西域記は初唐の玄奘がインドに修行に行ったときの見聞録です。これが後に
多くの人の手により想像が付加されて、語り物から読み物として変化・成立したのが
西遊記です。
まあ、平たく言えば「正史三国志」と「三国志演義」の関係だと思ってください。
大唐をつけるのは西域記のほうですね。
保全してみる
114 :
無名武将@お腹せっぷく:03/06/13 21:30
ついにどん尻まで下がってしまったので保守あげ
どん尻記念カキコしようと思ってたんですが、先を越されたようです。
まいった。
>>115 水滸伝スレでの仇(?)をこのスレで、ってところですかね。やった!
>>116 見事です。では、敗者が勇者をたたえる言葉をお贈りします。
ぎゃふん。
そろそろ本編に戻りませんか。
安道全について知りたい。彼のモデルは誰なのかを。華佗以外で。
張角だったり。
安道全
神医…高名な医者の尊称であって、安道全のあだなだけではありません。華佗以外にも
広く使われていたようです。この言葉、古くは列子にも見られます。
苗字の安…黄帝の子孫が北西に移って「安息」という国を興したのが苗字の由来とされ、
シルクロード〜西域にゆかりのある苗字と言われます。
水滸伝では安道全を「太医」とも呼んでいます。太医とは、皇帝(とその家族)の専属の
医者のことで、宋は太医局を設置、皇族と政府高官の治療を担当しました。ここから、
民間では神医と同様高名な医者の尊称としてこれを用いています。実際には安道全は
皇族ドクターとしての太医ではありません。
>>120 若干スレずれ気味ですが…
現代の中国語、特に北方で「医者」のことを「大夫」(dai4fu)というのは
「太医」が訛っていったからですかねぇ?
必ずしもモデルがあるとは限らないのでは・・・
108人の異能の集団。とりあえず、凄腕の医者は入れちゃいますよね?
>>122 そりゃそうだけど、三国・水滸・西遊のそれぞれの
登場人物造形が相互に関連している、っていう仮定が
このスレの議論の前提なわけで。
124 :
無名武将@お腹せっぷく:03/07/09 12:45
age
保守
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
沙悟浄のキャラって微妙な気がする。
128get
129 :
無名武将@お腹せっぷく:03/08/07 12:04
129get
沙悟浄の微妙さについては過去ログを読んでもらった方が早い。
>>131 このスレの範囲ではそれほどの議論がないお。
他スレの過去ログのことをいってるなら、どのスレの
ことかちゃんと示してくれお。
あぼーん
134 :
無名武将@お腹せっぷく:03/08/24 23:40
黒チビage
>実際には安道全は
皇族ドクターとしての太医ではありません。
おや?安道全は『水滸伝』の後半、方蝋攻めの時に
太医に任じられて都に止まっているのでは?
まぁ、それ以前から「太医」と称されていたような気もしますが。
安氏といえば、安史の乱を起こした安禄山が連想されますね。
関係があるのかなぁ。
安道全はなんで安全道ではないのですか?
>>135 >まぁ、それ以前から「太医」と称されていたような気もしますが。
>>120より抜粋
>水滸伝では安道全を「太医」とも呼んでいます。
>>136 君の名前は?その由来は?で、なんで君の名前は安全道ではないの?
>>135 そういえば、安禄山も西洋人のような風貌だったよな。
異民族系統でなにかつながりあるのかも知れんね。
141 :
無名武将@お腹せっぷく:03/09/24 11:41
CCTV大富
水滸伝の次は三国演義ってこと?
142 :
無名武将@お腹せっぷく:03/09/30 01:25
>138
どっちも所謂胡人じゃなかった?
ウイグル人とか、当時で言うなら西夏王朝とか、そこら辺では?
143 :
無名武将@お腹せっぷく:03/09/30 10:17
孫悟空と武松がルーツ同じと聞いたことがある。理由はこんなかんじだった。
1、五行山から助け出された悟空は、玄奘から『孫行者』と暫くの間言われてた。
行者は武松の代表的な渾名。
2、虎にまつわる説話。悟空は如意棒で倒した虎の腰巻きを着用し、武松は
景陽岡で酒に酔って虎殺し。
3、容姿の類似点。両者とも行者の姿とされているが、とくに頭にはめた金輪
は特徴的な共通点。
安録山はソグド人
水滸伝は特にいろんな作品のオマージュ的要素がちりばめられている。
ルーツを分けたらこんな感じ?
『三国志演義』
・呉用:渾名は智多星。作中で加亮(亮に勝る)先生と名乗る。孔明へのアンチテーゼ?
・関勝:渾名は大刀。「関羽もどき」の本家?実は北宋の頃、蒲東に実在した関羽の子孫。
・朱仝:渾名は美髯侯。関羽その2。関羽のスマートな部分担当?
・林冲:渾名は豹子頭。小張飛。「豹頭環眼、燕顎虎須」(燕のおとがい虎のヒゲ云々)etc
・楊雄:渾名は病関索。明〜清初期に関索の説話が民間で流行したのが走りとか。
・呂方:渾名は小温侯。温侯は後漢末の呂布の緯名。赤い鎧に方天画戟に赤兎馬に乗る。
・孔明:渾名は毛頭星。なんか名前あやしくない?(w 諸葛亮の字。
・孔亮:渾名は独火星。なんか名前あやしくない?(w 諸葛亮の名前。
・曹正:渾名は操刀鬼。
>>100曹操か〜なるほど。
『西遊記』
・武松:渾名は行者。孫悟空との類似点は上の通り。
・樊瑞:渾名は混世魔王。孫悟空に倒された混世魔王に関連。
・項充:渾名は八臂ナタ。悟空に敗れた方のナタ三太子がモデル?
・李袞:渾名は飛天大聖。悟空の取り巻きにいた魔王の一人の渾名。
『説唐演義』
・孫立:渾名は病尉遅。隋末唐初の名将尉遅恭がモデル。鞭を得物にする。
・孫新:渾名は小尉遅。兄ちゃんの二番煎じ。
・郭盛:渾名は賽仁貴。唐初・中期の名将薛仁貴がモデル。白い鎧に白い馬。呂方と対。
『楊家将演義』
・楊志:対西夏戦の抗将・楊継業の子孫の設定。楊家将の子孫は不幸な奴らが多い…
その他
・花栄:渾名は小李広。後漢の名将で弓の名手李広がモデル。
・呼延灼:渾名は双鞭。宋初の功臣呼延賛の子孫。
・ホウ万春:渾名は小養由基。春秋時代の著名な弓の達人養由基がモデルらしい。
・包道乙:渾名は霊応天師。モデルは宋北末の方腦に乱に従った仇道人という実在の人物。
・鄭彪:渾名は鄭魔君。モデルは宋北末の方腦に乱に従った鄭魔王という実在の人物。
ほかなんか気付いたらカキコします。
147 :
無名武将@お腹せっぷく:03/10/03 23:22
>>146 うむむ、話についていくには読むべき作品が多数……逝ってくる……。
西遊記の妖怪の登場する順番って何か意味があるって聞いたけど
詳しい人いますか?
楊雄の死に様、背中にこぶって、曹真が諸葛亮に敗れて病を得たときと同じかなあ。
それとも、背中にこぶが出来る病気って結構あるのかな。
150 :
無名武将@お腹せっぷく:03/10/08 20:52
中野美智子さんだっけ?
閑勝って実在の人物?
・・・んなこたあないか。
閑羽の一族はホー徳の息子に皆殺しにされたしな。
152 :
無名武将@お腹せっぷく:03/10/08 22:57
大刀の関勝は実在したらしい。
関羽の一族と自称したかはどうかは知らないが。
>>152 なるほど。ありがとう。
確か風貌は徐寧の方が閑羽に似てるんだよな。
朱仝の間違いか?
宋江・朱仝・雷横は劉備・関羽・張飛と重なる感じ
実は雷横は外見がそれほど張飛に似ているわけではない。むしろ林沖のほうが似ているのだが
林沖は性格的に粗野な暴れん坊ではなかったのと、
雷横の隣にちび関羽の朱仝がいたもんだから、張飛的な役を振られてしまった。
水滸伝の天コウ星36人のほとんどが実在の人物名から。ただし、このなかに
入るべき孫立が地サツ星になってるのが不思議。
あとは楊雄、実在の人物が王雄(あだ名は病楊雄?)らしい??
そしてこの孫立と楊雄のあだ名に共通するのが「病」。
おおまかに、
1、顔色が黄色い
2、準ずる(花栄のあだ名「小李広」の「小」、郭盛の「賽仁貴」の「賽」と
同じような使い方。)
こんな意味。
混同されたのかな?謎だ。
158 :
無名武将@お腹せっぷく:03/10/18 22:38
>>157 大宋宣和遺事では盧俊義が李進義だったりするから、元々は文字より口頭で伝えられるから
そういうこともあるだろう。次は違うが音は似ている(中国での読みでも) >楊雄と王雄。
ちゃんと調べてないけど、学研漢和大辞典の都市名変遷表によると
東晋くらいまでの開封の名前が「俊儀」県になってる。字違うし関係ないか?