メタル戦国史

　今まさに全国制覇ツアーの道についたのは、音に聞こえしＬＡメタルシーンの覇者、今川義元であった。
「殿、今宵のライブもお見事でありましたな」
「ふははは然り！　わが今川のリズム隊が誇るグルーブにノラぬ客などあろうものか！」
「然り、然り。されどもご油断めされるときではありませぬ。近頃、織田のこ倅めがスラッシュとか申す軟派なる音をもて、猩蕨を極めておるとか」
「馬鹿者め、それがＬＡメタルの旗手、今川のバンドマンが為す心構えか！　我らはメタルである前にロックであるぞ！　杞憂に心病ますなどロッカーの所業では・・・」
　そのとき、突如として凄烈なる金属音が鳴り響いた！
「な、何事か、静まれい！」
　慌てる義元と観客の前に姿を現したのは、フライングＶを長槍のごとく構えし男の群れであった！
「ヌハハハハ、時代遅れのクソども、我がリフを聞けぃ！」
「き、貴様ら織田家のものか！」
　ざわめく聴衆の耳を、爆発的サウンドが打ち叩く。
　しかしそれは、動の中に静、静の中に動を秘め、理路整然たる規則性を持った圧倒的リズムでもあったのである。
　そのまったく新しいロックに打たれ、ある者は、
「な、なんだこれは・・・こんな音聞いたことねえぜ、まるで音の洪水に包まれるかのようだ！」
　と述べ、またある者は、
「あ、ああ！　感動より先に体が踊りだす！？　こんな馬鹿なことがあるというのカ！」
　と驚愕したのである！　それはまさに、メタル新時代を告げるサウンドであった！
「腰を抜かしおったか東海道の者めら！　これこそがスラッシュメタル、ＮＷＯＢＨＭより新しいＮＷＯＢＨＭなるぞ！　そして我こそは織田信長、メタルシーンを作り直す魔王である！　ッマスター！　ッマスター！」

2げっと

３といえば三沢さん

あんま面白くないねぇ。
面白くしようって考えすぎだってば。
義元、ねぇ



＝＝＝＝＝＝＝＝　以下反省会開催　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「義弘、どこに参るのじゃ！」
「知れたこと、豊臣殿のヘルプに決まっておるわ！」
「いい加減にいたせ義弘、今貴様がさように動けば、我が島津はいかがあいなると思うておる」
「臆したか兄者！　徳川め、何が叙情派メタルか、秀忠とか申す小僧に到ってはネオクラシカルなどというオカマサウンドを作っておると申すではないか！
デモテープを聴いたが、えい、あんなもの女子供の聞くＪＰＯＰと変わりないわ！　この日の本があれごときオカマサウンドに支配されれば、我らが伝統あるブリティッシュロックはいかがあいなるか！」
「ワシも聴いたわ！　怖気が走るサウンド、ひとつもヘッドバンキングなどできようはずもないが、致し方ないではないか！　飯を食わねば人は生きられぬぞ、サウンドのことばかり考えていられるか！」
「もうよい、俺は行くぞ！　近頃耳のふやけた聴衆に、真の男のサウンドとはいかなるものか、聞き知らしめてくれるわ！」
「よ、義弘ー！」

チャッピーと愉快な下僕どもが元ネタかな？

>>6
知ってる奴が居たか

貴様ら今宵は最高にイカした音を聴かしてくれぃ！

チャッピーと愉快な下僕どもが元ネタかな？といえば三沢さん

秀忠がインギーなのかﾜﾛﾀ