいってもこいつは少々、強力に作りすぎたのじゃ。
　そのためライハク・ロボの段階では、あえてパワー・ダウンさせ扱いやすくしたのじゃ。
　並みのパイロットが使えば機体に振りまわされてザッコー程度の能力しか発揮できんが
　お前なら完全に使いこなせるじゃろう。
　それに専用装備は、まだ兵装開発のノウハウがないときに開発されたものでな。
　実用性は低いかもしれんが敵の意表をつけるかもしれん。

バカバカしいけどワロタｗ

ライハク・ロボ・ゼロ

HP 9800
EN 240

サンダー・メンコ
サンダー・ケンダマ
サンダー・タケウマ
サンダー・ベーゴマ
サンダー・ソード
サンダー・アメリカン・ソード

ライハク・ロボのプロトタイプ。
データ収集が目的のため本来は戦闘向きではない。
内部構造が洗練されておらず複雑で整備に非常に時間が掛かり稼働率は低い。
しかも明らかにパワーが強すぎて扱いづらかった。
しかし、それらの欠点を踏まえてライハク・ロボは開発されたので
ライハク・ロボは扱いやすいようにパワーが抑えられている。
使いこなせればライハク・ロボより強いかもしれない。

第 20 話 燃えろ！ ライハク・ロボ！

雷薄「もう暦の上では夏なのに寒いぜ。 何だ！？

ドッガーン！
敵メカ、ブリザード・フリージング・トナカイ登場。 特徴 : 冷凍兵器搭載。

雷薄「こいつが寒くしている原因か！
　ライハク・ロボ・ゼロ、いっきまーす！
　うお！ なんて加速だ！ 着地できない！ 不時着だ！ クラッシュ・ランディング！
　なんだ？ 警告？
　オーバー・ヒートしかかっている！？
　排熱が間に合ってないだと！？ ジェネレータ出力が冷却バランスを無視して馬鹿みたいにデカいのか！
　動いているだけで機体にガタがきそうだ！
　む！？ 敵を視界に捕らえた！ サンダァァァァァァァァァー・メンコォッ！

ピッキーン！

雷薄「ああ！ サンダー・メンコが敵に到達する前に凍って砕け散ってしまった！
　ならばサンダー・アメリカン・ソードだ！

キシャーン！ ピキピキピキ！ グワッシャラララ…

雷薄「うあああああーっ！？ ソードも粉々になってしまったぁーっ！
　通常兵器じゃだめだ！ ライハク・ロボの戦術スタイルじゃ歯が立たない！

陳蘭「雷薄！ こうなったらライハク・ファイアーを使え！
雷薄「ライハク・ファイアー！？ そんなもの運用マニュアルには記述されてないぞ！ 抜けか！？
陳蘭「今、考案したんだ！
　ジェネレータのリミッターを解除して、さらに冷却装置も停止させ、わざと機体を暴走させるんだ！
　そして機体の爆発寸前のパワーを利用して攻撃するんだ！
雷薄「なんだかよくわからんが、やるしかなさそうだなッ！
　うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ！
　ライハク！ ファイアッ！

ドガーン！ ブリザード・フリージング・トナカイ撃破。

第 21 話 ライハク・プロジェクト

陳蘭「陛下。 ライハク・ロボ・ディバイダーの修理と並行して新型機の開発を行いたいと思います。
　ご存知のとおり敵メカは日々、強力になっていきます。
　ライハク・ロボ・ディバイダーでは今後、厳しい戦いになるでしょう。
　そこでライハク 2 号機… ゼロから数えれば 3 機目ですが… の開発を提案いたします。
　ロボットとして強力なだけではなく抑止力としての効果も考えております。
袁術「よろしい。
　承認しよう。

第 22 話 最強の敵、現る。

雷薄「ついにライハク・ロボ・ディバイダーの修理が完了したか。
陳蘭「同時に不完全だったスーパー・モードも完成した。
　さらに、お前の要望にもあった 「 ライハク・ロボ・ディバイダーでライハク・ファイアを使用できるように 」 も対応済みだ。
雷薄「さすがだ、陳蘭。 ん？ な、なんだー！？

ドーン！
敵メカ、レッド・セキトヴァ登場。 特徴 : 最強。

呂布「フハハハハーッ！ 今日で貴様らとのお遊びはおしまいだ！ 決着をつけてやる！
雷薄「この前の赤いザッコーのパイロットは貴様だったのか！
　ライハク・ロボ・ディバイダー！ いっきまーす！
　ライハク・ソード！ 何！？ はや… ぐわっ！
呂布「どうした！ 俺はまだ本気じゃないぞ！
雷薄「バルカンでけん制して一撃で決める！ くらえ！ 何！？ そのまま直進して… がはっ！
陳蘭「スピードだけじゃなくて装甲も段違いだ！ 銃撃をものともしないなんて…！
雷薄「こうなったらグハッ！ やつがイテッ！ 油断している間に… スーパー・モードだ！
　スーパー・サンダー・アメリカン・ソード！

ドギャギャギャギャーン！ ダメージ 40% ！

雷薄「な、なにぃーっ！
　スーパー・サンダー・アメリカン・ソードをもってしても…！
　や、やつの装甲はサンダニウム合金製より優れているとでもいうのか…！
呂布「危ない危ない…
　スーパー・モードがあることをすっかり忘れていたぞ。
雷薄「く、くそー！
　スーパー・モード稼動限界まであと 60 秒弱！
　単純計算でスーパー・サンダー・アメリカン・ソードをもう一撃くらわせたところで倒せない！
　それ以前に本気を出したやつに当てられるかどうか…！
呂布「遊びは終わりだ！

第 23 話 燃えてほえろ！

雷薄「うわ！ ぐっ！ スーパー・モードをもってしても！ 避け切れない！
　稼動限界まで、あと 30 秒…！
呂布「とどめ！ ぬがっ！？

レッド・セキトヴァ ダメージ 5 %

呂布「新手か！？ くっ！
雷薄「紀霊将軍がライハク・ロボ・ゼロで！？
　無茶です。 常人がサンダニウム合金製のマシンを使っては！
紀霊「わしにかまうな！ わしが組み付いて足止めするからまとめて攻撃しろー！
雷薄「稼動限界まであと 15 秒…！
　うああああああああーっ！
　こうなったら一か八か！ 実現可能かどうかは、わからんが…！
　ライハク・ファイアとサンダー・アメリカン・ソードの合体技だ！
　スーパー・バーニング・サンダー・アメリカン・ソォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォーッド！

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーッ！
レッド・セキトヴァ ダメージ 60 % 撃破。
ライハク・ロボ・ゼロ ダメージ 99%

呂布「ぬああ！？ 致し方ない！ 脱出だ！ 雷薄とかいったな！ 二度と忘れん！
雷薄「ふう。 紀霊将軍は、なんとか無事か…
　さすが将軍だ。 耐電性がなくても強靭な肉体で耐え切るとは…
　稼動限界は… 残り 1 秒？ あと 1 秒戦いが長引けば負けていたのはこっちだったな…

第 24 話 新たなる戦慄

陳蘭「ライハク・ロボ・ディバイダーは、もう駄目だな。
　ライハク・ロボ・ゼロはまだ、なんとかなるが
　こいつは基本フレームが、やられてしまっている。
　これなら修理するより改修したほうが早い。
　ライハク・ロボ・ディバイダーの第 2 期改修案を提案しておくか。
　むっ！ 何だ！ この警報は！？
張飛「この機体と核弾頭は頂いていく！ 劉備軍再興のために！
陳蘭「陛下！ ライハク 2 号機が劉備軍を名乗るものに奪取されました！
雷薄「馬泥棒の次はロボット泥棒か！
　いかに豪傑相手といえどサンダニウム合金製のマシン同士の戦いなら、こっちの方が数枚上手だ！
　ライハク・ロボ・ゼロ、いっきまーす！

敵メカ、ライハク 2 号機登場。 特徴 : 核バズーカ搭載。

袁術「雷薄！ 長期戦に持ち込んで敵の体力の消耗を待つんじゃ！
雷薄「了解！ サンダー・メンコォ！
張飛「ぬお！ こんなところで手間取っていては！ 大事に触る！
雷薄「もう一度サンダー・メンコだ！ サンダァーッ… 何！？

ドガッシャー！ ライハク・ロボ・ゼロ、ダメージ 10%

袁術「雷薄！ 新手じゃ！

敵メカ、ビッグ・カンウ登場。 特徴 : 結構強い。

雷薄「対空監視をクビにしろ！ まずい！ 病み上がりのライハク・ロボ・ゼロでこの戦況はまずい！
張飛「兄者！ 恩に着る！ このまま一気に離脱するぞ！
雷薄「待てー！

第 25 話 超偽帝マシーン！

袁術「奪われたライハク 2 号機をなんとしても奪い返さなければならん！ 雷薄！
雷薄「いつでも出撃可能です！
袁術「陳蘭！
陳蘭「短時間でライハク・ロボ・ディバイダーを修理するために
　ライハク・ロボ・ディバイダーおよびゼロ、 2 号機の予備パーツの中から
　状態が良好なものを寄せ集め
　さらに、これまで試作された強化パーツを取り付け中です。
　明朝には出撃可能です！
袁術「紀霊！
紀霊「新型の強襲揚陸戦闘母艦はいつでも出撃可能です。

超偽帝マシーン ライハク V ( ヴイ )

HP 12000
EN 350

超偽帝ヨーヨ
超偽帝タツマキ
超偽帝スピン
超偽帝ソード
超偽帝サンダー・アメリカン・ソード
超偽帝スーパー・サンダー・アメリカン・ソード
超偽帝スーパー・バーニング・サンダー・アメリカン・ソード

上下互換のある 3 機 ( ゼロ : 半壊, ディバイダー : 大破, 2 号機 : 予備パーツ ) から
状態が良好なパーツを寄せ集めて作られた上に
それでもまだ不足している部分には
試作パーツが使われた完全な間に合わせマシン。
ジェネレータはライハク・ロボ・ゼロのものを利用しているためパワーは高い。

第 26 話 ( ファースト・シーズン最終回 ) 雷薄の旅立ち！

雷薄「オール・システム・レディー・トゥー・ゴー！
　オン・ザ・ランチ！
陳蘭「オーケー！
雷薄「ロー・フライング・エアー・クラフト！
陳蘭「オーケー！
雷薄「食べ物！
陳蘭「オーケー！
雷薄「飲み物！
陳蘭「オーケー！
雷薄「スターティング・カウントダウン！
　ファイブ… フォー… スリー… ツー… ワン… イグニッション！
　リフト・オフ！

ゴゴゴゴゴゴゴーッ！

セカンド・シーズンへ続く…！
君は生き延びることができるか！？

ライハク・ロボ セカンド・シーズン

第 27 話 ライハク V の最後 ( 全 26 話 )

奪われたライハク試作 2 号機を追って宇宙へとやってきた雷薄たち一向だが…

陳蘭「情報では、やつらは宇宙へと逃げたらしいが…
雷薄「その情報は正しいのか？ うわ！ な、なんだ！？ この振動はぁぁぁぁぁぁぁぁ！
陳蘭「ブ、ブラック・ホールだー！ す、吸い込まれる！
雷薄「なんとかしろ！
陳蘭「だめだ！ 脱出できないー！
雷薄「すーいーこーまーれーるー！

雷薄「はっ！？ ここはいったい… ブラックホールの中なのか？
陳蘭「気がついたか！？ 雷薄！ そのとおりだ！ ここは、どうやらブラックホールの中のようだ。
雷薄「ブラックホールの中も思ったより快適だな。 外の様子はどうだ？
陳蘭「暗いが地面と重力はある。 酸素はないが宇宙服を着れば外に出られるだろう。
雷薄「むっ！？ あれは何だ？
陳蘭「どうした！？
雷薄「今、何か動かなかったか？
陳蘭「レーダには何も…
雷薄「感覚的には生物だったぞ… 見ろ！ また動いたぞ！
陳蘭「俺にも見えた！ あれは… あれは… 宇宙怪獣だ！

宇宙怪獣出現。 特徴 : 圧倒的な体力と耐久力。

雷薄「超偽帝マシーン、ライハク V ！ いっきまーす！

雷薄「くらえ！ 超偽帝ヨーヨ！
ドカドカドガガ！
雷薄「どうだ！ …ああ！？ サンダニウム合金性の超偽帝ヨーヨが！
陳蘭「コンピュータがはじき出した計算では、やつの皮膚は地球上に存在する、あらゆる金属より硬い！
　雷薄！ 眼球を狙え！ やわらかい部位を狙うんだ！
雷薄「超偽帝ソード！ くらえー！
ズシャア！
陳蘭「そのまま電撃を流し込め！
雷薄「サンダー！ アメリカンッ！ ソーッド！

ズガガガガ！ ズドーン！ 宇宙怪獣撃破！

？「宇宙怪獣を倒すとは、なかなかやりますね。
雷薄「！？ 中国語を話すとは何者だ！？
？「こんにちは外惑星の皆さん。
　この言語はわれわれがベーシックと呼称している標準語。
　あなた方の言語と酷似しているとは偶然ですね。
　きっとわれわれと、あなた方は遠い親戚に当たるのかもしれません。
　私はブラックホール第 3 惑星人 X18999 …われわれは固有名詞を持ちません。
　われわれはあなた方に敵意を持つものではありません。
　実はあの宇宙怪獣はわれわれも手を焼いていました。
　その宇宙怪獣を倒したあなたたちに感謝の意を込めて祝賀会を開きたいと思います。
雷薄「それよりも、ここから脱出する方法を教えてほしい。

X18999「ここから脱出？
　われわれの技術をもってすればたやすいことです。
　見たところ、あなたの操縦しているロボットに少し手を加えればブラックホールの重力圏から脱出することが可能です。
陳蘭「超重力のブラックホールから脱出？ それはすごい！
X18999「外惑星の皆さんブラックホールに偏見持ちすぎです。
　ブラックホールそんなに悪いとこではありません。
　そんなに重力、強くないです。
雷薄「なんてお礼をいっていいやら。
X18999「その代わり母星に戻ったらブラックホール宣伝しといてください。
　ブラックホールいいところと。
　ブラックホールの主産業は観光です。
雷薄「わかった。
　かならず宣伝しておこう。

・ブラック・ライハク・ロボ・ブースター

ブラック・ホール第 3 惑星人の技術によって改修されたライハク・ロボ。
サンダニウム合金製の基本フレームはそのままだがジェネレータや冷却装置など内装パーツがブラックホール第 3 惑星規格のものに変更されており性能が大幅にアップした。
またブラックホールを脱出するための大型ブースターを取り付けるために拡張ベイを本体各所に増設した。
そのため用途に応じて大型ブースター以外の各種ミッション・パックを装備することが可能となった。
これに伴い多少の重量増加と引き換えに汎用性が格段に上昇。
内部構造が ( 未知の技術を利用したものに換装されたため ) ブラック・ボックス化したことが懸念されるがブラックホール第 3 惑星人は 3 年間の動作を保障しており、その間はメンテナンス・フリーということなので整備性については申し分ないと考えてよいだろう。
ブラックという冠詞はライハク・ロボが漆黒にリペイントされたことに由来する。
このペイントは特殊な塗料を使用しておりステルス性を高める効果がある( この塗料はブラックホール第三惑星人の嗜好のため黒以外は現存しない )。
また同時に地球人とブラックホール第三惑星人との友好の証という意味合いも含まれている。
大型ブースターはブラックホールを脱出するための超高出力型で比類なき機動性を誇る。
同時に四連装のビームキャノンと多連装ミサイルを備えている。
高出力のため大気圏内での運用も不可能ではないが超重量なため運動性は大幅に低下する。
宇宙戦用と考えてよいだろう。

・ブラック・ライハク・ロボ ( ブラック・ライハク・ロボ・ベーシック )

大型ブースターを切り離した状態。

・高機動型ブラック・ライハク・ロボ

外装パーツをブラック・ソード以外すべて取り外した状態。
機動性および耐久性は低下するが運動性が飛躍的に向上し格闘戦闘に真価を発揮する。

ブラック・パンチ11200
ブラック・ソード21400
プラズマ・ソード23000
プラズマ・アメリカン・ソード22800
スーパ・プラズマ・アメリカン・ソード24000

こうして雷薄たちはブラックホールを脱出することとなった。
陳蘭「ブースター部にコックピットを増設してくれたようですね。
　ブースター部は通常の素材で、できていますから私は、ここに乗ればよさそうですね。
雷薄「さーて脱出するか。 うお！ すさまじい加速と振動だ！ これがブラックホール第三惑星人の技術力か…
　そんなことをいっているうちに、もうブラックホールの重力圏を抜けたぞ。
　ん？ レーダに超高速で接近する物体があるぞ？ ま、まっすぐこっちに向かってくる！ あ、あれは…！？
陳蘭「隕石だぁぁぁぁぁぁぁぁーっ！
雷薄「ぐはっ！

隕石によって地球に落下した雷薄たち。
落下した場所は呂布軍の駐屯地だった。
大気圏外からの強襲に慌てふためいた呂布軍だったが敵が一機だということを知ると俄然、冷静さを取り戻した。
呂布軍は雷薄たちを取り囲むと、その輪の中から一機のロボットが進み出た。
呂布軍最新型の量産機ソー・ケンだ。
俺一人で十分だ… そんな余裕が伺える。
罍伯は宇宙用装備のままでは不利と考え大型ブースターを切り離そうと考えたが相手が重装型なのを見て思いとどまった。
宇宙用装備のままでは

おしまい
ちゃんちゃらちゃんちゃちゃん　ぽわん