【因果】歴史サイトの裏事情Mk四【応報】

ロコロール「孔明、静かに」
孔明「しゃべったら疲れますよ。落ち着いたら朝倉党に戻ります。しばらく辛抱して下さい」
ロコロール「もういいのよ…孔明」
孔明「中尉」
ロコロール「孔明…私の生命を吸って」
孔明「え？」
ロコロール「私の生命を吸って！そして…勝つのよ」
孔明「中尉…」
ロコロール「私は見たわ。固定ハンドルは名無しの意志を吸い込んで自分の力に出来るの。だから…」
孔明「そんなこと」
ロコロール「できるのよ。そして戦いを終わらせ、それをあなたがやるのよ。孔明◆F5yeP.FsHA！」
孔明「分りました、ロコロール中尉」
ロコロール「たくさんの人があなたを見守っている。あなたは、一人じゃない」
孔明「はい」

孔明「ロコロールさん」
ロコロール「寂しがることはなくてよ…」
孔明「ロコロールさん」
ロコロール「…」
孔明「うっ、うっ、うっ。ロコロール中尉ー」

幼常 「孔明！」

町費欲徳「幼常、何している」
幼常「すみません。たしかに…確かに孔明の声が聞こえた」

宇喜多「どうだ。朝倉渦中」
朝倉渦中「敵の配置かなり乱れています。敵の防戦急ぎます」
宇喜多「もう少し引き寄せれば、５隻や６隻は沈められる」
朝倉渦中「朝倉砲を使うのですか」
宇喜多「そうだ。各朝倉スレの部隊に暗号で打電しろ」
朝倉渦中「了解」
939「だめです。自作自演の線が濃くて…」
宇喜多「通じなければ、こちらから接近すればいい。急げ！」
宇喜多「なんだ」
サエグサ「朝倉砲に埋め立てが３機向かっています」
宇喜多「孔明を朝倉砲の守りに向かわせろ」

損権「ええい、自治厨の奴に朝倉砲を潰させるわけにはいかん」
自治厨「自治厨スレの名無しをやらせるわけにはいかん。中心部は…あれか」
損権「自治厨め。朝倉砲を潰そうとは、面白い」
損権「これ以上潰されると発射できなくなる」
自治厨「死にに来たか。損権！」
損権「ううっ。学徒出陣！ええい！」
自治厨「抜かったな損権」
学徒出陣「こんなところで朽ち果てる己のみを呪うがいい」
損権「そうかな！」
学徒出陣「もしも、私の元に戻る意志があるのならば」
損権「何を言う！」
自治厨「道を誤ったのだよ。貴様のようなコテハンのなり損ないは、粛正される運命なのだ」
損権「まだだ！まだ終わらんよ！」

孔明「ロコロール中尉。孔明◆F5yeP.FsHA、行きます」

学徒出陣「損権め。sage進行に逃げたか」
自治厨「あの厨房、自ら損権を葬ろうというのか。面白いな」

花形満「うわぁ」
夜盗うんこびっち伯爵「おい。花形満、花形満。しっかりしろ。救護班ーー」
朝倉渦中「このままでは狙い撃ちされます。後退します」
宇喜多「だめだ。朝倉党はおとりになって敵を引きつける」
朝倉渦中「持ちませんよ！」
宇喜多「持たせろ！939、朝倉砲はまだか」
939「ブレーカー部分の損傷が激しく、出力が十分ではないようです」
宇喜多「急がせろ。紅ＴＡＫＥＳＩ悪魔エンジェルＪｒ、いつでも離脱できるようにしておけ」
紅ＴＡＫＥＳＩ悪魔エンジェルＪｒ「了解」

損権「立て逃げの跡か」
損権「うっ」
学徒出陣「損権、Macを捨てろ」
損権「学徒出陣」
学徒出陣「大した役者だったよ、損権。話し合いの余地がないとするならば、ここがお前の死に場所となるな」
損権「いや、もう一人役者がいる」
自治厨「フフッ」
学徒出陣「そうだな。こんな芝居じみたことは自治厨の領分だったな」
自治厨「私は歴史の立会人に過ぎぬからそうも見えるか。が、損権よりは冷静だ」
損権「私が冷静でないだと」
自治厨「そうだよ。貴様はその手に世界をほしがっている」
学徒出陣「自治厨の言う通りだろう、損権。ならば自治新党再興に手を貸せばよい。その上で世界のことを共に考えよう。この小うるさい見物人を倒してな」
損権「学徒出陣。私はただ世界を誤った方向に持ってゆきたくないだけだ」
学徒出陣「では聞くが、自治新党を倒し、自治厨スレを排除した世界で、お前は一体何をしようというのだ」
損権「私が手を下さなくても、住民意識の覚醒で人は変わる。その時を待つ」
損権「うっ」
学徒出陣「私に同調してくれなければ、排除するだけだ。その上で自治新党を再興する。それが分りやすく、人に道を示すことになる」
損権「また同じ過ちを繰り返すと気付かんのか」
学徒出陣「世界の都合という物を洞察できない男は排除すべきだ」
孔明「それは違う！」
損権「孔明！」

損権「孔明か…」
孔明「本当に排除しなければならないのは規制の重力に魂を引かれた人間達だろう！だけどそのために大勢の人間が巻き込まれるなんて間違っている！」
学徒出陣「愚劣なことを言う」
自治厨「生の感情を出すようでは、俗人を動かすことは出来ても、我々には通じんな」
孔明「人の心を大事にしない世界を作って、何になるんだ！」
自治厨「天才の足を引っ張ることしかできなかった俗人どもに何が出来た。常に世の中を動かしてきたのは一握りの天才だ」
孔明「違う！」
損権「孔明、引け」
孔明「嫌だ！」
自治厨「ちっぽけな感情は世界を破滅に導くだけだ。少年！」
損権「孔明」
学徒出陣「お前達は！」

幼常「孔明、早く外へ」
損権「行くんだ！孔明」
損権「朝倉砲の外に出るぞ」
幼常「はい」
損権「学徒出陣か」
学徒出陣「朝倉砲が作動するのか」
学徒出陣「まずいな、これでは朝倉砲が発射される…ん、孔明！」
損権「構うな。脱出しないと朝倉砲の発射に巻き込まれる」
自治厨「まるで、子供のように」
孔明「先に行って下さい。ここでケリを付けます」

939「来ました。各朝倉スレ、発射準備良しです」
宇喜多「良し、ん…待て」
朝倉渦中「艦長、どうしたんですか！」
宇喜多「発射準備のまま待機だ」
朝倉渦中「待てませんよ！ターゲットは動いているんです！」
宇喜多「待機しろ」

損権「朝倉砲が作動する。幼常まで戻ることはない」
幼常「でも、孔明が」
損権「孔明は私が連れ出す」
孔明「大尉は何やってるんです。学徒出陣と自治厨は、僕がやるって言ったでしょう！」

元楊雄「うわあぁぁぁ」
風鈴花斬「禰公先生、元楊雄のおじさんが大変だよ」
郭図「元楊雄が」
ふっふっふ「あなた達は部屋に入ってなさいって言ったでしょ」
風鈴花斬「やだよう」
郭図「怖いよう」
風鈴花斬と郭図「うわぁ」
禰公「ここは危険だ、奥に行くぞ」
ふっふっふ「はい」
禰公「君たちも来なさい」

939「各朝倉スレエネルギー臨界」
朝倉渦中「今打たないとターゲットが逃げます、艦長」
宇喜多「分かっている、朝倉砲の中に孔明達がいるんだ。みんなが逃げ出すまで…それまでは待つんだ」

自治厨「１度火を入れた朝倉砲は爆発もするんだぞ」
孔明「うおっ」
学徒出陣「それ以上偶然は続かんよ」
幼常「しっかりして」
孔明「今の武器は幼常には避けられない」
幼常「分かってる、けど」
孔明「大尉」
損権「一緒にここを脱出する、孔明」
孔明「あなたにはまだやることがあるでしょう。この戦争で、この戦争で死んでいった人は、世界が救われると思ったから死んでいったんです。僕もあなたを信じました」
損権「君のような若者が命を落としただけで世界が救えると思っているのか」
孔明「くっ」
幼常「孔明」
損権「新しい時代を作るのは老人ではない」

宇喜多「よし、朝倉砲発射だ」
朝倉渦中「了解！」

自治厨「むうっ、こっこれでは朝倉党に勝てん」
学徒出陣「ちっ、まずいな」
ムコーニン「どうしたのだ、学徒出陣」
学徒出陣「朝倉党は私が命に代えても食い止めます、主要な住人を撤退させましょう」
ムコーニン「我が軍は危ないのか」
学徒出陣「いえ、戦いはまだまだ続くのです。ここで消耗しきったら自治厨スレの二の舞になりましょう」
ムコーニン「うむ、学徒出陣に任す」
学徒出陣「では」
ムコーニン「そんなに激しい戦いなのか」

孔明「逃がすか。目の前の現実も見えない男が」
自治厨「賢しいだけの子供が何を言う」
孔明「賢くて悪いか」
自治厨「ローカルルール変更案はあれか」
損権「むう、エネルギー切れか」
学徒出陣「迂闊だったな」
損権「ええい」

損権「来た」
学徒出陣「むう」
損権「これであの武器は使えまい、学徒出陣」
学徒出陣「甘いな、損権」
損権「何」
学徒出陣「これで終わりにするか、続けるか、損権」
損権「そんな決定権がおまえにあるのか…はっ」
学徒出陣「口の訊き方に気をつけてもらおう」
学徒出陣「なにっ」
学徒出陣「損権、私と来ていれば…くっ」
孔明「自治厨、どこだ」
孔明「おまえだ、いつもいつも脇から見ているだけで人をもてあそんで」
自治厨「勝てると思うな、小僧」
孔明「許せないんだ、俺の命に代えても、体に代えても、こいつだけは」
自治厨「こいつ、何だ」
孔明「分かるはずだ、こういうやつは生かしておいちゃいけないって。分かるはずだ、みんな、みんなには分かるはずだ」
孔明「えっ」

ロコロール「焦り過ぎよ。だからいけないの」
煙硝「パワーがダンチなんだよ。その時はどうすればいい？」
孔明「俺の名前をみんなに貸すぞ！」
ロコロール「それでいい、孔明」
エロゲンネット「２ちゃんねるの世界での生き死にに拘るから、一つのことに拘るんだ」
女王ナカジェリーヌ「ダメよ！」
孔明「まだそんなことを言う！」
エノキ「ナカジェリーヌ、おどき！」
こおろぎ「そう、子供には分らないんだから」
タケノコ「今は孔明に任せるの」
女王ナカジェリーヌ「嫌です。自治スレの民は」
孔明「今日という時にはいてはならない男だ。分ってくれ、ナカジェリーヌ」
エロゲンネット「なんでそう、頭だけで考えて…そんなんじゃ疲れるばかりじゃないか」
女王ナカジェリーヌ「だって…そうしないと、わたし…」
エロゲンネット「孔明が見ているものを見てごらんよ」
エロゲンネット「あの中にいる人だってすぐにこうして分かりあえるんだ」
女王ナカジェリーヌ「本当？」
エロゲンネット「ああ」

自治厨「固定が、どうしたんだ！私の知らないガイドラインでも改造されているというのか？」
孔明「分るまい！自治を遊びにしている自治厨には、この俺の体を通して出る力が！」
自治厨「体を通して出る力…そんなものが、自治厨スレを倒せるものか！」
自治厨「なにっ」
タケノコ「孔明はその力を表現してくれる名前に乗っている」
こおろぎ「固定ハンドルにね」
自治厨「女の声…？」
孔明「まだ、抵抗するなら！」
孔明「うおおぉぉぉぉぉ」
自治厨「かちゅ〜しゃ動け、かちゅ〜しゃなぜ動かん」
自治厨「うおっ。うおお、うおおぉぉぉ」
自治厨「かちゅ〜しゃ、なぜ動かん！」
孔明「ここからいなくなれ！」
自治厨「私だけが、死ぬわけがない。貴様の心も一緒に連れていく…孔明◆F5yeP.FsHA」
孔明「じ、自治厨…やったのか。光が…広がっていく」

幼常「孔明」
幼常「孔明、生きてるんでしょ。孔明、返事をして」
孔明「あっ…大きな星がついたり消えたりしている、あははっ大きい、損権スレかなあ。いや違う、違うな、損権スレはもっとこうバァーって動くもんな」
幼常「あぁ…あぁ…」
孔明「暑っ苦しいなあここ、う〜ん出られないのかなあ。お〜いだしてくださいよ、ねえ」
幼常「あぁ…艦長、宇喜多艦長、孔明◆F5yeP.FsHAが…聞こえますか朝倉党」
幼常「そう、おまえも朝倉党に帰りたいのね」