たまには趙雲のことも誉めてやろう

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579無名武将@お腹せっぷく
趙雲の武功が特に光ってるのはこの2回かなあ…。

漢中攻防戦の際、兵糧を奪いに行った黄忠が期限をすぎても帰ってこなかったので、数十騎を率いて迎えに行くが、曹操の大軍に遭遇。
趙雲はそのまま突撃!敵の先鋒を撃破した後、戦いながら退く。
曹操軍は態勢を立て直し、再び追撃してきたが、趙雲は門を開けさせ、旗を伏せ、太鼓を止めて待つ。
曹操軍がそれを危ぶんでいる所を、すかさず太鼓を打ち鳴らし、弩で攻撃!曹操軍は大混乱に陥り退いた。
その大胆不敵な戦い方を後で知った劉備は、「子龍は一身これ全て胆なり」と驚愕する。

第一次北伐の際別働隊を率いて囮となり、曹真率いる魏の大軍を斜谷道に引き寄せる。
街亭で本隊が張コウに敗北して退却したため敵中に取り残されるが、少しも動揺せずに見事な撤退劇を繰り広げ、ほとんど損害を出さずに帰還する。
諸葛亮は彼を大いに評価し、褒美を与えようとするも、「戦に勝ったわけでも無いのにどうして褒美がもらえましょう」と断る。

血の気の多い他の武将が、俺が俺がと功を奪い合ってるのを、一歩引いて手柄は譲り、その後始末に徹してるのが普段の趙雲。
しかし一度仕事を任されると、命令した人が驚くほどの成果を上げる。
将としての資質は関張を遥かにしのぐと思われ。