遅ればせながらあけおめ保守。
時間に余裕ができたらまた惇姐書きたいなあ〜。
534 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/16 07:22:23
新年初アゲ
保守ついでに遅レスだけど
>>513 思春期迎えた惇姐に四天王とか曹操がソワソワしてたら萌え。
なんていうか、これまで外見に大差なかったのに女らしさ出てきちゃって
変に意識しちゃとか
まだ残ってたんだ…
ていうか、藻前ら新しい萌えを探すのに貪欲ですね。
漏れもみならわなきゃ
それとなく保守
各地に散った曹操軍四天王は、各々の戦を勝利で終え、都に帰還した。最初に夏侯淵、次いで夏侯惇、曹洪、最後に曹仁。
彼らが曹操に勝利を報告すると、それを祝って宴が開かれることとなった。
華麗な舞を肴に酒を飲んでいると、すでにかなり酔った様子の曹仁が真っ赤な顔で笑いながら曹洪を指さした。
「おい、聞いたぞ」
「なにをだ。どうせまたくだらんことだろう」
「戦の帰りに妾を一人囲ったらしいな。けちな曹洪にしては珍しい」
「ふん。そういう貴様こそまた夫人を怒らせたそうではないか」
「なっ! どうしてそれを」
「軍中の誰もが知っておるわ」
「くそぉぉお。どうせまたやつの仕業だろう」
曹仁が緩慢な動作で曹操をにらみつけた。
にらまれた本人は夏侯惇と話しをして盛り上がっている。
夏侯惇が顔を真っ赤にして怒鳴っているところをみると、また曹操が夏侯惇をからかっているのだろう。
「しかしよく惇姐も懲りんものだ」
今まで黙っていた夏侯淵がちらりと、騒いでいる二人を見た。
「たしかに。いいかげん孟徳に口で勝てんことぐらいわかりそうなのにな」
呆れた様子で曹洪も同意する。
「俺はそれよりも孟徳が飽きんほうが不思議だ」
「不思議がるよりも孟徳から口の上手さを学んで婦人の機嫌をなおすことを考えたほうがよいのではないか」
にやにやと笑いながら曹洪が曹仁を揶揄した。
しかし、以外にも曹仁はそれに反応しない。それどころか自慢気に鼻を鳴らしている。
「ふふん。そんなものは必要ない」
「やけに自信たっぷりだな」
「ふっふっふ、これを見ろ」
曹仁が懐からなにやら包みを取り出した。
曹洪が覗き込む。
でてきたのは鏡だった。ふちに美しい花の意匠があしらってあり、間違いなく値が張るだろうというようなものだった。
「これを贈れば機嫌など……っ!ぐむっ」
得意顔で鏡を掲げようとした曹仁を曹洪が押さえつけた。
「な、なにをする」
逆らおうとする曹仁を、さらに夏侯淵も押さえつける。そして、すばやく上座に視線をやった。
夏侯惇はこちらに気づいた様子もなく、いまだ杯を片手に曹操に怒鳴っている。
「どうやら惇姐には気づかれずにすんだようだ」
夏侯淵の言葉に、曹仁が青ざめる。酔いはあっという間にどこかへ飛んでいってしまった。
己の過ちにようやく気づいたのだ。
夏侯惇はかつて戦において片目を失っている。その傷は夏侯惇の美貌に精悍さを加え、引き立てこそすれ、損なうものではない。
しかし、本人はもともと少なかった女としての自信を失ってしまったのか、機嫌の悪いときに鏡をのぞくと叩き割ってしまうほどに己の傷を厭うていた。
また、割らなかったとしても、まる一日は不機嫌になってしまう。
つまり、夏侯惇にとって鏡は怒りの引き金なのである。
それを曹仁はうかつにも取り出してしまったのだ。
「お前だけならかまわんが、こちらまでとばっちりを食うからな。もっと気をつけんか」
「いや確かに、俺がうかつだった」
三人がほっと胸をなでおろしていると、件の人物がやってきた。
「おい、こんなところで三人固まってなにをこそこそやっているのだ」
「……! な、なにもやっておらんぞ」
あからさまにうろたえた曹仁に曹洪が小さく舌打ちした。
馬鹿が! あれでは疑ってくれと言っているようなものではないか。
曹洪はゆっくりと後ずさり、一人逃げようとする。
そこへ夏侯淵が助け舟をだした。
「それよりも惇姐。さっきから孟徳となにを話していたのだ。こちらまで声が届いていたぞ」
「なに、淵にまで聞こえていたのか。そうだ、お前たちからも何とか言ってくれ。また孟徳が無茶を言い出した」
うまく気をそらされ、曹仁の懐のふくらみに気づかぬまま、夏侯惇はいま来たばかりの方向を振り返った。
曹操が笑っている。
「いったいなにを言われたのだ」
夏侯惇が怒り狂う様子を見せないので、安心した曹仁が戻ってきた。
「……ぐっ! それは色々とだ」
なぜか夏侯惇が言葉に詰まる。
「どうした惇姐。そこがわからなければ孟徳に言いようがないではないか」
夏侯淵が問い詰めるも、なかなか答えようとしない。
「惇姐が答えんのなら孟徳に聞くしかないが」
「わ、わかった! 言う、言うから私の味方をするのだぞ」
なぜか夏侯惇が頬をうっすらと桃色に染めた。
とは言ったものの、まだ決心がつきかねるのか、目の前にあった曹仁の杯を手にすると勢いよく呷る。
「ふーっ。いいか一度しか言わないからよく聞け。孟徳はな……私を、自分の寝室に、自由に出入りして良いことにしようとぬかしたのだ!」
隻眼の美女はだん、と音をたてて、手にした杯を卓に叩きつけた。
しかし、いきりたつ夏侯淵とは対照的に、三人はぽかんとした顔を見合わせる。
「それだけか?」
よせばいいのに曹仁が思ったことをそのまま口にした。
「それだけとはなんだっ! 主の寝室に部下の出入りを許したんだぞっ!」
「だが……惇姐は我らとは違うだろう」
怒鳴られても懲りずに曹仁が言葉を重ねる。
「違うとはなんだ!」
「孟徳と惇姐の関係はみなが知っているだろう。今さら隠すこともあるまい」
冷静に夏侯淵が言った。
横の曹洪もうんうんとうなずく。
「かっ、関係などと……」
顔を真っ赤にした夏侯惇は恥ずかしさのあまり言葉もでない。
このあたりがおもしろくて孟徳はこの愛おしい親戚をからかうのだろうな。夏侯淵は主の気持ちがわかったような気がした。
「淵の言うとおりだぞ。男の寝床に情婦が出入りするのは当たり前だ」
曹洪の言葉に限界を超えたのか、夏侯惇はわけもなくぶんぶんと腕を振り回す。
と、そのとき。夏侯惇の背後に影が忍び寄った。
曹操である。
曹操は自分に気づかずにいる夏侯惇をがばりと抱き上げた。
「う、うわっ! なんだっ! 孟徳かっ! おろさないか!」
じたばたとあばれる愛人を曹操は赤ん坊のようにあやす。
「さぁ惇。さっそくさきほどの特権を行使させてやろう」
「なにを言い出す! みなが見ているだろう! お前たちもなんとか言え!」
一人ではかなわぬと見たのか、夏侯惇が目の前の三人に助力を求める。
しかし、三人は楽しそうに夏侯惇を見つめる主を見ると、恋人同士が遊んでいるようにしか見えず、手をだす気にはなれない。
「なにが特権だ! 私で遊んでいるだけのくせに」
よくわかっているではないか。三人がそう思う間も、夏侯惇は足をじたばたとしてなんとか曹操の手の中から飛び出そうとする。
「まったく。お前というやつは」
「孟徳……んむっ!」
みなが見ているというのに、曹操はいきなり夏侯惇の唇をふさいだ。もちろん己の唇でだ。
くちづけが続くにつれ、夏侯惇がおとなしくなっていく。
やがて曹操の顔が離れても、くたりとしたまま動かない。
そして、暴れるかわりに甘い溜息をもらした。
「……はぁ……んっ」
「よし、それでは俺はこいつに与えた特権を使わせてやらねばならんのでな」
あっけにとられるいとこたちに言い捨てると、曹操は夏侯惇を抱えたまま部屋を去っていってしまった。
しばらくの間、部屋中の時が止まっていたが、曹仁がやけくその声で酒を要求すると、誰もがなにかを振り払うように大騒ぎし始めた。
一部の人間は、隻眼の美女の所有者がだれかを改めて思い知り、自棄酒を呷ったという。
いきなりSSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
惇姐カワイイよ惇姐!
久々に萌えさせて頂きましたありが惇
神が光臨すると噂の絵板が見れなくて泣いてるのは俺だけですか
SSキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! キタキタキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
GJです。遊ばれる惇姐ハァハァ。
よければ保存の意味も兼ねてSS保管庫に投下してくれまいか?
ttp://nyaa.co.uk/~roroizm/ton/ >544
絵板404だね( ・ω◆)保存し損ねてた絵もあったので残念。
547 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/07 23:54:12
記念age
上げんなよ
変なの来るから
感想どうもありがとうございます!
>>545さん
保管庫に投稿させてもらいました。
てっきり保管庫なくなってると思ってたので、アドレス教えてもらって助かりました。
絵板も新設されたことだし、絵師さん達にはぜひとも消えてしまった絵を再うpしてほしいな。
もちろん新作が拝めれば最高だけどw
ひさしぶりに小説読んだ
萌えた
>>550 古い絵を今見るとなんだか気恥ずかしくてうpできません…
そのうち新しいのが描ければひっそり投稿しとくですよ
待ってるよ!
保守してみるよ
俺はてっきりこのスレ落ちたのかと思ってた
まだ生きてて嬉しいのでageてみる
このスレウケル!!!
ワロス
なんだこのスレ
真面目に考察しようとしてる初めの方が笑える
確かに
ってかこのスレ、立ってから1年経過してんのかよw
一周年記念とか、なんかやらないの?
例えば何をやるの?
560 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/06(水) 14:30:52
惇姉祭り
スレを読んで思ったのは…。
惇姐になりたい!!
最近、ソウソウが好きすぎて、
惇兄が好きになってきた。
で、こんなところにたどりついてしまった。
惇兄の迷子ネタは本当?
だったら、女だったのも納得かもだ。
>惇姐になりたい!!
目玉食えないと_
と言うのは冗談だけど、「惇姐」もやっぱり喰ったのかな
男にしろ女にしろこの気迫は真似できん。スゲーわ
矢を引き抜いたら、目玉ついてて、
「うわっ!」と思ってぱにくって、
見なかったことにしたくて、
隠す場所がなかったから思わず…。
あの国では肉体の欠損=転生できない(※)みたいな考え方があったらしいから
捨てたって言うよりも食ったって言った方が良かったんじゃないかな。
「親からもらったものだから」と付け加えれば儒教的にも善行ぽいし。
事実であれ演義の創作ネタであれ、興味深い話だ。
※埋葬時に肉体が完全な状態でないと生まれ変わることができないとかナントカ。
その為、憎い相手の肉を食らう(=相手の肉体を不完全な状態にする)こともあったらしい。
正史を少し齧ってみた感想、「惇兄ってもしかして女?」
>>1と同じく俺も真性かもしれね
戦弱くても側に置く=女ってのは確かに単純すぎるだろうが、
何か引っかかるものがあった
曹操が無条件で信頼、安心できる人だったのかもしれんね
つーかリアル惇兄、あの世で憤死してるな
今さらだが1よ、正史では楊修はけいろくの件では
処刑されてないぞ
正史では楊修の読みは正解であり、その後
みんな大人しく撤退してる
楊修が殺害されたのは、後継者問題で曹植に肩入れしすぎたため
曹操がうっとうしくなって粛清した
惇には内助の功って言葉が似合うから、惇姐もいいなーと思った。
あの世のリアル惇兄ごめんよw
今ごろ、あの世のリアル惇兄は
「うぉおおお、わしのどこが女じゃーー!」って
鏡を見て、再びその鏡を地面に叩き付けてるよ
きっと惇兄なら笑って許してくれるさ
というわけで祭マダー?
自分も惇姐祭を熱望。
職人さんお待ちしてます(*´д`)
祭マダー?
保管庫が移転してから久々に行ってみたら
新作キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
祭りじゃなくても惇姐が拝めればそれでいいw
っていうか、惇姐って曹操と出来てるのが前提なのな
曹操、てめぇ!
春ともに復活の兆しか…うれしい事だ
>>575 その台詞もひさしぶりに聞いたなw
惇姐が本当に惇姐だとすると、曹操の勝ち組っぷりには殺気すら覚えるwwwww
578 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/23(土) 21:18:23
惇姐age
じゅんねえって呼んでるの俺だけ?
何この腐った匂いのするスレ…
まあな
保管庫がどこにあるかワカンネ
誰か教えてください
582 :
581:
すんません、あった。