呂布のエン州強奪と小覇王出陣シナリオ上級リプレイ
▼プロローグ
194年六月
う〜む…
ある本を読み終え、彼、劉正礼は思わず唸っていた。
そしてその本を机の上に置くと窓の外を眺める。その日は曇一つ無い晴れ渡った青空であった。
政務の決裁を仰ぎに劉ヨウの部屋へやって来た周キンは常に無い主君の態度に首を傾げる。窓の外の空と同じく、曇り一つ無い劉ヨウの顔。何か吹っ切れた様なそんな表情。
「我が君?
周キンが声を掛けようとしたその時、劉ヨウが発した一言は。
「太史慈タソ、カコ(・∀・)イイ!!
周キンは持っていた書類を全てその場に取り落とした。
それにも気付かない様子で空を見上げ続ける劉ヨウ。脱力し物言わぬ置物と化した周キン。机の上の吉川三国志第二巻だけが風に吹かれてぱたぱたと音を立てていた。
▼1
「そ、それでは…まず現在の我が軍の状況を確認しておきましょう。
何故だか妙に動揺している周キンの一言で毎月一度の軍議が始まった。
「我が軍はマツ陵を拠点とし、総兵力は10000、信望は120です。
「孫策軍兵力17000とは敵対関係にあります。また、厳白虎軍16000、王朗軍20000とは友好関係にあります。
「目下の目標は新たな州を獲得し勢力の拡大を目指す事、以上です。
「では、我が君…。
周キンは発言中もちらちらと劉ヨウの顔を伺っていた。訝しがる諸将。
劉ヨウは一つ咳払い。諸将の注目が集まった事を確認するとまず辞令を下した。
「え〜、太史慈を威南将軍に任命する。周キンは朗中の職に就け。
一瞬しんと静まり返った座はやがて驚きのどよめきに包まれた。
▼2
太史慈が威南将軍に!
現在後漢の州刺史を拝命している劉ヨウ陣営では、威南将軍は張英に次いでNO3の地位に就く事を意味する。
無論、太史慈は無能な将軍ではない。が、劉ヨウ陣営では新参者ではあるし、まだ若いので今まで劉ヨウは重用して来なかったのだ。先日も、孫策迎撃に名乗り出た彼は劉ヨウに、そちにはまだその資格は無い、と冷たくあしらわれたばかりであった。
「じ、自分を威南将軍に?
「不服か?
「否、望外の極みであります!あっ、有難く…。
今まで望むべくも無かった突然の厚遇に感極まったのか太史慈はそれ以上を続ける事が出来なかった。
「我が君。御決定に異を唱える訳ではありませぬが、何故の急なこの人事であらせられますか?
突然太史慈に上位を譲る事になった宿将のサク融が疑問を口にした。
彼も太史慈の実力を認めない訳では無い。が、かくも急な辞令であるし、ここ数日の自軍の行動を顧みても何かしらあった訳ではないから、戸惑ったのであろう。
張英、陳横ら他の武将達も同様であったのか、何故だかあらぬ方向を見て韜晦している周キンをよそに、当の太史慈も含めて、皆劉ヨウの本意を気にせずには居られなかった。
「子義タソ…ハァ(*´Д`)ハァ
皆コケた。
「我が君におかれては、吉川をお読みになり、横山を思い出され、近年の無双で太史慈熱が再発したプレイヤーが取り憑いた様で御座る…。
周キンの説明に、皆、是非も無し、と納得した、いやさせられた、無理にしたのであった。
「我が君、自分にも吉川貸してくだされ。
「いいYO〜ヽ(´ー`)ノ
正礼と子義は仲良しになったようだ。
▼3
194/06
周キン「華キンなる者が南昌に在野してる様です。
劉ヨウ「その前に一言イイ(・∀・)??
「は?
「なんで、君我が軍に居るの?列伝読んでも武将ファイル見ても吉川でも王朗配下なんだけど。
「某も史実に疎いので存じ上げませぬ。
「不思議だね〜(゚ー゚)??
「ですね〜。
「登用はどう致しますか?
「全員出撃!目標華キン!
「我が君が赴くならばすぐ承諾致すと思うのですが。
「知力72なんて信用できるかっつーの!ヽ(`Д´)ノ
「ぐっすん。
劉ヨウ「うちに来ないかな〜?
華キン「宜しい、お引き受けしよう。
エッ(´Д`)
太史慈「間に合わなかったか…。
周キン「仕方ない…。
以下略「マツ陵へ引き返すぞ。
(´Д`)(´Д`)(´Д`)
▼4
周キン「だから言ったのに!
劉ヨウ「いやいやはやはや(´ω`;)まあ、二十日軍師ご苦労さん。華キンこれからよろしぅ〜。
華キン「お任せあれぃ。
華キン→朗中、周キン→従事中朗
周キン「あっ、言い忘れておりましたが、開始早々滅亡する事の多い劉備の為に、劉備>陶謙の降伏勧告を行った後にCOMに任せております。
劉ヨウ「ただ上級プレイだから初期操作君主だと兵士が増えないんだよね。まあ、一国君主よりマシでしょ。
華キン「内政官も入っておるしの。
194/07
華キン「劉備が州牧に叙任された模様ですぞ。
劉ヨウ「良かったね劉備。でも私最初から州刺史だけど。
華キン「魯粛が在野におるようですな。
劉ヨウ「全員!出(ry
華キン「失敗ですな。
劉ヨウ「まあ期待してなかったけどさ。
華キン「蒋欽が(ry
劉ヨウ「全(ry
華キン「失(ry
劉ヨウ「期(ry
▼5
太史慈「我が君、提言が御座る。
劉ヨウ「うぃす。
太史慈「孫子曰く、兵法は、一に曰く度、二に曰く量、三に曰く数、四に曰く称、五に曰く勝。地は度を生じ、度は量を生じ、量は数を生じ、数は称を生じ、称は勝を生ず。
劉ヨウ「(゚Д゚)ポカーン
太史慈「地形が国土の広さ、国土の広さが資源の多さ、資源の多さが人口の多さ、人口の多さが戦力の多さを生み、そして勿論戦力が多い方が勝ち易いのです。
華キン「つまり空白地を占拠し領土を広げようと言う事ですな。
太史慈「然り。
劉ヨウ「子義タン、インテリだったのか…。
華キン「武将ファイルにも勉強好きであったとありますぞ。
太史慈「多少ではありますが孫子を紐解いた事があるので御座る。
劉ヨウ「そういう事にしておいてください>ALL
194/08
まずは兵力増強の為に内政をする劉ヨウ軍。
その頃中原では、曹操が劉備の拡大に危機感を募らせ、ボク陽から小ハイへ軍を派遣。
が、陳留に居を構える呂布が曹操の領内通過を認めず迎撃、戦端が開かれた。
▼6
194/09
周キン「大変です!孫策軍の動きが慌ただしゅう御座います!
劉ヨウ「キタ━(゚∀゚;)━!?
周キン「あっ、夏口港の方向でありました。
劉ヨウ「ゴルァ!
周キン「申し訳御座いません…。
華キン「我が君、太史慈殿の提言を容れては如何か?
劉ヨウ「そだね。張英!
張英「はっ!ここに!
本気でちょっと焦った劉ヨウ軍だったが、孫策の目がよそに向けられたのを幸い、徴兵で兵力増強。
張英に兵7000を預け、柴桑へ送り出す。十月には柴桑を占拠、住民からは嫌悪感を示されるが、周キン、陳横、サク融を柴桑へ派遣し、巡察に勤しむ。
華キン「人事探索も怠ってはなりませんぞ。
劉ヨウ「一人一人選ぶのが本当に面倒だけどね…まあ、私の能力何故か政治が高いし、やって損は無かろう。
華キン「武将ファイルに拠れば、陳寿は我が君をそう酷くは評価しておらんそうですな。
劉ヨウ「魏に降ってから私の一族と仲良かったのかもな。劉氏だし。
華キン「孫策の戦果を誇張する為に割を食ったのかもしれませんな、演義では。おや、あれは。
ウ吉「あっめ、あっめ、降れ降れっ、母さんが〜♪
華キン「…。
ウ吉「何じゃ!ワシは善民の味方じゃぞ!ワシの歌になんか文句あっか!?
華キン「無視する Y/N → Y
華キンは闘艦を習得しました!
劉ヨウ「何故(´Д`;)
\のリプレイを読みたがってる人達がいるスレでやらない?
▼7
年明けて195年。
劉ヨウ「あはっぴにゅぅいやぁ〜!
華キン「おや、厳白虎殿が。
劉ヨウ「何か言えYO。
195/01
厳白虎が劉備に宣戦布告しました!
劉ヨウ「劉備さん嫌われてるね。
華キン「何故なんでしょうな。先年は袁術とも戦端を開いておるようですし。
劉ヨウ「彼の今回のグラフィックが皆やっぱ気に入らんらしい。
周キン「まさか。
劉ヨウ「おや久しぶり。そっちの内政どうよ?
周キン「皆知力政治低いですからな…はかばかしく御座いません。
劉ヨウ「ふむ。では周キン、張英を補佐してマツ陵を治めよ。私達は柴桑へ赴く。
周キン「畏まりました。
▼8
柴桑:劉ヨウ、太史慈、華キン、サク融、張横、マツ陵:張英、周キンの配属に。
二月には劉備の小ハイが袁術に陥落せしめられるが、江東も平穏ではなかった。
王朗が宣戦布告をしてきたのである!
劉ヨウ「来たか!戦の何たるかを身を持って教えてくれるわ!(…こんな台詞が自分の口から出るとは思わなかったYO。)
太史慈「我が君、勇ましゅう御座る!是非自分めに一軍をお任せ願いたい!
劉ヨウ「ぉぅぃぇ!兵18000を与える。我が軍の初陣ぞ、華々しく飾って見せよ〜!
太史慈「吉報をお待ちあれ!
太史慈、陳横を伴い勇躍して出撃、難なく王朗を撃破した。
王朗「くっ、いきなり捕まるとは…。
劉ヨウ「殺して虞翻とかが君主になっても困るしね、逃げていーよ。
王朗「おのれ…。
この戦功により太史慈を威東将軍に昇格、これでNO2!
まあ、張英の上に就ける建前が欲しかっただけですが。
>>362 …どっかあった?そういうスレ。
カン
ゲンスレはもう重鎮がいるみたいですたので…。
まあ、今日は許してくだされ(拝
▼9
195/09
華キン「我が君、中原から急報が届きました。曹操が呂布を降した模様。
劉ヨウ「うへ…曹操配下かYO.
華キン「それだけでは御座いません。袁紹が処断されたようです。
劉ヨウ「ガ━(゚Д゚;)━ン!!マジで?
華キン「公孫サンとの櫓争奪に破れたようですな。
劉ヨウ「袁紹が負けたのIXプレイで初めてだ。
華キン「我が軍ものんびりとばかりしておれません。幸い孫策は夏口の取り合いでロ江を出払っておりますから占拠の機を伺っては如何か。
劉ヨウ「うし!子義タソ、GO!
太史慈「承った!孫策、待っておれ〜!
華キン「我輩も補佐しよう。
▼10
195/10
太史慈、張英、陳横、華キンは兵22000を率いて韓当麾下9000が立て篭もるジン陽港を襲撃!
占拠して目前のロ江を見れば駐留している兵は僅か3000強。
太史慈「攻めて必ず取るは、その守らざる所を攻むるばなりで御座る!今が好機!行かせたまえ!
劉ヨウ「可なり〜!やったれ〜!
押し寄せる太史慈、張英、華キンの軍20000!
が、流石は孫策、急遽自らロ江へ帰還し、徴兵を済ませその統率力で勇戦。更に夏口港から兵10000を輸送され、太史慈は劣勢に立たされる。
孫策「やあ、太史慈、御苦労な事だな!だがこの城をそう感嘆に明け渡す訳にはいかんぞ!
太史慈「天晴れなり孫策!口惜しいが今は退くぞ!兵を用うるの法は、若からざれば即ちよくこれを避く、だ!
華キン「如何にも。更に王朗が柴桑へと進発して来た模様。
▼11
そうなのである。今回のCOMはたまにこういう絶妙なタイミングで戦術を展開してくれる事がある。
柴桑、九江合わせて僅か7000の劉ヨウ本国へ王朗、許貢指揮の元16000の軍勢が殺到して来たのだ。
張英をジン陽に残し、太史慈、華キンは本国へ急ぐ。
柴桑で新規に徴兵した兵8000をかき集め休む間も無く出撃した両名は許貢の矢嵐に苦戦するも混乱→強襲の兵法連鎖等で見事敵を打ち破り、敵将二人を生け捕ったのであった。
華キン「如何しますかな。
劉ヨウ「あ〜どきどきした(´Д`;)私一人の所に襲い掛かってくるんだもん。まあ、王朗は前述の理由で解放したりなさい。
王朗を解放するとその月の内に捕虜返還要請があったが流石にこれは拒否。
196年、年明けて。
華キン「今の内に降っておけば我が君の覚えも随分違いますぞ?さあさあ。
許貢「お助けくださるならば…。
という事で無難に登用成功。
▼12
しかし困ったのは対孫策。
また劉表に攻め込むか、或いは張英の守るジン陽へ襲い来るかと思いきや、あれ以後全く動きが無い。防御MAXのロ江、16000では流石に中々手が出せずに一月が過ぎた。
劉ヨウ「どうしよ。城攻めに救援の連打しようか。
太史慈「いや、その儀は。城を攻むるの法は、已むを得ざるがためなり、と孫子も言っております。
華キン「将その怒りに勝えずして、これに蟻附せしめ、士を殺すこと三分の一にして、城抜けざるは、これ攻の災いなり、ですな。
劉ヨウ「(・_・)
太史慈「左様。我々は井ランを習得しておりませんし、相手は孫策。攻めきれるとは思えませぬ。
劉ヨウ「む〜。じゃあ、どうすればイイ(・∀・)?
太史慈「虚実偏に、我は専にして一となり、敵は分かれて十となれば、これ十をもってその一を攻むるなり、の下りがあります。即ち敵を分散させる訳ですが、ジン陽をわざと明け渡しては如何でしょうか。
華キン「なるほど。それは上策。よく敵人をして自至らしむるは、これを利すればなり。張英殿に兵を引き揚げる様に申し伝えましょう。
劉ヨウ「(゚∀゚)?よきに計らえ〜ぇ。
ジン陽から退却した途端港は孫策に降伏し、上手く行くかに思われた。が。
それから一月。
▼13
194/04
劉ヨウ「動かないね。
華キン、太史慈「…(・_・;A
劉ヨウ「焼討、奪取はしたい放題だけど。意味ねー。
華キン「はっ!!!こっ!これは!!!
劉ヨウ「どうした?
華キン「我輩とした事が…今情報を探らせた所、孫策はどうやら兵糧不足に陥ってる模様。
劉ヨウ「キタ━(゚Д゚;)━!!
太史慈「悪しきバグに御座るか…。
華キン「いやいや、今回の場合は我々の戦術が図に当たった為らしい。先頃かの城を攻めた折、孫策は輸送隊が到着するまでの繋ぎとして徴兵を行いましたな。おそらくこの時点で兵糧収支は赤字になったのであろう。
だが、もし我々がそのまま攻め続けておれば、戦死する兵士の為に収支バランスは釣り合いが取れる筈であったのじゃ。これは引き際を弁えた太史将軍の功であろうな。
劉ヨウ「お〜…。子義タソ、カコ(・∀・)イイ!!
太史慈「なんと…しかしもうすぐ兵糧収穫の時期で御座る。これは速戦を期さねば!
劉ヨウ「ぉぅぃぇっ!
▼14
まずは張英に再び兵25000を与え無人のジン陽を占拠。
六月には太史慈、華キンを派遣し、兵24000にていざ出陣!この時既に孫策軍の士気は39まで低下しており、逃亡兵も出てきていた。
太史慈「今こそ好機!連射の用意だ!
張英「行くぞ、一斉射撃!
孫策「くっ、これが太史慈隊の力か…。
孫策の統率能力は並ではなく、ロ江の兵14000は粘りに粘ったが、流石に士気の低下の影響は激しく、遂に七月、孫一門は劉ヨウに膝を屈した。
が、いきなり。
周ユ「この程度の監視でこの周ユを留めておけると思ったか!
劉ヨウ「(ノ_;)
また、程普、黄ガイは武器を没収して追放。
▼15
そして…。
太史慈「やあ、しばらく。
孫策「太史慈か、はや我が首を刎ね落し給え。
既に孫策はすっぱり覚悟している模様であった。
太史慈「死は易く、生は難し、君はなんでそんなに死を急ぐのか。
孫策「死を急ぐのではないが、かくなる上は、一刻も恥を受けていたくない。
太史慈「君に恥は無いだろう。
孫策「敗軍の将となっては、もう余計な口は利きたくない。君も要らざる質問はせず、さっさとその剣を抜き払って我が血煙を眺め給え。
太史慈「いやいや。自分は君の噴血を眺めて快楽しようとは思わぬ。君は自らを敗軍の将と卑下しておらるるが、その敗因は君が招いたものではない。袁術が暗愚なるためであった。
孫策「…。
太史慈「惜しむらく、君は、英敏な資質を持ちながら、幼き頃に父を失って以来、良き支援者にめぐり会わなかったのだ。寒い冬の風の中では草木も芽吹く事は出来ず、花も咲き誇れまい。
孫策「…。
孫策が無言のままで居ると、太史慈は、膝を折って、彼の縛めを解いてまた云った。
太史慈「どうだ。君はその命を、もう一度、意義ある戦と、自己の人生のために使う気は無いか。云いかえれば、我が主劉ヨウの元で、その力を発揮する気はないか。
孫策は、潔く。
孫策「良いだろう。従おう。共に戦おうじゃないか。
太史慈「有難い。我が主も、吉川を読んで、君がいたく気に入っているようだ。存分に機会を与えられよう。
孫策「吉川?なんだそれ。
太史慈「君にも貸して頂けるよう頼んでみよう。名著だぞ。
正礼と子義と伯符は仲良しになったようだヽ(´ー`)ノ
▼16
酒宴をもうけて、三人は吉川他色々と楽しそうに談じていた。
太史慈「これから戦いの駆引きについてもいろいろ君の意見を訊くだろうから、良計があったら、言ってみたらどうか。
孫策「敗軍の将は兵を語らずだぜ。
太史慈「それは違う。そもそも君は孫子の末裔で、兵法書まで受け継いでいるではないか。自分は散々苦しめられたぞ。何かしらあるだろう。
孫策「むう。じゃあ、大した策じゃないが、劉ヨウ軍の一員となった証に意見を一つ述べよう。…が、俺の言は恐らく我が劉ヨウ殿のお心には合わないと思うぞ。
孫策は、劉ヨウ、太史慈の面を見ながら大笑した。
劉ヨウはにまりとした。
劉ヨウ「ほ〜、では君は、折角進言しても、この漏れに用いる度量が無いと思っている訳でつか?(゚Д゚)ゴルァ!
孫策「あ、ああ。
孫策はちょっと動揺した。
劉ヨウ「言ってみれ!
孫策「いや、あのな、他でも無い、俺の義兄弟の周ユの事だ。あいつは、その後、また在野の士に戻ってしまった。だが、あいつの才能は実に惜しい。
劉ヨウ「うむうむ。それをどうしろと?
孫策「今、この孫策を、一月ほど、自由にしてくれたら、俺が行って、あいつをあんたの元に連れて来るぜ。どうよ。
劉ヨウ「イイ(・∀・)!!やってみれ!でもちゃんと戻ってきてね。
劉ヨウは武将が足りなくて困っていた所だから、度量を見せて、しかしながら念を押して、一頭の駿馬を与え、彼を自由にした。
スゲー、リプレイ一気に来たね。
がんがっておくんなまし。
▼17
翌朝。
諸将は、孫策の姿が見えないので、脱走したかと劉ヨウに報告すると、委細を聞いて、益々がっかりした。
張英「おそらく、孫策の言は偽りでありましょう。もう戻って参りませんぞ。
太史慈「なにを!彼は信義の士だ!必ず戻って参る!
張英は太史慈に吹っ飛ばされた。
果たせるかな、果たせるかな、孫策は、周ユを誘って、時を違えず帰って来たのであった。
劉ヨウ「よろしぅ〜。
周ユ「ふっ…、伯符が貴君に降るとは…だが、そうなった以上私も伯符と共に力を尽くさせて頂く。ご照覧あれ。
劉ヨウ「君も吉川読むかい?
周ユ「ふっ…、それだけはご免だぁぁぁあああ!!!うわあああああん!!!天既に、この周ユを地上に生ませ給いながら、何故また、孔明を地に生じ給えるやぁぁぁあああ!!!ゲフゲフッ!
孫策「ああっ、公キンっ!!!???
劉ヨウ「まあまあ…うちの軍に諸葛亮登用しないって約束するYO。がんがれ。
周ユ「ふっ…!(気合)
(吉川風に書いて見ましたが、ゲーム上では実際は、孫策は一月位捕虜のままで中々登用に応じず、在野してた周ユを登用したのは華キンですた)
▼18
華キン「ここでこの年の状況を整理致そう。
・196/06には、孫策より先に、劉備が曹操に滅ぼされました
・196/09には、公孫サンが袁譚の南皮を制圧
・196/10の時点で気付きましたが、孔チュウが袁術領の汝南を制圧していました
・196/12には安定を巡って拮抗していた馬騰、張魯のバランスが変に崩れ、天水を張魯が制圧しました
・この年中に、孫策配下は黄ガイ、程普を除く、魯粛、呂蒙、孫権、孫ユ、孫静、朱治、朱然、呂範、韓当、陳到、車冑全員を登用、在野のハンショウを登用
P.S.196/12
ロ江の本屋と言う本屋を探索しまわり、吉川第五巻を焼き捨てまくっていた周ユを面罵する者が居た。
禰衡「大馬鹿者の劉ヨウ軍っやーいやーい!
周ユ「ふっ…!………ばかめがっ!ばかめがっ!今に見ておれっ!
孫策「周ユ…耐えろ…それにそれキャラ違うだろ…。
周ユの知力が+2されました!
周ユ(ふっ…、あの田舎書生に並んだぞ♪)
to be continued
今までのプレイの前提は
・演義では冷遇した太史慈を重用する設定で
・太史慈は勉強熱心だったと言う事で孫氏を嗜んでいる
・吉川三国志二巻P353〜408
・異民族は制圧しない
・ロード無し
以上を元に三年間進めた記録です