【天正十年六月二十日 常陸国筑波山不動峠】
連合軍の後詰めである島崎安定が本陣の救援に向かいはじめたその刹那
北の方角より馬のいななきと共に橘の旗印が現れた。
氏幹 「この鬼真壁の槍受けてみよ!敵の左翼に攻めかかれー」
経政 「真壁殿に遅れるな続けー」
氏幹の陣が玉造重幹の陣の左を突き、経政の陣が島崎安定の陣の左を突き始めた
義重 「間に合ったか」
この様子を見ていた義重は馬にまたがり下知を放った
義重 「もう我慢する必要はないぞ!小田の陣に攻め掛かれ」
兵士 「おおー」
義重 「狙うは小田の首ぞ!」
【真壁隊は左陣を敗走させた後、敵本陣の後ろへ向かいます】
【多賀谷隊は後詰めを攻撃し、敵の退路を断ちます】
【本陣は敵左陣が敗走するのを確認後、敵本陣へ突撃します】
【梶原隊は、敵左陣が敗走後、敵本陣の左へ向かいます】
(ぼっけもん殿、次のターンをお願いします)
【6月25日 赤谷城付近】
物見「申し上げます!芦名の輜重隊、ようやく現れました!」
兼続「来たか。よし、出るぞ」
物見「輜重隊の将は須田盛秀、兵力は1000余りと見えます」
兼続「兵力では差はないか。しかし向こうは遠征部隊。何のことやあらん」
侍大将「下知を」
兼続「我らの目的は芦名の輜重。敵の首は捨て置け、過度の追撃も禁止とする。
行くぞ、我らの軍の強さ、見せ付けるのだ!」
兵「オオー!」
【直江軍1500、須田盛秀率いる輜重隊に襲い掛かります】
【6月22日 北上野】
北条との盟約も成り、春日元忠は北上野の領主達を集め、その話を聞いていた。
ここに至った顛末を聞き、それぞれに回答していく。
春日「今、上杉の殿様は戦陣におられるので直ぐには対応出来ないのが現状だ。
殿からの伝言だが、そなたらの申し出は嬉しく思う。事が一段落したら
必ず良きように計らうゆえ、ご安心召されよ、とのことだ」
領主「はあ、それはありがたいこって」
春日「南の方は北条殿が纏めているようだ。もしかすると慌しくなるかもしれん。
しかし、そなたらは焦らないように。上野にて戦が起こることはまず無い」
領主「もう戦は勘弁してもらいたいですなあ」
春日「しかし、俺から頼みがある」
領主「な。なんでしょうか」
春日「実は今日何も食べておらんのだ。名物でも馳走して頂けないだろうか」
領主「はははは、分かりました。こちらへどうぞ」
【春日元忠、北上野を纏めています】