週刊それがしのごしゅくんさま(三国志)

このエントリーをはてなブックマークに追加
それがしのごしゅくんは、皇室の流れを汲む立派なおかた。
なのにちっとも気取らなくて、
それがしと義兄弟のちぎりをむすんでくださったの。
それがし、兄じゃ、ってごしゅくんを呼べるのが生き甲斐。

でもね! 軍師の野郎ときたら偉ぶっちゃって、何様なの!?
ごしゅくんとは水魚のまじわりとかいって、なにそれ。血は水より濃いのに。
そりゃ、それがしはあいつみたいに頭よくないけど、バカだけど、
でもそれがし、それがし……ごしゅくんのためなら死ねるのに!
もうひとりの兄じゃも、あいつのせいで遠くに侘び住まい。
そしてそんな遠くで、ひとりで、死んじゃった……。

もうひとりのあにじゃの無念は、それがしが返すよ!
ごしゅくんだって、ほんとは、それがしたち兄弟が大事なはずだよ!
きっと、それがしとごしゅくんで、兄じゃのかたきを討ってみせる!
そうですよね、ごしゅくん。いいえ、兄じゃ!

週刊「それがしのごしゅくん」第七弾 張飛翼徳