春秋戦国モノの大家、宮城谷 昌光について語るスレッドです
この板の戦国時代はそういう意味じゃないから。
3 :
無名武将@お腹せっぷく:04/03/27 22:56
そうでしたか。
4 :
無名武将@お腹せっぷく:04/03/27 22:58
今、三国志も書いてるからいいんじゃない?
まぁいいじゃない。
アンシ、楽毅、なかなか面白いじゃない。
>>2 まろゆき曰く、この板の戦国には中国の戦国時代も含む、んじゃなかったっけ?
>>6 その件は結局ソースが明らかにならないまま終わってたり。
なるほど、その解釈なら9条より理解できるな。
9 :
無名武将@お腹せっぷく:04/03/27 23:14
>>7 ソースなんていらないんだよ。そういうことにして言い伝えていれば慣習になる。
こやつの三国志は冗長。
宮城谷は全般的に冗長だね。
というかやや難しめの書き方をしてるような。
とりあえず用語の説明を増やして欲しい。
とっつきにくいよ。
重耳は、称が君主だった頃の方が面白かったな
後半は駄目ぽ
楽毅の一節で
「武霊王は・・・餓死した」
のくだりを読んだときは背筋が震えた。
そんだけ
>>14 無双は違うだろ。板違いにする理由の方があやしい。
あえて言うなら、三国志と名のつくゲーム、漫画全般のほうじゃないか?
三戦板で無双が板違いという方が無理がある。
>>10 >こやつの三国志は冗長。
「演義」に代表される余計な装飾を剥がしてるから。
「無双」や「北方三国志」をマンセーしてる人間には向かないと思うよ。
19 :
無名武将@お腹せっぷく:04/03/28 14:27
スレがみごとに生きることは、むずかしいものだな。
だからなに?
宮城谷は司馬の亜流としか思えん。頼むからそのなよなよした文章やめてくれ!
春秋戦国モノは史記と春秋左史伝に戦国策、呉越春秋辺りでも十分文学的だわな。
>>18 そうなのか。無双やったことも北方読んだ事もないもんで。
小説として長すぎ、と思ったわけよ。
>>24 娯楽小説として読むにはきついかもしれないけど、少なくとも『三国志』を
小説として読むには、最も良い作品じゃないかな。
まぁ、中途なもんだから、言い切るのは危険だけど。
この板の人間が小説なんて読むわけないか。
どうせ三国志とかも漫画かゲームで覚えたクチなんだろうな。
このとき
>>24は
>>25の人格から、いままでには無いさわやかな風が吹いていることに気づいた
>27
宮城谷のそういう文章をあちこち挟む癖が大嫌いなんだがワロタ
>>28 最近の作品をみれば、昔ほどでもなくなったけどね。
30 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/01 02:50
この人の小説の主人公は相変わらずもてますなぁ
不自然なぐらいもてるよね
32 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/05 22:16
正直この人の小説は春秋戦国ものより夏、商、周とかの古代な方が好きだったりする
>>32の顔を見ただけで幾度もの修羅場をくぐってきた、胆力のある顔つきだということが分かる
36 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/06 18:12
同じ作品の中でもテンポの良い部分と悪い部分が極端だったりする。
前置きが長く、クライマックスが短くてアンバランス。
が、嫌いではない。
>>36 それは……なんというか、その人物の盛りが短いせいもあるからね。
宮城谷氏は人物が終盤に至るまでの成長や変化を重点に描いてる
傾向があるからじゃない?
管仲とか、士会、子産あたりの描かれ方が顕著だった気がする。
まぁ、自分も『管仲』の終盤には不満が残った。
これまでにない駆け足っぷりに、ポカーン、って感じ。
濕朋と東郭牙には若干はふれてたけど、ィ戚・弦章・王子成(城)父には
ちっともふれてくれなくてガカーリ。
>>37に胆力が備わったことを知った
>>36の目に敬意が灯っている。
そう思う
>>36の躯(からだ)からも叡智の灯火が陞(のぼ)っていることにまだ
>>36は気づいていない。
>>1は
>>36に
>>26を妻にさせようと思った、
>>36の才能はある限界にきている
妻帯し責任感を持たせることによって、才能は開花し人格にも奥行きがでると思ったからである。
二旬後、
>>26は正式に
>>36の妻となった、二人の間には双子ができ、
>>1は二人に環(かん)と聶(じょう)と名づけた
宮城谷作品で一番のお薦めってなんだ?
42 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/08 04:20
>>41 個人的には「孟夏の太陽」が一番好き。
他には「長城のかげ」や「花の歳月」あたり。
意外と「海辺の小さな町」も良かった。
孟夏の太陽はいいよね。
宮城谷は短編〜中編のほうが上手いと思うな
長編になると上でも指摘されてるけどバランスというか構成がおかしくなる
「玉人」も好きだ。「指」とか。なんかエロくていいなと思う。
44 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/08 11:07
漏れも玉人、玉人読まずして宮城谷を語るなかれ。ハアハア
>>44 ということは、長編でいえば『青雲はるかに』になったりする?
46 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/08 13:04
原声タソ、ハアハア
47 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/08 22:49
「指」と「花の歳月」を読んで、宮城谷さんはエロい人だなあと思いました。
香乱記ってどうだったの結局
>>48 んでは、昨日に読了したので、『香乱記』について私見を。
巷では、項羽と劉邦をいささか貶めすぎで、田氏ことに田横を贔屓倒しの感も
あるとの声があるけど、自分は後者に関しては概ね同意だけど、項羽と劉邦に
関しては、まずまず妥当な評価を下しているように思えた。
これは著者のあとがきを読むと頷ける部分があり、世間に流布している同時代
を描いた小説でもたいていは劉邦がどこか英雄的に描かれているせいでもある
ように思えた。
この作品の著者が描きたかったのは、この時代の主役ともいうべき項羽と劉邦
の闘争を一歩さがった位置で観察するとともに、同時代における真の価値観や
勝者いうものを田横を主役に据える事で体現させ現出させようとしたのかも、と
思え、それが時として贔屓倒しととられる描写を多くしたように思う。
(主役の田氏三人は、たしかに優れた人物であったらしいのだが……)
ただ、史実での田横の最期における進退と潔さを、著者が田横の生涯を通して
ほぼ一貫させた事で、否が応でも田横の進退を高潔なものとさせ、項羽と劉邦
がその対極となってしまったことで、田横への贔屓倒し、翻っては項羽と劉邦
への批判がより浮かび上がってしまい、個人的には偏り過ぎるようにも感じた。
個人的には、項羽も劉邦もあまり好きではなく、かえって同時代のそれまでの
小説や漫画等で一般的な評価のもとで扱われた、韓信や彭越、張耳と陳余、
魏豹やレキ食基といった人物を、それぞれの性質や性情を分析した上で行動の
根拠を提示し展開させているあたり、この著者ならではと思った。
良否は各個人が決めるものだけど、中国古代を描いた著者の中で、この著者
ほど史料を読み込んでいる人間が他にいないのはたしか。 長々すまん。
毎日新聞に書評が載ってたよ。
要約すると、
さながら劇画やゲームのような面白さ
これまで宮城谷小説を読むと、人間の顔が見えてこないのが
不満だったが、考えが変わった。近代小説の読みすぎで多くを
求めすぎていた。古代の戦記である「史記」に人間の個性や
心理を望むことはできない。そう思うと歴史の顔が見えてきた。
こんなかんじ
>>50 >古代の戦記である「史記」に人間の個性や心理を望むことはできない。
これだけでこの書評を書いたやつの程度が知れる。
ゲームのような、って時点で終わってますな
53 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/15 20:10
「長城のかげ」と『香乱記」 どっちが良い?
長城のかげに一票
>>51 たぶんモー娘でも見てヘラヘラしてる程度のやつだよ。その毎日のやつ。
>>53 まず『香乱記』を読み、然る後に『長城のかげ』を読まれたし。
57 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/15 21:02
>>54,
>>56サンクス!今度その順番で読んでみるよ。そういえば今回の宮城谷三国志
界橋の戦いやってるね
おっ良スレハケーン(・∀・)
俺も宮城谷結構読んでるよ、天空の船と楽毅が面白い今は晏子詠み始めたところ。
ただ以前別の板で宮城谷の話が出たとき主人公が苦労して大成する話ばかりであきるって
意見があったが確かに連続で宮城谷作品読むと結構あきるかもね。
俺も宮城谷はほとんど読んで大好きだけど、敢えてケチつければ
どの主人公も道徳的で、品行法制すぎるきらいがあると思う。
良識があって自制的で謙虚な主人公ばっかりというのも、かえって人間味がないというか
うそ臭いキャラに感じない?
たとえば、伊尹、太公望から士会、華元、介推、楽毅まで、人格だけ取り上げてみるとみんな同じような気がするんだよ。(そうでもないかな?)
それでも面白いから不思議なんだが、できれば型破りな主人公で何か描いてほしいな。
>>59 禿同、主人公に個性が無いところがちょっと問題だな、
その辺が作家としての司馬遼太郎との差なのかも知れんな。
夏姫春秋と
海音寺の「中国妖艶伝」をくらべて読むと面白い。
漏れは海音寺の方が好きだけどね。
夏姫というのは、いわゆる悪女であるらしいけど、宮城谷の『夏姫春秋』ではじめて
夏姫を知った限りでは、そういう印象は受けなかったんです。
これって、はじめての三国志が『蒼天航路』だった人が、曹操を世紀の大悪党だと
感じないことと似ているでしょうか?
また、『夏姫春秋』に限っていえば、個性がないというわけではなさそうですね。
65 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/20 13:35
師匠とか父親とかのほうが個性あるよなー、白圭とか、子国とか、アン弱とか、
晋の武公とか
称だっけ?
称はカコイイね
ウム、称はいい。
69 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/22 23:59
なぜか、称と武霊王がかぶる
70 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/23 00:15
だな。
主人公のキャラが同じすぎる。
司馬遼太郎のように思い切った味付けをしないと。
この人の作品は、主人公よりも、その祖父や父親の話の方が遥かに面白い。
欠点もあるけど、豪放だったりして。
主人公は全体的に内向的で小さくまとまりすぎ。
71 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/23 00:38
士会は最初のころは武器を持って文公や、先シンの下で兵士としてけっこう
豪傑としてがんばってたのに後半からおとなしくなるのが残念だ
それはまぁ、一個の武を磨くことへの意識が変化していったってことが書いてあったよね?
だから漏れは士会の成長によるところだと好意的に解釈してるけど。
春秋時代に限らないけど、貴族が個人武術を磨き上げても昇進のタシには
あまりならんしね。
少なくとも士会は大夫に該当する食邑持ちの貴族で、秩禄を支給される
士階級とは違うし。
74 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/25 00:50
成長しているっていうのは分かるんだけど、下の方でがむしゃらに頑張ってた時の方が
面白いように感じたせいかもしれない
75 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/25 04:52
この人、山場の描き方をしらないのでは。
週刊誌の連載小説向け。単稿本で読めばいまいち。
76 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/25 12:02
>75
あ〜なんかそれ解る、この人の小説って面白いんだけど低い山が連なってるような
感じだな大きい山があんまりない。
77 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/25 13:32
う〜ん、それは小説によると思う。樂毅とかはかなり山場があった気がする
>>77 楽毅自体斉侵攻という一山で歴史に名を残した人物だからな。
他に山場のもってきようがあるまい。
79 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/25 17:33
なんかこの人の作品って時代背景の説明とが長い&多いような気がする
そのくせ、文庫本で3巻以上ってのが多いのはどうよ????????
それは別に構わないだろ。
ていうか読み手の好みであて。
>>79は説明抜きで完全に理解できるかしこいひと。
82 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/25 21:53
このごろ>>27のような人はいないなぁ
[ イ夾骨言己 ]の中の買われた宰相が面白かった。
85 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/26 01:19
「キョウ骨記」でなんで召公の話だけあんな短いんだ?
86 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/26 03:17
>>51 その前に「近代小説の読みすぎで多くを求めすぎていた」
ってあるし、「個人」の出現した近代だからこそ成立した
個人主義的、自我論的な近代小説と、近代的な感覚でいう
「個人」が存在しなかった古代を舞台にした小説とでは、
求められるものが違うってことを批評者は言いたかったと思うんだけど。
鋭いところをついてる人だと俺は思った。
まあ、そういう行間というか、前提を読まずに批判するのはどうかなと思った。
気に障ったらごめんね。
>>86-87 いやいや、憤ったりはしないよ。
ただ、「できない」なんて断言されてるから、どうにもならんな、って思ったわけ。
>>50の要約文しか見ていないせいだろうけど。
知ってるようだったら、すまない。
文藝春秋より発刊の月刊誌『オール讀物』にて、四月号より
「戦国名臣伝」という、短編を連載中。
第一回は「范蠡」で、今月号の第二回では「呉起」をとりあげていた。
第一回では古代の史料や文字についても語っていた模様。
>>89 知らなかった。
でも范蠡は春秋の名臣ではないの?
春秋もありなら宮城谷先生の描く伍子胥をぜひ見てみたい
>>90 春秋時代といっても末期だし、春秋時代の名臣はたいていが貴族であるのに
対して、戦国時代の多くの人物が庶人や賤臣から立身した例を思えば、范蠡も
戦国期の名臣の前身みたいな感じには思う。
まぁ、貴族から富豪へという転進ではあるけどね。
個人的に、宮城谷氏の性分からして伍子胥は好きではないのだと思う。
辛辣というか辣腕すぎるというか、復讐に際しての暴棺戮屍って行動も
あまり好意的には思ってないような気がする。
宮城谷って聖人君子が好きっぽいよな。
93 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/05 22:38
たしかにそうだけど結構敵役もかこいいと思う
賈季と狐射姑が別人なのはどうなんだろう>重耳
>>94 自分と同じ疑問の人がいた。
自分が各史料を漁って得た結論は、狐射姑は、字が季侘で食邑が賈、
ゆえに賈季とも賈侘ともいう、となった。
「狐」が姓で「賈」が族なんだったか?
てことは賈氏の族人で末っ子ってことでしょ?
記録に残らなくてもその条件に該当するやつは同時期に複数いるよね?
>>96 いちおう、晋文公の重臣・狐偃の子で、おそらくは狐氏の頭領だと
思うんだけどね……字が「季」ってのが……。
調べたのもかなり昔で、典拠も忘れかけてる。
『春秋左氏伝』か『国語』か『竹書紀年』だったと思うけど………
宮城谷スキーで伍子胥スキーでもある俺ととしては悲しい話だ>91
ブッシュ父子に晏子父子が仕えてても、イラク攻めには使わねーんだろーな。
100 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/08 01:38
このスレの全員が歴史を意識したといってよいであろう。
このスレが100に達っした瞬間に、この快挙は永遠のものになった。
なおもこのスレは生きた。
おなじく長寿の良スレに、100になったら、
あの風穴(ふうけつ)のなかに消えようとおもう、といった。
長すぎて、つうか一気に読ませるって感じじゃないし。
漢文脈の味わいを生かしてるわけでもなく、あまり紹介されてないジャンルを読みやすく
してくれているわけでもない。漏れは陳舜臣とか酒見賢一の方が面白い。サービス精神
豊富。
まともに読んでない人が
>>102みたいなことを言いそう。
何を面白いと思うかは自由だけど。
>>102を擁護するわけではないが、冗長すぎる
作品もあるとおもう。
長編が嫌いというわけではないけど、俺はどっちかというと
『孟嘗君』よりも、『キョウ骨記』『孟夏の太陽』といった短編集が好きかな。
ただ、長編の中でも『重耳』は俺が中国史にのめりこむきっかけと
なった罪作りな作品なので、別格扱いで好きだな。
>>97 左伝には賈季と趙盾(趙衰の子)が後継擁立争いを展開するくだりがある。
賈季イコール狐射姑が重耳の子・公子楽を迎えようとして
失敗→亡命して狐氏は没落、とか書いてあったと思う。
賈佗の賈は封地が氏に転じたとみていいだろうし、申生の妃・賈氏とは直接関係ないと思う。
宮城谷氏は分かっていて別人扱いしてるのかもしれない。そのほうがストーリーが膨らむし
キャラクターが増えるから。
>>105 まあ宮城谷や左氏による「記録」を別にして、賈季(狐射姑なのか?)と趙盾が政争
してたあたりを考えると、中央政府で一族の運命をかけた争いしてる時に、公子を迎
えるとはいえ、賈季が本当に自ら他国まで出向いたと考えていいのかな?
宮城谷では、人格的な問題から狐射姑が与党の形成にてこずって孤立気味になったよ
うに描かれるけど、仮にそうだとしても派閥の領袖が中央政府から離れるかな?
個人的には、賈(狐)氏の族人とか信用できる身内を公子のもとに派遣したと考える
方が妥当だと思うんだけど。
だから賈季と賈季侘はやはり別人で、そのうえ極めて近しい血縁にあったと妄想して
みる。・・・だめ?
補足
つまり中央にある賈季(狐射姑)が、公子を迎えるために賈季侘に使いをさせた。
公子を伴い帰国途中の賈季侘が趙盾の私兵に襲われ、賈季(狐射姑)は命からがら
中央を脱出。亡命して没落。以後不明。
ってことなんだけど、どうかな、史書から得られる情報(偏見)を努めて意識しな
いように考えると、自然な考察だと自分で思うけど。
事態は貴方が描いたものに似たような状況だったと思う。ただ同じ氏族にあって、
「季」を称する者が同時に二人現れることって他にないんだよね。
また字と名の関係から見ても
「姑を射」るのに使う手持ちの刃物(佗)
という点で不自然さがないと思う。
スレ違いになってきたのでこのへんで…
109 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/09 13:57
宮城谷昌光の小説って
>>59の言うとおり、毎回主人公が人格者で、(主人公の)人物に奥行きがないと思う。
呂不韋が眉目秀麗で人格者って・・・
上昇志向が強くてアクが強い方が面白いだろうに・・・
一般的に識られる人物像に一番近そうな『晏子』は違和感ないけど。
あと毎作品尻すぼみ感を感じる人は多いんじゃないの?
『楽毅』なんて「燕王に報ずるの書」にもっとちゃんと触れようよ!!
そこが一番泣けるのに!
でもこっそり全集買ってます。
110 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/09 14:24
あと位が高くなる前の方がすごい働きをしてるな・・・
モウショウ君の話があんま聞けないが・・・
モウショウ君はおもろいと思うが。
111 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/09 14:40
『孟嘗君』はみんな思ってるだろうが、(義父という設定の)白圭の話が一番面白い。
ほら、『孟嘗君』でも、平原君の所に寄った時に一県を滅ぼしたって逸話を理由つけて削ったりして、あくまでも人格者であることを主人公に押しつけてない?
清廉潔白な一点の曇りもない人物が果たして面白いかなぁ?
なんか宮城谷氏自身が本当はもっと面白いであろう人物像を、自分の青臭い思い込みでつまらなくしてる気がする。
112 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/09 15:28
「史記の風景」けっこうおもろいな
113 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/11 02:01
>>86 50は要約だからよくわからんけどそのままとっていいんじゃないか?
史記を戦記と解釈していたり文からして近代の小説寄りの人間ではないだろうか。
それと私見だが本当の意味での「個人」は中国戦国期にあったと思う。
ただ確かに「近代的な個人」とは異質なものかもしれない。
>>113 中国戦国期の「個人」について詳しく伺いとうござる。
まず中国戦国期は多くの国が対立してる時代でもあり
諸子百家という思想が対立してる時代でもある。
例えば現代の照らし合わせれば日本人でいたくなければ
すぐにも中国人・アメリカ人になりえた。
実際何カ国もの平民出が大臣職を兼任してるものもいる。
思想的にも現在より自由だ。
体制的な発言をすれば右翼と馬鹿にされ、
反体制的なことを言えば左翼と罵られなどという事はない。
弾圧されることはあったがそれを残せた。
このような中で司馬遷は個人を発見した。
殷や周・秦や漢などの国や時の流れから歴史を記すのではなく
列伝などによる個人の伝記によって歴史を記すと手法も使われた。
そのなかには諸子百家などの思想家もあれば商人や侠客・刺客などの
歴史の大勢に影響も与えなかった者も多くいた。
人が個人として何者にも囚われず自由に生きることができ、
また人が個人であることに命を賭けていた時代に
本物の個人があったのではないかと思っている。
>>115にほぼ同意できる。
>>50の文章を書いた人間は史料を小説と同線上で捉えてるきらいがある。
重耳での主人公描写は個性が埋もれていて魅力に欠けるかもしれないが
献公詭諸の人格破綻ぶりは暴君心理の一例を分かりやすく描いていると思う。
118 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/14 01:19
重耳はロリコン
夷ゴは人妻趣味
キ諸は姉妹萌え
120 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/15 00:45
ひさびさに「天空の船」を読んでみた。
今ごろきずいたんだけど伊インの友人の葛人の名前って「がく」って読むのか。
今まで「あご」だと思っていた(笑)
>>115 その前に、周王朝擁護と言う「大義名分」が抜けている。
春秋戦国時代は、周王朝をいかに守る有力諸侯として「覇王」の座を
巡り成立したと思う。初期は5国(秦・楚・晋・斉・呉または越)
後期は(秦・楚・斉・燕・3晋(魏・趙・韓))の勢力争い
で初期は周王朝の擁立と言う点で基本スタンスが出来ていたが
後期は秦をけん制するため合従連衡策の中で色々な思想や制度が生れたと思う
特に秦に関しては官僚制度を採用していたので殆どが平民大臣と言う感じ
だってと思う。
>思想的にも現在より自由だ。
とは俺個人は思わない。むしろ自分達がどう生きるべきか?という点で
色々な思想が生れたと思う。自由の中で生れたのでなく
制度を護る・或いは崩壊した制度を肯定しながらも国が生き延びる方法を
真剣に考えた時代だと思う。
>>121さん
周に関してはそのために最初から春秋戦国と言わずに最初から戦国期と言っておいた。
>思想的にも現在より自由だ。とは俺個人は思わない。
これも納得できる部分も多々ある。
だが時代の気風として諸子百家といういろいろな思想がある時代なのだから
俺の考え方・思想だってということはあるのではないか?
俗っぽい例になってしまうのだが、
ITベンチャーの時代の人がじゃあ俺だってITでと思う事が多いようにね。
翻って現在は思想を語れば諸国の有力者に求められるとかないだろ。
寧ろ陰に陽に弾圧される事のほうが多いのではないだろうか。
立派な先生だとは言われないだろ。怪しい宗教家か左翼が関の山だろう。
そういう意味では自由ではない気がしてならない。
ところで
>>121さんも問題の個人については中国戦国期のほうがあるような
気はしませんか?
>>115 こういっちゃぁ何だが、「自由」の意味をはきちがえてないか?
説明すんのは面堂だけど。
束縛されているか否か、くらいの言い回しかな。
中原の城壁は外敵を防ぐと同時に壁内面に対する束縛の意味があるようだし
外界に出ることは平和な日常という保険がきかないことを内包する
ドラクエ状態だったと考えればよいのではないだろうか。
宮城谷が聖人君子ばかり描くっていうのは、要するに教訓なんじゃないか?
歴史上、大成するやつは概して有徳の人であって、大成しなくても有徳なら
それなりに救いがあるってところか。
しかし「道徳の本」ともなればいよいよ下らない気がするから、
一読者としてはそういう読み方はしたくないところだな。
今宮城谷に書いてほしいのは、どうしようもないロクデナシが大成するような話。
趙高なんてどうだ?
趙高ですら聖人君子になったりする悪寒
>>125 それもあるし、作者自身、世に出るまでに長い期間を要した苦労も
あるのだと思う。
趙高についてだが、『香蘭記』は知らないのか?
秦末から漢初を描いてるよ。
>>127 知ってるよ。だから趙高の名を出したわけだが。
っていうのは、つまり『香蘭記』に登場するけど、残念ながら趙高の視点で
描かれてるわけじゃないでしょ?
知ってのとおり、宮城谷って一つの時代を取り上げて、よく体制側と反体制側
の対照的な両者を主人公にしてそれぞれ作品にするでしょ。
たとえば『王家の風日』と『太公望』みたいに。
というわけで、『香蘭記』の夫婦作品として趙高の目からみた秦末なんて結構・・・、
と思うのよ。
>>126がいうようなことになりかねないけど、それはそれでいいんじゃないの?
『趙高』
幼くして去勢された悲劇の主人公が、暴戻残虐な主君を心ならずも
阿諛迎合によって操縦し平和を維持しようとするけれど、暗愚な胡亥
を擁立してまで権勢を維持しようとする李斯や匈奴を攻めて自身の
勇名を高めようとするモウテンらの失政の責任を宦官だからという
偏見ですべて押し付けられ、ようやく胡亥を排除して善政を布こうとし
た矢先に、劉邦に騙された子嬰によって殺される。
「馬鹿」などの逸話は、宦官への偏見の元凶として逆恨みした司馬遷が
復讐のために創作した話として処理。
こんな感じだろう。
>>129 あんたいいな〜。久しぶりに2ちゃんで智を感じさせるやつを発見したよ。
まさにそんな感じなんだろうな。司馬遷によって形成された趙高のイメージを
完全に無視すると、あるいはこっちの方がリアルを感じさせてくれるかもしれん。
でもさすがの宮城谷でも、終始、趙高マンセーってことにはできんかもな。
タイトル、『趙高』じゃ何だな。
誰か、華元に羊肉のことで意地悪されたと思ってヒネクレタ御者の話、絶対フィクションだと考えてるやついねー?
精子に記述されてるっていう下らない根拠は抜きにして。
羊斟だったっけ?
それそれ。
で、どうよ?華元の将帥のヘボっぷりを誤魔化すための捏造だとおもわね?
134 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/25 14:24
嘘か本当かはともかくこの時代らしいエピソードだな
戦国ちがいでないかい?
でも、ま、びっくりマンみたいでいいよ。
137 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 01:24
もう宮城谷さん、春秋時代書かないって噂本当なのか?!
138 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 09:34
>>137 基本的に、『管仲』を最後に長編は書かないような話は耳にした。
>>89の様な戦国期の短編なんかはまだあるけど。
ヒゲの大将
晏子読み終えたんだので感想、晏弱のとこはすごく面白かった
しかし晏嬰のとこに入ると急にダラダラしてきてつまらなくなった。
権力の奪い合いばかりで特に晏嬰が大活躍する戦争も無し、
晏嬰もなんか真面目すぎて人間として面白くない。
個人的に言わせてもらえば最初にでてきた高固のが破天荒で
人間として面白かった、まぁ聖人なんて人間としておもしろい者
ではないのだろうが。
全体的に見ると前半の痛快さに比べて後半がダラダラしすぎてる
聖人君子の型にハマりすぎてる晏嬰をもう少し面白い人間として
書いて欲しかった。
>>141 ステレオタイプというか、なんというか……
たぶん合ってないと思うから、他の著者の娯楽性の高い小説を
読んだ方がいいよ。
人間臭さ(ドロドロ感)や痛快劇を楽しみたいなら、宮城谷作品は不向き。
氏の文体の美しさや言葉へのこだわりをより引き立たせるためには、
むしろ、主人公は聖人君子である必要があると思う。
この人の作品って史実にそって書いてるの?
それとも小説として面白く書いてるの?
なんか史実を知らないのでよく解らないのだが
どの辺まで史実として信じていいんだ?
>>144 ほとんどの史料を弁えたうえで書いてると思う。
「論語」や「礼記」、それに「孟子」や「孫氏」等の思想書や兵書、後代の
文献・資料なども念頭に置いているのもたしかだと思う。
そのかわり、史実で空白な部分を脚色・著者個人の解釈で描いてる具合。
もともと秦代までは不明な部分が多いよ。
今、三国志どのへん?
147 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/16 01:24
ホウ信が死んだとこ
鮑信が死んで、大勢の青州兵が帰順したとこ。孫堅も死んだし。
そういえば前回かな、袁術に謁見した孫堅の「まるで皇帝のようであった」
っていう一文にかなり笑った。
宮城谷三国志はどんな感じ?
斬新な切口とかあんの?
150 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/19 01:33
皇甫スウ大活躍
151 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/29 21:45
あと何年かかる事やら・・・・。
なかなかおもしろいですか?
なにかアニメ化してほしいけど。
夏姫春秋がいいかな。
宮城谷さんが
扱っているのは中国物が多いから
司馬さんみたいに映像化なかなかされないね。
中国だから、知らない人が多いから
つっこむひとがいなくていいけどさ
楽毅読了。
確かに面白かったけど、やっぱり晏子が一番好きかな。
晏嬰の考え方とか生き方にどうしようもなく惚れこんでまつ…。
話の流れ切ってスマソ。
安氏前半を読みおえたとこだが、東郭エンと最長がウザかった。
はいはい。 じゃあ、もう読まなくていいよ。
157 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/03 17:48
孟ショウ君とか重耳とか好きなんだけど、呂不イ読んであまりに糞だったから以来読んでない
華栄の丘を読むと、心が楽しくなってくる。
ギャグ系小説以外で読書で楽しくなるなんてベクトルで感じたのは始めてかな。
159 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/19 00:24
>>158華栄の丘って他のよりまったく暗さがないよね
なんかのほほんとしてる
「オール讀物」連載中、「戦国名臣伝」
第一回「范蠡」
第二回「呉起」
第三回「孫[月賓]」
第四回「商鞅」
第五回「蘇秦」
とりあえずここまできてるね。
終わったら、「全集」の方で掲載された「春秋名臣伝」とあわせて
単行本化でもされないかな。
161 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/02 19:19
太公望はどうよ!
162 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/11 14:27
呉立子
始皇帝を主人公にした作品書いて欲しいんだけど
なんとなく毛嫌いしてそうだから無理かな?
もれはゴシショきぼんぬ
そろそろ張良を…
父・平…いや、祖父・開地の頃からキボン!!
166 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/13 22:41
張良を主役にしたら劉邦につかえる前のが凄い長そう・・・
>>160 祖父・父から主人公の座が回ってきた後、棒術の名手として中国全土を放浪したりしそうだなw
168 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/01 16:38
史記の風景、意外とおもろいな
169 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/01 16:41
糞作家
マイナー物を取り上げ目新しさでごまかす
内容はほとんど同じ
まあ釣りだろうが
>169
あの人の作品にマイナーな主人公は殆どいない。
短編集としての『玉人』は全然知らなかったけど、他は知ってる人ばかり。その時代学んでると結構よく出てくるから。
単に勉強不足、と言うか無学なだけじゃない?
※俺は非歴史学専攻者
>>169が釣りであると思いたいけど、こういった手合いに限って北方あたりに
マンセーしてたらお笑いだけどね。
さらに目新しさというのも
むしろ逆だしなw
本当に読んだんか?本をさかさだったとか?
174 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/06 04:01
余震キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
誤爆ス(ry
176 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/19 18:40:51
始皇帝については安能務の「始皇帝」と「韓非子」を読めば最高だよ!「春秋戦国志」の正当な続編と言うか結論書。
むしろ春夏〜はただの前置きでしかなかったとわかる。宮城谷補完に最適ですよ!
177 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/20 17:44:35
今月でやっと193年だったよ^^;<宮城谷三国志
178 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/21 11:05:41
179 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/21 19:54:56
>>178 ワロタ
郭偃を重耳の師としてる所がぁゃιぃ
史書にはそんな記述なかったよね?
180 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/21 23:33:13
武公を称というキャラクターに仕立てている時点で著作権侵害確定。
著作権侵害の是非はまた別問題
183 :
無名武将@お腹せっぷく:04/10/17 12:56:03
三国志一巻でとるな。
184 :
無名武将@お腹せっぷく:04/10/18 18:44:32
面白い?
>>184 俺としては、待ち望んでたかたちの「三国志」の小説がやっとでた、って感じ。
いままで小説の「三国志」で面白いと思えたのがひとつもなかったし、俺は
何年かかろうが何冊になろうがかまわないな。
ただし竜頭蛇尾にはなってほしくない。
186 :
無名武将@お腹せっぷく:04/10/20 04:26:23
曹操が主人公らしいな。
でも宮城なら、バランスの取れてる三国像は作れるだろう。
なんだか正史の小説版を読んでいる感じで渋くていいと思う。
今はまだ見えないけど、どこまで正史と演義の間に位置を取ることは大事
だと思う。
曹操が主人公ってのが少し気になる。
宮城谷氏の場合は、主人公の隆盛までしか書かないので、
「官渡の戦い」 まで書いて残りは後日談みたいにならないか心配。
曹爽が好きなので司馬懿とのやり取りを見てみたい
今日、宮城谷三国志の別冊小本を本屋でゲットした。
劉備や曹操の登場は3巻からだとよ。
1巻を立ち読みしたけど、楊震のことから書いてた。
かなり、欲しいけど、完結するまでは我慢我慢
この三国志かなりよくね?
って思った
この人の本は楚漢ものの短編集を読んだことがあるだけで、
そのときは気にならなかったが、
ここでいう人物とは、
楊震
である。云々…
初っ端から頻出する、この一々行を変える書き方がなんか鬱陶しいな…。
>>190 確かに。タニーのクセみたいだよな。
バンヤロー作品の後だとそんなに気にならないわけだが。
毎号読める環境にあったんで途中まで読んでたけど、
秋田。
冗長杉
今三国志どの辺なの?
>>193 (第42回)
曹嵩が死んで、曹操の一回目の陶謙征伐が終わった
ところ。
この『三国志』にかぎっていえば、
>>192ほど極端ではないけど
単行本で一気に読んだ方がいい感じはたしかにする。
新聞の連載あたりとはまた違うからね。
第三巻までは刊行予定が立ってるし、年内には主だった群雄が出揃いそうだが、
今のところ本当に三国志じゃないな。この時代の小説は読んだことないから、
これはこれは面白いが。
つか、後漢書読んでないのをちと後悔した。…借りてこようかな。
しかし、なんで最近は三国志の出版物が多いんだろ。
漫画もヘンなの増えてるし。
宮城谷センセの三国志は、どのあたりまで連載するか決まっているのかなあ。
個人的には司馬炎の簒奪ごろまでいってくれれば・・・いや、呉の滅亡によって三国時代が
終焉するときまで!!
・・・何巻まで必要なんだろ。
あ、曹操が主人公というのなら無理か。
全9巻と聞いたが、足りないよな…
9巻じゃ鼎立までいくかもわからんような…
連載中に全何巻とか言われても、
結局は作者の気分しだいだとおもうけど。
書きたくなくなったら減るし、
もっと書きたくなったら増えるし・・・
201 :
無名武将@お腹せっぷく:04/10/24 20:46:58
鼎立なんてしてないけどね。
今日2巻買ってきた。
表紙1巻と2巻の区別つきにくい。
買う人注意。
一般書籍板の宮城谷スレに、今後の予想が載ってた。
3巻 黄巾の乱、董卓台頭
4巻 董卓連合軍〜董卓死亡、献帝争奪、中原争覇、華北の争い
5巻 呂布の台頭〜滅亡、官渡の戦い、孫策江南制圧、孫権孫家継承
6巻 劉備荊州入り、三顧の礼、赤壁の戦い、
7巻 劉備荊州南部制圧戦、長安争奪戦(馬超vs曹操)、劉備入蜀、合肥の戦い
8巻 漢中争奪戦、荊州争奪(関羽死亡)、曹操死亡、魏建国、蜀建国、夷陵の戦い
9巻 第一次北伐、呉建国、蜀滅亡、魏滅亡、晋建国、呉滅亡
どう見ても、無理だろ。
え・・・?ネタだろ・・・・?
9巻は800ページになるそうです
嘘はいけない
>>203 9巻上 中 下 続9巻 続続9巻 新9巻・・などと続くと思われ
真面目に晋の統一までじっくりやってくれると信じて
ハードカバー買いをしてるんだがなぁ…。頑張れ、超頑張れ。
あまりにも巻数が多いと購買意欲が下がるから少なめに言ってるのかも
希望を込めて増えるとみた
柳美里じゃあるまいし
210を希望シマス
>『三国志』は基本的に一人がまとめてるから異説まではないんだろうね。
小説板ってけっこう凄いな。。。
>『夏姫春秋』『孟嘗君』『晏子』などスケールの大きな中国歴史小説を手がけてきた著者が、
>ついに超大作の刊行を開始した。後漢の崩壊から魏・呉・蜀の三国分立、晋の天下統一ま
>でを描いた壮大な叙事詩に筆を進めた理由について、著者は「私の小説の世界が商(殷)
>から周、秦末漢初に達したころ、三国時代を書かなければならなくなった」と述べている。
>「三国志」といえば、吉川英治の「三国志」の原本である「三国志演義」(羅貫中)が有名だ。
>しかし、著者は「『演義』は見事な作品だが、多くのものが隠されていて、時代の真実が見え
>ない。私は演義を忘れることから始めた」と語り、小説である演義ではなく、あえて中国の
>正史「三国志」(陳寿著)の再現に挑んだという。
>第一巻ですでに吉川三国志との違いが明確である。本書は「天知る、地知る、我知る、子知る」
>という名訓「四知」を残した学者で後漢王朝の名臣、楊震から書き起こし、英雄曹操の祖父に
>つながる少年宦官、曹騰の活躍を描く。王朝の外戚・宦官勢力と官僚・知識人の対立という
>後漢末の歴史を刻明に書く手法はまさに正統派といえる。あらためて吉川三国志の書き出しを
>読むと、義に篤く庶民に人気が高い悲劇の英雄劉備の青年時代のエピソードから入り、こちら
>は講談調だ。
>もうひとつの特色は、「字通」で知られる漢語の碩学、白川静さんに傾倒しているだけに、独特
>で難解な漢語が多用されていること。これも宮城谷本を読む楽しみといえる。 第三巻は今月
>中旬に刊行される。全九巻の予定で、完成まで数年かかるという。はたして吉川三国志を超え
>られるか、楽しみだ。 (柏木辰興)
>>203 微妙にマンガの園田三国志を思い出した
9巻は園田でも小説だが
216 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/07 08:12:31
>>216 もろに宮城谷版「重耳」だねえ。
そのわりにはページの一番下に「掲載している画像の転載、使用は絶対禁止」と
書かれているところが笑える
218 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/07 08:50:22
219 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/07 09:12:39
普通につまらなそうなゲームだが、祭りにゃ出来んでしょ。
歴史上や古典上の人物には著作権がないからねぇー。
例えば横山光輝キャラもどきの多数登場するOVAジャイアントロボは、
ジャンアントロボの分の版権しか取れなかった。
だから他の横山キャラモチーフのキャラはちょっとだけ名前を変えられていた。
ただし水滸伝キャラだけは原作そのままの名前で出ていたが、問題なかったからね。
222 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/07 12:01:12
宮城谷厨が騒いでます
>>220 パクリはともかく、キャラが西洋風なのが気に喰わんな・・・
「楽毅」みたく巻数が増えると見た。
俺も知らない謎の楽毅70袋
ABC
つか、
>>178でネタ投下済みじゃん。
ネタが無いからって、同じネタ投下しても燃えが悪いぞ。
>>216は、同じ漫才しかできん三流芸人か?
今三国志一巻読みはじめた。
司馬遼太郎のエッセイとやり口が似てる。しかしまあ楊震からかよ。
三国志演義と対局のこんな感じもイイね。
宮城谷三国志、三国志の原因が宦官で、
宦官がはびこったのは士大夫が地方に流れたからで、
士大夫が中央政府から離れたのは、和帝からはじまっててって、
と、このまま三皇五帝までいかなかっただけでもマシというとこだろうなw
他板より転載。
95 :世界@名無史さん :04/11/14 21:48:02
いやまあ、宮城谷氏の小説は大きな欠点がありますから。
つまり「すべてが運命論的に解釈されすぎ、説明されすぎている」って
ことなんですけど。
たとえば、
「天下無双の豪傑が風邪をこじらせて死んだ」
という話があるとすると、だいたいは「すごい人物でもつまらない死を
遂げることがある」世の理不尽を説くわけですが、
宮城谷氏の場合は
「その豪傑ないし豪傑の妻ないし豪傑の親ないし豪傑の先祖ないし豪傑の
主君ないし豪傑の生きた時代に欠陥があって、その報いを受けたのである」
となっちゃうんですよね…。
全てが因果応報の中にあり、と言わんばかりの主張がダメって人は、
かなり多いんじゃないでしょうか。
…言い得て妙というかなんというか。
文庫になるまで待ちます
>>230 世界史版の住民と言っても玉石混淆ってこった
233 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/21 13:20:16
上げます
宮城谷作品と春秋左氏伝、どちらも運命論に帰結する、と。
影響なんだろうな。
>「その豪傑ないし豪傑の妻ないし豪傑の親ないし豪傑の先祖ないし豪傑の
>主君ないし豪傑の生きた時代に欠陥があって、その報いを受けたのである」
ワロタ。
確かにそーゆー書き方が多いよね(w
ま、これが宮城谷節ということでイイんじゃない。
その逆もあるよな。
先祖の威徳のおかげで、その子孫の悪行がチャラになるって感じ?
けど、そういうのって嫌いじゃないけどね。
237 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/26 01:31:23
この人の呂布は何かかわゆいな
いつになったら、管仲は文庫になるやら…
この人の作品はワンパターンだけど、書いてる人の心の清さが染み出してるようで、読んでてさわやかな気分になるから好きです。
最高だと思うのは、孟家の太陽の孤児を引き受けた短編。
電車で不覚にも泣きました。
241 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/10 11:56:45
今月の三国志は劉備が徐州牧になるまで、徐州1つ継ぐのに意外と苦労してて興味深かった
劉備かわいいよ劉備
宮城谷氏の「楽毅」を読んで心の持ちようが変わりました。
「沙中の回廊」が文春文庫でも出てたけど、なぜだろう?
245 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/14 20:39:14
「楽毅」を読むと俺も見事に生きてぇなぁと思う。
>244
文春文庫が出版権を分けたとかそういうのじゃないか。
と、いいかげんなことを書いてみる。
全集が文芸春秋から出てるから、その関係ですかね?
>[教えて!goo] 小説等の文庫化
>著作権は基本的に著者に一括して帰属します。それをどこの会社から出版するかを決定する権利(出版権の振出)
>も著者にあります。ただ、通常は人間関係の問題として、初出の雑誌新聞の母体となる出版社から単行本を出し、
>場合によってはそれをさらに文庫に落とすわけです。ただし単行本のときと文庫のときは契約が別ですから、
>ここで出版社を変えても問題はない(法的には)。
だって
上げときます。
249 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/19 16:17:09
age
250 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/19 16:29:08
まだ未読ですが相変わらず
人格から爽やかな風が吹いたり
以前会った時よりもより胆力が備わってたり
宮城谷節炸裂ですか?
251 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/24 14:53:56
>>250なんのことを言ってんの?
252 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/26 20:02:55
三国志じゃないの?
宮城谷節は色々と出てるよ。
「貴種=賢い」「それ以外=バカが多い」の法則により、曹操の出自は
深くツッコまないことにしてるし。
先天的に備わっている才能と後天的に磨いて身につける技能をゴチャ混ぜに
してるのも相変わらずですな。氏によれば、
「戦上手=形にとらわれない道家的な人物が多い」
そして「曹操=儒家的」「劉備=道家的」なのだから、劉備は戦上手の
はずだ。なのに実際には曹操の方が戦上手で劉備はさっぱりダメだ。
この辺がオレにはわかんねーyo! 不思議なんだyo!
だそうで、いやはやなんとも…(一部改造しております)。儒家的か
道家的かなんて教育環境にも左右されるんだし、軍事の才能と直結するわけ
ないと思うんですがねえ…。
宮城谷小説は好きだけど、毎回ラストが尻切れトンボなのがなぁ。
資料の読み込みは凄いけど生の人間への観察力が足りんのとちゃう?
255 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/26 22:10:36
>>254 だよな、司馬遼なんかは登場人物に親近感もてるけど、
宮城谷のハナシの登場人物ってまったく違う世界の人間だもんな。
なんか、ディズニー映画を活字で読んでいるような気がする。
256 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/26 22:42:11
257 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/27 01:25:01
楽毅を読んで涙が流れたよ...どうしてくれよう...
あくまで宮城谷氏の作品は爽やかな風重視だよ。たんなる戦好きなら他の小説家探す方をお勧めする。
人間こうありたいねって思わせてくれるのが多いから精神的に疲れた時に読みたくなる感じ
259 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/27 10:36:58
>>258 同意。
古典でそのまま感動出来る人間なら『史記』とかで充分何度も感動できる。
宮城谷は古典の近代小説的な再構成+エンターテイメントって感じだと思う。
中国古典の聖人君子を説教くさくなく、小説で、
現代人の規範としてってのが今風の読み方ではないかと。
この板の人たちは歴史の知識有るけど、そうでない人たちも読むからね…。
あと改行多いよね…もっと詰めて書いて( ゚д゚)ホスィ…
261 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/02 20:49:32
( ;´Д`)ニ、ニクヲタベタイ
263 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/02 22:38:48
>>258 私の気持ちをそのまま表した感じです。とくに宮城谷氏の楽毅はとても勉強になりました。
>精神的に疲れた時に読みたくなる
宮城谷ファンは中年のサラリーマンが多いと言うからな
司馬遼太郎、陳舜臣
主人公を通してその時代を読む。主人公が主であって、時代背景は文字通り舞台装置。
ヒロイックファンタジー的な作り込み。
宮城谷昌光
主人公は時代を描くための道具であり、その時代の価値観や歴史的物語を描くことを主眼とする
ハイファンタジー的な作り込み。
こんな感じなんじゃないかと
ケンカ売るつもりはないが、
はっきりいって全然違うと思う。
どちらかといえば宮城谷のほうがヒロイックファンタジー的だ
ヒロイックとは思わんが、ファンタジー的だと思う、宮城谷。
神霊とか実在してそうだしね。
とゆうか、あかほりさとるが最強でしょう
>>265 「夏姫春秋」は正にヒロイックファンタジーだったが。さすがに歴史作家は自由度が高い。
この作家もうお腹いっぱいって感じ。
271 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/03 22:59:35
「天空の船」なんかほとんどファンタジーの世界だな
272 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/05 14:36:01
お前らそうは言っても
この作家が好きなんでしょ(笑)
別に
この人の書く女ってたしかsexの時に変な息もらすんだよな・・・
275 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/05 20:54:06
例えば?
宮城谷氏は「青雲はるかに」で限界を露呈してしまった印象がある。
なんで半生を復讐に捧げた男が、爽やかな人格者になるんですか…。
いやまあ、自分が実際に会ったわけでもない相手だから、作者がどのように
解釈しようが自由だとは思うんですがね。「復讐者」のイメージも、司馬遷の
筆によるバイアスの産物とも思えるし。
でも、金太郎飴のように「爽やかで深みのある人格者」にしたのはいかがな
ものかと。主人公のパターンがホント少ないんだよね、このお方…。
そこに物足りなさを感じてる人って、意外に多いのではなかろーか。
自分は期待してるがゆえに物足りなく思ってるクチだけど。
うーん、そこはかとなく同意。
漏れは、宮城谷小説には爽やかな主人公と、主人公を上回る魅力を持つ
脇役が出てくればそれで満足なのでw
余談だが、太公望って、もの凄くイメージが違いすぎで、読んでてかなり戸惑った。
後で酒見賢一の「周公旦」を読んだけど
そこに出てくる太公望は、イメージピッタリだったよ。
>>258に同意
爽やかさを満喫したいから、宮城谷作品を読む。
ってことは、宮城谷三国志は曹操を中心に添えて書いてるけど
この曹操は爽やかさん( ´∀`)になるということですか?
>>279 おお、それは考えてなかった!
風が吹きぬけるような爽やかな曹操を期待。
それじゃ曹爽になっちまうな
テヘ
282 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/06 12:58:59
爽やかに徐州で虐殺するんだね
283 :
05001010159409_aa:05/01/06 13:38:47
282>
ワロタ
座布団1枚な!
276>
そりゃそうだ。
結局、司馬遷も○○伝、書いてるが会って話してるわけじゃないからな。漏れ達も所詮先人の書物のイメージを基準に物事を判断するからそんなんじゃないとかなるのは当然だよね。
しかし、爽やかでない主人公を書くなど印籠を出さない水戸黄門のようなものではないか…。宮城谷氏にはこれからも印籠をバンバン出してもらいたいものだ…。
まあ、徐州の虐殺は捏造だけどね。
285 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/06 23:58:07
模造じゃないよ
タニーなら、徐州の殺戮は呉あたりの捏造ってことにするんじゃね?
>>286 孟嘗君でもそうだったな。
一方で当時の(今も?)中国人の考え方として,報復は正義と考えられている
ということも再三強調しているから,さらっと皆殺しにしても不思議では
ない。
でも,それだと日本人が小説として読む時には受け入れられないという矛盾が
あるからそのように書いているんだと思う。
>>276 そういう理由でハンショも人格者になるんだろう。
その点,楽毅は中国人らしくないね。何で恨みのある趙に亡命したんだろう。
とりあえず時代の中央の人物主体というコンセプトらしいから曹操死後は
司馬懿と司馬一族中心で行くのかな。
それなら蜀滅亡までと言わず八王の乱あたりまでやってもらいたいが。
折角後漢中期から始めてるんだし。
今日三巻読んだ。
鮑信とかきちんと書いてあってよかったー。
しかしこの曹操が徐州虐殺するの信じられないんだがw
既に宮城谷節炸裂してる気がする。曹操爽やかだよ…
袁紹はやっぱりバカキャラだった_| ̄|○
袁紹がかっこいい小説なんてないんだろうか
オレ3巻半ば。対董卓連合せまって、董卓が長安へ遷都すると言い出したところ。
宮城谷は本質評論家で、どのキャラも宮城谷の代弁者に見えるな。
それを歴史小説家の作家性ととるかスキルのなさととるかで評価が変るんだろう。
このキャラと作家の視点が分離してない文章を新しいととるかヘタととるかでも分かれるね。
ただ日本の作家だったらまだマシな部類だろうな。
291 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/16 01:52:29
吉川晃司との対談面白かった。
292 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/22 02:35:36
爽やかな主人公、吹き抜ける風、主人公の予言は良く当たる・・・など、
宮城谷作品の特徴は数々ありますが、たった一つをあげろと言われたら
む っ つ り ス ケ ベ
だろ?
宮城谷、やはり曹操の徐州虐殺は復讐の二文字で済ませたらしいな。
>>293 まじで???
死体が河を堰き止めて云々とか書かなかったんかな
曹操ヲタの陳舜臣は、怒りの余り頭がおかしくなってやってしまった、、
って感じに書いてたけど。
五斗米道の教祖の母親に諭されて正気に戻る
そうそう、詩人の部分の激情が発散したとか後の「諸葛孔明」でも書いてるね。
流れてと違うけど、
購入者プレゼントあたった人いる?
297 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 07:23:10
学歴板史上最高に笑えるスレッド
既に名言集が出来上がりつつあります
>ウホッ 芳ばしい慶応生がでてきたなw
↑
注目
>開成なめんなよ
↑
リアルで聞いたら抱腹絶倒のセリフ
|学歴版で開成卒を名乗ってみたよ。一度やってみたかんだ。気持ちいいねえ
\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ____ヽ /  ̄  ̄ \
| | /, −、, -、l /、 ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| _| -| ・|< || |ヘ |―-、 | < 一世一代の大ボラだけど
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ | | 2ちゃんだからバレないよね
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_/ー | | \__________
| ̄ ̄|/ (_ ∧ ̄ / 、 \ \ | / 数時間後・・・
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既に名言集が出来上がりつつあります
>ウホッ 芳ばしい慶応生がでてきたなw
↑
注目
>開成なめんなよ
↑
リアルで聞いたら抱腹絶倒のセリフ
|学歴版で開成卒を名乗ってみたよ。一度やってみたかんだ。気持ちいいねえ
\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ____ヽ /  ̄  ̄ \
| | /, −、, -、l /、 ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| _| -| ・|< || |ヘ |―-、 | < 一世一代の大ボラだけど
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ | | 2ちゃんだからバレないよね
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_/ー | | \__________
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宮城谷三国志、もう北方くらいは超えた?
北方も宮城谷も結局オレ三国志でしかないから、比べるのがまず不可能だろうな。
>北方も宮城谷も結局オレ三国志でしかない
そうキツい言い方せんでも(w
作者ごとの個性、解釈の違いなんだし。後半には同意。
蜀滅亡まで書くみたいだけど、羊コとか杜預とか王シュンとか王渾とか出ないの
かな。蜀滅亡のところで衛カン出して欲しいなあ。
呉滅亡までやるって話を聞いた気がするようなしないような・・・
305 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/11 00:56:17
「三国志」には撃破のみ
なんか宮城谷の作品の主人公ってみんな同じにみえる。んで結局従者がなんかすげぇ成長していくんだよ。
宮城谷のは好きだけど、だんだん飽きてきた
戦場では活躍しない晏嬰がすき。
前半の晏弱の活躍もおもしろいけど
後半の晏嬰と景公の、思わず笑ってしまう
やり取りもいいと思う。
俺も晏弱よりも後半の晏嬰の方が良かった。
南橘北枳の話なんか最高に痛快で、涅すれど緇まずっていう
人間像は現代人としても頷けるところが多かった。
310 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/22 13:23:09
晏子4度目中。
晏弱死去のところです。
晏子は、弱、嬰の親子の置かれた環境の違いとその違いの中での違う辛さを生きているという部分では、どちらも好きで砂。
楽毅もよみなおそうかいな?
孟嘗君との再会の場面は泣けました。
事実かどうかは別にして、別に曲解して読むもんでもないでしょ。
孟夏の太陽は、単純に面白い。
私にとって宮城谷小説は、流されるように読んで、読後のあの清涼感を味わいたいだけなんだな。
自由にいきましょうや。
宮城谷小説の主人公って善人な感じがするところが不満。
一度、それなりに悪い評判を持っている人物を書いて欲しいよ。
宮城谷石虎キボンヌ
今出てる「三国志」もさわやか曹操さんなんでしょ?
まあ、宮城谷小説は主人公のまっすぐなところが魅力でもあるけどね。
でも、石勒ではなく、石虎のような人の欲と才能の結びつきを描いたものも
読みたいね。
曹操ってこんなに清々しい善人だったんだ!!!
とか勘違いしてしまいそうな三国志。(単行本でしか読んで
ないので、連載がどうなってるかはしらないけど)
宮城谷石虎は無理だと思われ…。
史料を読み込まなきゃならないし。
「晋書」にも和刻本があるとは言え、さすがにキツいでしょう。
よく考えると、日本語訳のある時代じゃないと、氏の小説は
軽妙さとかつややかさを失うような気がする。
「三国志」にしたって「後漢書」読みにエネルギーを割いた分、
なんか教科書を読んでるような…。
それはそれとしても、物語を熟成するって本当に大変な作業だなあ、
と氏の姿には感服してるんですけどね。
T本S史の春秋戦国史と来たら…。
あれだけ豊富な日本語訳つき史料がありながら、なんでオリジナルキャラ
ばかりが大活躍するんですか…?
>日本語訳のある時代じゃないと、氏の小説は 軽妙さとかつややかさを
>失うような気がする
意味がわからん。
そもそも宮城谷氏は日本語訳を基にして書いてなんていないし、しっかり
原文を読み込んだうえで自分で訳せるし、訳してるのは明白。
もしかして
>>316は漢文や金文、漢字にも造詣の深い作者が、日本語訳が
掲載されている史料等を頼りに書いていると思ってるの?
つまらん小説なんか抜きにして訳文を出版すればいいのにねぇ
その方が売れると思うんだけど
和訳は読み込んでるみたいだけど自分で原文資料を直接漢文で読んでるとは思えないなあ。
>原文を読み込んだうえで自分で訳せるし、訳してるのは明白。
何故明白だと思ったのか教えてくれ。
>>319 全作品、雑誌等の談話等をみれば、普通に察しがつくと思うんだが?
それに某雑誌などでも愛用・推奨の史料を紹介していたし、日本語訳の
されていない史料などもこの作者はよく勉強してるよ。
作品を読んでて気づかないのかな……
よっぽど原文史料を読んでる人間じゃないと和訳の無い史料から引いてるなんて
分かるもんじゃないと思うんだが
さぞ
>>320は漢文がおできになるんだろうな
原文を勉強しながら読むのと、学者がきっちり訳したのを参照しながら原文も読むのでは
色々と違うんじゃない
要は、原文だけから頭に入ってきたことと日本文も読んだことがあるのとでは
頭の中でのこなし具合に差が出てくるということか。
317=320は、ちと宮城谷を盲信しすぎ。
宮城谷の出してる史料って、大部分が日本語の(抄)訳本・解説本が出てるもの
ばかりだぞ。だいたいが明治書院の新釈古典漢文体系やら東洋文庫に採録されてる
わけだが。 そこに収録されてなくても、「宋名臣言行録」とかも訳本があるわな。
もしも自分で訳せるなら、「王安石は孟嘗君をバカにしたダメ宰相」なんてことを
あとがきに書けないだろう。王安石って、宮城谷の好きな商鞅を別の詩で誉めてて、
ちゃんとそれが現在に伝わってるわけだから。
「玉人」には唐時代の話が二編収録されてるじゃないか、と言う人もいるかも
しれないが、あれにしても「唐宋伝奇集」(岩波文庫からも邦訳が出てる)に
元ネタがあるし。というか七割方がそのまま。
五胡十六国に関して言及してることも、ごく短いエピソードの抜き書きに
とどまってるしな。陳舜臣に比べれば断片的なのは否めないだろ。それでも訳せる
のは、「晋書」の和刻本が後代のそれに比べて訓点も読みも詳細なのが大きいんだ
ろう。
ちなみに「資治通鑑」にも和刻本があるわけで、引用したときの書き下し文は
それに沿ったものになっている…。
別に、そのこと自体が悪いとは思わないぞ。
明治書院や集英社や平凡社の和訳本をすべて読んで血肉にするだけでも、
凡人には不可能なことだし。
宮城谷には限界があるにしても、その限界の位置は非凡の領域に達していると
俺は思ってるがね。
325 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/27 07:05:39
実際、
>>323の言うとおりだろうが、あそこまで読みこんでりゃ、
普通に訳とか出来ると思うけど。
”信者”とか、”w”とか、なんなんだかな……
てゆうか、有名どころの史書で邦訳がまったくない物を探して来いって方がむちゃくちゃかと。
>史書で邦訳がまったくない物を探して来いって方
だれがそんなことを言ったんだ?
そうだね。問題は
>>316の「軽妙さとか、つややかさを失うような気が」では?
保守
今、晏子3度目。
ハードカバー持ってるけど、実家に置いてきたんで文庫本買った。
なんか妻を寝取られる催チョがもの悲しい。
ついでに晏弱についてきた副将が、結局は晏弱のツマに終わってるとこもいとかなし。
まあ、面白いけどね。
前半部分は戦争謀略渦巻く「陽」で、後半は政争の世界っつー「陰」の対比がいい。
次は孟嘗君か子産に行こうか迷ってる。
関係ないけど、この人の光武帝か玄宗ものを読んでみたいなあ。
子産はあんましおもろくなかったな。
俺も昨夜、「晏子」の再読が終わったとこ。
ほとんどの読者が前半がいいと言ってるたもいうけど、俺は後半こそ
面白いと切に感じた。
ついでだけど、俺の中では「子産」は好評価。
再読回数も「晏子」に次いで多かったりするんだけど、人気ないのかな。
宮城谷作品で一番 (+д+)マズーな作品は何ですか?
海辺の小さな町
春の潮
海辺の小さな町は、かなり良いと思うんだが…
漏れはかって損したと思ったのは
つ 「クラシック千夜一曲」
…エッセイだけどな
歴史物だと香乱記かな…これ、再読してないし。
確かに香乱記はけっこうキツイね
俺がキツかったのは『太公望』と『孟嘗君』と『奇貨居くべし』かな。
御都合的な展開と歴史小説とはいい難い荒唐無稽っぽさが多すぎて。
孟夏の太陽を先に読むと沙中の回廊(+д+)マズー
逆に沙中の回廊を先に読むと孟夏の太陽マ(ry
>>338 >クラシック千夜一曲
正直好み結構偏っておいでのようだからねぇ。
貶されてる演奏のファンはむかつきそうな内容だった
343 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/22(火) 01:41:28
ほしゅ
孟夏の太陽はサイコー。バランスの良い短編だとオモ
これから沙中の回廊読もうと思ってたんだけど
何が(+д+)マズーなの??
>344
沙中では趙盾が性悪専制政治家みたいに描かれてるから
孟夏で趙盾に感情移入した人には禿しく(+д+)マズー
別に趙盾に思い入れが無ければ大して(+д+)マズーではない
>>345 ああ、そうなのか、安心したよ。
レスありがとう
まあ、そういう、ある作品での主人公が、別の作品では悪役になり、
しかも、ちゃんと悪役に見えるところが宮城他に作品の醍醐味の一つ。
『青雲はるかに』と『奇貨居くべし』の魏冉・白起もそうだな。
重耳なんて、他の国からしてみりゃ貪欲な狼なわけだしな。
350 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/24(木) 20:06:36
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、丞相の幕舎行ったんです。幕舎。
そしたらなんかロウソクがめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、延命之儀式、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、延命如きで普段祈ってない神様にお祈りしてんじゃねーよ、ボケが。
延命だよ、延命。
なんか姜維とかもいるし。師弟で延命の儀式か。おめでてーな。
よーし孔明あと10年生きちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、官職やるからその席空けろと。
戦争ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
五丈原の向かいに陣取った敵といつ小競り合いが始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。ホモ師弟供は、すっこんでろ。
で、やっと入れたかと思ったら、姜維の奴が、貴様、よくも邪魔をしたな、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、きょうび孔明なんてもう長くねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、邪魔をしたな、だ。
お前は本当に孔明に長生きして貰いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、邪魔したなって言いたいだけちゃうんかと。
戦争通の俺から言わせてもらえば今、戦争通の間での最新流行はやっぱり、
戦場に置いてきぼり、これだね。
置いてきぼりされて反乱。これが通の戦い方。
反乱ってのは自分が主君に取って代わる。そん代わり味方の兵が少なめ。これ。
で、それに頭に角の生えた夢(凶夢)。これ最強。
しかしこれを行うと次から今まで味方だった奴らにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、平民にでも落とされなさいってこった。
>>355 重耳というよりは霊公以降の晋が、ってところだろうな。
文公、襄公の時代の晋は諸侯に向ける顔はまだまだ穏和な方だよ。
352 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/29(火) 23:24:35
ほしゅ
353 :
無名武将@お腹せっぷく:黄天当立184年,2005/04/03(日) 17:28:29
保
文庫はいつでるの?
早く読みたいけど、本棚を圧迫されるのが辛ぽ…
355 :
無名武将@お腹せっぷく:黄天当立184年,2005/04/03(日) 22:59:14
何の文庫?
三国志
357 :
無名武将@お腹せっぷく:黄天当立184年,2005/04/04(月) 04:03:37
完成してからだろうね、にしても何年かかるか
358 :
無名武将@お腹せっぷく:黄天当立184年,2005/04/04(月) 12:40:00
蜜柑で終わるに1爽やか
359 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/09(土) 02:32:06
プリンセス宮城谷
360 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/09(土) 14:46:07
楊奉がかっこええ
>>358 荊州から五丈原あたりを5ページぐらいでまとめてでも無理やり完結させるに2青空を吹き抜ける風。
完結するまで我慢と積んでた『三国志』をこらえきれずに、とうとう読み始めた。
一部で淡々としてるとかいう意見もあったが、かなり面白い。
初めて三国志を題材とした小説で面白いと感じたよ。
363 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/18(月) 21:07:03
( ´_ゝ`) アッソー
364 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/22(金) 01:31:48
ほしゅ
365 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/28(木) 13:33:25
今、話どこらへんまで行ってるの?
腐儒
367 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/05(木) 23:56:55
保
>365
亀だけど
爽やかに、徐州で虐殺。呂布を追い出し、献帝を迎える所。
やっぱり徐州虐殺も爽やかだったか!
曹操は徐州で虐殺などしてません。
古今東西あらゆる司令官が、軍を右から左へ動かすのと同様、
軍を徐州へ進めたことのみが史実です。
蜀滅亡までってのが残念だ。
晋成立までだったら集めるのに・・・
面白いよこれ。
曹騰と順帝の話が泣けた・・
373 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/17(火) 18:48:59
ほしゅ
374 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/20(金) 16:35:54
くりかえすことになるが、話がそれた。
そんな感じ。
宮城谷さんの文体が好き
アンシなんて最後のほう心が温かくなったよ
俺とは逆だな。
最後の方になるとつまらん。
とくに孟嘗君。盛り上げるだけ盛り上げてあの終わりかよと思った。
377 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/27(金) 18:52:16
これ速く先読みたいんだけど
文藝春秋ってだいっっっっきらいなんだよね
単行待ち
なんか三国よりも第一巻の後漢の話が面白かた
曹騰と順帝とか
>>377 後漢の腐敗っぷりがよく描かれてて序盤から面白いよね。
1,2巻は再読してもまた楽しめそう。
>>376 夏姫春秋とか、孟夏の太陽とか古い作品と思われるものは、まともな終わらせ方してる。
近年に近づくほど、唐突な終わり方になってる。
講談社の文庫本発行順で言えば、重耳あたりからおかしくなったような・・・
あんな作風に変化したのかな・・・
唐突というが、グダグダになる前に、
或いは後味の良くない末路をくどく書くより、さっと終わらせる書き方が俺は好きだな。
>>379 重耳だめか?俺的には重耳の一生という意味ではあの終わり方は俺としてはありだった。
ただ近年に近づくにつれてというのは禿同
奇貸とか青雲とか、特に管仲なんかはすごく残念だった。
桓公の覇権について詳細に書いてる本は少ないから、もう少し頑張ってほしかった。
382 :
379:2005/05/27(金) 21:56:18
重耳の最後あたりの文、
-重耳が死去した翌日、賓礼のため・・・
の部分以降が、なんか変。
ここの部分は、宮城谷氏のあとがきコーナーに持ってきてもよかったような・・。
もし書くなら、もう少し書き足してほしかった。
個人的には、なんか中途半端な気がするんだけど。
そこの部分か。確かに重耳の生涯について1万里のたびはまねできないと締めくくってる割には多少の肩透かしはあるね。
ただあの賓礼の話は春秋左自伝にのってる話だからどうしても本編に入れたかったんじゃないかな?
宮城谷作品の中で重耳が一番好きだから、ひいきが入ってるかもしれないw
384 :
379:2005/05/27(金) 22:38:48
>>383 ただ、沙中の回廊で補完されてる逸話なだけに余計に違和感を覚えてしまうなぁ。
385 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/05/29(日) 00:49:10
俺は楽毅が一番好き、最後楽毅を恵王がクビにしたのが横山三国志で劉禅が降伏したときなみに腹が立ったぜ、
宮城谷三国志だと劉禅&黄皓はどんな風に描かれるのかな
順帝&曹騰と霊帝&十常侍と対比させるつもりだとは思うんだけど
出だしは曹騰グランパから書いてるのに
エンディングは赤壁までとかだったら泣く。
三国志って曹操が死ぬあたりで一気に書く気失せるんだよなぁ
バタバタ死んで一気に地味になるし
書く気が失せるとは、作家さんですか?
ところで、周瑜はどげん書かれちょりますか?
391 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/07(火) 12:42:44
ほしゅ
392 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/16(木) 03:43:32
ほしゅ
こいつの作品の主人公は名前伏せたら誰が誰だか分からんぐらい個性がない
394 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/16(木) 12:55:47
そうだな。
この作品は人物を描く小説として完全に失敗したが、
歴史を描く小説としてなかなか上手く出来ている。
歴史にいた三国の英雄でなく、三国の英雄がいた歴史を見ている感じ。
小説としては正直あんまり好きじゃない
でも色んな資料挙げてくれて勉強になるので重宝はしてる
おまいら、いっぱしの評論家きどりなのか偉そうでつね
強要されない限りはどんな感想垂れ流されようが別に構わんさ
管仲って無料配布誌みたいのでやってたよね…
清廉潔白な曹操が物珍しいのでオレ的には結構好き
とにかく早く文庫本でだして欲しい。
人が見事に生きるのはむむむなものだな。
403 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/06/27(月) 11:49:49
なにがむむむだ
保
喪
408 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/14(木) 07:20:22
文芸春秋の連載では何処まで進んでるの?
>>408 現在、連載第五十話。
皇帝を奉戴した曹操が、董昭の献言を容れて楊奉を駆逐し、許へ都を遷移。
曹操は太尉の官を拒んだ袁紹を大将軍として、自身は司空・仮節鉞・行車騎将軍・
録尚書事、費亭侯に。
荀ケの推挙により、鍾ヨウや荀攸、郭嘉らが曹操の陣営に加入。
章末では呂布に逐われた劉備が許へ来る、というところで終わり。
立ち読みなんで、間違いがあったらごめん。
>>409 サンクス
まだそこなのか…
文庫化待ちなのだか、当分先だね
>410
どうも一年分を一巻にして、三年ごとにまとめて出す形式みたいだよ。
だから、ハードカバーの4〜5巻はあと二年は待たないといけないっぽい。
その前に1〜3巻を文庫に落として欲しい気もする。
…うーん、こういうことを書くと怒られそうだけど、曹操以外の群雄が
だんだん差別的に描かれてきているような…。
「孫策に妄(うそ)を見る」みたいな描写があると、どうしてもそこで
詰まってしまう。
群雄争覇の醍醐味は「バトルロイヤル的な椅子取りゲームの過程を描く」
点にある、と考える人間なもんで。あくまで俺個人のこだわりに過ぎ
ないんだけど、時代の雰囲気を伝えようとする姿勢が好きなだけに残念と
いうか…。
曹操を上げて他のを下げるのは近年の三国志小説でよくある手法ですね。
曹操を上げるのは別にいいんだけど他の下げるのはやめてほしいな・・・
みんな持ち上げまくって稀代の英傑たちが凌ぎを削りあう話にした方が派手で面白いと思うんだが
別に他の群雄を露骨に貶める様に描かれてもいないと思うけど。
この『三国志』を描くにあたっての著者のスタイルというものがあるから、
>>413は少しズレてるというか、別のそういった作品を読んだ方が楽しめる
とは思う。娯楽性をもとめる人にはむかない小説だよ。
前作の香乱記でもそうだったじゃん。
田横を上げるのは別にいいんだけど他の下げるのはやめてほしいな・・・
ってな感じだった。
曹操を美化し杉ってのはあるんだよな、確かに。
ほとんど欠点のない人物になってるから他の人物の欠点を挙げられると「なんで曹操ばっかり」って気分にはなる。
宮城谷作品は、毎回主人公を爽やかに書いて
敵対人物を貶めてるのが定番だが、爽やかな曹操を書かれてもなあ・・・。
曹操が爽やかなのは詩だけ。
詩だけ見るとペヨンジュンもビックリな爽やかロマンスグレー
爽やかな曹操(・∀・)イイ!!と思ってんの俺だけ?
つうか、宮城谷の三国志ってそんなに曹操だけ贔屓してるかな?
むしろ正史に沿った展開で、劉備も孫堅も孫策もどいつもこいつも
胆力があって、清風を感じさせるとかいう立派な人物になってない?
むしろ「主要人物総もち上げ」ってするけどな。
いまんとこの主役っぽい曹操も虐殺で徐州人士から非難されてる記述
あるし。現状ではそんなに贔屓の引き倒しって感じはしない。
>>421 俺もそう思う。
いささか袁紹に関しては曹操対抗馬の最有力として対象的な描かれ方を
してるけど、それまでの俺の袁紹観と重なってて、不満にも思わなかったな。
ときどき袁紹をえらく評価してるレスを他のいくつかのスレでみかけるし、
俺はその時のスレの流れに遠慮してレスを控えてたけど、俺の袁紹観と
宮城谷三国志の袁紹評がかなり重なってて気分よく読めた。
宮城谷の小説を(・∀・)イイ!!
と思うのって2冊目、3冊目に手を出すまでなんだよね。
まあ、俺はみんなと違って春秋戦国とか宮城谷小説自体には興味なくて
三国志ぐらいしか読んでないから、拒否感とかマンネリ感がないだけ
なのかも。
とりあえず、三国志がそれなりに完結してくれれば満足なんで。
425 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/07/27(水) 14:01:38
ほしゅ
郭嘉出てきたな
私が宮城谷氏の作品を知ったのは何年か前、新聞に連載されていた
「沙中の回廊」がきっかけだった。
当時は朝起きて一番にやっていた事が、連載の部分を切り抜いて持って行くこと。
(親のヒンシュクを買いまくっていた)
三国志は昔(中学生のころ?)別の作家のを読んだっきりだったからな・・・。
内容をほとんど忘れてしまった。このスレ見てたらなんか懐かしくなってきた。
今度実家に帰ったら読み直してみよう。
428 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/06(土) 04:58:50
ほしゅ
429 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/16(火) 00:39:18
青雲はるかに
430 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/08/28(日) 03:33:13
バッキ
唐突…
「奇貨置くべし」読み終わった。
すッごく楽しかったし、清列な気宇っていうのに浸れるけど
やっぱし呂不偉は全然こんな人じゃないと思う。
>>432 だな、この人の作品って
主人公が完全無欠すぎて、たまに白ける。
あと、こういう時代だったのかもしらんけど、女が従順すぎる。
女性読者少ないんだろうな〜と
まぁこうは行っても新刊でる度、読んでるんだけどね
434 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/06(火) 12:33:45
少ないかも知れないけど、女性読者いますよー。
女子高生の時からファンの三十路さんです。
当初は宮城谷ファンであることはおやじくさいと【今もそうかもしれないが】思っていたので、好きだけど隠してた。
確かに、433さん指摘のとおり、女性が従順すぎるのは女性の視点からいっても感じる。
絶対ありえねーって思うもん。
しかし、『天空の船』のばっきだけは個性感じますがどうでしょう?
作品があとになるほど、主人公とその脇のおにいちゃんたちがかっこいいだけなので不満かな?
作者は白楽天の「長恨歌」のにおいがする『源氏物語』嫌いだとかエッセイに書いてましたよね。
それが少し残念。女性読者としては、かっこいいお兄ちゃんをみるためという見方も楽しいかもしれないけど、それを際だたせる個性のある女性も書いて欲しいな。
435 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/07(水) 22:30:06
宮城谷さんの作品でおもしろいやつはどれですか?
ちなみに王家の風日と楽毅は読みました
どれも面白いですよ。
とうかどれも変わらあmflfjだljkふぁ
437 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/08(木) 21:54:23
糞スレ対策age
438 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/18(日) 06:03:14
天空の船
439 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/09/18(日) 06:09:25
朝日新聞で連載されてたの読んだことあるよ
440 :
無名武将@お腹せっぷく :2005/09/18(日) 16:19:56
>439
沙中の回廊ですな。
あれは個人的に宮城谷作品のベスト3だったりします。
一位は「天空の船」、二位は「重耳」で三番目がこれ。
士会のキャラ立てが巧いと思ったのですよ。
鼻につかない、気分のいい爽やかさだったなあ…。
441 :
名無しさん:2005/09/18(日) 16:59:58
陳瞬臣さんが宮城谷さんを酷評したのは、同じ中国に題材を取りながら、その書き方が
陳さんや司馬遼太郎さんとは違ったからなのでしょうか
福田和也になら酷評されてたけど
陳舜臣が酷評したという話は知らないな
>>442 >福田和也になら酷評されてたけど
詳しくは、どの様に?
退屈・・・まあ、わかるけどね。長編小説で例えば3分冊なら、
上中下それぞれにある程度の起承転結があるべきだと思うし、
それをコントロールするのも作家の能力だと思うし。
でも「退屈で耐え難い」ってのは主観的な感想で、評論じゃないよね。
耐え難いかどうかは人それぞれ。
ていうか、宮城谷ファンはそんなの知ってて読んでるつうの。
>>444 どうも。
他の書評も読んだけど、なんだか……
いやまあ、福田は批判と暴言取り違えてるから
「長い」ってのは当たってると思うけどなぁ
香乱記なんて1巻にまとめてれば名作の予感
449 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/01(土) 03:48:36
新しいのそろそろやってほしい
>>448 でも誰にでも指摘できる。
たぶん、福田は読まずに批評してる。
香乱記の「長い」は、確かに的を射てると思うなあ。
田横がいかに偉大であるかの説明にページ数を割きすぎというか。
せめて上下二分冊なら良かったんだけど。
俺の場合、「沙中の回廊」は二分冊でも長く感じなかった不思議。
まあ、多少長くても物語のバックグラウンドがよく理解できるから
いいんじゃないかと思う。
>>451上にもあるが「沙中の・・・」は元は新聞の連載だから
連載用の冗長にならない文章構成になっているのかもしれない。
素人の想像だけど。
455 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/14(金) 05:45:49
楊奉死んじゃった・・・(;_;)
456 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/14(金) 13:42:48
Yo!Ho!
457 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/14(金) 20:35:34
介子推は神
458 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/17(月) 16:06:53
この人の話読んだ事無いけど面白いんでしょうか?
曹操と孫策が好きですが、どんな書かれ方してるか気になる。
でも、この作者の三国志本の話題ってあまり聞いた事ない。人気ないのかな。
>>458 面白い
だが、パターンが同じなので何作も読んでると飽きてくる。
冗長とはこの人の三国志のためにある言葉だと思う。
細かければ、詳しければいいってもんじゃなかろうに
でも読みやすいよ
462 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/17(月) 16:21:32
>>459-462 北方は読みました。面白かったです。
でも、他の三国志も面白ければ読みたいなあと思って聞きました。
(秘本、吉川他、あらかた読んでしまったので)
本屋行ってきます。
ありがとう。
>>462 それは
>>460へするべきレスじゃない?
それはそうと
>>458 この作者の「三国志」は史料に拠った完全な史実準拠の話。
主に「後漢書」「三国志」「晋書」「資治通鑑」「華陽国志」あたりをベースに
書かれてるし、始まる時代は曹操の生まれる半世紀前から。
現在は呂布が徐州から一度は駆逐した劉備を迎え入れた頃。
孫策は、今月の話では江東をおおかた平定して袁術と手切れしたあたり。
ドラマ性は低いから、その辺を期待してるんならお勧めしない。
この人の本読めば座右の銘とか聞かれてもすぐ答えられるよ
それはいえてる
>>458 清廉爽やかな曹操が拝めます。
この人の三国志、確かにドラマ性には乏しいけど、
かなり売れてるんじゃなかったっけ?
ドラマ性って?
469 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/17(月) 20:01:25
>>468 出会いや別れお涙頂戴の感動シーンや怒髪天を突くような怒りのシーン
たしかに淡々と進むねこの人の作品は
小説っつーよりも史料の羅列って感じ
3巻までしか読んでないし他の作品読んだことないから良く知らんけど
>>469 宮城谷も他の作品じゃ、その手の話が多いんだが
三国志に限ってはえらく毛色がちがうね。
資料が豊富なせいかなあ。
夏姫春秋とか結構ドロドロ
475 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/17(月) 22:45:29
三国志では資料の豊富さに負けてるね
作家性が出てないゆうか
まあ作家性出して香乱記とどっちがマシかという話だな
香乱記は酷かった。
ミヤギタニーの座右の銘
贔屓の引き倒し
曹操は爽やか人格者
敗死した奴はダメ野郎
みたいなのはどうかと思うなぁ
>敗死した奴はダメ野郎
>曹操は爽やか人格者
そんな書き方はしてないと思う。
敗死したからダメというのではなく、敗死した人物は敗死するだけの問題点や
要因があった、という書き方になってる方が多い。
曹操に関しても、他の作品に較べれば大袈裟に爽やかさを強調してるわけでも
ないと思うんだが。
さして史実の像を脱し過ぎた主役補正がかかってるわけでもないし、負ける時も
特別かばい立てする様な擁護やぼやかしもしていない。
時に迷うし、時に臆病な弱音も吐く、そういった描かれ方をしてる。
>>敗死した奴はダメ野郎
疑う余地があるか?
宮城谷の袁紹評価に期待してた連中はがっかりしたみたいだったな
俺のことだな
>>479 香乱記の田横もダメ野郎でなくてはならないんだがな、それなら
485 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/10/17(月) 23:29:39
似たようなもんだろが
んだす。
全然違う
>>473 夏姫が嫌いで嫌いで
最後のシーンに至ってはお笑いかと思(ry
息子カワイソス
韓遂とか馬超が好きなんで、この人にどう書かれるか心配だ。
書評聞いた感じだと、
董卓/意外とピュア、でも人心が読み取れない
韓遂/賢い、董卓が駄目ぽになったのも見抜く
馬騰/日和った考え
って印象なんだけど、あってる?
香乱記における最後の勝者は○○(ネタバレになるので伏せ字)な気も…。
最終話、奴が美味しいところを全部もってったのではなかろうか。
宮城谷版三国志が資料に負けてるっていうのは同意。
でも、書き進むにつれてこなれてゆくだろう、と期待する自分もいる。
「風は山河より」の連載もあるし、健康に気をつけて書いて欲しいなあ…。
曹操は努力家のように書かれていると感じましたね、私は。
保守
努力家というか、氏の小説の主人公はみんな
努力家のような気ガス。
495 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/04(金) 11:42:58
中国人とは思えないな
497 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/04(金) 21:44:25
497
498 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/05(土) 10:19:17
「布衣の人」いいな
象がかなり好き
女の書き方が苦手だ
特に夏姫春秋
500 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/05(土) 16:12:51
司馬遷の一番弟子の宮城谷昌光が500get
『宮城谷昌光全集』に書き下ろしで収録された『春秋名臣列伝』および
『オール讀物』に連載された『戦国名臣列伝』、それぞれ11月12日に
文藝春秋社より各\1,700で刊行。
戦国名臣列伝読んだ。
今まで宮城谷の小説に(たぶん)登場しなかった屈原・王翦・呉起とか結構よかった
やっぱりこの人の短編は面白い。どの話も最後の一文がうまいというか味わい深い。
503 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/23(水) 13:37:26
ほしゅ
504 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/11/23(水) 18:47:19
さっき立ち読みしてきたオール讀物に宮城谷氏と津本氏と半藤氏の対談が載ってたよ
日本の軍師のベスト10を決めるとかいうテーマで
軍師w
506 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/12/03(土) 01:50:24
諸葛亮の馬謖の使い方を非難していたね
俺は早雲の出自に備中説を採っていた事の方が興味深かった。
呂布も縊死しますたね
来年には官渡にこぎつけそうな感じ。
510 :
無名武将@お腹せっぷく:
関靖の酷評が笑えたw