◆クソゲー武田信勝〜第三章〜◆

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1無名武将@お腹せっぷく
天正10年3月11日、武田家は色々あって滅亡し父勝頼とともに武田家正統後継者、
武田信勝は自害したものと思われていた。
しかし、信勝は父勝頼の内命を受け天目山より単騎脱出、
武田家の再興を誓うのであった・・・
果たして御家再興はなるのか。信勝の運命や如何に。

ルール
一.厨は放置
一.基本的に先着優先
一.思い通りにいかなくても怒らない
一.レギュラーを殺す場合はなるべくフラグを立てること
一.あまりにもぶっ飛んだ内容は避ける

前スレ:http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1087433376/
前々スレ:http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1062335400/

これまでのあらすじと登場人物紹介は>>2-10辺りで。
2無名武将@お腹せっぷく:04/10/01 23:43:47
武田信勝:言わずと知れた本スレ主人公。特技剣豪、影を持っている。若狭守。
ピリカ:十勝アイヌ族長タカプチの娘。同盟締結のため信勝の正室となる。美人。妊娠し美利河と改名。
大久保長安:通称大蔵。外交や内政手腕に長けている。鉱山技術が専門。モノモタバ担任となる。
初鹿野昌次:甲斐郡内出身。普段は気弱だが、馬に乗ると猛将に変身。
夕霧・狭霧:忍びの姉妹。どちらも冷静沈着で信勝の耳目として活躍。
イワン:ロシア人。ムードメーカー的だが、北方の知識はあなどれない。 地図作成担当者になる
ネルソン:イギリス人。語学堪能で国際事情や海軍についての知識が豊富。
立原珠久:尼子旧臣。年配だが、己の夢を信勝に託すべく武田家に仕官。
足利頼純:小弓公方の忘れ形見。口調に似合わぬ鋭さを秘める武田の客将。
御宿政友:北条旧臣。主家が潰れ武田家に仕官。野戦の駆け引きに優れる。
小幡勘兵衛:軍学者。初め横柄な態度を取るが、信勝の力を認め心服する。
レコンテ:十勝アイヌ族長の嫡男。婚姻により武田一門となり、信勝に協力。父の後を継ぎ族長となる。
3無名武将@お腹せっぷく:04/10/01 23:44:30
秋田実季:安東愛季次男。兄の夭折により嫡男となる。家督時の内部抗争を乗り切り立派な当主を目指す。
安東不伝斎:秋田家一門衆筆頭。実季を立てて数倍の敵を相手に活躍した知勇兼備の勇将。信勝が気に入り、助言助力を惜しまない。
エリザベス1世:大英帝国発展の基礎を築いた名君。信勝の実力を認めてナイトに叙して仕官を誘う。帰国時に艦隊を与えた。
フランシス・ドレイク:大英帝国海軍の勇将。元は海賊だが、彼もまた実力を認められ、ナイトに叙せられる。
フィリペ2世:強国イスパニアの国王。アルマダをイギリスに壊滅させられ、勢力回復に必死。行き掛かり上武田家と敵対する。
武田勝親:信勝の弟。上杉家臣となり信勝と決別。軒猿を率い暗躍するが最終目的は不明。
砂霧:加藤段蔵門下の忍者姉妹の一人。現在は軒猿に所属。ちなみに姉妹同士に血の繋がりはないらしい。
4あらすじ(放浪編):04/10/01 23:46:30
天目山を脱出し信長(影武者)を暗殺する(前々スレ1-8)
裏切り者の小山田信茂を殺しに織田本陣へ忍び込む(前々スレ17-18)
甲府の町へ行き寺の稚児になる(前々スレ21-24)
小山田信茂を殺そうと居場所を織田の武将に聞くが捕らえられる(前々スレ25-30)
小山田の切腹を見物し裏切り者の穴山信君を殺そうと決意する(前々スレ31-33)
甲府の町の剣術道場に行きくのいちの狭霧を配下にする。 (前々スレ34-43)
狭霧が想像妊娠する。大蔵十兵衛(大久保長安)が配下に加わる(前々スレ44-49)
狭霧の姉の夕霧と戦ってこれを配下にする(前々スレ51-58)
諏訪湖へ行き財宝を探す。その過程で謎の敵と戦う(前々スレ59-70)
積翠寺温泉へ行き就活していた初鹿野昌次を登用する(前々スレ79-80)
織田家の人別改めに出くわすが狭霧達の曲芸により手形を発行してもらう(前々スレ83-88)
5あらすじ(放浪編2):04/10/01 23:47:24
京へ上り興行するが役人に目をつけられる。謎の老婆に捕まれられ白州へ(前々スレ98-106)
二条城から逃げ出す。本能寺の変発生(前々スレ115-117)
明智光秀を殺し軍を乗っ取る(前々スレ118-124)
信長(影武者)を討ち取り本能寺を燃やす。松島の壷をゲットする(前々スレ127-129)
二条城へ攻め込み織田信忠を斬る(前々スレ132-137)
信長を討ち取るがその直後捕まる(前々スレ139-141)
特技剣豪を使い何とか逃げ出す。その後奥州へ向かう(前々スレ149-152)
町人達に囲まれ船に乗って逃げ出す。その後遭難する。(前々スレ155-157)
ロシアに流れ着く。漁村で通訳(イワン)と会う。(前々スレ158-162)
買い物のトラブルで牢屋に入れられる。その後ニコライエフスクへ行く(前々スレ163-167)
新式の大筒を覗き見る。イワンを登用する。信勝がのんべぇであることが発覚する(前々スレ172-180)
交易品を買い込みサハリンへ向かうが途中変更して明の寧波に向かう(前々スレ181-187)
火薬を買い込む。狭霧を明に残してペルシャに向かう(前々スレ188-191、219)
ペルシャ絨毯を買い込む。喜望峰へ向かう途中、偽ドレイクが頭の海賊と戦う。その後キルワに向かう(前々スレ192-207)
英海軍士官トーマス(ドレイク卿)と会食する。その席上で新型船の建造を約束する(前々スレ221-235)
トーマス(ドレイク卿)の正体を探ろうとした夕霧が捕まる。通訳兼秘書のネルソンが仲間になる。年号制導入(前々スレ246-256)
金を取りにモノモタバへ向かう。ドサクサに紛れて金を取る。ドレイク卿たちと共に戦う(前々スレ261-278)
捕虜達を連れ戻しにモノモタバ金山へ向かう。捕虜達といた明智光秀と再会する。(前々スレ281-286)
少数民族に拉致される。光秀が少数民族と共に行方をくらます(前々スレ288-291)
カナリア諸島を経由してロンドンに行く。英語が使えるようになる。建造中の新型船を垣間見る。(前々スレ292-300)
ドレイク卿と会食する。その席上でテーブルマナー(イギリス式)を取得する。(前々スレ302-305)
新造船の船名、船旗、乗せる大筒を決める。エリザベス女王からナイトの称号を貰う(前々スレ306-311)
エリザベス女王の計らいで戦力を大幅にアップする。書物を買おうと海軍兵学校へ行く。そこで九鬼守隆と会う(前々スレ314-326)
ドレイクと雑談、種付け用の欧州馬と新型蹄鉄のカタログと軍馬養成の書を手に入れる。フリントロック式の長銃などを買い込む(前々スレ328-330)
テンカイ軍と戦う為にケープタウンへ向かう。中継地のカナリア諸島で船長室を改造する(前々スレ331-339)
南光坊天海率いるテンカイ軍と戦い、これを撃退する(前々スレ346-350)
モノモタバ金山の権益を得る為にモノモタバへ向かう。その途中でイスパニア艦隊と戦闘になる(前々スレ356-368)
ドレイク卿と協議した後ムステルダムへ向かう。酒場でイスパニア兵を励ます(前々スレ373-381)
オランダの元で働くために待機する。フランス王暗殺事件で日本で還ることにする。二番船建造(前々スレ392-397)
カルカッタを経由して明の寧波へ向かう。狭霧はさらわれた後だった(前々スレ398-401)
日本人を雇い訓練を行った後、十勝川の河口にある大津へ向かう(前々スレ402-416)
今後の方針を定め、大津の拠点化に努める(前々スレ417-422)
不審な松前船を拿捕する。秋田家の重鎮、安東不伝斎が大津に来訪する(前々スレ423-431)
乗組員を尋問、蠣崎慶広の娘お久に豊臣への反抗を促す檄文を書かせる(前々スレ433-439)
不伝斎に事情を告げ、今後について評定する。十勝アイヌレコンテ登場(前々スレ443-504)
不伝斎の招きに応じ同盟交渉のために秋田へ赴く。見物中に軒猿と遭遇(前々スレ505-509)
秋田家と同盟締結。松前共同出兵を策す。軒猿を捕縛するが自害される(前々スレ511-516)
大津が日高アイヌの襲撃を受けるも十勝アイヌの援軍を得て撃退。
立原久綱(珠久)登場                       (前々スレ517-527)
松前攻略作戦が具体化。武田家の豊臣政権内でのあり方を不伝斎が提案(前々スレ528-562)
大津帰着。珠久が正式採用決定。六角義治が登場するも以後出番が無い(前々スレ563-567)
立原珠久の回想シーンをはさみ、松前の攻略に取り掛かる。前哨戦開始(前々スレ602-617)
松前に上陸。陸戦が始まる。お久が勇戦するも撃退。徳山館を占領する(前々スレ618-623)
敵を白神岬に追い詰める。付け入りの計で勝利し、蠣崎一門を処断する(前々スレ624-630)
秋田家と戦後処理を行う。小田原参陣組と大津残留組に分かれ行動開始(前々スレ631-644)
参陣組は直江津に到着。武田勝親生存の情報を得る。甲斐に寄り道する(前々スレ645-653)
積水寺温泉に投宿したところ狭霧と再会。真田幸村と風呂場で遭遇する(前々スレ654-664)
信玄の遺金を求め、黒川金山へ。軒猿に襲撃される。武田逍遥軒と再会(前々スレ665-677)
小田原参陣。江戸城攻めに参加する。上杉景勝、前田利家に挨拶をする(前々スレ678-709)
秀吉と対面。大名として認められるも朝鮮出兵の先鋒を命じられて困惑。
結局正体がばれてしまう。信玄の遺金回収に成功。石田三成が来訪する(前々スレ719-733)
足利頼純登場。武田客将とする。小田原攻め軍議に参加、他大名と交流(前々スレ734-751)
忍城攻めを見物。モノモタバ金山、軒猿、若狭守叙任と案件を片付ける(前々スレ752-767)
大津の方針を決める。十勝アイヌと婚姻の話が出る。狭霧を甲斐へ送る(前々スレ768-773)
狭霧は一之瀬で武田勝親、砂霧に遭遇するが二本木佐平戦で重傷を負う(前々スレ774-790)
小田原攻めは終盤に。秀吉に信玄丸以外の水軍を取り上げられてしまう(前々スレ791-824)
蝦夷地全土を得る。御宿政友が家臣となる。九戸の乱鎮圧を命じられる(前々スレ825-850)
帰国許可が出る。小幡勘兵衛が家臣になる。逍遥軒は絵師の道を進む(前々スレ852-866)
本拠地は函館に決定。領地巡検、アイヌとの婚礼など重要案件を処理(前々スレ868-879)
金山衆が恵山硫黄鉱山を開発。大津が釧路日高両アイヌの攻撃を受ける(前々スレ880- )
政友が日高アイヌと交渉を開始。秋田家、援軍として不伝斎と秀兼の手勢を派遣(前スレ15-38)
珠久が軒猿に捕まり、不伝斎これを発見。大蔵がモノモタバへ到着(前スレ39-48)
アイヌと和睦成る。領土はアイヌの自治へ。アイヌ族、婚姻同盟を黙認。珠久、救出される(前スレ60-64)
11あらすじ(文禄の役編):04/10/01 23:55:52
朝鮮出兵始まる。レコンテ、信勝に兵を貸す。昌次、ネルソン、政友、勘兵衛が信勝に同行(前スレ69-73)
日本軍、釜山浦を奪取。海軍総督の九鬼が加藤・脇坂ら豊臣水軍と口論になる(前スレ75-80)
巨済島を攻略。敵主力水軍接近。九鬼と脇坂の確執が深刻化。信勝、脇坂と共に先陣(前スレ83-98)
戦闘開始。亀甲船に苦戦。日本軍、多大な被害を受けたが勝利。(前スレ99-113)
信勝、敵捕虜を優遇し密偵役の朝鮮兵を得る。巨済島に凱旋し一月が経つ。(前スレ114-117)
五稜郭に築城を開始。豊臣家から長束正家が来訪。長束、地図作成を催促(前スレ118-125)
直江津にイスパニア船が頻繁に来航。イワン、地図作成の責任者に(前スレ127-129)
漢城陥落。函館ではアイヌ族を招いて祝宴を準備。長束、函館を見学(前スレ130-133)
信勝、敵水軍の本拠を攻撃。来島通之、初鹿野昌次らが活躍。敵兵糧庫襲撃に成功する(前スレ134-143)
12あらすじ(文禄の役編):04/10/01 23:57:08
信勝、補給路確保の為に名護屋へ戻る。艦隊の修繕し、フリゲート艦の建造を計画。(前スレ145-149)
名護屋の信勝の下へ織田有楽斎が来訪。信勝、有楽斎の茶会の席で前田慶次と遭遇(前スレ150-156)
ピリカ、妊娠し美利河と改名。前田慶次、武田家の客将となる(前スレ158-167)
明の動向を探る為に寧波を目指す。途中、雨により対馬へ寄港。(前スレ168-172)
平壌陥落。李舜臣、釜山へ進軍開始。日本水軍、これの迎撃に入る。(前スレ173-175)
慶次は船酔し、信勝は過労で倒れる。休養のために釜山へ。(前スレ176-179)
日本水軍と李舜臣軍が戦闘。李舜臣、計略で加藤隊に大打撃を与える。塙団右衛門登場(前スレ181-186)
131592年 6月:04/10/01 23:58:54
(前スレの最終話)

李舜臣「それ、今だ!!!やつらに目に物言わせてやれ!!!」
朝鮮水軍は島陰から次々と現れ、嘉明隊に襲い掛かった。
嘉明「!?これはいかん、このままでは殲滅されてしまう!引け、引きあげるのじゃっ!!!」
鉄砲大将である塙団右衛門直之が制した。
塙団右衛門「いけませぬ、ここで引いては、武士の名折れです!我らがわざわざこの地まで来たのは戦うためです。ここは死を恐れず、応戦いたしましょう!」
嘉明「えーい、だまれだまれ!お主のように前に進むことばかりしか考えておったら、命がいくつあっても足りんわ!わしに口出しするでない!」
塙団右衛門「・・・」
・・・
この戦で嘉明本隊は逃げ切ったものの、李舜臣の追撃に南蛮艦隊の大半を失った。
日本軍にとっては大きな痛手であった。

これを受けて、
1、九鬼総督は・・・
2、李舜臣は・・・
3、信勝は・・・
4、嘉明は・・・
14流れ星:04/10/02 00:11:02
こっちでゎ初めましてvv
幸くのBBSにょく出現してぃる、高@の流れ星です。
ななちゃんに言われて、ここの存在に気が付きましたvv((ぇ
呼びタメ全然OKだょぉ。
これからょろしくね〜♪
ぁ、ここって横レスOKなんですか??
15無名武将@お腹せっぷく:04/10/02 00:39:23
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0410/01/1087433376.html
落ちたスレを依頼してHTML化してうpした
161592年 6月:04/10/02 02:18:45
>>1 >>15 乙かれ様です。

1、九鬼総督は・・・

嘉隆「なんということだ・・・。ひとまず守りを固め、武田殿を待つしかあるまい。」
数日後、補給物資を満載した船を護衛した武田艦隊が釜山に入港した。
勘兵衛「ん?どうも港の雰囲気が暗いな。それに嘉明殿の南蛮艦隊が見あたらぬ。」
ネルソン「何かあったようですね。」
一方信玄丸の船長室では・・・
信勝「まだだるさは残っているが、調子が戻ってきたぞ。」
昌次「いけませんぞ殿。医者殿の言われる通り、丸三月は安静にしていて下され。」
信勝「今は戦の最中だぞ。武田家当主のわしが寝ていては将兵に示しがつかぬわ。」
政友「申し上げます。九鬼総督が殿にお会いしたいとこちらに参られました。火急のご用件とか。」
昌次「なりませぬ。殿は医務室でお休み下さい。ここは我らにお任せあれ!」
信勝「うむむ・・・。」

1.信勝が会う
2.家臣たちに任せる
3.その頃蝦夷地では・・・
4.アフリカの大蔵は・・・
17無名武将@お腹せっぷく:04/10/02 06:50:33
4.アフリカの大蔵は・・・

「と言いたい所だが……」
なぞのナレーションが入り、一時中断した武田スレ
この先一体どうなるのか!?
18無名武将@お腹せっぷく:04/10/03 00:47:49
たのむからじゃまするな
19重複:04/10/05 19:57:13
戦国絵巻◆クソゲー武田信勝◆第二集
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1088259388/
20無名武将@お腹せっぷく:04/10/05 23:54:42
今更そんな
21無名武将@お腹せっぷく:04/10/06 00:17:55
>>19
藁田
激しく今更だなw
221592年 6月:04/10/06 02:03:02
>>16
の続きで

2.家臣たちに任せる

信勝「そなたたちがそこまで申すのなら・・・では、頼んだぞ。そなたたちに全て任せる。」
昌次「承知仕りました。」

しばらく後、昌次、ネルソン、政友、勘兵衛の4人は嘉隆と向き合っていた。
嘉隆「信勝殿はどうなされたのじゃ?」
勘兵衛「殿は病で伏せっておられます。医者からも無理をせぬよう、きつくとめられております。申し訳ございませぬが、用件は我々が伺います。」
嘉隆「左様でござるか・・・実は相手方の李舜臣なる者の計略で嘉明殿の南蛮艦隊が壊滅的な大打撃を受けてしまったのじゃ。ここは事態打開のために信勝殿に先陣を切って一働きしてもらいたいと思ったのじゃが・・・」
政友「なんと、それは一大事!!!う〜む、しかしながら我々の一存では決められません。殿に話を通して参りますので、しばしお待ちくだされ。」
嘉隆「事態は急を要する。なるべく早くお願いいたす。」

嘉隆を船室に待たせ、4人は信勝のいる医務室へ集まった。

政友「殿、実は大変なことになっているのですが・・・」
信勝「わしは一度そなたたちに一存したのじゃ、そなたたちの意思はつまり、わしの意思でもある。全て任せたぞ。」
勘兵衛「ははーっ、なんと有難いお言葉・・・さすれば、どういたそう?」
政友「嘉隆殿の言うとおり、先陣を切って朝鮮軍にぶつかり、武田艦隊の強さを見せてやりましょう。」
昌次「いや、あまり戦闘の真っ只中というのは・・・ここは後方からの援護を申し出ましょう。」
ネルソン「何より殿の身体が大事です、嘉隆殿には悪いかもしれませんが殿の容体が回復するまでこのまま待機しましょう。」
慶次「ちょーっと待ったぁ!おれの存在忘れてないか?おれは・・・」

1、政友案
2、昌次案
3、ネルソン案
4、慶次案
231592年 6月:04/10/07 01:22:33
1、政友案

勘兵衛「ここは一当てすべきだと思う。李舜臣とやらに対抗できるのは我らくらいでは?」
昌次「止むを得ないところですか・・・。では出撃の準備に取り掛かりましょう。」
ネルソン「全艦で出撃するのですか?」
勘兵衛「当然でござる。戦力をむやみに分散させるのはいずれの兵法も避けよと書いてある。」
ネルソン「それはもっともですが・・・。」
政友「何かあるのですかな?」
ネルソン「それが、先ほど港の作業員から聞いたのですが、ここしばらく捕虜の逃亡が続いているそうなのです。
     今回の敗戦も、どうも逃走した捕虜から我々が名護屋に行った事が朝鮮方に伝わったことが原因のようです。」
勘兵衛「なるほど。それではこの度の出撃も敵に気付かれる危険があるな。」
ネルソン「その通りです。しかも、敵は地理を熟知していて浅瀬に大船を誘い込む戦法を多用したと聞きました。
     ここは喫水が浅く、機動性のある巡洋艦のみで出撃しましょう。
     信玄丸が釜山に碇泊していれば、敵も殿がここに留まっていると考えるでしょうし、
     実際殿はここで養生して頂けば一石二鳥かと。」
勘兵衛「うーむ。一理ある作戦案ですな。まさか敵も殿の座乗する旗艦抜きで来るとは思うまい。そこを一気に叩く。」
政友「その作戦に賛成です。港には護衛任務で巡洋艦は名護屋に戻ったと広めれば、また逃走捕虜が出ても情報が錯綜する。」
昌次「私もそれでいいと思います。早速当面の艦隊長を決めましょう。あと、敵の位置を探らなければ。」
慶次「おうおう!俺もいるってばよ!無視しないでくれ!!偵察くらいやるぜ!」

艦隊長を決めて下さい。
候補は昌次、ネルソン、政友、勘兵衛および慶次です。

1.すぐに出撃する
2.この作戦はやめる
3.やっぱり信勝の意見も聞いてみる
4.慶次の話も聞いてあげる
241592年 6月:04/10/10 03:11:55
1、すぐに出撃する

艦隊長 ネルソン

勘兵衛「やはり海戦となれば、艦隊長は海軍に詳しいネルソン殿であろうな。」
昌次「それで良いかと。」
政友「某も賛成でござる。あ、あと慶次殿は殿の用心棒を務めていただくというのは如何かな?我らがいない間、殿をお守りいただけぬか?」
慶次「う〜ん、そうだな。この通りおれは船にはめっぽう弱いし、海戦ではものの役に立たぬだろうしな。
   それに信勝殿の護衛とは面白そうじゃ。聞けば信勝殿はこれまで何人もの変わった刺客に襲われておると言うし、どんな変わった奴が襲ってくるのかこの眼で確かめたいと思っておったのじゃ。」
一同「・・・(慶次殿が一番変わっているのでは)・・・」
ネルソン「コホン、では私が艦隊長を務めさせていただくことにしましょう。」
信勝「う、うむ、ネルソン、後は頼んだぞ。慶次殿もよろしくお願いします。」
ネルソン「ははっ!」
慶次「任せとけ!」

慶次を護衛に残し4人は医務室を出た。
ネルソン「それでは、善は急げと言います。早速行動に移りましょう。出陣は明晩の丑三時とします。皆さん、準備を宜しくお願いします。」

そして、偽情報を流すスパイと偵察が放たれた。
偵察が持ち帰った情報では、李舜臣の朝鮮水軍は・・・

1、油断しきっていた
2、用心に用心を重ねる慎重ぶりで待ち構えていた
3、情報が錯綜し、混乱していた
4、どこにも姿かたちが見えなかった
251592年 6月
3、情報が錯綜し、混乱していた

ここは現在の中朝国境に近い名も無き入り江、朝鮮水軍最後の基地である。
舜臣「何?武田艦隊の一部が行方知れずだと?」
副官「はい。補給のために日本に戻ったという情報や、嵐で沈んだとする情報もあります。」
舜臣「確度の高い情報はあるのか?」
副官「今の所ありません。ただ、旗艦と思われる大船は釜山の港に係留されたままであるとか。」
舜臣「引き続き調査を進めよ。当面は通常の警戒態勢のままでよろしい。」
副官「ははっ。それから、祖承訓殿率いる明国の援軍が鴨緑江を渡河、平壌救援にむかわれるそうです!」
舜臣「そうか!義勇軍の組織も進んでいるそうであるし、反攻の時は近いな!」
朝鮮水軍は敵情が不明のため、大した対策は取れなかった。
しかも、明の援軍を取り付けることに成功して楽観的な空気が広がっていた。
その頃・・・

1.ネルソン率いる武田艦隊は
2.信勝を護衛する慶次は
3.平壌駐屯の小西行長、宗義智、黒田長政軍は
4.アフリカの大蔵は