吉川三国志について語る場、そのニである。
前スレ
吉川三国志ってどーよ
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1008670875/ 吉川三国志のスレは程なく完走されたが、2chの土壌にはあだ花しか咲かない。
前スレの没後、新スレの1が前スレの1に代ってスレッドをたてた。
しかし、群雄こぞっての猛レスに、天下は騒然。
名無しが起ち、コテハンが起つ。
新スレの身辺には、古今無双の豪傑samba規制が常に在り、連投さえ容易に受け付けない。
その規制をかいくぐりスレを制したのが無名武将@お腹せっぷく―三戦板のデフォ名無しである。
━━ 終 ━━
>>4 ありがとう。
新スレもマターリ進行だね。
この板って即死判定あったっけ。
名作とか、傑作というより、日本の三国志のスタンダードって気がするね。
NHKラジオでやってた橋爪功の朗読が良かった
CDで発売してくれないかな
なんか、>>1の文章が面白かった。なかなかうまいね。
>>4 解説ありがとう。その通りです。
個人的には八巻のカバーストーリーが好きなんだけど、そこまで行くのに何年かかることやら┐(´ー`)┌
まぁでもこのスレはマターリ進行がいいよね。
張コウって三回死ぬよね。
最初は長板で最後は、北伐で
2回目っていつ死んだのですか?
張儁乂の活躍
1回目:汝南で趙雲・関羽に袋叩き
2回目:長坂で趙雲(with青虹の剣)にバッサリ
3回目:第五回北伐・木門道で焼き殺される
さんくす
昔、はじめて読んだのが吉川三国志だけど、張コウがすぐ死んだので
三国志に詳しい彼氏に「張コウもう死んだよ」と伝えたら
「え?そんなはずはない。じゃあ馬ショクはどうなる」とかうろたえてたのが可笑しかったw
2回目に死んだところで、「張コウは3回死ぬ」は有名な話らしいと知りました
吉川スレ過去ログによると
呉夫人も2回死んでいる事が判明。
4巻で死んだ、孫策&権ママが5巻で普通に復活しててびっくり
張〔合β〕が3度死ぬのは有名だが
〔赤β〕昭も2度死んでいる。
あれ?単福って、母親が自殺したとき、死んでる・・・
楽就も二度死んでるんだよぅ
張南が二回死んでることに気付いた
他にもシン出るかも見つけたら教えて
作品自体は素晴らしいんだけどね。
>>12 おぉ、dクス。
>>14 俺もそれでおお死んだ、って思った。
後で復活しててびっくりしたクチ。同姓同名の別武将だとずっと思ってたよ。
>>15 うん、勘違いは多いよね。
でも文体と人物描写力が素晴らしくて、読ませるのであんまり気にならないんだな、なぜか。
張南ってさ
袁煕の配下と劉備の配下でいるじゃん。2回死んだ乗って多分別人では?
後者の方は夷陵の戦いで死んでるはずだけど前者っていつ死んでるの?
暇な人は調べて下さい
>17
張南も馬忠も二人いる。
文庫五巻・赤壁の巻より
もと袁紹の大将で、いまは曹操に仕えている燕の人、焦触、張南のふたりが、
「不肖、幼少から水には馴れている者どもです。ねがわくはわれわれに二十艘の船をかし給え、序戦の先陣を仰せつけ下されたい」と、自身から名乗って出た。
(中略)
呉の周泰が(中略)
「韓当韓当。いつまでそんな敵に手間どるのだ」
(中略)焦触は、見事、投げ槍に串刺しにされて、水中へ落ちた。彼の副将張南は、それと見るや、
「おのれっ」と、(中略)雨あられと矢を向けてきた。
周泰は(中略)張南をただ一刀に斬りすてたのみか、その艇を分捕ってしまった。
>>19 なるほど詳しい説明さんくす
俺も読み直してるのだが、
>赤β〕昭も2度死んでいる。
あれ?単福って、母親が自殺したとき、死んでる・・・
楽就も二度死んでるんだよぅ
この三人の死に様が見つからない
どこで死んでるんだよう?
>>19 おおすげー
ちなみにもう一人の張南は夷稜で死んでるの?
>>20 ・郝昭
王双の死が、曹真の本営へ知らされてからいくばくもなく、陳倉城の守将郝昭の死がまた報じられてきた。郝昭は病死であったが、
(中略)
孔明は三度目の祁山出兵を決行した。
その動機は、陳倉の守将郝昭が、この所病に罹って重態だという確報を得たからであった。
(文庫八巻より)
郝昭が第二回北伐と第三回北伐の間に死亡したという事実を重複して記述している。
死因を第二回末尾では病死と明言しているが、第三回冒頭では病死なのか戦死なのか判断しがたい内容になっているので、二回死んでいるかのような錯覚を与える。
・単福(徐庶)
「母上っ……。母上っ」
徐庶は、冷たい母の亡骸をかかえて、男泣きにさけびながら、その場に昏絶してしまった。
(文庫四巻より)
昏絶=昏倒:めまいしてたおれる。
誤読と思われる。
・楽就
【袁術VS呂布・徐州攻防戦】
「呂布だぞ」
「近づけるな」
と、袁術の将星、梁紀、楽就の二騎が(中略)呂布を左右から挟んで打ってかかる。
「邪魔するな」
呂布は、馬首を高く立て楽就の駒を横へ泳がせ、画桿の方天戟をふりかぶったかと思うと、人馬もろ共、一抹の血けむりとなって後ろに仆れていた。
「卑怯っ」
逃ぐるを追って、梁紀の背へ迫ってゆくと、横合いから、
「呂布、待て」と敵の大将李豊、捨身に槍をしごいて、突ッかけてくる。
【曹操の淮南攻撃】
李豊、楽就、陳紀、梁剛の四大将は、あとに残って、寿春を守ることになり、これに属する兵はおよそ十万。
(中略・曹操軍寿春攻略)
守将の李豊以下ほとんど斬り殺されるか生捕られてしまい、(以下略)
(文庫三巻より)
明らかに二度死んでいます。
蛇足ですが、この呂布と梁紀・楽就の戦いは演義にはない吉川版オリジナルです(演義ではいきなり李豊が出てくる)。
またこの場面、演義では呂布が一方的に袁術を打ち破る場面なのですが、吉川版では袁術・呂布を龍虎になぞらえた一大決戦として描き、この後一時的には呂布が窮地に陥るかのような描写さえあります。
吉川版が「面白く読ませる」ために色々と工夫している一例といえるでしょう。
さらに蛇足ですが、楽就の相方として登場した梁紀という武将も演義にない吉川オリジナルの人物です。
もっとも、これはオリジナルというより作者の錯覚(梁剛+陳紀?)の所産かもしれませんが。
長くなって申し訳ない。
>>22-23 (*^ー゚)b グッジョブ
すごい分かり易いよ。
これを参考にまた読み返してみるか。
梁紀は吉川三国志と天地を喰らう2諸葛孔明伝(ファミコン)
しかでていないレア武将
文庫版第三巻 P390-391の関羽が降る場面で
(玄徳の二夫人が)「おお関将軍か」と、幼児の手を引いてまろび出てきた。
「和子さまにも、おふた方にも、おつつがなくお在せられましたか」
ってあったけれど、この幼児って誰?
>>25 コーエーの初代三国志にも出ていたよ。確かこのゲームは演義準拠のはずなんだが・・。
元ネタ?の梁剛・陳紀よりも能力が高い。(それでも使えないが)
ハンドブックの武将名鑑にはただ「袁術軍の部将」とだけ書かれている。
スレ違いスマソ。
さらにスレ違いでごめんなさい。
天地を食らう1でも出てました。やはり梁剛・陳紀よりも能力が高いです。
>>25 >ハンドブックの武将名鑑にはただ「袁術軍の部将」とだけ書かれている
三国志1の武将ファイルなんて発売してました?
やべ 一番下になってたよ。
もうすぐDAT入りする所だった。
このスレももう駄目なのかな俺的にはもう少し話したいのであげておく
>>29 最後に書き込まれた日付順にdat落ちするから、最下位にあっても大丈夫だぞ。
君のもう少ししたい話、それを聞かせてくれれば、このスレは息を吹き返す。
>>30 いや大した事無いんですけどね。
ラク城だったかな?
劉備の益州攻めで張翼が城主(劉なんたら)を
突き落としたと聞いて本当かなと思って質問したかったのです。
後半持ってないから確認できなくて・・
まぁ、古典だからある程度語り尽くされた感はあるな。
33 :
無名武将@お腹せっぷく:04/03/29 20:52
そういえば最近発売された週間三國史はちゃんと原作者の名前が
出ていて好感が持てる。
だが、原作である吉川三國史の情報量には到底かなうまいw
本がそろそろ限界なので「吉川三國史、全8巻取り寄せの系」でも
発動するとしますかw
「計」って、「はかり」って読むんじゃないの?
きかくのはかり
てんかさんぶんのはかり
れんかんのはかり
女性の表現で「雲鬢重たげに」ってあるけど、あれいいなあ。
いかにもなよやかな感じで。
>雲鬢重
ウホッ?なんて読むのですか?
「うんぴんおもたげに」じゃなかったっけ?
エロティックな文章書く人だ・・・
雲鬢は、女性の美しく結われた髪の表現じゃないかな。
「雲鬢重たげに」という表現は、なんだか、うなじの細くて華奢な女性を連想するです。
昔の作家はいい表現するよね。
>>38 うんびんじゃなかった?_
俺が間違ってるのかな?
>>30 張翼が将として用いられるきっかけはそうですね。
>>42 なるほどそうでしたが、
けど実際は、演義でも正史でも張翼じゃないですよね?
>>43 正史では劉備が蜀を取った後登用されたとあるだけ。
演義では雒城の戦いで劉カイ([王貴])を斬り殺して劉備に降伏。
吉川では矢倉の窓から蹴落として降伏。
雲鬢重
雲長の髭が重いに見えて全然エロちっくじゃないよう・・・
いや
「酒で洗ったように」漆黒+艶でおひげさん萌え
47 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/13 22:56
曹操「お前はかわいいやつじゃのー」
このセリフ大好き
48 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/13 22:59
懐かしいな・・・吉川三国志。
学校の図書室で借りたっけ。宮本武蔵は読む時間なく受験に入ってしまったけど・・・。
あ、はい、すいません気にせずにお続けください。
「雲鬢重たげに」って誰を表現した台詞ですか?
51 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/18 23:49
張コウは三回死んだことになってるけど汝南のときは気づかなくて
長坂のときは切られたけど死んだわけじゃないのかと思ったから
2ちゃんでみるまで全然気づかなかった。
>50
髪を美しく結い上げて着飾った、美髯の関羽を想像しちまってふいたじゃねーかw
>49
具体的に誰だったか忘れたけど、皇后だか貴妃(貴人?)だかに、そういう表現があったよ。
本は貸しちゃってて手元にないから確認できないけど。
ちなみに雲鬢重じゃなくて、「雲鬢、重たげに」ね
大辞林によると
雲鬢…女の鬢の美しさを雲にたとえた語。また、美しい女のこと。
エロいというか艶やかというか、文章がセクシー
吉川三国志は何処までで終わり?
詳しく語られるのは孔明の死まで。
その後晋統一までわずか20ページで早送り。
ほっ
別スレで太史慈も二回死ぬとか書いてたのですけど
マジですか?
007は二度死ぬ
59 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/25 03:42
三国志って、横山のにしても吉川のにしても、
その量の膨大さに圧倒されて読むのをためらっていたのだが、
つい最近ふと思い立って吉川三国志読んでみたら、
なんか文体が幼いというか、小中学生用に書かれた文章みたいで、
第一巻目にして結構萎え気味なんだが。
三国志ってこういうものなの?
たかがあれだけの量で読破をためらうようなお子様が何を言うかな
新聞連載小説でやたら重厚すぎる文章もアレだろ
>59
大学生の俺にだって別に幼い文には映らないが。
あんだけの長さを感じさせずに読めるってのは凄いと思うけどね。
イヤーン
>>59は芥川や夏目漱石の小説も「文体が幼稚」と言ってしまえるタイプと見た
>>59に聞きたいんだが…誰の文章は「文体が幼稚」じゃないと思えるわけ?
すごく気になる。いっておくが、どっかのラノベ作家の名前なんか挙げないでくれよ?
初陣までがやたら長い
張飛の描写がカワイイ。
吉川英治は小学校も満足に通ってないぞ。
学歴に固執するな。
そうこう言っているうちに、吉川英治全集の中の、
三國志(三)まで読み終わりましたよ。
最初はなかなかペースが掴めなかったけど、
(三)は一週間くらいで読めました('∀`)
明日図書館で(四)借りてきます。ウヒヒ
>>73 >>57の太史慈が二回死んだって所が気になる(前スレ見ても載っていなかった)
今本が手元に無い為、調べれないから
読んでる途中に2回死んでたら報告してくださいな
大史慈や張昭を孫堅以来の家臣なんて書いてる個所もあったな。
吉川的に彼らはその他大勢なんだろう。
吉川の登場人物に対しての思い入れ予想
孔明>曹操>呂布>張飛>関羽>劉備>趙雲>(略>その他
>>59に聞きたいんだが…誰の文章は「文体が幼稚」じゃないと思えるわけ?
いっておくが、どっかのラノベ作家の名前なんか挙げないでくれよ?
横山三国志ってこれと不安になるぐらいクリソツ何だけど
ちゃんと吉川に承諾得てるのか?
得てないんじゃないの
幸い?問題にはされてないけど
承諾得てるもなにも、横山は「演義を元にしたオリジナル」って主張してるからな。
パクりもパクり大パクリ
>>76は俺じゃない。
それから
>>79よ、やけに学歴についてこだわりがあるようだな。
名門大学出の人間は腐るほどいるが、こういう小説を書ける人間は少ない。
お前はたとえ東大を出ようが、オックスブリッジを出ようがアイビーリーグを出ようが、
小卒の吉川英治に、絶対に敵わないんだよ。安心して学歴を追求しててくれw
横山三国志は吉川英治のそれを忠実に原作にしている。
>>75 個人としては劉備が一番好きだって何かに書いてなかったっけ?
俺が
>>79だ。
学歴に萌える。
愛読書は代ゼミデータリサーチ。
>74
ハイ、そン時はぜひ報告しやすぜ旦那。
太史慈、死んだのが(一)から(三)の中だったらどうしようw
二回死んだって所、(四)ならいいんだけど…。読み飛ばしてないといいなぁ。
(四)が別の図書館にあって、取り寄せになったので、
今日は中身も確認せずに「江戸三国志」借りて来ちゃったぜアハハハハ!
>80
別冊宝島系の雑誌かなにかの三国志本の中で、
横山氏はまず吉川三国志を読んで漫画にするのを思い立って、
演義その他も読んでから描いたみたいなこと言ってた希ガス。
曹操を詩人で、
孔明を文豪に例えたのはもの凄い納得した。
当時の文章としても挙げられるのは曹操の詩と孔明の出師の表だもんな。
そういう意味でも納得できる。
俺も漸く吉川三国志読み始めたよ
完訳三国志演義なんかと比べると凄く読みやすいね
>68
確かに長かったw
でもそれまでのくだり
虹橋?の上での張飛と劉備のやりとりなんか好きなんだ
>>88 いや、張飛と曹操のやりとりもイイ
「このぐらいは食える」
90 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/13 01:06
名作なんだからage
右翼
保守するよ。禁止されててもするよ俺は!
読むのがめんどくせー
でも読むかな
吉川三国志最高。
吉川英治は読書家ほど高く評価する作家だ。
大して本読んでないヤツはくだらないケチをつける。
読め。
前スレ以上にマターリしております゚∀゚
ついに文庫版1巻がボロボロになって壊れた
何十回読んだんだろう
でも太史慈が2回氏ぬなんて気付かなかったが
また読み直してみるか
97 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/16 21:23
虎牢関での呂布描写は吉川が一番好きだな。
まさに大暴れってかんじで。血煙になった奴等には悪いが、胸が空く。
呂布人気はこの人の力が大きいよな。
ただの力自慢の馬鹿ってのを、女の魅力に負けたかわいそうなやつって感じになったもんな。
終盤は女に負けた馬鹿って感じだったが
吉川三国志読み終わった後は、
面白いけどなんかムラがあるなってカンジだったけど
その後北方読んだら「吉川てスゲ」て気付いた
アリガト謙二
103 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/17 15:26
このスレ、1で終わったと思ってたから
いま見つけてすごいうれしかったっす。
立ててくれてありがとう。
吉川三国志二周目ですが、グイグイ読ませるリズム感は
すごいと思う。
俺の持ってる吉川三国志すげー古そう。何か文語体だし。
まだまだこのスレに気付いていない吉川ファンの為に
皆カキこんでアゲてたもれ
>>103 おれ五回くらい読んだ。
正史読んで、その魅力に気付いても、やっぱり吉川三国志はやめられねぇ。
吉川の馬岱
イイ!!!!!(・∀;)
吉川の馬休
イイ!!!!!(・∀;)
109 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/18 19:37
吉川のトウタク
イイ!!!!!(・∀;)ァゲァゲ
110 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/19 01:19
前スレで、諸葛菜の所が最高に良いと書いたら
誰も賛同してくれなかった。今でも何度も読み返す
所なんだが。あと南蛮編も好き。孔明好きはミーハー
扱いされてしまうんだろうな。
>>110 だって吉川の孔明ムカツクんだもの。
周瑜の葬式の場面が最高にムカツク。
その後にどれほど苦労しようと好きになれねー
私的には葬式の時のは孔明より、それみて逆に周瑜の器の方
に疑いを持つ呉の連中の方が納得いかん。それよか別に落ち
度もないのに味方の魏延を焼き討ちしようとしたのがなぁ…。
自分は吉川の孔明好きだが、あれはやりすぎだと思ったよ。
>>112 魏延を斬り殺せとか大騒ぎする孔明もだいぶコワイ
仕官を認めない理由は「反骨があるから」
劉備も魏延もポカーン
まあ、そういうとこも全部含めて吉川三国志は最高なんだけどね
あと、南蛮で大量に焼き殺しておいて
心を痛めてたりしてるけど、じゃあ戦争するなと突っ込みたくなったり。
こういうのがあるからこそ悪びれない曹操が魅力的なのかもね。
趙雲の慰めの言葉も全然解決になってないしなあ
それにしても吉川三国志の趙雲は使い勝手がよさそうだ。
汎用人型決戦兵器(諫言機能付き)って感じ。
>116
ワロタ
しかしそんな感じと云えばそうだな。
そこそこ強い、忠義はある、諫言はちゃんという、
役には立つ、子どもは守る。
自分の手にあまる奥さんの面倒もみてくれるぞ。
おれは許チョが許攸をヌッ殺すシーンが大好きだった。
すげーサッパリしたぜ。
>>118 そこそこ強い 程度で魏の大群の中から阿斗を救い出せないだろ
ありゃむちゃくちゃな強さだ
趙雲のイメージを「永遠の青年」にしたのは吉川英治だよなー
よく三国志の人物を美形にするなって怒ってる奴らがいるけど、
趙雲・陸遜あたりは吉川三国志から入った俺にとっては美形で当然という感じだ。
美形で許されるのはシュウユだけ
顔良
荀イクも美形評を受けてたね。
憂いの似合う顔らしい
>>122 吉川だと曹操も美形イメージがある。
劉備が聖人君子じゃなくて腹黒狸なのも好きだった。
趙雲って正史でも美丈夫って書いてなかったっけ?
そりゃいまの美形とは違うだろうが。
姿や顔つきがきわだってりっぱ、となら註の別伝の方にあったような…ウロオボエ
美男子つーと公孫サンあたりがその部類に入りそうだ。
>129
背が高くて痩せ型で…ってくだりだな。
読み始めた当初、中国の服の知識がないからイメージが沸かなくて
「三国志」でググったとき、無双系のファンアートばっかりヒットしたり、
どれを見ても「背が低くて」みたいに書いてあったから、
びっくりした。
白面郎と描写される人たちは、色白の美形と思ってよいのだろうか。
ただ単に若造という意味で使ってるのかと微妙に悩んだりしたが。
133 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/24 19:09
キョウイ初登場ん時凄かったじゃん
胡蝶のようになんたらかんたらって。
吉川疲れてたのかな・・・・・
周瑜でさえ「美周朗とよばれていた」だけだったのに。
胡蝶のようにパピ!ヨン!
パピヨン姜維ハゲワラ
もう姜維をまともな目で見られねぇorz
物凄く初心者質問なんですけど
本屋で注文するときの作者がわかりません。
吉川ってよしかわって読むのでしょうか?
それともきっかわですか?
よしかわえーじでええんでねえ?
>>136 初心者すぎてワロタ
とは言えない。
俺は学会発表の練習で河出(かわで)書房のことを「かわいで書房」と読んだ。
普段偉そうにしてただけにすげー笑われた。本番じゃなくてよかった。
139 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/25 19:36
北方をほっぽうと読むのは許す
だが吉川をきっかわと読むのだけは・・・・・・・・!!!!!プルプル
よこやまこうき、なら通りすがりの人の口から聞いたことあるな。
>141
ごめん、それこないだやった。
横山で三国志に入ったから、吉川はストーリーが一緒と聞いて読んでなかった。
約10年目にして、初めて本物を読んだ。めちゃくちゃ良かった。
もっと早く読めばよかったなー。
やっぱりいいね。小説って、描写ひとつひとつに想像の余地があって。
…でも、未だに趙雲だけは横山イメージなんだがな。
横山はシバの小説パクってたら、訴えられてただろうな
>>144 吉川か司馬かではなくて、単に時代の違いだと思うよ
後書きにて
父親に早く寝なさいと怒られながら三国志を読んだというエピソードが好き。
永遠の三国志少年。
>>146 その吉川が書いた三国志を早く寝なさいと怒られながら読んだ俺。
>>147 そのレスを早く寝なさいと怒られながらROMる俺。
150 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/27 19:32
ageていい?
吉川三国志は読み出すと止まらないね
ご飯の前とか風呂入るちょっと前とかに読み始めて
ずっとそのまま読みっぱなしで親に
いい加減にしろ
とよく怒られたもんだ
あ なんか読みたくなってきた
とりあえず、5巻「望蜀の巻」の「針鼠」で太史慈が死にますた。
横山漫画を読んだあと、吉川三国志を読み始めました。現在一巻目です。
漫画より先に読みたかった・・・・・。
あまりにも似てるから、横山漫画の人物画が脳裏をよぎって仕方がありません。
吉川三国志の醍醐味は
吉川英治の三国志愛を感じ取ることだ!
なんて。
演義ベースだから割りくってるのがいるのは仕方ないが、
作者に嫌われてそうな人物が特に見当たらないのも良い。
なんかそういうのが透けて見えるのって嫌なんだよなぁ…
>>154 でも趙雲は違和感なくね?
うざったい偏愛じゃないのがいいね吉川は
ちょっと遠くで見守っている感がさ
吉川は劉備にも距離置いてるからな。
演義の欠点は、勝者の凄さよりも敗者のヘボさを強調するところだと思う。
吉川にはそれがないから実に気持ちよく読める。
しかしショカツリョーへの思い入れは人一倍かと
前半の主役が曹操、後半が諸葛亮だったなー。
161 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/04 13:51
あげ
はじめて三国志を読む者です。
今第一巻を読み終えたところですが、今一つ面白くありません。
盛り上がりはまだまだ先でしょうか?
あと、馬鹿なせいで登場人物が多すぎて覚えられません。。
>>162 世界の中心で愛を叫ぶ、とか読んでれば?
悲しいです。
>162
戦が始まると急に面白くなるから安心しる。
>>165 ありがとうございます!
二巻を読み始めたところです。楽しみですね。
確かに1巻は俺もそんなに面白くなかった・・・
今じゃもっぱら6〜8巻ばっかり読んでるよ。
おいら吉川英治全集で持ってるから8巻とかよくわからん
つまらんという1巻はどのあたりまでなんだ?
文庫1巻は 「群星の巻 珠」反董卓同盟軍が焼け落ちた
洛陽の都に入って、孫堅が玉璽みつけたり、公孫サンが
失望して還っちゃおうかなーどうよ劉備?ってとこらへんまで。
お、送信してしまったが、おれは1巻面白いと思うけどな。
一通り目を通してから再読すると、また違うだろう。
>>169 もうけっこう面白くなってるじゃん。
「桃園の巻 転戦」までは、正直ちょっとタルいが。
でも序盤も再読してみると風情があって良い。
一巻はなんかぬるいな気がする
六巻からの英雄がばたばた死んでくとこが哀愁漂いまくりで
イイ!!!(・∀・)
とりあえず一番ワロタのは
張飛が呂布を糞賊呼ばわりするとこかなー
>>172 糞賊笑える
実生活で使ってもフン族だと思われるのが悲しい
最近吉川三国志読み始めたが、
評判の悪い一巻でさえ相当面白い。
さすが名作だけあるね。
175 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/13 13:36
ヤバイ。曹操殿ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
曹操殿ヤバイ。
まず賢い。もう頭がちょっといいなんてもんじゃない。超賢い。
賢いとかっても
「『春秋左氏伝』マニアなの?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ文才ありまくり。スゲェ!なんか詩とか作っているの。軍師とか将軍とかを超越してる。もう文学者だし戦争も超強い。
しかもぞなぞだいすきらしい。ヤバイよ、なぞなぞだよ。
だって普通は戦場でなぞかけとかしないじゃん。だって撤退の方針とかわかんないでうろうろすることになったら困るじゃん。味方はもう撤退完了とか困るっしょ。
みんなわかって行動しているのに、関羽とか走っていっちゃってるのに、命令が暗号で書いてあるとか泣くっしょ。
だから劉備とかなぞなぞしない。単純なヤツだ。
けど曹操殿はヤバイ。そんなの気にしない。なぞかけしまくり。鶏肋とかキャップにとかわかんないくらい難しい。ヤバすぎ。
文才っていたけど、軍才だってやばいかもしんない。だって軍才がアッパラパーって事にすると
「じゃあ、官渡ってナニよ?」
って事になるし、それはわからない。ヤバイ。分からないなんて凄すぎる。
あと超キレる。キレすぎ。田んぼに馬入れるとぶっ殺すとか言いまくり。ヤバイ。こわすぎ。弁明する暇もなく死ぬ。怖い。
それに超節操も無い。超関羽好き。それ劉備の義弟じゃん。惇超ショック。髭袋とか平気であげてる。髭袋て。そんなんいらねぇよ、実際。
なんつっても曹操殿は執念も凄い。二喬とかいまだに欲しがっているし。
うちらなんて『孫子』とかたかだか読むだけでもよくわかんないから斜め読みしたり、棚にとりあえず置いてみたり、枕に使ったりするのに、
曹操殿は全然平気。『孫子』に注釈までつけている。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、曹操殿のヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイ曹操殿に刃向かう敵将とか超無謀。もうやめとけ。超やめとけ
画桿の方天戟を、馬上から右に左に。
「えおォッ!・・・・」
と振るたびに、敵兵の首、手足、胴など血けむりといっしょに、吹き飛んで
ゆくかと見えた。(吉川三国志一巻 P.432)
鳥肌立った。工房の漏れは今まで横山しか読んでなかったんだが、吉川
読んで文章の上手さに驚いた。横山のこのシーンの画は迫力がいまいちだった
んだが、この文だけで漏れの脳内に「最強の呂布」がインプットされた。
吉川タソ、あんた最高だよ・・・・・
そんなあなたに吉川AAスレ
┏━━━━━━━━━┓
┃ .ざ ん て つ げ .き .┃
┗━━━━━━━━━┛≡/ ̄\ヽ ミ∧)))
 ̄|_| ̄|_| ̄シ| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|.─=≡((皿 彡..;;▼ヽ
兵 ャ 兵 ─=≡ミ゚Д)彡 ..;;;ヘ;;;。)
(゚∀゚;) キ (゚∀゚;) ─=≡┳∽∝─Θ─!ggミ ;;/
 ̄ ̄⊂( ̄)つ \  ̄ ̄⊂( ̄)つ ⌒ .....__,.〉==ミ; .;;/
∪∪ 兵 ̄ ン∪∪  ̄ ─=≡~( ;ヽ; ;│ ∪│;;)
(゚∀゚;) 兵 .─=≡\ ; ;l;; ;' ̄/':;;/ヽ
 ̄ ̄⊂( ̄)つ (゚∀゚;) ─=≡△ニ二;l ;;|△ニ二;/ \ ;)
∪∪  ̄  ̄ ̄⊂( ̄)つ .─=≡|;;| /;/
∪∪  ̄ ─=≡Lノ Lノ
┏━━━━┳━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
┃ .リョフ ┃たたかう. .┃へいし .0/412 ┃
┃ ┃まほう ┃へいし .0/398 ┃
┃ ┃アイテム. .┃へいし .0/499 ┃
┃ ┃しょうかん. ┃へいし .0/408 ┃
┗━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┛
画桿の方天戟を馬上から右に左に振るたびに敵兵の首、手足、胴など
血けむりといっしょに吹き飛んでゆくかと見えた。
とりはだたった
んなこたーない
昭和14年(1939) 47歳
「新書太閤記」読売新聞。
「三国志」起稿、土曜会各誌へ載る。
7月10日、掲載満4年の「宮本武蔵」全稿完了。史蹟歩きなど多くを旅地に送る。
↑吉川英治自筆年譜より
この前の年に菊池寛、佐藤春夫などとともに南京に従軍、10月に上海で子供が
生まれたという電報を受け取っている。その時の子が、「バガボンド」が表彰された折に
原作者代理として賞を受けた吉川英明氏。(菊池寛の命名)
明治25年の生まれ、戦争中のキナ臭い時期の作品なので今読むと古風に感じられることも
多い。
そだ |------、`⌒ー--、
れが |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
が |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
い |ヽヽー、彡彡ノノノ} に
い |ヾヾヾヾヾヽ彡彡} や
!! /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l っ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ  ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄ lノ/l | |
ヾヾ " : : !、 ` lイノ l| |
>l゙、 ー、,'ソ /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ ー_ ‐-‐ァ' /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ 二" /::// /:.:.l:.:.
:.:.:.:.:.::ヽ:\ /::://:.:,':.:..:l:.:.
;.;.;.;.;;.:.:.:.\`ー-- '" //:.:.:;l:.:.:.:l:.:
もうすぐ2巻終わります。
どんどん面白くなってきます。
もうやばいぐらいです。
がんばれ
184 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/22 17:44
吉川三国志の益州武将ネガティブ過ぎ。
劉備に捕らえられた張任達
「ああ、蜀が改まる」
ワラタ
185 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/22 19:43
帝のする事は何でもかんでも「〜なされた」時代を感じるな
だってスタンス極右の御用文化人だもん
この人右だったんだ。それっぽいとは思ったが。
188 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/22 21:00
雲長関羽
って表記あったけど、何かアホっぽい表現w
189 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/22 21:02
子龍趙雲もあったなw
190 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/22 21:12
孔明が劉備の真似をしてふさぎ込んででくの坊みたいに
なったとかいう話もあったな。(関羽死後辺り)
やっぱ益州制圧後、集まった人材達を羅列していくところが最高に好きだ。
おいら今日4巻に入ったけど、諸葛亮出てきてからつまらなくなった…。
193 :
真の武将と面接しる!:04/08/22 21:16
「曹家にあらずば人にあらず」
のくだりに思わず、
「平家物語かよ!」と本を投げ捨てた。
諸葛亮が出て来ておもしろくなった
おまえが出て来て質が落ちた
今4巻まで読み終わったところだけど、
劉備のキャラが吉川版水滸伝の宋江と
まったく同じだ。
ま、偽善者だわな
要するに劉備ってただの運がいいだけのお人よし?w
悪運の強いゴロツキ
200 :
無名武将@お腹せっぷく :04/08/25 01:22
劉備って孔明が出てくる前と後とでは微妙にキャラが変わってる気がする
孔明が出てきてからは特に「優柔不断な頼りない親分」っていうキャラが増幅したような
それと、吉川三国志では張飛が一番好きかな
長坂橋の場面とか最高
201 :
三国初心者:04/08/26 02:18
秘本三国志から入って、今吉川読み始めましたが、
関羽と張飛が善人っぽく描かれてて驚きました。
202 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/26 02:25
周瑜 「孔明殺そうと思うんだけど( ´Д`)」
魯粛「ええっ!?Σ(´Д`lll)」
この二人なんか好き。
「真面目」って何だ?
>>203 周瑜 「孔明殺そうと思うんだけど( ´Д`)」
魯粛「ええっ!?Σ(´Д`lll)」
↓
魯粛「先生! 実は…ゴニョゴニョ(,,゚Д゚)∩」
孔明「うん、知ってる(´ι _` )」
↓
孔明「言っちゃダメだよ(´ι _` )」
魯粛「さ、さすが先生!(`・ω・´)」
↓
周瑜「孔明何か言ってた?( ´Д`)」
魯粛「は、実は…ゴニョゴニョ(ノ゚д゚(; ̄□ ̄)」
↓
上に戻る
206 :
無名武将@お腹せっぷく :04/08/27 20:14
>>201 陳舜臣は曹操贔屓だからね
三国志も曹操寄りに書いてるね
>>205 それ何回か繰り返した後 周瑜が負けを認めて
諸葛亮と掌の火を見せ合う場面は好きだ。
この二人が組んだら怖いものねえよ、って感じで鳥肌が立つ。
結局東南の風云々でまた決裂するんだけど。
>>205 吉川は何故魯粛を御人好しの馬鹿のように書きたかったのだろうか?
横山はもっと酷いが。とどめはNHK人形劇w
>>193 …いや、その台詞は劉邦の「劉氏にあらずんば人にあらず」がオリジナルなんだけど…
周譙とか間違えるなよw
二巻まで読み終えたんだけど、甘夫人と糜夫人っていきなり出てきたよね?
婚約場面がスルーされてるが一応いつ結婚したことになってるんだ?
特に記述がないから、甘夫人の方は小沛に居た頃でいいんでない?
糜夫人は徐州もらって糜竺が幕下に入った後〜下ヒ奪われるまでの間
意外に機会ないな。
董允の死はショウエンの死以上に蜀の人民を悲しませたとか、
ソース無しの吉川の脳内補完の設定探すと多そうだな。
探す気はサラサラ無いが。
215 :
無名武将@お腹せっぷく :04/08/29 13:57
吉川三国志の登場人物って、驚いた時に「げっ!」とか言うよね。
あれが笑っちゃうんだよねw
北伐時点で蜀の人材が乏しかったような印象を植え付けたのは
吉川だ。
名将魏延を荒くれ猪突猛進タイプにしたのも吉川だ。
いや、どっちかっていうと羅漢中では?
日本人に三国志演義以上に「演義」として定着している以上
そういう言い方もできるかもしれない。
吉川の劉備はなんか馬鹿っぽくて笑える。
221 :
無名武将@お腹せっぷく :04/08/29 22:13
吉川の張飛はいきなり鶏の生喰いとか凄すぎ。
でも董卓に冷たくあしらわれて男泣きする場面は可愛い
電車内でちょっとギャルっぽい綺麗なおねえたまが吉川三国志読んでた。萌えた。
劉備のお母さんっていつ死んだっけ?
結構長く生きてたけど。
>222
はじめて読んだ三国志が吉川だけど、あれは驚いたw
長坂橋で大喝する場面よりも、よっぽど張飛のイメージとして印象に残ってしまっている
張飛は馬鹿じゃない!
かわいいんだ。
生肉を食っても腹に虫が湧かないことを知ってた張飛は天才
張飛将軍の発言は却下されることが多いが、結果的には
正論であることが多い。
吉川の描く張飛将軍の野次は凄そうだな。
夏侯豚辺りぶち切れる野次を飛ばしそう。
233 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/30 21:53
中学のとき、ほとんど予備知識無しに吉川三国志を読んだ俺は幸せ者だ
全巻の半ばまで進んでもまだ居候の身の劉備にジョショが軍師になったときは
燃えた!そしてしょかつりょう(←返還できない!?)の登場。最高。
吉川から入るのと、横光から入るのと、はたまた蒼天と、
あるいはゲームなどからじわじわ入るのとどれが一番幸せだろうか?
三国志に入らないのが最も幸せ
横光は小学生のための入門書だと思う。だいたい重要キャラのエピソードとか
名前とか外しすぎ(例・漏れは陳宮がいきなり呂布についてるから混乱した)
厨房から上は吉川。蒼天は大人の漫画だろうな。あれはあれでキャラの性格が
はっきりしてて面白い。
だが漏れはあえて立間の三国志演義こそ最強と言ってみる
236 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/30 22:10
>>235 一つだけ言える。柴田の三国志から入って正解の香具師はいない。
陳舜臣から入った僕は、カンヌや張飛は悪人だと思ってました
立間の三国志も結構笑える。
例
張飛将軍「こりゃ!馬超!一騎打ちするか?」
なんじゃこりゃ?って感じだったよw
初心者に薦められる事が多い(全五巻だからか?)安能三国志は、
実はけっこう曲者だと思う。あれは先に演義でも読んでからにした
方がいい部類の本だよ。
>237
漫画化で平積みされてる今なら結構ありえると思うが、なんで?
柴田本人が自分は三国志を自信を持って書いたのに
売れ行きが悪いとエッセーで怒ってたのにはワラタ
柴田錬三郎の三国志って読んだ事無いんだけど、そんなにつまらないの?
柴田の三国志、立ち読みで一部分しか読んでないけど、
張飛がカヒを奪われて謝罪する場面の描写が吉川とそっくりだったような
吉川とあんまり代わりばえしないっちゃあそうなんだが
「英雄ここにあり」「英雄・生きるべき〜」は割と好きだ。
やや活劇のノリが強くて、孔明死後もそれなりに記述がある。
孔明が羽扇を投げて、相手の口塞ぐシーンがやたら印象に残ってるな。
吉川の三国志と陳舜臣の秘本三国志しか読んだ事ないんだけど、あとは何がお薦めですか?
武将ファイル
小学生だったときに、吉川読破した後
柴田の三国志読んだら、なんかエロくてドキドキした記憶がある
>>245 ここは基本で、演義の訳本。
これで末期知っておくと、正史読む時も各志の後半が知らない
人物ばかりではなくなる、という利点も…
皆さん、色々とアドバイス有り難うございます。
とりあえず「三国志演義」の訳本を読んでみて、吉川三国志との違いを楽しんでみたいと思います。
吉川の曹操は背が高くて美男子なんですね…
吉川age(エイジ)
253 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/10 22:48:39
age
254 :
魏延の中の人:04/09/20 14:55:54
吉川の好きな言葉
「一大強国」
「呉の富強」
255 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/20 15:00:37
なにげに吉川は4巻で曹仁を戦巧者といってるから、多少正史も読んでいたのかもね
>>255 譙周の逸話載せてたんだから読んでただろ
中国行って調査してきたってどっかに書いてたよ
三国志書くならいちおう正史にも眼を通すんじゃないだろうか
てか、あとがきに正史読んだみたいなこと書いてた気がする
260 :
魏延の中の人:04/09/20 17:24:13
「魯粛伝」読んだという記述は有る。
ただ、この人の三国志の知識は怪しい。
正史と演義と異聞をかなり混同してそう。
まぁ、かなり昔に書かれたものだからなぁ・・・
ごちゃごちゃなのは少し仕方ない部分もある。
262 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/20 18:03:06
>「魯粛伝」読んだという記述は有る。
なんか吉川英治本人の行動が正史に記述されてるみたいで笑える。
時々、前後で何のフォローもなしに、人名表記が「字」のみで
行われることがあるので、ちょっと紛らわしい。
(2巻 草莽の巻 神亭廟(二))
「君たちは、一体、誰かね」
孫策が、訊ねると、大鼻の黒面漢が、先に答えた。
「おれたち二人は、九江の潯陽湖に住んでいる湖賊の頭で、
自分は公奕といい、ここにいるのは弟分の幼平という奴です」
(4巻 赤壁の巻 呉の情熱(一))
当時、呉下の智能はほとんど一堂に集まったといっていい。
張昭、張紘、周瑜、魯粛などの宿将をはじめとして、
彭城の曼才、会稽の徳潤、沛県の敬文、汝南の徳枢、
呉郡の休穆、また公紀、烏亭の孔休など。
初めて読んだときは、誰だよこの一回しか出番のない武将は?
と思ってましたともorz
264 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/20 20:05:00
昨日、ちんじゅの正史の一巻読んでみたら、あたりまえなんだけど
紀伝体なんだよね…、すんげーわかりにくい。
まああれが資料としては正確で実際に近いんだろうけど。
みんなあれを全部読んだのか?
誰か俺みたいなアホでもわかるように易しい正史を書いてくれ_| ̄|○
超雲が美丈夫だってとこだけ目に入った。実際男前だったんだろうな。
魏伝、蜀伝、呉伝ってわかれてるんだよね。
編年体で書かれてたほうがやっぱり物語風に読めて嬉しいんだけどなあ。
俺は吉川三国志で陳Qの死に様がかっこよかったです。
俺はお前につかなかった事を後悔していない。この男が俺の策を用いなかったから
負けたのだ。さあこれ以上の問答は無用だ。斬れ。
みたいな感じ。多分陳Qって戦術家としては相当頭がきれたんだと思う。でも
曹操の言うとおり、結局は負け犬の遠吠えになってしまうのがまたなんとも哀しい…。
>>263 同意。
周泰がまだ若い孫権を賊からまもって華佗の世話になった辺りを読んだ時も、
あの蒋欽の弟分の幼平と同一人物だと全く気付かんかったw
人名一覧がついてるわけでもないから、本文中で周泰あざなは幼平とでも
紹介してくれないと初心者にはわからんよなぁ。
彭城の曼才、会稽の徳潤、沛県の敬文、汝南の徳枢、
呉郡の休穆、また公紀、烏亭の孔休などって誰ですか?
>>266 厳シュン・曼才
カン沢・徳潤
薛綜・敬文
程秉・徳枢
朱桓・休穆
陸績・公紀
殷観・孔休
程秉・殷観あたりはちと自信ないが、多分これでいいはず。
>>267 惜しい、最後だけ違う。
最後は吾粲が正解。
ちなみに、吉川でも演義でも彼の出番はここだけ。
うあ、フォローサンクス。ウル覚えで書いたのモロバレでお恥ずかしい…
ちなみにこの時は建安七(202)年頃だが、
222年の曹仁の濡須侵攻のとき(7巻 出師の巻 孔明を呼ぶ(二))になると、
「濡須の守りに当った呉の大将は、年まだ二十七歳の朱桓」という驚愕の一節が飛び出す。
これは本家三国志演義の誤りを吉川氏が気づかずにそのまま引用してしまったもの。
演義の抜粋↓
・孫権は建安五年に兄の後を継ぐと広く人材を集め、数年で朱桓あざなは休穆らを得た(第38回)
・濡須で曹仁を防ぐ大将は朱桓あざなを休穆といい、この時二十七歳(第85回)
※朱桓の正しい生没年は177〜238。
まあ自分もついさっき調べてわかったことなんですけどね。
いいじゃん5歳の時スカウトしたってことで
夢があって
読んでて気付いたが楽就も殺されたのに生き返ってないか?
幼児の段階ですでにスカウトされる朱桓…
やっぱ某AAのように異形の存在だったのだろうか
後書きにて
父親に早く寝なさいと怒られながら三国志を読んだというエピソードが好き。
永遠の三国志少年。
2巻で殺された張虎と陳生も4巻で復活してないか?名作だとは
分かっているのだが頼みますよ御大・・・。あと張コウって本当はいつ
死んだの?
吉川先生は敵役をカッコ良く書くのが巧いとおもう。
佐々木小次郎とか。
ぶっちゃけ張虎だとか陳生だとか脇の脇みたいのはどうでもいいけどさ
張コウしっかりしてくれよ_| ̄|○
>>276 張虎は張遼の子供では?
張儁乂は北伐で死にました。
陳生は知りません。ふぉろーよろしく
>>276 検証した結果、確かに二回死んでいた。
(2巻 群星の巻 溯江(六))
船手の水軍は、すべて曠野へ上がって、雲の如き陸兵となった。
ケ城へ逃げこんだ敵の黄祖は、張虎、陳生の両将を翼として、
翌日ふたたび猛烈に撃退しにかかって来た。
(中略)
――二将すでに討たる!
と聞えて、全軍敗色につつまれ出したので、黄祖は狼狽して、
蜘蛛の子のように散る味方の中、馬を打って逃げ走った。
(4巻 孔明の巻 食客(一))
江夏の地に、乱がおこった。張虎、陳生という者が、掠奪、暴行から
進んで叛乱の火をあげたのである。
(中略)
張虎、陳生の首を献じて、
「もうあの地方には、当分、ご心配の必要はないでしょう」
と、報告をすました。
で、何でこんな事になったのか調べてみると…
4巻の方は、演義では「張武、陳孫」の叛乱だった。
張虎、陳生の最期は2巻が正解。
>>279 「張虎」は馬忠、張南のように同姓同名で二人いる。
一人は張遼の子。そしてもう一人が、今回話題の黄祖麾下の将。
282 :
無名武将@お腹せっぷく:04/10/18 20:58:55
あげ
張コウはゾンビ状態で魏の陣営をうろついているのかと
思うと笑える
284 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/03 18:38:33
この中で、吉川三國志ホントに読んでる香具師、どれだけいることやら。
三国志好きなら普通は読んでるだろ。
むしろ読んだ事を誇るほうが恥ずかしいわ。
286 :
魏延の中の人:04/11/03 19:30:11
南蛮のガキ「おじさんは蜀の丞相だろ?」
孔明「おじさんが漢の丞相だ
吉川にとっての「一大強国」がどの程度のものなのか問い詰めたい
?
288 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/03 21:05:13
読んでないのに、読んだふりするほうが恥ずかしい。
>>267 今はじめてわかった orz
15年も経ってまた新鮮さを味わえるとは・・
以前、吉川を通し読みしたので、今、二週目を読んでる。
で、次は演義を読んでみたいんだけど、誰の訳がお勧め?
立間演義がいいって聞いたんだけど、廃版?っぽいので。
原書に忠実であるかどうかより、読みやすいものを探してまつ。
読みやすさなら安能版だな。内容は例によって信じないように。
>>290 井波律子の演義がいいよ。
挿絵が付いててその気になれる。
吉川の呂蒙ってかっこいいな
囲碁打ってるぜ
こんなに余裕こきながら大物倒しちゃう人物は作中でも珍しいんじゃないか
>291-292
レスありがとう。読みやすいなら安能版から読んでみようかな。
まずは演義も読んでみるか〜くらいのスタンスなんで、
難解だと投げ出してしまいそうなので。
井波版が挿絵入りとは知らなかった。ちくまから出てるやつだよね?
本屋で見つけて手に取ったら、文庫なのに900円だったのにビビッて
内容も確認せずに棚に戻しちゃったよw
しかし、安能版は厳密には演義の翻訳とは思えんが…。
あれ読んで演義を読んだ気になるのは危険だ。
きちんとした完訳が読みたいなら岩波版、ちくま版、立間訳が妥当なんじゃないだろうか。
演義なら原文でもイケルかもよ
わりと簡単
岩波の「完訳 三国志」というのが、岩波版演義なのかな?
岩波の少年向けはあなどれないよね。
別の意味であなどれないのは集英社のやつ。巻末の読書感想文が
最高で、どう見ても真面目に書いてないし、本当に小学生が書いた
とも思えない凄い感想が掲載されてる。
>>299 ものすごく興味を引かれるが、近所の図書館になかった
買うのも何なので、ちょっと紹介してみてくれないか
302 :
ほしゅ:04/12/02 21:40:54
曹操最高
303 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/05 00:11:05
三巻の禰衡との問答で出てくる曹子孝って誰の事?
曹仁子孝
講談社文庫四巻94ページの「魯粛の友人の劉子楊」って誰ですか?
307 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/13 22:49:52
今読み直してるけど吉川曹操は本当に魅力的だなあ
優れた人材を愛し、優れた意見をとりいれていき、反省もちゃんとする
特に許チョを褒めるシーンは最高
俺も曹操に背中叩かれたいと思うくらいの名シーン
夏侯惇を「かこうじゅん」、甄氏を「けんし」ってルビふってるの吉川三国志だけ?
>>307 俺が前に書き込んだこととそっくり同じだ
結婚してくれ
馬超って何時死んだ?
八巻のはじめでいきなり死んでたんだけど。
馬超が死ぬとこは描かれなかった気がするが。
いつのまに出てこなくなったと思ってたら、北伐あたりで孔明が
いきなり墓参りしてるんだよな、確か。
史実では劉備が漢中王になった翌年あたりに死んでたと思ったが、
なんだか寂しい最期だ。
314 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/15 22:37:11
俺もずっとそこだけ忘れてるんだと思って最近また読み始めたんだけど
やっぱり書いてなかったのか
正史では馬超は死に際に、
「私の一族はことごとく曹操に殺され、従弟の馬岱だけが残っています。
衰えた家の祭祀を継ぐ者として、馬岱を陛下にお託し致します。」
とかなんとか遺言している。
このエピソードが吉川にもあったかどうかは覚えていないが、
その後の馬岱の活躍は孟獲逮捕に魏延惨殺とかなりハデなものだから、
馬超が後を任せたのが馬岱だと噛み締めとけば、そう寂しくもないんじゃないか。
よく「金玉」って出てくるよな。
なぜ紀霊と関羽の一騎打ちがないのだ…。
武神関羽が、ただの袁術配下の名将と5分に戦っちゃ不都合があるのか?
それとも関羽の呪いが吉川本人を襲ったのか…。
318 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/06 17:19:09
ほしゅ
ほしゅあげ〜
320 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/23 01:02:26
なんて伸びないスレだ
なんか人間味のあるちょっと抜けたところのある曹操が好きだ。
蒼天航路のような完璧曹操はどうも馴染めない…
あと、劉備暗殺を画策するサイボウとカイエツの会話もほのぼのしてて好き。
322 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 21:15:48
陳舜臣の「小説十八史略」を二巻まで読み、
とちゅうから司馬遼太郎の「項羽と劉邦」上中下読み、
その勢いで今吉川三国志を読み始めてます。
しかし、なかなか読みにくいものですね。陳・司馬の文体とは明らかに違う。
難解な語句全てに脚注がふられているわけでないので、辞書必須。
ま、がんばって読みます。
吉川読みにくいっておかしくね?
まあ現代小説に比べては読みにくいと思うが、おかしくね?
俺は司馬遼太郎の方が読みにくく感じたが…
325 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/28 23:42:12
かなり簡単な方だと思うよ
漢文的な言い回しに慣れないと難しいと思うかも?
自分はそこが好きなのだが。
漢語辞典引かないと出てこないような語句を使う宮城谷にくらべれば……
328 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/31 17:54:06
むかしの人だから、その意味では難しいかも
ただし、大人になってから吉川の文章が難しいなんて言ったら
馬鹿にされるだろうけど
まだ吉川は読みやすいほうだと思う
まあまあ。
人によって読みやすい、にくいはあるだろうし。
>322
司馬遼太郎が読みやすいんだったら、吉川より陳の秘本三国志のほうが読みやすいかもよ。
まあどっちも面白いと思うんで、がんばって読んでみてくれ。
331 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/17 21:21:17
あげ
>>330 遅レスですが、どうも。
職場の昼休みにちまちまと読んで、今二巻の董卓がぬっころされるあたりで
結局、脚注のない難解語句は、文字でイメージだけつかんで、読み飛ばしていくのが
ベストだと気づきました。流麗な文章をテンポ良く読み進めていく呼吸がつかめて来たみたいです
要は慣れでしたな・・・。
陳・秘本三国志は吉川本読破してから手をつけてみようと思います。
正史が原作か知りませんが、かなり独特な作品らしいので。
333 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/19 19:32:32
面白いよね、吉川三国史。最初に読んだのがコレだった。
俺も初めては吉川。何処でどう間違ったか「曹操=悪人」という予備知識があったので
「あれ?」と思いながら読み続けるうちにすっかり曹操が好きになった。
昔、三国志ゲーの本で曹操の魅力について
「ここで百万遍説明するより、吉川三国志を読んでもらったほうがいい」
って件があったけど同感。
>>307 そのエピソード大好き。
曹操のボディガード繋がりで考えると「イク水は紅し」も感動した。
吉川は章の題名も秀逸。
>>333 自分も初めて読んだのが吉川三国志だったよ。
ここで言われているより読みやすかった。
私のおじいさんがくれた初めての三国志
それは吉川三国志で、私は14才でした。
その小説は曹操が漢前でスペクタクルに富んでいて、
こんな素晴らしい小説をもらえる私は、 きっと特(ry …ってくらい。
>>332 陳の秘本三国志は陰謀史観バリバリなので、あまりお勧めできない。
吉川三国志の後なら、柴連三国志「英雄生きるべきか死すべきか」をお勧めする。
劉備亡き後、孔明を主人公に、三国時代の終焉まで書いてくれてる。
>>332 秘本三国志面白いよ、正史準拠だし吉川とは毛色は違うけどね
秘本は群雄のバックグラウンドの描写こそが真骨頂で、吉川の後に読んだほうが
確実に面白い
>>336 陰謀史観なんて言い出したら三国志演義自体その固まりだろうに
吉川→演義(孔明死後中心)→正史
これが最高かと。
それからコーエー三國志\PUKをやりつつ秘本や柴田、宮城谷を楽しむ。
蒼天航路も賛否両論あるだろうけど面白い部分はあるよね。
呂布と陳宮、曹昂なんかに関しては間違いなく印象が変わる。
正直、秘本三国志はつまらないので無視してよい。
呂布と陳宮の主従漫才が最高だ
そして曹操の魅力爆発絶対に惚れる
曹操って内通者は絶対に殺すんだね
荀攸のよみをジュンシュウって書いてるのは吉川だっけ
この人が書いた本は、何て言うか基本になっちゃうんだよなぁ。
武蔵にしてもそうだし。
まぁ、それだけ才能があるんだろうなやっぱり。
武蔵なんか変な読みあるの?
いや読みじゃなくて、
王道の物語になるって事だろ。
武蔵も三国志も色んな本あるけど、最初は吉川英治の本から入れって言われるだろ。
吉川三国志の7巻で劉備がしんだあとに魏が5路から侵攻してくる場面があるじゃん。センピが攻めてくるとか言ってたけど遼寧から西平関ってかなり反対方向だよな?おかしいと思うのはおれだけか?
347 :
孔明:05/03/05 19:55:04
まあ7巻見てみ
どういうことか教えてくれ〜ほんとに気になるんだって!
えんぎ読めば分かるの?
>>345 吉川はやっぱいちばん面白いもの。
日本のデュマだね。
とりあえず吉川を薦めとけば、その次は自分の好きなちょっと尖がってる
奴を読ませても大丈夫だしな。
355 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/11 00:11:15
三国志初心者です。
吉川三国志読み終わりそうです。
次に読むべき、的なものがあったら教えてください。
落ちたら困るのであげます。
「すわ!初心者か!」とばかりに
吉川読んだら、もう後は適当でもいいと思うよ。
マジで。
>>355 演義の孔明死後。(変な贔屓が少なくなって序盤より面白い)
そしてちくまの正史三国志。
あとは要らないと思うよ、マジで。
正史は簡略化して面白みがないので吉川のあと正史読むのはキツイ
まずは爆笑三国志を薦める。
正史を読むのはそれからだ
爆笑三国志は確かにオススメだな
あれ読んで俺は正史に興味を持った
なるほど。わかりました。
皆さんありがとうございます。
爆笑三国志を読んでみようかなと思ってます。
でも、検索してみたらかなり品薄な本のようで・・・
「ござんなれ!」とばかり
うちの近所の図書館にあったから、図書館にあるかもよ。
出ると負け軍師はワロタ
367 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/14 05:03:34
郭図
爆笑三国志は文庫本で再販してるよ
ただこれは蜀将編、魏将編、呉将編、群雄編で全部収録されてないから気をつけて
俺のオススメは光栄の三国志出身地でわかる法則
これは演義準拠や正史準拠といったものじゃないけど
出身地が同じ奴は思考回路一緒ということに気付かせてくれる
見る角度を変えた名作
俺は文庫しか持ってねえ・・・。
未収録でなんか面白いネタとかあるのかなぁ。
爆笑三国志は正史演義ごちゃ混ぜ風味だけど正史に興味を持つには結構いい本だな。
肥三国志の武将FLIEにも正史、演義の両方が載ってる代物があるな。
あとオススメは学研だったかどこかの三国志人物鑑定辞典。
正史の人物評だけをある程度まとめたもので
簡単な解説や、それを記した陳寿の意図とかも書かれてる。
吉川で覚えているのは董昭が初登場時やたらと目立ってた気がするということだなぁ。
むしろ未収録のほうが面白い
司馬仲達 180度回転秘話初めて知ったとき爆笑した。
呂蒙の甘寧紹介が説明口調だった件について
ちょっと吉川三国志読んでみようと思います。漏れはゲームから入った口だから、読み終わったあと
かなり違った印象を持ちそうだなぁ。
ちょっと作者のことを調べてみたが、60数年前に書かれた本なのかと意外でした。名作は長生きですな。
60数年たってもこれを越える三国志作品が出てないことは問題のようにも思える
しかし、これから先もこれを越える三国志作品は出ないとも思える
三国志演義自体もそんなに進歩してないものな
>>375 これからは正史をもとにした列伝ふうの中・短編に期待したい。
ぶっちゃけ全編通しての傑作はもう出ない気がする。
正史だとツマランよ
さらに人気が出ないし売れない
人気は出ないし売れないかもしれないがつまらなくはない(はず)
吉川読んだら、もう北方とかに手を出さずそのまま正史いっちゃえよ。
二流三流の演義モノより、正史の方が遥かに面白い。
吉川だとただでさえ日本人向けにアレンジしすぎて演義と結構違う所が多いのに
吉川から正史だとついていけない人が多いみたい。
上のほうでも書かれてるが爆笑三国志などの番外編などをヨンで
正史の対する知識つけてからいったほうがいいよオも我
確かにゲームや爆笑三国志等を間にはさむといいかもな。
吉川では「その他大勢」という印象しか残らなかった人物とか、
さらっと流された事件なんかに興味が湧かないと、正史はつらいかも。
ずっと気になってたんだが すわや! って何ですか?
随所にちりばめられてます
あとは そも! も気になる
意味なんか無いって。
何て言うか、漫画の効果音みたいなもんだ。
昔の文章には結構出てくる。
「そも」は「そもそも」のこと。
「すわ」はいきなりのことに驚いたときに使う。
「すわや」は「すわ」を強めた語。
「抑(そも)」はともかく、「すわ」は
>>387の言う通りだな。
文章に勢いとリズムをつけるための言葉だと思えばいい。
389 :
無名武将@お腹せっぷく:05/03/19 21:23:27
吉川三国志を読み終わったら?
1.もう一度吉川三国志を読む。(2回目)
2.もう一度吉川三国志を読む。(3回目)
3.反三国志を読む。ゲームをする。
4.三国志演義を読む。
5.正史三国志を読む。
吉川読み終わったら、演義の後半もいいけどやっぱり正史がいいよ。
正史は味気ないとかよく言われるけど、わたしは何より面白いと思った。
死のうが何しようが淡々と羅列される史実に
ひたすら感動し続け(「これホントかよ。嘘だろ」とか思いつつ)、
裴注でちょっと膨らませたエピソードを知ってさらに感動できる。
おまいらが絶賛するから、ブックオフで105円の文庫本をしこたま買い集めたよ。
第3巻だけ何件か回ったが安く売ってなくて、450円出したけどな_| ̄|○
それだけの価値はあるだろ。
394 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/03/27(日) 22:23:46
「すわこそ!」とばかりにage
>>391 正史三国志だけでハマれるかというと微妙なところだが、
吉川の後に正史を読むとなると間違いなく最高の読書体験になるな。
吉川ナシに正史ってのはこの時代を選ぶ動機に欠ける気がする。
史記や漢書も素晴らしいし。
最後の方の孔明等についての考察は素晴らしいものがあるな。
かなり昔に書いたものだから、変なところはやっぱりあるけど今でも十分通用するだろ。
特に、
「曹操は詩人で、孔明は文豪」この言葉は見事だな。
すわ一大事
今読んだら黄権も一度死んでるみたいな書き方だな。
王累とセットで。
401 :
無名武将@お腹せっぷく:2005/04/08(金) 16:01:49
楽進も合肥で死んでるようにも読める
楽進って合肥で死ぬんじゃなかったっけ?
合肥の2年ぐらい後じゃなかったっけ?
いや、演義の楽進はあの凌統、甘寧の和解のときに死んでるんじゃないの?
楽進って病死だろ?
自分で調べろ
調べて戦死だと判断したんだが