景勝「……と、利長よ。お主と政宗の関係とは?」
利長「う、うむ……。俺とあいつは、かつて一人の女性をめぐって争った関係だった……」
利長の額に汗がにじむ。その目には、怯えにも似た色が浮かんでいる。
政宗「フフフ、そうさ。そして卒業式の日、伝説の樹の下にいたのは俺だった、ってわけさ」
利長「…………!!」
64 :
無名武将@お腹せっぷく:02/12/26 01:35
warataage
65 :
無名武将@お腹せっぷく:02/12/26 01:40
利長「ゆるさん!まさむねぇー!」
ガキィーーーーーン
利長「ああっ!剣がっ!」
政宗「とどめじゃあ!」
???「そうはさせんぜ」
ガチッ! 何者かが放った苦無が、政宗の刀によって弾かれる。
政宗「な、なにやつ!?」
北信愛「恋愛による殺傷沙汰は感心しないな。私は、人呼んで『Love is believed.』、
愛の戦士・北信愛!」
利長「で、お主は何しに来たのでござるか? 金の無心か?」
67 :
無名武将@お腹せっぷく:02/12/30 19:36
taiyouあげ
カステラ1番戦は2番3時のおやつは利休茶屋〜♪
カステラ1番戦は2番3時のおやつは利休茶屋〜♪
北信愛「うむ。愛を説きに……ではない。拙者は好色島に渡ろうとして好色丸で船
出したのでござるが、難破してこんなところに打ち上げられてしまった。
お主らは、救助に来たのでござろう? 早く連れて帰ってくれでござる」
利長「いや、それがその……」
(^^)
71 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 15:48
利長「わしらも難破してしまったのだよ。話せば長くなるがの」
さて、一方、秀頼を連れた家康は…
72 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:01
江戸から空路四国に向かっていた。
家康「ふふふのふ、まさか伊賀忍法原州都の術で空を飛んでいるとは流石の官兵衛も
わかるまいて」
秀頼「爺、腹が減ったぞ」
家康「ぐっと我慢の子ダス」
73 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:04
秀頼「嫌じゃ嫌じゃ。余は腹が減ったのじゃ。白木屋の茶漬けが食いたいのじゃ!」
家康「ちっ、ガキのクセして贅沢な」
秀頼「食わせてくれないんなら余はカエル!!」
家康「あっ!」
秀頼は家康の手を振り解いて遥か下へと落下傘。
74 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:07
筑前☆黒田家中。黒田官兵衛孝高はただならぬ気配を感じていた
黒田如水「むむ!」
黒田長政「どうなされましたか?!父上ェーッ!」
黒田如水「やつだァ!江戸の糞狸の野郎の臭いだァッー!」
長政+重臣一同「なんですってー!」
黒田如水「出発じゃい!」
75 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:10
落ちていく先にあるのは大坂城。
屋上広場には黒田家臣が打ちそろってお出迎え。
秀頼公は無事おうちに帰りましたとさ。
しかしこれですまないのが淀殿だ。
禁裏に家康追討の勅令を出させるってんだから穏やかじゃないね。
76 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:12
一人お空の家康は、どうしたものかと思案顔。
しかし何にも浮かばない。しょうがないから江戸帰り、軍勢揃えて西上だ。
家康「秀忠、わいはよわっちかけん、こんでよか。そんかわし、城ばとられん
ごとしとけよ」
秀忠「わかっとるわいな、そう何度も弱い弱いていいないな」
77 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:13
宇喜多秀家「今、我諜報機関から連絡が入った・・・。」
上杉景勝「して、その連絡の内容とは?」
宇喜多秀家「秀頼公、大坂城に無事帰還・・・。」
五大老「あ゙〜っ・・・・。」
ショックをうける豊臣家新五大老の面々であったわけで・・・
78 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:16
信愛「とりあえずコイツ殺しとこうぜ」
利長&景勝&秀家「それもそうだな」
政宗「え、ちょっと。またまたぁ。冗談きついよみんな」
利長&景勝&秀家&信愛「・・・」
政宗「お、おい・・。やめ・・・ぐわぁーーーーーー!!!」
79 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:21
そのころ上方では淀殿を中心とする反徳川派が着々と東征の準備を進めていた。
徳川退治の勅令も、淀殿がお得意のセックスで近衛前久を垂らしこんだお陰で
まもなく出る予定。そうなりゃ大軍を率いて徳川潰しにレッツゴー。
三成「しかし・・・淀のお方様は上様のご出馬には反対なサルに違いない」
80 :
文字制限なくそうぜ:03/01/18 16:21
小早川秀秋「拝啓、お元気ですか母様。秀秋は相変わらず元気すぎて困っちゃいます。
そんなこんなで五大老の面々においてかれてしまいました。 これでいいかの?爺?」
稲葉某「いいんじゃね?」
小早川「なんかおもんねーなー。狸殺しに行くかの?爺?」
稲葉某「いいんじゃね?でもさ、まず秀頼に聞いてからじゃないとまずいんちゃう?」
小早川「んじゃいってこよー」
81 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:23
秀頼「ママン、僕も東京いっていい?」
淀殿「ダーメ。あなたはまだ小さいんだから。また今度連れてって上げるわ」
秀頼「ヤダヤダァ!!僕、上野動物園のゾウさんがみたいっ!!」
淀殿「ゾウならこないだ清正のをみたでしょ?」
秀頼「あんなのゾウじゃないよ!なんかブツブツいっぱいあってよくわからんかったし」
82 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:24
秀頼「もういいよ。僕いくから。おーい、重成ー!」
淀「しんでやる!しんでやるー!」
83 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:27
重成「上様、金吾様がお見えになってます」
秀頼「秀秋が?何のようだろ」
秀秋「よっ、秀頼。おひさ」
秀頼「何の用だよ、突然。まさかまた暗がりに連れ込んで押し倒す気じゃ」
秀秋「ちっ、ちげーよ。ちょっと狸退治に誘いに着ただけ」
84 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:30
秀頼「ああ、そんなら今勅令届くとこだから。着たらいっしょに行こうよ」
秀秋「お、根回しいいね」
重成「上様、母上が呼んでおられますが・・・」
秀頼「ああ、またいつもの奴打っといてよ。そう、鎮静剤」
重成「御意」
85 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:37
そのころ家康は未曾有の大軍2003で東海道を西上中。
家康「この調子でいけば8時ごろにはつけるかな」
忠勝「お屋形様、先ほどアニメを見ていましたら上のほうに臨時ニュース
と出て、禁裏が徳川家討伐の綸旨を発表したと」
家康「マジでか!?」
86 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 16:39
忠勝「マジっす」
家康「己〜、超MM!!」
忠勝「チョベリバですね」
家康「まぁでもこの大軍なら豊臣もこわくないし。何とかなる系?」
忠勝「禿同」
87 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 17:47
江戸城本丸では井戸の底からどろどろという音とともに湧き上がるものあり。
秀忠「何奴!?」
???「わしこそこの城の主」
秀忠「え、父上御帰還?」
???「何を馬鹿な。新参者めが。わしはこの江戸城を築いた太田道灌じゃ。」
全国各地で戦国初期の武将復活の兆しか?
88 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/18 17:54
京では骨皮道賢が人知れず復活したが誰にも相手にされないままどこかに消えた。
89 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/19 16:28
スレタイ、スッドレって…。
京都の東山では足利義政と日野富子が
「不倫は文化、ダブル不倫は東山文化」
とお互いに不倫にいそしんでいた。
90 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/19 16:29
91 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/19 17:53
しかしある夜、二人の密通現場に踏み込んできた人物がいた。
その者の名は・・・
92 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/20 05:07
(懐かしの主題歌とともに)
♪ 一 休 さん! ♪
93 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/20 05:33
一休「おっ、不倫現場発見!慌てない慌てない。一休み一休み。」
義政「スキ有り!」
義政は休んでいる一休さんに斬りかかった!
94 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/20 06:47
危うし、一休さん!!
そのころ、日野富子と不倫相手・山名宗全の
密通現場にも思わぬ闖入者があった。
その者たちとは・・・
95 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/20 06:58
しかし、一休さんを斬ったものの、どうも歯ごたえが無い。
まるでようかんを切ったようである。
「むっ、これは偽者か!?」
96 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/20 07:05
「いやぁ、本物のようかんですよ。」
義政が声をする方を見てみると、
まぎれもなく一休さんが一休みしている。
そしてさっき刀をおろしたところにはようかんが
まっ2つになっていて、刀にもようかんがこびりついている。
97 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/20 12:00
「村重、食え」
信長が村重に刀を付きつけて言った。
「僕は一休です。で、あんたは義満。
大丈夫?もうボケた?そろそろ後継者考えなきゃなぁ」
と一子坊主に勝手に後継者を妄想される足利家。
この後、壮絶な光景が・・・。
そう、日本を東西に分断するほどの大地震が近づいているのであった。
そして今日も、微震が……。
一休「あれれ、また微震デス! なにか胸騒ぎするデス!」
(^^;
101 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/24 23:58
「秀秋、な、なんだ。」「秀頼様、地震でございます。」
グラグラグラ〜、この日、ついに大地震が来た。
「ひ、秀秋〜」「秀頼様〜」2人を巨大な地割れが引き裂いた。
地震加藤こと、さしもの加藤清正も熊本から2人のところへ駆けつける訳にはいかなかった。
102 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/26 12:38
よく考えてみたら加藤清正は朝鮮に虎退治に出張中だった。
清正は高麗の人々が「虎の王者」と恐れる人食い虎ジェット・シンと格闘中。
さすがに王者だけあって強い強い。
清正の日本刀を奪い、何故か柄の部分で清正を殴るジェット・シン。
そこに、「おーい清正ぁぁ」と助っ人兼自身速報を伝達に来た武将は なんとあの名将だった・・・。
104 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/27 15:40
>>88で一瞬登場した骨皮道賢!
しかも、その兜頭には人食い鮫ジョーズを食らいつかせていた。
時代違いの道賢に馴れ馴れしく呼びかけられた上に、どうも当人が
助っ人を求めに来たらしいと気づき、清正は面食らった。
105 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/29 22:24
106 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/29 23:24
忠勝「どうすんだよ家ピー?!」
家康「まじやばめ?まじやばめ?」
榊原「ちょ、ちょーやばいって感じ」
その頃大坂城内では
秀頼「おまえら、五万対二千三 余裕で勝てるから。安心めっされー」
107 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/29 23:39
重成「殿、それは地震で死んだ兵の数です。」
秀頼「何?」
重成「先ほどの地震で死んだ兵が当方五万、徳川方二千三。しかも小早川秀秋が地割れの向こう側に行った兵3万を連れていってしまいましたし、
先日、福島正則たちが加藤清正の救出に兵七万を朝鮮へ連れていってしまっていますので、我々には手持ちの兵は百人もおりません。」
秀頼「この際、徳川の爺を味方につけよう!」
108 :
無名武将@お腹せっぷく:03/01/31 13:07
さて、家康一行。何しろ豊臣一派の捜索と称して京都の町中を
荒らし回っていたところ、日野富子と山名宗全の密会現場に闖入。
しかも地震で落ちてきた梁で2人が気を失ってしまったため、
人命救助に大わらわ。秀頼の使者がやってきたのは、そんな現場で
ありました。
109 :
無名武将@お腹せっぷく:03/02/01 15:29
と、そこにようかんをべっとりつけた刀をぶらさげて
ふらふらと現れた人物が…
「我こそは〜足利義満なるぞ〜」
本当は足利義政なのだが、気を失っている妻と部将の不倫現場に来合わせるのに
一休の洗脳で自分を義満と思い込んだままだったのは幸いだったかも。
家康「で、義満殿。何の用でござるか」
義満「うむ。まずはこのヨウカンを食え」
忠勝「もぐもぐ」
家康「で、お主は……」
義満「うむ。徳川家は我々豊臣家に降伏せよ。今降れば、所領安堵してつかわす」
111 :
無名武将@お腹せっぷく:03/02/13 00:58
秀頼の使者「ま、待たれよ。お主、豊臣の使者を騙り勝手な伝言を申すでない」
義満「無礼者、控えよ! この儂を誰と心得る。足利三代将軍にして南北朝統一の功臣、足利義満なるぞ。」
その声を聞いて、さっきまで家康と忠勝の必死の介抱ではびくともしなかった日野富子が目を覚ました。
富子「何寝ぼけてんのよ。このボケナス八代将軍! あんたがそんなんだから…」
応仁の乱の発端となった夫婦の痴話喧嘩に、家康以下、戦国後期の人物一同、そそくさと退散したのでありました。
続編期待age