メロスは激怒した

このエントリーをはてなブックマークに追加
1無名武将@お腹せっぷく
必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
2無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 16:59
┐(´д`)┌ヤレヤレ
>>1
なんかわらた
王様の刺客です。王様の信義に応えるためにも、命を懸けてメロスを足止めせねば。ねばねば。
食客は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の孫策を除かなければならぬと決意した
メロス「許さんぞ!董卓!!」
7無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 17:42
メロスは、男色な男であった。薔薇族を手に持ったままでのそのそ王城にはいって行った。
たちまち彼は、巡視の警吏に捕縛された。調べられて、メロスの懐中からコンドームが出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった
>>7
語り口が淡々としてるな。
9無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 18:21
必ず、かの邪智暴虐の魏を除かなければならぬと決意した。
劉禅には政治がわからぬ。劉禅は、蜀の皇帝である。
丞相に任せ、黄皓と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
10無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 18:45
10
11無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 18:47
けれども猥褻な本に対しては、人一倍に敏感であった。
12無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 18:47
>>9
そんなはずがないわい
13無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 20:01
献帝は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した
献帝には政治がわからぬ。献帝は、傀儡の皇帝である
詩を吟じ、女中と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった
14無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 20:52
孫皓は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の魏を除かなければならぬと決意した
孫皓には人の心がわからぬ。孫皓は、暴虐無道の皇帝である
殺戮を好み、女中を川に投げて暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった
15無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 20:54
まったく皆激怒しているスレだな
16無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 20:58
霊帝は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の黄巾賊を除かなければならぬと決意した
霊帝には時代の流れをがわからぬ。霊帝は、後漢の皇帝である
宦官を好み、宮女を裸にして暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった
17無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 21:53
良スレじゃん
糞スレだな
19無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 21:58
ま、結局メロスも女と心中するんですが。
            __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
          |   〉. # -‐   '''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'}
         ヽ_」     ト‐=‐ァ' !
          ゝ i、   ` `二´' 丿
              r|、` '' ー--‐f´
         _/ | \    /|\_
       / ̄/  | /`又´\|  |  ̄\
皇太子は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の2ちゃんねらを除かなければならぬと決意した。
皇太子には掲示板のネタがわからぬ。皇太子は、ネットに無縁である。
笑顔を振りまき、愛子と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
21無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 22:01
劉備は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の呉を除かなければならぬと決意した
劉備には戦の深淵がわからぬ。劉備は、元は草鞋売りの貧民である
書物もあまり読まず、進んで豪傑と交わり暮して來た。けれども義に対しては、人一倍に敏感であった
>けれども義に対しては、人一倍に敏感であった
魏では
>>22
夷陵の戦い前の劉備を想像したんです
24無名武将@お腹せっぷく:04/02/26 23:49
曹豹は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の張飛を除かなければならぬと決意した
曹豹は酒が飲めぬ。しかし曹豹は呂布の義理の父である。
劉備陣営で影も薄く、ほとんど知られもしない人物である。けれども光栄三国志のお陰で、人一倍有名になった
25無名武将@お腹せっぷく:04/02/27 01:00
その王の顔は蒼白で、みけんのしわは、刻みこまれたように深かった。
「陛下もお年ですから登ったまま昇天なさらないように」
とメロスは悪びれずに答えた。
「こやつめハハハ!」
王は憫笑した。
「ハハハ」
空に蒼い流星 夜の運河をすべるようだね
正史厨は激怒した。
必ず、かのミーハー腐女子の無双厨を除かなければならぬと決意した。
正史厨にはやおいがわからぬ。正史厨は、眼鏡の度が強いヲタ男である。
同人世界に踏み入らず、ゲームと小説で暮して來た。けれども異質のヲタに対しては、人一倍に敏感であった。
28無名武将@お腹せっぷく:04/02/27 01:10
エノキは激怒した
必ず、かの邪智暴虐のムコニーンを除かなければならぬと決意した
エノキには女がわからぬ。エノキは、真性童貞の糞オタである
秋葉原をうろつき、ギャルゲーを遊んで暮して來た。
けれども三戦に対しては、人一倍に敏感であった
楊松は激怒した
必ず、かのさすらい疫病神の馬超を除かなければならぬと決意した。
楊松には仇討ちがわからぬ。楊松は、ただの小役人である。
金品を好み、女と遊んで暮して來た。けれども猪武者に対しては、人一倍に敏感であった。
30無名武将@お腹せっぷく:04/02/27 01:37
続きを読みたい。
王の甘寧朱治を打ち破るために走るのだ。
>>31
お前にはガッカリだよ
メロスの挫折シーンの改変もよろしく
ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天(いだてん)、
ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者、メロスよ。
今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、
おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の不信の人間、まさしく王の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや芋虫(いもむし)ほどにも前進かなわぬ。
35無名武将@お腹せっぷく:04/02/27 09:26
糞だな。ここ。
>35
激怒ですか?
遠いビルの窓から遠くの町を探していたよ
だっけ?
哀しい瞳で僕を責めないで
39無名武将@お腹せっぷく:04/02/27 22:36
35は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の糞スレを除かなければならぬと決意した
35には空気がわからぬ。35は、ネタを出さずに文句いうだけの男である
過去ログもあまり読まず、荒らしと交ざって暮して來た。
けれども糞スレに対しては、人一倍に敏感であった
40無名武将@お腹せっぷく:04/02/27 22:41
ああ、あ、糞板を渡り歩き、スレをを三個もDAT落ちさせたDQN(ドキュン)、
ここまで突破して来た35よ。真の荒らし、35よ。
今、ここで、疲れ切って煽れなくるとは情無い。愛する三戦は、
おまえを信じたばかりに、やがて平穏にならなければならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の不信の人間、まさしく1の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや夏厨(なつちゅう)ほどにも煽りかなわぬ。
>>39-40
GJ!!
>>39
ワロタ
何も言わずに逝かせて欲しい
姉妹スレ
メロスと日本人
http://tmp2.2ch.net/test/read.cgi/asia/1077740676/
袁術は激怒した
必ず、かの献帝を推戴する曹操を除かなければならぬと決意した。
袁術には時勢がわからぬ。袁術は、れっきとした皇帝陛下である。
圧政を敷き、奢侈豪勢な暮しをして來た。けれども玉璽に対しては、人一倍に敏感であった。
孫堅は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の董卓を除かなければならぬと決意した。
孫堅には政治がわからぬ。孫堅は、地方の一豪族である。
武を磨き、周りを侵略して暮して來た。けれども頭巾に対しては、人一倍に敏感であった。
三成は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の家康を除かなければならぬと決意した。
三成には人心がわからぬ。三成は、横柄者(くゎうへいもの)である。
清正を無視し、内府に頭を下げずに暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。


ああ、あ、関ヶ原を逃げ切り、岩窟にかくまわれし不屈(ふくつ)
ここまで生き抜いて来た三成よ。真の英雄、三成よ。
今、ここで、腹を痛めて動けなくなるとは情無い。愛する左近は、
おまえを切腹させなんだばかりに、やがて悪罵されなければならぬ。
おまえは、頼朝(よりとも)になれぬ卑怯の人間、まさしく内府の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身冷(ひ)えて、
もはや芋虫(いもむし)ほどにも前進かなわぬ。
このスレ普通につまんない

ただ名前を武将に置き換えてるだけで
ネタとしてのレベルに達してないじゃん
だが無理に発展させると厳しくなる一方だと思うが
文章にその人物の特色を織り交ぜるのが妥当だろう
>>48は激怒した。
必ず、かの単調退屈の堕スレを除かなければならぬと決意した。
>>48には面白さがわからぬ。>>48は、板の常連である。
無双厨を叩き、クソコテをおちょくって暮して來た。けれども低レベルなスレに対しては、人一倍に敏感であった。
>>48
お前の存在の方がつまらないわけだが
ああ、あ、三戦を泳ぎ切り、無双厨を三人も言い負かした正史厨(せいしちゅう)、
ここまで論破して来た48よ。真の賢者、48よ。
今、ここで、腐りきって文句しか言えないとは情無い。愛する三戦は、
おまえがゴミだったばかりに、やがて厨の巣窟にならなければならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の馬鹿の人間、まさしく1の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を煽ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはやつまらぬ(荒らし行為)ほどしか言えぬ。
正直、34の改変は無理では?
いや、それなりにカッコの所とか
文体の雰囲気はおいしいんじゃないか
個人的には>>46がワラタ
56無名武将@お腹せっぷく:04/02/28 13:17
淀君は激怒した
必ず、かの内堀まで埋めた家康を除かなければならぬと決意した。
淀君には時勢がわからぬ。淀君は、ただのバカ女である。
侍女を困らせ、癇癪をおこして暮して來た。けれども内堀に関しては、人一倍に敏感であった。
57無名武将@お腹せっぷく:04/02/28 13:31
韓玄は激怒した
必ず、かの矢を放たず内通した黄忠を除かなければならぬと決意した。
韓玄には義心がわからぬ。韓玄は、派遣されただけの太守である。
民を苦しめ、曹操に媚びて暮して來た。けれども被害妄想に対しては、人一倍に敏感であった。
馬謖は激怒した
必ず、かの文盲の威張った王平を除かなければならぬと決意した。
馬謖には布陣がわからぬ。馬謖は、孫子読みの孫子知らずである。
孫子を読み、それを語って暮して來た。けれども文盲に対しては、人一倍に敏感であった。

ああ、あ、魏の包囲を逃げ切り、王平の諫めも放置した孫子馬鹿(そんしばか)、
ここまで突破して来た馬謖よ。真の愚者、馬謖よ。
今、ここで、悲しみきって動けなくなるとは情無い。愛する丞相は、
おまえを信じたばかりに、やがて官位を下げなければならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の不信の人間、まさしく魏の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや芋虫(いもむし)ほどにも弁解かなわぬ。
59無名武将@お腹せっぷく:04/02/28 14:44
100ネタ行ったらガイドライン板に移れるぞ
社会主義になった翌日スレみたいに
60無名武将@お腹せっぷく:04/02/28 15:01
おっしゃーやる気出てきたぞ!

↓頼む
61無名武将@お腹せっぷく:04/02/28 15:29
1は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の三戦板を除かなければならぬと決意した
1には空気がわからぬ。1は、ネタも書かずスレたてる男である
さっそく放置で、他のスレをdat落ちさせて暮して來た。
けれどもスレ伸びに対しては、人一倍に敏感であった

転載
阿閉貞征は激怒した
必ず、かの渡邉勘兵衛を取り除かなければならぬと決意した
貞征には帝王学はわからぬ。貞征は、馬鹿殿である。
強者に靡き、部下には醜態を晒して暮らしてきた。けれども、勘兵衛の恩賞の脇差しに対しては人一倍に執着した。

ああ、あ、乱世を泳ぎ回り、寄りかかる大樹を三度も変えしヘタレ、
ここまで突破してきた貞征よ。真の馬鹿殿、貞征よ。
今、ここで、時勢を見失って一族皆殺しとは情無い。憎き勘兵衛は、
お前を見限ったばかりに、やがて万石取りにならなければならぬ。
お前は、希代の不忠の人間、まさしく光秀の巻き添えだぞ
と自分を叱って見るのだが、首を落とされ、
もはや芋虫ほどにも再興かなわぬ。

by戦国幻想曲 池波正太郎著
64無名武将@お腹せっぷく:04/02/28 16:12
>>62
めっちゃけなしてはりますな
まぁ言われれば納得するところもありますが
>>62
この寸評をした人から、暴走しすぎて何がなんだかわかっていない雰囲気が漂うのは、
仕様でつか?
66不運 ◆h0SjNlWC3I :04/02/28 16:28
武安国は恐怖した
必ず、かの屈強無比の呂布から逃げねばならぬと決意した
武安国には政治がわからぬ。武安国は、一人ぼっちの武人である。
孔融に仕え、武名を売って暮らして来た。けれども、腕を使った蜥蜴の尻尾切り的行為は、人一倍得意であった
>>65
仕様です
ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天(いだてん)、
ここまで突破して来た曹操よ。真の勇者、曹操よ。
今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する家族は、
おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の不信の人間、まさしく董卓の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや芋虫(いもむし)ほどにも前進かなわぬ。
ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天(いだてん)、
ここまで突破して来た曹爽よ。真の勇者、曹爽よ。
今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する一族郎党は、
おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の不信の人間、まさしく司馬懿の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや芋虫(いもむし)ほどにも前進かなわぬ。
ま、まってくれ、げっ
劉禅は激怒した
必ず、かの猪武者の姜維を除かなければならぬと決意した。
劉禅には戦がわからぬ。劉禅は、蜀の皇帝である。
女と戯れ、宦官と遊んで暮して來た。けれども北伐に対しては、人一倍に敏感であった。

ああ、あ、国庫を食いつぶし、佞臣を登用して餓鬼の如く、
ここまで遊興に耽って来た劉禅よ。漢の皇帝、劉禅よ。
今、ここで、疲れ切って降伏するとは情無い。愛する蜀の民は、
おまえを信じたばかりに、やがて魏に降伏せねばならぬ。
おまえは、稀代の不信の人間、まさしく司馬家の思う壺だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎えて、
もはや聾者ほどにも諫めが聞こえぬ。
家康は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の信玄を除かなければならぬと決意した。
家康には駆け引きがわからぬ。家康は、三河のひよっ子である。
長年今川家にて、人質生活に明け暮れてきた。
けれども糞尿に対しては、人一倍に敏感であった。
72クルブ ◆FQ2Izfm9To :04/02/28 17:03
>>70
イイヨイイヨ!
>>39-40>>61は少し使えそうだね。
74不運 ◆h0SjNlWC3I :04/02/28 21:44
62のページの管理人は激怒した
必ず、かの太宰治の著作を批判しなければならぬと決意した。
香具師には30歳までメロスが解らぬ。香具師は食わず嫌いである。
題名で本を選び、識者ぶりつつ読んでもいない内から酷評して暮らしてきた。けれども読んでみた嫌いな本の評に対して、人一倍厨っぽい評であった。
>>62
とても愚者の至誠天にも通ずというテーマの物語に対する評とは思えませんな。
76無名武将@お腹せっぷく:04/03/01 21:10
>>1は激怒した
必ず、このスレを作り変えようとする三戦住民を除かなければならぬと決意した
>>1には三国、戦国史がわからぬ。>>1は、荒らしである
各板を渡り歩き、住民を煽って暮して來た
けれども自分の立てたスレに対しては、人一倍に敏感であった
ちゃんと自分で購入してきちんと読んでない時点で>>62の評には価値無し。
袁術は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の孫堅を除かなければならぬと決意した。
袁術には時勢がわからぬ。袁術は、名門袁家の出来損ないである。
能も無く、謀略と詐術に明け暮れてきた。
けれども玉璽に対しては、人一倍に敏感であった。

孫堅は歓喜した。
必ず、この千載一遇の僥倖を逃してはならぬと決意した。
孫堅には機略が足らぬ。孫堅は、海賊狩りで武名を上げた。
参謀も無く、戦い、討伐に明け暮れてきた。
けれども覇者に関しては、人一倍に敏感であった。
長尾景虎は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の武田・北条を除かなければならぬと決意した。
景虎には政治がわからぬ。景虎は、頼ってきた者の味方である。
酒を飲み、戦を楽しんで暮して來た。
けれども美少年に対しては、人一倍に敏感であった。
80無名武将@お腹せっぷく:04/03/02 23:51
やべぇあしたまでに「あれから五年後セリヌンティウスからメロスへの手紙」とか
と言うのを書かなきゃいけません!!
何度かんがえても遺書になってしまいます。

別れを言うのは………これだけでいい。

しかもパクリです!!!
もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
約束を破る心は、微塵もなかった。
神も照覧、私は精一杯に努めてきたのだ。
動けなくなるまで走ってきたのだ。
私は不信の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、真紅の心臓をお目にかけたい。
愛と真実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。
私は友を欺いた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
>>80
拝啓 
降り積もった雪も溶け始め、暖かい陽気が春の訪れを実感させてくれる
今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
そんなことはさておき、この度お手紙を書かせていただいたのは、他でもない親友のあなたに耳寄りな話があるからです。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、
ルーレットで赤か黒に思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1kl5/japanese/
83献帝:04/03/03 02:59
もう、どうでもいいという、皇帝に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
帝位を譲る気は、微塵もなかった。
神も照覧、私は精一杯に努めてきたのだ。
嘆きながらも帝をこなしてきたのだ。
私は不実の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、真紅の心臓をお目にかけたい。
孝と慈愛の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この乱世の時に、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の家系も笑われる。
私は曹操を欺いた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。


84無名武将@お腹せっぷく:04/03/03 04:12
もう、どうでもいいという、統治者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
陰平を越えられる心配は、微塵もなかった。
先帝も照覧、私は精一杯に遊んできたのだ。
贅を尽くしながらも漢を存続させてきたのだ。
私は暗愚の皇帝ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、漆黒の心臓をお目にかけたい。
欲と保身の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、諸葛瞻も諸葛尚も破られたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の丞相も笑われる。
私は父を欺いた。中途で降伏するのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
周瑜は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の曹操を除かなければならぬと決意した。
周瑜には北の事情がわからぬ。周瑜は、呉の水軍都督である。
歌を唄い、小喬と遊んで暮して來た。
けれども横恋慕に対しては、人一倍に敏感であった。

張飛は狂喜した。
必ず、かの純真無垢の少女を連れ去らなければならぬと決意した。
張飛には女がわからぬ。張飛は、童貞である。
戦場で暴れ、兄たちと一緒に寝て暮して來た。
けれども酒色に対しては、人一倍に敏感であった。

>>84
ごめん、なぜか泣いた
88無名武将@お腹せっぷく:04/03/03 20:23
関羽は激怒した
必ず、かの補給を疎かにする二将を除かなければならぬと決意した。
関羽には妥協がわからぬ。関羽は、剛直傲慢の男である。
文官を侮り、同僚を見下して暮して來た。けれども兵卒に対しては、人一倍に敏感であった。
89無名武将@お腹せっぷく:04/03/03 20:37
陸遜は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の腐女子を除かなければならぬと決意した。
陸遜にはコーエーがわからぬ。陸遜は、もはや萌えキャラである。
ヘソを出し、ぴょんぴょん飛んで暮して來た。けれども園田に対しては、人一倍に敏感であった。
張松は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の曹操の鼻を明かしてやらなければならぬと決意した。
張松には遠慮がわからぬ。張松は、不細工である。
経書を読み、兵書を諳んじて暮して來た。
けれども恥辱に対しては、人一倍に敏感であった。
91ケ艾:04/03/04 02:57
もう、どうでもいいという、勝者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
謀叛を起こす気は、微塵もなかった。
神も照覧、私は精一杯に努めてきたのだ。
陰平を越えて成都を陥してきたのだ。
私は不実の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、真紅の心臓をお目にかけたい。
忠と義の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この乱世の時に、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の家系も笑われる。
私は鐘会を出し抜いた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
92無名武将@お腹せっぷく:04/03/04 20:40
もう、どうでもいいという、策士に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど孫子を読んだのだ。
街亭を落とされる心は、微塵もなかった。
王平も照覧、私は精一杯に兵法を実践したのだ。
水源が断たれるまで山に登ってきたのだ。
私は無能の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、真紅の心臓をお目にかけたい。
孫子と虚名の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、策も兵法も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと王平に笑われる。私の行為も笑われる。
私は丞相を欺いた。中途で逃走するのは、初めから敗北するのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
93無名武将@お腹せっぷく:04/03/04 20:45
メロス無双ですか?
94無名武将@お腹せっぷく:04/03/04 20:58
もう、腐女子でもいいという、光栄に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
歴史を馬鹿にする心は、微塵もなかった。
ユーザーも照覧、私は精一杯に開発してきたのだ。
社名を変えるまで硬派に作ってきたのだ。
私は儲けに走ったのではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、真紅の社業をお目にかけたい。
801オタとエロオタのユーザーだけで売れているこの売上を見せてやりたい。
けれども私は、この不況のときに、プライドも漢臭さも尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な会社だ。私は、きっと笑われる。私のゲームも笑われる。
私はオールドファンを欺いた。中途で変わるのは、初めからコーエーだったのと同じだ。
ああ、もう、腐女子でもいい。
これが、私の定まったユーザーなのかもしれない。
>>94
GJ
>>94
ワロタ
>94
しんでしまったスレの人か?
ワロタ
801オタとエロオタのユーザーだけで売れているこの売上を見せてやりたい。
                   ↓
801オタとエロオタのユーザーだけで売れているこの業界を見せてやりたい。

のほうがいいかも。
必ず、かの目玉泥棒の曹性を除かなければならぬと決意した。
夏侯惇は正史では弱い。夏侯惇は、孟徳の従兄弟である。
師を侮辱した者を、斬って暮して來た。けれども目玉に対しては、人一倍に敏感であった。
100
101無名武将@お腹せっぷく:04/03/06 01:46
100いったからガイドラインにスレ立てるか?
>>100
おめでd
「だまれ」
と張飛は拳骨を食らわした。督郵はよろよろしたが
「これは乱暴だ。狼藉である。理非を弁じないで腕力に訴えるのは無法だ」
「無法でたくさんだ」とまたぽかりとなぐる。
「貴様のような奸物はなぐらなくっちゃ、答えないんだ」
とぽかぽかなぐる。おれも同時に督郵をさんざんにたたきすえた。
メロスには父も、母も無い。女房も無い。
十六の、内氣な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律氣(りちぎ)な一牧人を、
近々、花婿として迎へる事になつていた。結婚式も間近かなのである。
メロスは、それゆゑ、花嫁の衣裳(いしやう)やら祝宴の御馳走(ごちそう)やらを買ひに、はるばる市にやつて來たのだ
アンドロメロス
もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
約束を破る心は、微塵もなかった。
神も照覧、私は精一杯に努めてきたのだ。
動けなくなるまで走ってきたのだ。
私は不信の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、真紅の心臓をお目にかけたい。
愛と真実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。
私は友を欺いた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
もう、どうでもいいという、甲斐の虎に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
駒場で倒れる心は、微塵もなかった。
御旗盾無も照覧、私は精一杯に努めてきたのだ。
動けなくなるまで戦ってきたのだ。
私は不信の徒ではない。
ああ、出来ることなら織田の城を断ち割って、真紅の赤備えをお目にかけたい。
忠義と純朴の血液だけで動いているこの武田の騎馬を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。武田の家も無くなる。
私は天下を諦めた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
もう、どうでもいいという、覇王に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
禿げ鼠を軽んじる心は、微塵もなかった。
神の照覧などいらぬ、私は精一杯に努めてきたのだ。
昨日も夜更けまで碁を打っていたのだ。
私は(信心はないが)不信の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、どどめ色の心臓をお目にかけたい。
詐略と友情の混じった血液で動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよくうつけ者だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。
私は日の本を欺いた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、是非もなし。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
馬超は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の曹操を除かなければならぬと決意した。
馬超には自省という言葉がわからぬ。馬超は、韓遂の御神輿である。
韓遂に煽られ、関西を荒らして暮して來た。
けれども家族の死に対しては、人一倍に敏感であった。
>>107
これは巧い!
>>107
ありがちな矛盾が無いな
良作
112無名武将@お腹せっぷく:04/03/08 18:40
俺は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
俺には政治がわからぬ。
俺は、三戦板の住人である。
演義の知識で書き込んで、バカにされて暮らして来た
116不運 ◆SEVENyXMKQ :04/03/08 23:08
演技→無双
けれども無双ネタに対しては、人一倍に敏感であった
118無名武将@お腹せっぷく:04/03/09 13:21
>>116
氏ね
119不運 ◆SEVENyXMKQ :04/03/09 17:37
>>118
だが 断わる
118は激怒した
必ず、かの邪智暴虐のコテハンを除かなければならぬと決意した。
彼は空気が読めぬ。
122無名武将@お腹せっぷく:04/03/12 22:20
こんな隠れスレがあったとは
123無名武将@お腹せっぷく:04/03/13 12:12
必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して來た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
邪智暴虐の王

小泉のことか。
125無名武将@お腹せっぷく:04/03/13 12:46
菅直人は激怒した
必ず、かの邪智暴虐の小泉を除かなければならぬと決意した。
直人には世界がわからぬ。直人は、気楽な野党である。
国民を煽り、適当な公約を言って暮して來た。けれども政権交代に対しては、人一倍に敏感であった。
糞スレだな。
>>124-125
こんなとこで政争してんじゃねーよ。
どっか別のところでやれ!
127は激怒した
必ず、かの>>124-125を除かなければならぬと決意した。
127には政治がわからぬ。127は、ニュース見ない厨房である。
平日はオタと交わり、土日は引き籠もって暮して來た。けれども三戦の自治に対しては、人一倍に敏感であった
突忍は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の大名を除かなければならぬと決意した。
突忍には時勢がわからぬ。突忍は、戦の花形である。
敵を突き、ホイホイホイと突いて暮して來た。けれども母親に対しては、人一倍に孝行であった。
>>128はいいな。流れを読むセンスがある。頭の回転も良さそうだ。
>>130
ワラタ
じつは走れメロスって読んだことがなかったので>1の文章が何のことかさっぱりわからなかった。

ところで「邪智暴虐の」でぐぐるとたくさん出てくるねえ。ネタが。
氏真は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の信長を除かなければならぬと決意した。
氏真には信長の僭上がわからぬ。氏真は、亡国の主である。
竹千代に支援され、公家や連歌師と遊んで暮して來た。けれども朝廷に対しては、人一倍に敏感であった。

※元ネタ 赤木駿介『天下を汝に』
やんぬるかな
山崎は激怒した(^^)
必ず、かの邪智暴虐のガッを除かなければならぬと決意した(^^)
山崎にはJavaがわからぬ(^^)山崎は、2chの住人である(^^)
ぬるぽと言い、応援を求めて暮して來た(^^)
けれどもガッに対しては、人一倍に敏感であった(^^)
136無名武将@お腹せっぷく:04/03/18 19:34
良スレ∩( ・ω・)∩
137無名武将@お腹せっぷく:04/03/18 19:39
曹操は激怒した。
必ず、かの曹丕から甄氏を奪い返そうと決意した。
曹操には小粒の息子がわからぬ。曹操は君主である。
戦をし、詩を作って生きてきた。けれども美女に対しては人一倍敏感であった。
138無名武将@お腹せっぷく:04/03/19 01:59
これはいいスレだな!くれ!
>>138 ageません!
139は激怒した。必ずや邪智暴虐の138を除かねばならぬと決意した。
139にはネタが作れぬ。139は三戦板の住人である。
駄レスをつけ、電波コテハンと遊んで暮らして來た。
けれども剽窃に対しては、人一倍に敏感であった。
そういえば>>1の書き込みの日付って丁度、
中2の国語でメロスやってる辺りじゃないか?
そんな事を知ってる俺は中2
141は理解した
必ずや我が華麗なる推察を披瀝せねばならぬと決意した。
141には他の事はわからぬ。141は、リアル厨房である。
黒板を拭き、GBAで遊んで暮らして來た。
けれども教科書に対しては、人一倍に敏感であった。
>黒板を拭き
ワラタ
あれ、縦にやらないときれいにならないよな。
メロスは145に禿意した
必ず、黒板は縦に拭かねばと同意した
話は変わるが、メロスの担任にはそれがわからぬ。担任は、今年で齢59を迎える。
子供たちにチョークや黒板消を隠されても、黙って汚いままの黒板で授業をして來た。
けれども怖い怖い画鋲に対しては、人一倍に注意を払っているのであった。
禿意ってなんだよ・・・正しくは、禿同です、鬱です。
146は鬱になった。必ずやこの失態を打ち消さねばならぬと決意した。
146には機微がわからぬ。146は駆け出しのネタ師である。
ネタを書き、住人と馴れ合って暮らして來た。
けれどもボケることに対しては、人一倍に鈍感であった。

ああ、あ、誤植を見附け、平文で訂正し韋駄天(いだてん)、
ツッコミを回避したつもりの146よ。真の賢者、146よ。
今、ここで、鬱になってしまうとは情無い。他のネタ師は、
おまえにツッコめないばかりに、こうしてネタに苦しまねばならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の保身の人間、まさにおまえの思う壺(つぼ)だったはずだぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや王蟲(オウム)ほどにも打鍵かなわぬ。
149無名武将@お腹せっぷく:04/03/28 11:48
激怒age
禰衡は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の曹操どもを懲らしめなければならぬと決意した。
禰衡には限度がわからぬ。禰衡は、自称天才である。
太鼓を叩き、言辞を弄して暮して來た。
けれども嫌がらせに対しては、人一倍に敏感であった。

151無名武将@お腹せっぷく:04/03/30 02:09
うなだれる相手を押しのけ、突きとばし、彼は黒い風のように走った。
野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駆け抜け、酒宴の富豪たちを立腹させ、
犬を蹴とばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。
一団の商人をさっと追い越した瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。
「いまごろは、あの男も、縄にかかっているよ」
ああ、そのお方、その方のために私は、いまこんなに駆けつづけているのだ。
あの男を死なせてはならない。急げ、元倹。おくれてはならぬ。
信義と忠節の心を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。
廖化の姿は、いまや、ほとんど物乞いであった。呼吸も出来ず、
二度、三度、口から血が噴き出た。
見える。はるか向うに小さく、成都の都の城郭が見える。
城郭は、月光を浴びてぼんやり光っている。
シチュはイイよね。
153無名武将@お腹せっぷく:04/03/31 18:56
趙雲、私は走ったのだ。君を見捨てるつもりは、みじんも無かった。
信じてくれ!私は急ぎに急いでここまで来たのだ。
壇溪を突破した。蔡一族の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駆け降りて来たのだ。
的盧だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。
どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。申し訳無い。諦めてくれ。
伊籍は私に、ちょっとかえって来い、と耳打ちした。かえったら、護衛を身代りにして、
私を逃がしてくれると約束した。私は伊籍の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、
私は伊籍の言うとおりにしている。私は、かえって行くだろう。張飛は、
ひとり合点して劉表に怒り、そうして事も無く兵を動員するだろう。
そうなったら、私は、死ぬかもしれない。私は、永遠に裏切者だ。末代まで続く、不忠不義の人だ。
趙雲子龍よ、仇はとるぞ。
154無名武将@お腹せっぷく:04/04/13 20:36
メロスは・・・沈まないっ
155無名武将@お腹せっぷく:04/04/13 23:56
ジョバンニも激怒した!
156無名武将@お腹せっぷく:04/04/13 23:59
「ようし。」

馬岱は立ちあがって、納屋にかけてある戟をとりました。
そして、足音をしのばせて近よって、いま謀反をおこそうとする魏延を、ドンと、うちました。

魏延は、ぱたりとたおれました。馬岱はかけよってきました。家の中を見る
と、土間にくりがかためておいてあるのが、目につきました。

「おや。」

と、馬岱は、びっくりして、魏延に目をおとしました。

「魏延、おまえだったのか、いつも、くりをくれたのは。」

魏延は、ぐったり目をつぶったまま、うなずきました。

馬岱は戟を、ばたりと、とり落としました。赤い血が、まだ、穂先からほそくたれていました。
157無名武将@お腹せっぷく:04/04/14 09:46
age
158無名武将@お腹せっぷく:04/04/14 12:37
仲達は顔をあからめた。
「くやしいか。綺麗な衣装を持って来た。さあ、これから行って、
部下の将たちに知らせて来い。決戦は、あすだと」
孔明は、また、よろよろ歩き出し、陣へ戻って北斗の祭壇を飾り、
儀式の場を調え、間もなく床に倒れ伏し、喀血をなすくらいの
深い眠りに落ちてしまった。
なぜかごんぎつねが(w
160無名武将@お腹せっぷく:04/04/14 14:00
老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「陛下は、人を殺します」
「なぜ殺すのだ」
「叛心を抱いている、というのですが、誰もそんな、叛心を持っては居りませぬ」
「たくさんの人を殺したのか」
「はい、はじめは末弟の熊さまを。それから、やはり弟の植さまを。それから、彰さまを。
それから、それまでの皇帝陛下を。それから、甄皇后を。それから、符宝郎の祖弼様を」
「おどろいた。新帝は乱心か」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです」
161無名武将@お腹せっぷく:04/04/16 03:50
三戦板は号泣した。
必ず、かの金冠爛爛たる横山光輝を救わなければならぬと決意した。
三戦板住民には火傷の処置がわからぬ。三戦板住民は、医者ではない。
ただ願い、祈りを捧げて快癒を願って來た。
けれども三戦板の願いも、老いには勝てなかった。
メロスは死なな〜い
163無名武将@お腹せっぷく:04/04/20 23:50
ああ、あ、15年もの年月を注ぎ、三国を60巻も書き起こし横山御大(よこやまおんたい)、
ここまで突破して来た横山御大。真の賢者、横山御大。
今、ここで、炎の中動けなくなるとは情無い。愛する友は、
おまえを信じたばかりに、やがて涙せねばならぬ。
おまえは、稀代(きたい)の不信の老いぼれ、まさしく老衰の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を省みてみるのだが、全身焦(こ)がし、
もはやこげぱんほどにも前進かなわぬ。

69歳だった。

実を言うと自分、御大の三国志はまだ、読み終えていない。
御大、御大の志、これから僕が御大の著作に触れることで、
解せうるものなのでしょうか?
遅ればせながら、心から冥福を祈ります。
御大の漫画に、これからたくさん楽しませてもらうことになるでしょう。

さようなら
164無名武将@お腹せっぷく:04/05/05 17:56
俺は激怒した。必ずやこの名スレを救わねばならぬと決意した。
俺には三戦板の流儀がわからぬ。俺は他板の住人である。
駄レスをつけ、電波と遊んで暮らしてキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
けれども名スレの予感に対しては、人一倍に敏感であった。
「馬謖は全然だめです。実戦を知らない兵法家があるでしょうか。
朕はあいつが山岳について論じているのをついぞ聞いたことがない。
大辞林を手にしたのを見たことがない。作戦(立案)する?北の情勢さえ
読めるかどうか。馬謖の家では、あいつに泣かされているのですよ。
いったい士官学校にはいっていたのかどうか、それさえはっきりして
いないのです。むかしはねえ、あれで兵法書を書こうと思って
勉強したこともあるんですよ。それがあんまり書を読みすぎた結果、
なんにも書けなくなったのだそうです。ばかばかしい。このごろはまた、
心を攻めるが上とかいう言葉のひとつ覚えで、恥かしげもなく
ほうぼうへそれを言いふらして歩いているようです。
朕はむずかしい言葉じゃ言えないけれども、孫子の兵法というのは、
たとえば、調練場の両側に何百人かの女官に長い列をつくって
ならばせて、そこへ自分が訓練にとりかかり、そのあいだひとりも
のこらず従わせていくときの(女官の)一挙手一投足、ことごとく
ぎこちなく視線のやりば首の位置すべてにこうじ果てきりきり舞いを
はじめるような、そんなぐあいのやり方のことだと思うのですが、
もしそうだったら、心を攻めるが上というものは、実にもう、
七縦七擒の苦しみであって、馬謖みたいにあんな出鱈目な演説を
弄することは勿論できない筈だし、――だいいち兵書を出すなんて
浮いた気持ちになれるのがおかしいじゃないですか!
蛮族。なにが蛮族だ。好い気なもんだ。あなた、あんまり馬謖を
信じ過ぎると、あとでたいへんなことになりますよ。それは朕が
はっきり遺言して置いていい。朕の予言は当たりますよ」
馬場か。新ネタの心意気にGJ!
167無名武将@お腹せっぷく:04/05/13 00:08
age
168無名武将@お腹せっぷく:04/05/13 08:32
これほどみんなが激怒しているスレも珍しい
169無名武将@お腹せっぷく:04/05/13 18:04
「もう、駄目でございます。むだでございます。歩くのは、やめて下さい。
 もう、ご自分をお助けになることは出来ません」

「いや、まだ丕は気付かぬ」
今週のジャンプ団見た?
171無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 01:59
フルチンで激怒してもねえ
とりあえず何か纏えと忠告してあげて
鍾会「ね、なぜ単独行動に出るの?」

トウ艾「苦しいからさ(戦局が)」

鍾会「あなたの(苦しい)は、おきまりで、ちっとも信用できません」

トウ艾「孫堅文台三十七、郭嘉奉孝三十八、周瑜公瑾三十六、ホウ統士元三十六、
    馬良季常三十六、馬謖幼常三十九、曹叡元仲三十五 」

鍾会「それは、何の事なの?」

トウ艾「あいつらの死んだとしさ。ばたばた死んでいる。おまえもそろそろ、そのとしだ。
    英傑にとって、これくらいの年齢の時が、一ばん大事で」

鍾会「そうして、苦しい時なの?」

トウ艾「何を企んでやがる。ふざけちゃいけない。お前にだって、少しは、わかっている筈だがね。
    もう、これ以上は言えん。言うと、吃りになる。おい、おれは陰平に出るよ」
丞相閣下、お許しください。
あなたはいつでも私を信じてくださった。
私もあなたをあざむきませんでした。
私と丞相は、本当によい師匠と弟子でした。
一度たりとも、暗い猜疑心をお互いの胸に宿したことはなかった。
今だって、丞相閣下は無心にお待ちしておられるのでしょう。
ああ、お待ちしてくださっているでしょう。
ありがとうございます、丞相閣下。
よく、私を信じてくださった。
それを思えば、この敗戦はたまりません。
師匠と弟子の間の真実は、この世で一番誇るべき宝なのですから。
丞相閣下、私は戦ったのです。
あなたをあざむくつもりは、みじんもありませんでした。信じてください!
私は急ぎに急いでここまで来たのです。
辛ピ軍を突破し、張コウ軍の囲みから抜けるため、一気に逆落としをしたのです。
丞相からの信頼があったからこそ出来たのです。
ああ、このうえ、私は命乞いする気はありません。放っておいてください。
どうでもいいのです。
私は負けたのです。敗軍の将に慈悲は不要です。首を切ってください。

今日未明、関羽は赤兎馬に乗って野を越え山越え、十里離れたシラクスの町に一瞬で着いた。
曹操は、単純な男であった。
七星宝剣を持ったままで、のそのそ宮城に入っていった。
たちまちかれは、巡邏の呂布に捕らえられてしまった。

終わり
姜維は激怒した。
かの邪知暴虐の司馬懿を除かねばならぬと決意した。
姜維には政治が分からぬ、姜維は何もかも中途半端な武官兼軍師の妄想野郎である。
孔明の腰巾着として甘い汁を吸い、無駄な北伐をして暮らしてきた。
けれども、孔明の後継者という妄想に対しては人一倍敏感だった。
劉備は激怒した。
かの邪知暴虐の劉封と孟達を除かねばならぬと決意した。
劉備は、我慢を知らぬ。劉備は、出会った人を不幸にする呪いのアイテムなのだ。
仁ばかりを優先し、諌言を聞かずに暮らしてきた。
けれども、義兄弟に対しては人一倍敏感だった。
曹操は激怒した。
かの邪知暴虐の臣楊修を除かねばならぬと決意した。
曹操には、自分より優れた臣を認めることが分からぬ、自分が一番という方式で来たからだ。
劉備を仕留め損ね、孔明に弄ばれてくらしてきた。
けれども、自分より優れた臣に対しては、人一倍敏感だった。
180無名武将@お腹せっぷく:04/06/05 12:45
「ああ、広野君」うめくような声が、風と共に聞えた。

「誰だ」レキ食其は走りながら尋ねた。

「曹参でございます。貴殿のご主君漢中王の家臣でございます。」

その若い軍政司も、レキ食其の後について走りながら叫んだ。

「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。
 もう、あの男をお助けになることは出来ません」

「いや、まだ陽は沈まぬ」

「ちょうど今、あの男が死刑になるところです。ああ、あやつは遅かった。
 おくやみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」

「いや、まだ陽は沈まぬ」レキ食其は胸の張り裂ける思いで、
 赤く大きい軍旗ばかりを見つめていた。走るより他は無い。

「やめて下さい。陣中を馬で走るのは、やめて下さい。いまは
 ご自分のお命の一大事です。あの男は、ハンカイの仲裁を信じて居りました。
 刑場に引き出されて、もう正気を失っていました。元帥が、さんざん
 あの男をしかりつけても、あしたは来ます、とばかり訴え、強い悔悟を
 感じつづけている様子でございました」

「それだから、走るのだ。命じられているから走るのだ。
 間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。殷蓋の命も問題ではないのだ。
 私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいお方の為に走っているのだ。
 ついて来い!曹参殿」

「ああ、やはりあなたは気が狂っていたか。それでは、従者と走るがいい。
 ひょっとしたら、罪に問われぬものでもない。走るがいい」
181姜維:04/06/05 15:18
もう、どうでもいいという、武将に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣食った。
私は、これほど努力したのだ。
蜀を滅ぼす心は、微塵もなかった。
神も照覧、私は精一杯に戦ってきたのだ。
賊が撤退を相談するようになるまで戦ってきたのだ。
私は不忠の徒ではない。
ああ、出来ることなら私の胸を断ち割って、一升枡ほどの胆をお目にかけたい。
鶏卵大とも言われているこの胆を見せてやりたい。
けれども私は、この大事なときに、企てが露見し精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと殺される。私の一家も殺される。
私は鐘会を欺いた。中途で倒れるのは、初めから何もしないのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定まった運命なのかもしれない。
夜、食卓であつものを一さじ、すっと吸って魏王様が、

「けいろく」

と幽かな叫び声をおあげになった。

「撤退命令?」

あつものに何か、捨てがたいものでも入っていたのかしら、と思った。
「ああ、小覇王は悧巧だ。自惚れているが(そこがまた)よい。
 我々は、ちゃんと死ぬる覚悟で居る。暇乞いなど決してしない。ただ、――」

と言いかけて、太史慈は足もとに視線を落し瞬時ためらい、

「ただ、我々に目をかけたいつもりなら、採用までに三日間の猶予を与えてください。
 たった一人で行動する主君に、旗本を持たせてやりたいのです。三日のうちに、
 我々は村で結団式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます」

「ばかな」と程普は、嗄れた声で低く笑った。

「とんでもない嘘を言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか」

「そうです。帰って来るのです」虞翻は必死で言い張った。
♪サッチャンハネ、コウツウジコデ、ハネラレタ、ダカラ、カオガトレテ、
ドッカトオクヘ、トンデチャッタ♪悲しいね、さっちゃん♪
さっちゃんは即死で死んじゃったの。このレスを見た人は…
さっちゃんが0時に行ってあなたの首をかまで切り取っちゃうよ♪
いやなら、さっちゃんが行くまでに、9回違うスレにレスを送ってね♪
あ、さちゃんの顔は、こんな顔だから、
探してくれるのもイイよ♪オネガイネ…。http://www.operaou.com/image/cmail/rei0204.gif BCC BCC BCC BCC BCC
これマジだよ!!信じなかった私の友達は首を狩られて死んじゃったし



 われ、山にむかいて、功を挙ぐ。
                     ――演義、第九十五。

師匠より兄が大事、と思いたい。
師匠のために、などと古風な儒学者みたいな事を殊勝らしく考えてみても、
何、弟よりも、その兄のほうが偉いのだ。
少くとも、私の周囲においては、そうである。
まさか、師匠が故人になってから、後事を託せられ、
丞相になろうなどという図々しい虫のよい下心は、
まったく持ち合わせてはいないけれども、この師は、その朝廷において、
常に皇子たちのご機嫌ばかり伺っている。皇子、といっても、
私のところの皇子たちは、皆まだひどく幼い。
長男は十七歳、次男は十四歳、三男は十一歳である。
それでも、既にそれぞれ、父親を圧倒し掛けている。
186無名武将@お腹せっぷく:04/06/27 22:05
age
1871/2:04/06/29 02:12
ここらで余は、余の態度をはっきりきめてしまう必要がある。
余の国がそろそろ崩れかけて来たのを感じるからである。
余は帝業の完璧からだんだん離れていっているように見せつけながら、
いつまたそれに返っていっても支障のないように用心に用心を重ねながら
酒色に耽って来たのである。駆けだしの将軍をそのまま
消さずに置いたところからみても、すぐにそれと察しがつくはずである。
しかもその将軍を、ゆるがぬ理想を持つなどという金科玉条の鎖でもって
兵卒の胸にむすびつけて置いたことは、これこそなかなかの手管でもあろう。

もはや余を推戴する必要はあるまい。
余は帰りたくないのである。
書こうか。余の赤児のときの思い出などでもよいのなら、一ネタにつき五六日ほど
掛かったとしてもよいのなら、>>186だけでも丁寧に丁寧に読んでくれるというのなら。
よし。いつ成るとも判らぬこの司馬氏の覇業の門出を祝い、郤正と三人で
つつましく乾杯しよう。落涙や望郷はそれからである。
1882/2:04/06/29 02:13
余は生れてはじめて地べたに寝そべったときのことを思い出す。
雨あがりの夜空。雨あがりの黒土。梅の木。あれは、きっと古井戸である。
母のやわらかい両手が余のからだをそこまで連れだし、そうして、
そっと余を地べたに寝かせた。余は全く無心で、二声、か三声、うめいた。
だしぬけに余の視覚が、地べたの無限の彼方からの敵襲を感じとり、
余に両手の温もりを残したまま、母は古井戸の無限の深みへと飛び込み、
さっと全身が凍りついて、ぐずついた。
余は火がついたように泣き喚いた。名状できぬ孤独感。
これはすべて嘘である。余はただ、雨後の激流にかかっていたひとすじのおおきな
橋を覚えているだけである。

ひとの幼名というものは、
それがふさわしい名前であるなら、
くわしく聞かずとも、ひとりでに判って来るものだ。
余は、余の父親から聞いた。
ぼんやり昔話に耳を傾けていると、
その追想の言葉が余の好奇心をくすぐる。
たとえば、アマン。
わるい名前は、なんの反応もない。
いくど聞いても、どうしても呑みこめなかった名前もある。
たとえば、アト。

(長い割につまらなくてごめんなさい。続きはありません)
憤怒age
むかし幽州の地、楼桑村に劉備玄徳という草履屋がいた。
四十七歳で、はじめて一子を得た。男の子であった。阿斗と名づけた。
生れるとすぐ大きい打撲を負った。
玄徳はそのしつけの厳しすぎたのを気に病み、
意見を述べにやって来る家臣の者たちへ肩身のせまい思いをした。
玄徳の懸念はそろそろと的中しはじめた。
阿斗は甘夫人の乳房にもみずからすすんでしゃぶりつくようなことはなく、
趙雲のふところの中にいて口をたいぎそうにあけたまま
諸葛亮の宮廷への出仕を何日でも待っていた。
張飛の虎髭をあてがわれてもそれをいじくりまわすことはなく、
ゆらゆら動く魏延の後頭部を退屈そうに眺めているだけであった。
朝、腹をすかせてからもあわてて寝床から泣き出すようなことはなく、
二時間ほどは眼をつぶって泣いたふりをしているのである。
かるがるしき物事の決断をきらう劉氏特有の精神を持っていたのであった。
191無名武将@お腹せっぷく:04/07/17 16:38
age
>>1-191
氏ね。
>>192
人は誰でもみんな死ぬさ
焼け死ぬる思い。苦しくとも、苦しと一言、半句、叫び得ぬ、人跡、未踏、
中華の世はじまって以来、前例も無き、底知れぬ火焔地獄の采配を、涙でごまかしなさんな。
王化? ウソだ。正義? ウソだ。徳治? ウソだ。友好? ウソだ。
拘束? 釈放? 饅頭? みなウソだ。
桃江の藤は、強度千倍、烏戈の藤は、数百倍に鍛えられ、
その身の丈の如きも、長者で最長九尺、幼者で五尺余と聞いて、ただその風土にのみ、心がおどる。
オレモ人ノ子。生キテイル。
論語は、所詮、儒者への愛である。乱世に生きている人間への愛では無い。
賄賂と権力。清流の士は、だまりこみ、そそくさと身を潜む。
史記、荘子、孟子、老子、韓非子、商子、管子、荀子、そんな学問なんかより、
ひとりの楽女の微笑が尊いという司徒王允の勇敢なる実証。
中郎将とは、徐栄の官名である。人間さえ人間でなくなろうとした時代である。
(以下、岩波版と新潮版とが混在しています)

  孫権、沈鬱な面持ちで登場。

 権「降伏か、決戦か、それが問題だ。
   どちらが立派な生き方か、
   気まぐれな後世の批評家が放つ指弾にじっと耐え忍ぶのと、
   怒涛のように押し寄せる大軍に立ち向かい、勇敢に戦って部下と共に果てるのと。
   死ぬとは――歴史から消えること、
   それだけだ。
   そう、消えれば終わる。江東の歩みも、この肉体が受けねばならぬ定めだった無数の傷も。
   死んで消える、ただそれだけのことなら、これほど幸せな人生もありはしない!
   消えても、たぶん評が下される。そう、それが厄介なのだ。
   己の血脈をこの大地につなぐ役目を解いて死の眠りについたとしても、それからどんな評価が立ち起こるか、
   それを思うと後継者の指名ひとつためらわずにはいられない――
   こんな悲惨な世の中にかくも長く英雄豪傑が耐えているのも、この煩悶があればこそなのだ。さもなければ、
   一体、誰が世を騒がす賊に、権力者の不正に、驕れる官軍の蔑みに、
   叶わぬ恋の苦しみに、お上の沙汰の意味もない遅延に、巡察官どもの職権濫用に、
   大志を抱く人間が優柔不断の連中に養われる忍びがたき雌伏に、耐える者がいようか?
   荒縄のひと断ちで、暗君と決別して忠臣になれるというのに、
   一体、誰が国家の重責を担って、辛い外征で汗水たらし、血を吐きながら、泣きながら斬る者がいようか?
   ただ死後に一抹の不安が残ればこそ。
   旅立ちしものの、一日として戻ってきたためしのない未知の洛陽、
   帰心の鈍るのも当然、見たこともない大軍に要らぬ苦労をするよりは、
   慣れたこの世の快楽に、うずもれていたほうがまだましという気にもなろう。
   こうした妥協というやつが、いつの世も人を悪評にしてしまう。
   決起当時の生き生きした血の色が、簒奪の青白い野望で硬く塗りつぶされてしまうのだ。
   乾坤一擲の大遠征も、江の流れに乗りそこない、統一のきっかけを失うのが落ちか――
1961/3:04/07/22 13:56
尚香「兄上、その後、母上のご容態はいかがでいらっしゃいますか?」

 権「これは遠方よりのお訪ね、痛み入る。達者だ、達者だ、お達者だ。」

尚香「どさくさにいただいた三郡、とうからお返し申し上げようと思っておりました、
   いま、ここで、どうぞお受けとりくださいませ。」

 権「いや、受け取れぬ。はじめから与えた憶えはない。」

尚香「いいえ、お貸しくださいました。そのことはよく御存じのはず。
   おやさしい心を持ったお味方の念書もいただけて、
   それでいっそう心強いものに思えておりましたのに。
   その方も亡くなられてしまったからには、お返しするほかありませぬ。
   恥を知る者には、くださった方と険悪におなりになれば、
   どんなに貴い贈物も空しいものになってしまいますもの。
   さ、兄上、どうぞこれを。(懐中から劉備の親書を取り出し、カドが落とされた机に置く)」

 権「(敵方の軍師の妻をおもいだし)ははあ! では、わが妹よ、お前は、頭のたりぬ女か?」

尚香「えっ?」

 権「それとも器量自慢か?」

尚香「なぜ、そのような?」

 権「いや、教養があって、しかも器量よしとあれば、その二つはたがいに相容れぬものだと思ってな。」

尚香「わかりませぬ。美しい女には誠実こそ何より似つかわしくは?」
1972/3:04/07/22 13:57
 権「いや、とんでもない。なまじの美しさで、天下の豪傑を苦もなく不忠者に貶める。
   美人を自分の後宮に入れて寵愛するとなると、容易なわざではないぞ。
   こんなことを言えば、昔なら常識はずれの奇矯な言だったろうが、
   今では世の中がれっきとした証拠をいくつも見せている。俺もかつてはお前を愛していた。」

尚香「まことに、わたくしもそう信じておりました。」

 権「俺のことなど慕ってはいけなかったのだ。古い狸親父に美人を娶わせようとしても、うまく行くわけはない。
   五十路の天命を悟らせる気づかいもない――俺はお前を愛してなどいなかったのだ。」

尚香「それなら、わたくしはたいへんな思い違いをしておりました。」

 権「甘(露)寺へゆけ。遊び人を生み増やす必要がどこにある?
   俺自身はどうやらまともな人間のつもりでいるが、それでも
   いっそ兄が死んでくれなければよかったと思うことが山ほどあって、慚愧の念に堪えない。
   俺はひどく碧眼で、酒癖わるく、読書家だ。そればかりじゃない。気分のおもむくまま
   とっさに誰に死罪を言い渡すか知れたものじゃない。どうして殺すのか思いめぐらす暇も、
   どんなところに流すのか想像力を働かせるひまも、いつ執行するか、その見さかいもなしに。
   こんな男が皇帝の座にしがみついていれば、耄碌どころの騒ぎではない。
   われわれはみんな黄巾党だ、男など誰も信じちゃいけない――甘寺にゆくがいい……
   (唐突に)母上はどこにいた?」

尚香「お屋敷に。」

 権「しっかり戸締りして宮殿に来させるんじゃない。余計なお小言は家の中だけで沢山だ。
   じゃ、これで失敬する。(立ち去る)」
1982.5/3:04/07/22 14:01
尚香「(宗廟の方に跪き)ああ、父上、兄上、あの方をお救いくださいまし!」

 権「(狂乱の態で戻ってきて)おい、もし復縁するなら、持参金がわり、この呪いの言葉をくれてやろう――
   いくらお前が尾生のように貞潔で屈原のように清純であろうと、非業の水死はまぬがれないとな。
   甘寺にゆけ、さあ、ゆけ、じゃ失敬する……(なおも往きつ戻りつしながら)どうしても再婚したいなら、
   阿斗以外にするがいい。すこし利口なやつなら、蜀の後主なるものにはなりたがるまい。
   それは頭に角をはやした化物にさせられることだからな。ゆけ、甘寺に、今すぐにだ、じゃ失敬する。(走り去る)」

尚香「天よ、あの方を正気にお戻しくださいまし!」

 権「(再び戻ってくる)お前たち女が粉黛を塗りたくるというのは聞き知っている。
   せっかく天から授かった世継ぎがあるのに、わざわざ別の公子をかつぎあげる。
   嫉妬に狂う。私利に走る。嘘っぱちの口をきく。国に尽くしたものに驢馬と綽名をつける。
   あげくのはては、国にとんでもない混乱を巻き起こしておいて『(太子に)就けなかったの?』などとぬけぬけと。
   畜生、もうやめろ、おかげで俺は気が変になるんだ。もう外戚などいらぬ――
   すでに生まれている奴はしかたない。ま、生きていてもよかろう、二人を除いて(峻・糸林)はな。
   が、ほかのものは、いまのまま生涯ひとりでいるのだぞ。さ、行ってしまえ、甘寺へ。(退場)」
1993/3:04/07/22 14:02
尚香「ああ、あれほど得難い思い出が、このように無に帰してしまうとは!
   皇帝にふさわしい秀でた顎鬚、臣下にもおよぶ深い御教養、刀匠も恐れをなす誤った剣の使い道、
   呉の国の運命を担い、一国の大器とあがめられ、長江の艦隊、外交の手腕、
   あらゆる才で讃美の的だったお兄様が、あんなにもみじめなお姿に。そして、私は、
   この尚香は、兄妹のなかでもいちばん辛い、憐れな境涯、
   なまじあの快い皇叔との蜜の月日に酔うただけに。
   気高く澄んだ理想のお話は、耳をくすぐる琴瑟の調べ、それも狂うて、いずれ、この耳に、ひびわれた鬨の声を聞かねばならぬ!
   ひときわ優れた目鼻立ちのお姿が、戦乱の毒気にふれて、見る見るやつれてゆくのを、ただじっと眺めているだけ!
   ああ、こんな悲しいことが!
   昔のお二人を見た眼で、今のこのなりゆきを見守らねばならぬとは!(祈る)」
うんこ
201無名武将@お腹せっぷく:04/07/22 21:08
まんちょー
202無名武将@お腹せっぷく:04/07/22 21:32
関羽はひどく赤面した
203洛神の賊 ◆rwDSHkQLqQ :04/07/22 22:09
>>195-199
うまいなあ
そういやオフィーリアも孫夫人も水死だったっけ。
おれは>>165もうまいと思う
親殺しの無節操で子飼いの時から戦ばかりしている。
温侯にある時分、長安の西門から飛び出して一週間ほどで城を落とされた事がある。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。
別段深い理由でもない。城壁の櫓から顔を覗かせていたら、元同僚の一人が大音声に、
いくら威張っても、そこから撃って出る事は出来まい。弱虫やーい。
と挑発したからである。
赤兎馬にまたがって落ちのびて来た時、陳宮が大きな声を出して
李カクごときに撃って出て城を抜かす奴があるかと云ったから、
この次はすかさず乗っ取って見せますと答えた。
206無名武将@お腹せっぷく:04/08/03 22:55
ネイシン? しかし、媚でも売らなきゃ贅沢しておれないんだよ。
きれい事を言って、僕を誹謗する能臣よりは、
死刑! と言ってのける奸雄のほうがありがたい。すっぱり斬れ。
けれども今は、めったに、死刑! とは言われないものだ。
サケくさく、未練がましい為政者どもよ。
仁義? 所謂尊王攘夷の本質は、そんなところにありはせぬ。
王道? 冗談じゃない。史書は語っているよ。
自分たちへの禅譲のために、相手を滅ぼす事を。殺す事を。
帝ね! という僭称でなかったら、何だ。笑わしちゃいけねえ。
しかし、僕たちの陣営にも、ろくな奴がいない。
白羽扇、背後霊、主戦論者、老犬、うそ泣き、ゴマスリ、山の上から強弁。
粛清! という讒言の必要性さえ、めったにない。

北伐。姜維の北伐は、ヤケクソだ。
ヤケクソに巻き込まれて死ぬのは、いや。
いっそ、ひとりで死んでほしいわい。
裴元紹は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の羅貫中を除かなければならぬと決意した。
裴元紹は正史には登場せぬ。裴元紹は、周倉と同じく架空の元黄巾賊である。
都合上意味もなく、趙雲に斬られて來た。けれども羅貫中の不公平さに対しては、人一倍に敏感であった。
ああ、あ、黄巾賊から足を洗い、周倉と共に山賊たちを束ね、
ここまで生き抜いて来た裴元紹よ。真の勇者、裴元紹よ。
今、ここで、趙雲に斬られて死んでしまうとは情無い。愛する友は、
おまえが死んでも気にすることなく、やがて英雄として祭られることになる。
おまえは、稀代(きたい)のかませ犬、まさしく羅貫中の思う壺(つぼ)だぞ、
と自分を叱ってみるのだが、全身萎(な)えて、
もはや芋虫(いもむし)ほどにも前進かなわぬ。
 孫権「ねえ、ろばーさん、劉備のお耳はどうしてあんなに大きいの?」

諸葛瑾「それはね、次の宿主の情報をいち早く集めるためだよ」

 孫権「ねえ、ろばーさん、呂蒙のおめめはどうしてあんなに大きいの?」

諸葛瑾「それはね、三日後に会う男をじっくり観察するためだよ」

 孫権「ねえ、ろばーさん、ろばーさんのお顔はどうしてそんなに長いの?」

諸葛瑾「それはね、お前が言ってるだけだろ!」

そう言うが早いか、この邪な諸葛瑾は赤ずきんちゃん(の次男)に飛びかかり、すっかり食べてしまいました。
私は、その男の草廬を三度、訪れたことがある。
一度目は、その男の、小間使い、とでも言うべきであろうか、
十歳前後かと推定される年の頃の童子にあって、
その子供が大量の私の肩書きにさいなまれ、
(それは、その当時の官位、封地、それから、皇室の血縁だったかと記憶している)
庭園の池のほとりに、荒い縞の袴をはいて立ち、首を三十度ほど左に傾け、
暫く困っている様子である。
暫く? けれども、無骨な武人たち(つまり、兄嫁などに関心を持たぬ武人たち)は、
可笑しくも何とも無いような顔をして、
「可愛い坊ちゃんですね」
といい加減なお世辞を言っても、まんざら空お世辞にも聞こえないくらいの、
いわば通俗の「可愛らしさ」みたいな影もその子供の困惑顔に無いわけではないのだが、
しかし、いささかでも、放浪についての辛酸を舐めて来たひとなら、ひとめ見てすぐ、
「なんて、記憶力に乏しい子供だ」
とすこぶる不快そうに呟き、馬鹿息子でも払いのけるような手つきで、
その童子をほうり投げるかも知れない。
211無名武将@お腹せっぷく:04/08/06 14:35
「ばかな。」と孫策は、しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘をいうわい。逃がした小鳥が帰ってくるというのか。」
「そうです。帰ってくるのです。」太史慈は必死でいいはった。「私は約束を守ります。私を3日間だけ許してください。部下が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この揚州に劉ヨウという刺史がいます。
212無名武将@お腹せっぷく:04/08/06 14:38
私の無二の主君だ。あれを人質としてここにおいて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮れまで、ここに帰ってこなかったら、あの主君を絞め殺してください。たのむ。そうしてください。」
それを聞いて孫策は、残虐な気持ちで、そっとほくそえんだ。
213無名武将@お腹せっぷく:04/08/16 05:42
age
214無名武将@お腹せっぷく:04/08/29 15:27
age
215無名武将@お腹せっぷく:04/08/30 19:53
結局一番おもしろいのは7だな
かれは年をとっていた。
ふるさと陳留に義兵を挙げ、ひとりで不覚をとって日をおくっていたが、
一城も獲れない戦が八十四戦もつづいた。
はじめの四十戦はひとりの参謀がついていた。
しかし一城も獲れない戦が四十戦もつづくと、
許、王階の両人は、もう主人がすっかりチャオバオになってしまったのだといった。
チャオバオ(曹豹)とは四川語で最弱の部隊を意味することばだ。
参謀は両人の忠告にしたがい、べつの将と手を組んで戦に出かけ、
最初の数年間で、肥沃な土地を二州も手にいれた。
217無名武将@お腹せっぷく:04/09/05 14:19
age
2181/2:04/09/18 18:52:32
――玉のような子が生れました。男の子でした。蜀中が喜びに沸きかえりました。
けれども産後の黄夫人は、日一日と衰弱しました。
宮中の典医が寄り集まり、さまざまに手をつくしてみましたが愈々はかなく、命のほども危く見えました。

「だから、だから、」 黄夫人は、寝床の中で静かに涙を流しながら父親に言いました。

「だから、あたしは、子供を産むのは、いやですと申し上げたじゃありませんか。
 あたしは妖術使いの妻ですから、自国の運命もぼんやり予感する事が出来るのです。
 あたしが子供を産んでも、きっと後で、わるい事が起るような気がしてならなかった。あたしの予感は、いつでも必ず当ります。
 あたしが、いま死んで、それだけで、わざわいが済むといいのですけれど、
 それどころか、子供だけでは済まないような恐ろしい予感もするのです。」

「そんな事は無い。そんな事は無い。」 と黄承彦は病床の枕もとを、うろうろ歩き廻って、矢鱈に反対しましたが、
内心は、途方にくれていたのです。初孫誕生の喜びも束の間、いまは、娘の原因不明の衰弱に、魂も動転し、夜も眠れず、
ただ、うろうろ病床のまわりを、まごついているのです。

「死ぬなんてばかな事を言ってはいけない。」 と大いに不満そうに口を尖らせて言いました。
「夫も君を、どんなに愛しているのか、わからないのか。」 とも言いました。
「生きていてくれ!」 と呻きました。「死んでは、いかん!」 と叫びました。
他に何も、言うべき言葉が無いのです。

「ただ、生きて、生きてだけ、いてくれ。」 と声を落して呟いた時、その時、

「ほんとうかね。生きてさえ居れば、いいのじゃな?」

という嗄れた声を、耳元に囁かれ、愕然として振り向くと、ああ、黄承彦の白髪は逆立ちました。
娘婿が、北伐帰りの諸葛亮が、すぐ背後に、ひっそり立っていたのです。
2192/2:04/09/18 18:53:11
「何しに来た!」 黄承彦は、勇気の故ではなく、あまりの恐怖の故に、思わず大声で叫びました。

「妻を助けに来たのじゃないか。」 諸葛亮は、平気な口調で答え、それから、にやりと笑いました。

「知っていたのだよ。亮さんには、此の世で、わからない事は無いのだよ。みんな知っていましたよ。
 お義父さまが、呉軍の都督を迷路の出口に連れ出して、得意がっていなさる事は、とうから知っていましたよ。
 呉で、一気に、なり上がりものになられる気だったら、わしだって黙ってはいなかったのだが、
 そうでもないらしいので、わしも今まで不問に付してやっていたのだよ。
 わしだって、両国が仕合せに暮したほうが、遥かに望ましいさ。
 けれども、妻はもう、だめなようだね。お義父さまは知るまいが諸葛の家と結ばれた人間は、
 お互い愛しあって子供を授かると、死ぬか、でもなければ、
 世の中で一ばん醜い顔になってしまうか、どちらかに、決まっているのだよ。
 妻は、その事を、はっきりは知っていなかったようだが、でも、何かしら勘でわかっていた様子だね。
 子供を産むのを、長年ためらっていたからね。可哀そうな事をしてしまったわい。
 お義父さまは、一体、娘を、どうなさるつもりだね。見殺しにするか、それとも、
 龐統のような醜い顔になっても、生かして置きたいか。
 お義父さまは、さっき、どんな事があっても、生きてだけいておくれ、と念じていなさったが、どうかね。
 龐統のような顔になっても、生きていたほうがよいのかね。
 龐統だって、若い頃には、周瑜にも決して負けない眉目秀麗な男だったが、
 従兄弟の龐山民がわしの小姉を可愛がって子供を授かって、わしの兄から死ぬか、生きていたいかと訊ねられ、
 龐山民は何としても生きたかったから、、生かしておくれとたのんだら、兄は、祈祷をして、龐山民の命を助けてやったが、
 なぜだか、龐統があのとおりの美事な顔になりましたよ。どうだね、さっきのお義父さまの念願には、嘘が無いかね?」

「死なせて下さい。」
220無名武将@お腹せっぷく:04/09/20 17:39:03
age
2211/2:04/09/25 19:45:54
迷いの多い生涯を送って来ました。
自分には、名門の風格というものが、見当つかないのです。
自分は河北の辺境に拠りましたので、霹靂車をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。
自分は高櫓の階段を、上って、降りて、そうしてそれが敵陣をのぞき込むために造られたものだという事には全然気づかず、
ただそれは主戦場の全容を異国の遊戯場みたいに、快適に楽しく、パノラマにするためにのみ、築造せられてあるものだとばかり思っていました。
しかも、かなり永い間そう思っていたのです。
高櫓の上ったり降りたりは、自分にはむしろ、ずいぶん息抜きのできる遊戯で、
それは家臣の献策の中でも、最も気のきいた献策の一つだと思っていたのですが、
のちにそれはただ弓兵が敵陣を射下ろすための頗る実用的な櫓に過ぎないのを発見して、にわかに興が覚めました。
また、自分は同じ頃、自軍で地下掘子軍というものを見て、これもやはり、実利的な必要から案出せられたものではなく、
地上の軍と戦うよりは、地下の軍と戦ったほうが風がわりで面白い遊びだから、とばかり思っていました。
三男は子供の頃は病弱で、よく寝込みましたが、看病しながら、呂布、弟の世話、田豊の進言を、つくづく、つまらない問題だと思い、
それらが案外に実用的だった事を、五十歳ちかくになってわかって、乱世のきびしさに暗然とし、空しい思いをしました。
また、自分は、空腹という事を知りませんでした。いや、それは、自分が衣食住に困らない家に育ったという意味ではなく、
そんな馬鹿な意味ではなく、自分には「兵糧欠乏」という感覚はどんなものだか、さっぱりわからなかったのです。
へんな言い方ですが、烏巣が燃えていても、自分でそれに気がつかないのです。
2222/2:04/09/25 19:46:41

自分の周囲には、伏兵のかたまりが十隊あって、その中の一隊でも、味方が出会ったら、その一隊だけでも充分に
親子の生命取りになるのではあるまいかと、思った事さえありました。

つまり自分には、英雄の嗜みというものが未だに何もわかっていない、という事になりそうです。
自分の理想の観念と、世のすべての人たちの理想の観念とが、まるで食いちがっているような予感、
自分は、いったい幸福なのでしょうか。
自分は小さい時から、実にしばしば、仕合せ者だと人に羨まれて来ましたが、自分ではいつも零落の思いで、
かえって、自分を仕合せ者だと言ったひとたちのほうが、比較にも何にもならぬくらいずっとずっと磐石なように自分には見えるのです。
223無名武将@お腹せっぷく:04/10/01 04:44:57
ホシュ
224無名武将@お腹せっぷく:04/10/02 20:41:02
age
2251/3:04/10/03 17:49:09
戦局がそろそろ膠着状態になって来た頃、甲冑みたいなものをまとった男が、謹慎中の自宅へやって来て、
私たちに路用の金と、それから作戦の要項を書いた紙を渡した。
命令の文を見ると、私たちはその翌日から二人きりで長江の下流の敵陣へ潜まなければならなくなっていたので、
思わず私の眼から涙があふれた。

「放逐には、してもらえないのでしょうか」

涙がとまらず、すすり泣きになってしまった。

「丞相から、じきじきに命令が下ったのだから、必ず、偽降でなければいけない」

とその男は、強く答えた。
私たちは行く決心をした。
その翌日は雨で、私たちは司令部の西山の麓に整列させられ、まず都督の訓示があった。

「合戦には、必ず勝つ」

と冒頭して、

「合戦には、必ず勝つが、しかし、諸君らが呉君の決定通りに結束しなければ、作戦に支障をきたし、荊州のような結果になる。
 必ず、決められたことの方針には、従ってほしい。
 それから、この陣にも、間諜が紛れているかもしれないから、お互いに注意すること。
 文官もこれからは、武官と同じに、軍部の中へ入って職務をするのであるから、陣内の様子は、絶対に、他言しないように、充分に注意してほしい」

と言った。
山には雨が煙り、文武とりまぜて五十ちかい群臣が、雨に濡れながら立ってその話を拝聴しているのだ。
群臣の中には、司馬徽門下の臥龍鳳雛もまじっていて、みんな悲愴な泣きべその顔をしていた。
2262/3:04/10/03 17:50:15
二度、三度、軍議へ行くうちに、幕賓待遇の諸葛亮たちが私の姿を、いやにじろじろ見るようになった。
ある日、私が同士集めをしていると、文武官が二三人、私とすれちがって、それから、そのうちの一人が、

「あいつが、埋伏か」

と小声で言ったのを聞き、私はびっくりしてしまった。

「なぜ、あんな事を言うのかしら」

と私は、私と組んで同士を集めてまわっている甘興覇さんにたずねた。

「単身赴任だから」

甘興覇さんは、まじめに答えた。

「あなたも、あたしは失敗だと思っていらっしゃる?」

「いいえ」

こんどは少し笑って答えた。

「それがし、荊州人ですわ」

と言って、その自分の弁明が、われながら馬鹿らしいセンテンスのように思われて、ひとりでくすくす笑った。
2273/3
ある東南風の強い晩に、私が朝から仲間の人たちと一緒に首尾はこびをしていると、総司令官の若い周郎が顔をゆがめて、私を指差し、

「おい、君。君は、こっちへ来給え」

と言って、さっさと松林のほうへ歩いて行き、露見の不安と恐怖で胸をどきどきさせながら、その後に連れて行かれると、
林の奥に盛大な装飾の出来たばかりの祭壇が築いてあって、周郎はその前まで行って立ちどまり、くるりと私のほうに向き直って、

「毎日、つらかったでしょう。きょうから一つ、この大国の見届人をしていて下さい」

と白い歯を出して笑った。

「ここで、祈っているのですか?」

「ここは涼しくて静かだから、この祭壇の上で(永遠の)お昼寝でもしていて下さい。もし、退屈だったら、これは、お読みかもしれないけど」

と言って、着物の袂から一つの文書の束を取り出し、てれたように、地面の上にほうり、

「こんなものでも、読んでいて下さい」

文書の表には、「fromサイカ」 と記されていた。私はその文書束を取り上げ、

「おそれいりましてございます。味方うちにも、丞相のすきなのがいまして、いま、烏林に向かっていますけど」

と申し上げたら、開き直りしたらしく、

「ああ、それ。苦肉の作戦なのですよ。今頃じゃあ、たいへんだ」

と首を斬ってしんみり言い、

「とにかく、きょうからここで見届人という事にして、あなたの曹丞相も、あとで自分が並べに来てあげますから、楽しみに、待っていらっしゃい」

と吐き捨て、急ぎ足で戻って行かれた。