>>3 そのスレからきたものです。
えー、あそこは全般的な書評スレッドですので、僕自身も専門書に関しては
かいていません。書いても反応がないし・・
というわけで、専門書を。
といっても、漢文が多いんですけどねぇ・・
廬弼『三国志集解』
趙一清『三国志注補』
代表的な正史注釈書です。前者は色んな説の紹介、後者は地名に詳しい。
両方とも漢文です。学術系の中国書専門書店で入手できると思います。
学習研究社歴史群像シリーズ『三国志上・下』学習研究社
『真・三国志』学習研究社
日本人の専門家が多数で書いた、論文入門みたいな雑誌です。
中には変な説もありますが、まぁ見比べて自分の頭で考えるよすがにはなるかと。
読んだ中でいいなぁ、と思った筆者の本を買うと、良いと思います。
高島俊男『三国志 きらめく群像』ちくま文庫
作者の方は「専門書ではない」とおっしゃっていて、内容も武将に関する
軽いエッセイ集のようなものですが、赤壁に関しては詳しい考証が出ています。
一応、『三国志』の論文目録『三国志研究要覧』には出ているので(笑)
あげておきます。
>>4 きらめく群像・・・文庫化前は「三国志人物縦横談」でしたね。
高島先生は文学畑の人ですからね(専門は水滸伝?)。
とはいえ、よく出来た本だと思います。研究書に準ずる扱いでいいと思う。
山川の「中国史」にも参考文献として取り上げられてましたな。