呂布が孔明以上の切れるヤツだったら 

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hoshu...
747無名武将@お腹せっぷく:03/05/14 07:02
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748無名武将@お腹せっぷく:03/05/17 03:20
このスレの職人さん、すごいですね。
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>>1
曹操の天才・万能超人ぶりが強調され、美形で名家の生まれな上に嫁さん美人な周ユが実は軍事司令官としても超一流であったことが見直されている昨今、
これ以上完璧超人を増やしてどうするのだと小一時間……
>>749
今さらそんなことを言ってどうするのかと小一時間……
永遠に完結せずいつのまにか三戦板1の長寿スレになる
752無名武将@お腹せっぷく:03/05/18 13:53
>>751
まあどうせ最初の職人さんは帰ってこないんだしいいんでねえの?
ageちまった・・・・鬱
( ゚∀゚)ノ <ミテルヨー。
俺はひとまず馬超VS呂布や審配の最期を書いてくださった
職人の復活キボン
>>755
禿堂。あのへんはやたら燃えた。
あの戦神呂布はよかったが、スレタイ通りの切れ者呂布も見てみたい。
劉備もなんだからよく解らんうちに自然な流れで益州を盗んだまではよかったな。
最近は影が薄すぎる。
759山崎渉:03/05/22 01:23
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
曹操が呂布に変わっただけになってしまったのが・・・
孔明も法正の下あたりにいたはずが軍師になってるし
呉は書く人によって設定変わってるし
>>760
曹操が呂布に変わられたのは地理的な関係だけ。
孔明が軍師なのは演義準拠だから。
だが呉が書く人によって設定変わってしまうのは言い訳できんか。
呂布陣営は人材どんどん減ってるけど、大丈夫かな…。
カクやジュンイクは無駄に死んじゃった感じがする。
呉はともかく、一体どこまでを本筋と読めばいいんだ?>>677
764無名武将@お腹せっぷく:03/05/27 01:21
asage
765 :03/05/27 01:38
孔明って実際あんなにすごくなかったんだよな。ほとんど連戦連勝のようなかんじだが。
766山崎渉:03/05/28 16:07
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
767bloom:03/05/30 22:34
>>754
涼州編感動しました。
そのほかに言葉が出ません。
769無名武将@お腹せっぷく:03/06/05 20:41
aga
770無名武将@お腹せっぷく:03/06/10 17:41
職人キボン!!
益州遠征編求む!!孔明、関羽、張飛、超雲と呂布の対戦が見たい・・
771無名武将@お腹せっぷく:03/06/13 23:29
さっぱりになったね・・・
772董卓:03/06/13 23:29
     ∧_∧
ピュ.ー (  `´ ) <これからもワシを応援しろ(`´)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      董卓 
773孔明:03/06/14 14:16
孔明ですよ!
南蛮編を少し書いたが、うpしてよろしいか?
775無名武将@お腹せっぷく:03/06/14 22:07
>>774
しろ、しなかったら殺す
776南蛮編:03/06/14 22:13
時間が少し遡る。ここは南蛮と呼ばれる地。
晴れ渡った空に兵たちの声が響き渡る。しかしそれに象や虎の鳴き声が加わるのはここ特有の光景である。
一人、明らかに漢民族と思われる男が、総大将と思しき人物に近づいた。
「盛が出ますね」
将は振り向く。一瞬見せた警戒も、話しかけた男を認識するなりすぐにといた。
「おお、曹植殿か」
将、孟獲は豪快に笑った後、兵たちに小休止とらせ、男、曹植のもとに駆け寄った。
「珍しいではないか。訓練場に顔を見せるとは」
「北の用兵は南の人々に合うものかと、少々気になりまして」
曹植は笑った。しかし目は笑っていなかった。
「笑い事ではないぞ、曹植殿」
曹植の笑わずの目を確認していないのか、孟獲は多少怒気をはらんだ声で続けた。
「北のがんじがらめの用兵は、確かに効率はいいが、我等にはまったく馴染みの浅いもんだ。
 さっきも木鹿んとこの兵が苦情を言いに来たばっかりだ。『我々には我々のやり方がある』ってな」
曹植はじっと孟獲の言葉に耳を傾けた。しかし感じ入った様子はない。まるで、この状況を予想していたかのように。
「孟獲殿。私があなたに授けた北の兵法は、ほんの木簡の切れ端の一部に過ぎません」
彼が何を言おうとしているのか、孟獲は身構えてしまった。
「私は決して兵法に長けているわけではありません。しかし、北の地にはよく兵法に長けた者がごまんといて、
 そして兵士はその兵法に忠実に動くように訓練されています。
 あなたが感じた効率のよさの、何百倍ものレベルのものを相手に、我々は戦を仕掛けようとしているのですよ」
痛いところを突かれたのは確かだ。
これから仕掛ける戦が、もし曹植にそそのかされたものだけであるなら、この論法は通用しない。
しかし孟獲の、そしてその他多くの南の勇者たちの野心に火はついてしまっている。引き返せるものではない。
「お主の言っていることはもっともだがな、曹植殿。それを奴らに説明しなければならん俺の気にもなってみろ」
「はっはっはっ、期待していますよ。孟獲殿」
曹植は笑った。確かに笑った。
777南蛮編:03/06/14 22:14
ひとしきり話が済んだ後、曹植は訓練場を後にした。
しかしそのとき、孟獲は誰にも聞こえぬほど小声で呟いた。
「北の匂いが漂っちょるぞ」
曹植は少なくとも表向きには何の反応を見せず、与えられた館に戻った。
館といっても、そこは決して豪華なつくりではない。
北の人間である曹植達でも生活できる、といった程度だ。
その館の広くない広間には、すでに丁儀が控えていた。
「交州との交易の件、確かに結んで参りました」
「そうか、ご苦労」
「しかしながら、兵の提供に関しては最後まで渋られまして…」
「まぁ、当然だろうな」
曹植は、丁儀から渡された書類に目を通しながら答えた。
「もともと期待はしていないさ。
 どっちにしろ、こちらの兵の訓練がひと段落つくまで動けないことは変わりない。
 …ところで丁儀」
「はっ」
「先ほど孟獲殿に会ってきたのだが、どうやら北の匂いが漂っているらしい」
丁儀はその言葉を聞くと、みるみる顔を赤らめて言いはなった。
「彼らは、そんなにも妬ましいのですか!!?我々が北の人間だというだけで…!!!」
778南蛮編:03/06/14 22:14
言葉はそこで切られたが、まだ何か言いたそうに肩を震わせている。
曹植は一瞬きょとんとした表情を見せ、しかしすぐに首を振って否定の意を表した。
「違う、そうではない。そちらの意味ではないよ、丁儀」
言葉の真意をはかりかね、丁儀は首をかしげて見せたが、すぐに顔色が赤から青へと急変した。
「これは、あ…、失礼しました。そうですか、そちらの意味で…」
「そうなんだ、すぐに対処してほしいのだけど」
「はっ、それはもう…」
丁儀は急いで退室の礼をとり、出口へ向かった。
しかし、すんでのところで立ち止まり、恐る恐る曹植を振り返った。
「あの、それで、『北の匂い』のその後の処置は如何いたしましょうか?」
曹植は机に向かっていた。
「ああ。今から手紙を書くよ。これと、財宝をありったけつけて、北へお帰り願おう」

指示はすぐに実行され、北の匂いこと北方の暗殺者は、
曹植のいかにも曹植らしい畏怖心と恐怖心を詰め込まれた手紙とともに、荊州に送り返された。
ときに、都で曹一族大量暗殺が行われたときである。
曹丕はこの手紙にいったん納得し、南の問題を思考の外へ追いやった。そうせねばならない理由ができたからだ。
そしてそれは、曹植たちにとってもまず第一に考えなければならないこととなる。
すなわち、都の叛乱による曹操殺害のうわさの否定と、それに伴う蜀荊呉同盟存在の情報である。
779無名武将@お腹せっぷく:03/06/15 01:29
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
780無名武将@お腹せっぷく:03/06/18 23:48
キタキター
781呂布:03/06/19 10:11
全員死ねーギャハハ。

呂布は皇帝となった
久方ぶりの更新は嬉しいが、レベルはないだろ
783南蛮編:03/06/21 16:10
すいませんでした。語学力ないもので。
>>782
出過ぎだぞ、自重せい!
785無名武将@お腹せっぷく:03/06/22 21:40
すいませんm(ー −)m
( ゚∀゚)ノ <思うところあってリトライ。以前より身辺が忙しくなり、どこまで
       続けられるか分かりませんが、できるところまで頑張ってみまふ。
       間が空くかもしれませんが、生暖かく見守って下さいませ。

       以後、中の人は登場しないつもりなので、言いたいこと全部書きます。

       1.職人さんキボン。呂布・劉備&曹操・孫権&周瑜・曹丕・曹植と
         大まかに見ても五陣営になっている現状。私だけだと二陣営
         書けるかどうかも怪しいです。
       2.ネタフリ歓迎。でも内紛多すぎるとシンドイのでご勘弁を。
       3.批判歓迎。ただ、すみませんが以後お返事は一切しません。
         職人が表に出ないここの雰囲気が好きです。
       4.>>754は私ぢゃないです。
荀攸 「将軍、嘉徳殿の修復が終了いたした由にございます」
呂布 「ご苦労だった、荀攸、孔融。陛下の所在はまだ掴めぬが、全力を尽くしてお探し申し上げて
    いる。今しばらく、時をくれ」
孔融 「ご無事であらせられれば良いのですが‥‥」
呂布 「恐らく、身を隠されているのは戦のない河北だろう。袁煕がかなりの人を割いて、各地を
    くまなく当たっているらしい。吉報を待とうではないか」
荀攸 「はい‥‥」

魏続の乱に端を発した中原の動乱を、呂布は強引に纏め上げた。洛陽、長安、そして許昌。
帝国の拠点とも言える場所が三カ所に分かたれ、政や軍の指揮系統が分断されたのが、魏続の
乱の一因であった。権力の所在を明確化するため、呂布は漢帝国皇帝の名で全土に公布を
発し、洛陽が帝国の唯一無二の都であることを改めて宣言した。更に、董卓に焼き払われた
嘉徳殿を修復し、漢都洛陽の象徴としてその存在を全土に知らしめた。無論、かつての
華美を極めた宮殿の偉容には及ぶべくもなかったが。

加えて、洛陽守備のために独立した軍を編成。三万の兵の指揮官として張繍を任命し、洛陽の
軍事的任務を全面的に統括させることになった。

長安・許昌は、大都市ではあっても、あくまで一つの都市。長安は帝国の西の拠点として、許昌は
汝南に進出した曹丕の勢力への抑えとして、また徐州や寿春との交通の要所として、その役割を
果たすことになる。苦い教訓を踏まえた都の再建であり、帝国そのものの再建でもあった。
こうした一連の国政において手腕を発揮したのは、魏続の乱の難を逃れた荀攸であった。国政の
重鎮であった叔父、荀イクは既に亡い。孔融の献身的な協力が得られなければ、これらの難事業の
中で荀攸は倒れていただろう。嘉徳殿修復の報せを持って現れた荀攸は、憔悴し切っていた。

呂布 「休め、荀攸。貴様が病めば、帝国も病む。残った仕事は我らの責務だ」

退出する荀攸の警護を配下に命じ、呂布は孔融と共に別室へと向かった。


孔融 「珍しく、張昭殿が参内されているそうですな」

虞翻や程普が孫権の元に戻った後も、張昭は一人洛陽に残り、呂布と孫権の間の折衝役を務めて
いる。その身の処し方は、呂布陣営の偵察の任を自らに課している風もある。実際、商人などに
身をやつした密偵が、張昭の仮居宅を足繁く訪れているらしい。

呂布 「一昨日書状を携えて来た程秉が、恐らく張昭にも意を含めたのだろう。改めて孫呉の
    立場を釈明しに来たものと見える」
孔融 「書状の内容は?」
呂布 「此度の建業攻撃は孫呉の与り知らぬ所、だそうだ。ついでに、帝国の忠実な下僕たる臣
    孫権に叛し、更に高順将軍に刃を向けた周瑜は、最早生かしてはおけぬ帝国の敵だ、と」
孔融 「無理もありますまい。周瑜将軍は孫呉きっての名将。孫権殿にしてみれば、最も信頼して
    いた臣下でありましょうし。まさか裏切られるなどとは思っておられなかったのでしょう」
呂布 「軍を整え、いずれ周瑜を討ち果たす所存。何とぞ力添えを。まあそんなところだ」
孔融 「‥‥信頼が厚かっただけに怒りも深い、というところでしょうか」
将軍府の廊下を歩きながら、呂布は小首を傾げる。

呂布 「だが、どうも腑に落ちぬのだ、俺は」
孔融 「と言いますと?」
呂布 「孫権に何の動きもないのが、ちとな」
孔融 「軍が整っていない、と申されているのでは?」
呂布 「周瑜には後ろ盾となる勢力がない。高順が押さえていた時とは違い、今の建業は
    完全な孤立状態だ。外部に連携勢力がない現状ならば、建業を囲んで干上がらせる
    ことは難しくなかろう。わざわざ戦をする必要もない」
孔融 「ふむ‥‥」
呂布 「建業は長江の要所。周瑜に扼されていては、孫権も都合が悪かろうはずだが‥‥」

孔融は目線を下げ、しばし考え込む。

孔融 「将軍に漁夫の利を得られることを警戒している、とも考えられますが。再び我らに
    居座られるよりは、周瑜がいた方が扱いやすい。そういうことではございませぬか」
呂布 「一理ある。が、だからといって何も手を出さぬという法もあるまい。せめて周瑜が
    おとなしく建業に引き籠もるように、圧力を掛けて然るべきではないか」
歩みを止めぬまま、呂布はもう一度首を傾げた。

呂布 「周瑜の意図ももう一つ分からぬ。建業は、我らか孫権、いずれかが領有してこそ真に
    意義を持つことになる。建業単独では、大した軍事的意義も主張できぬだろうよ」
孔融 「それは確かに仰せの通りですが‥‥」
呂布 「孫権に背いて建業に拠った以上、周瑜としては我らと結ぶ以外の選択肢はないはずだ。
    それが未だに一片の書状さえ寄越さぬとは‥‥何を考えているのか、見当が付かぬ」
孔融 「考えすぎではございませぬか、将軍。長江は周瑜の庭と言ってもよい川。むやみに中原に
    動こうとせず、勝手知ったる場所を拠点に選んだに過ぎぬのではございませぬか」
呂布 「それならそれで良い。奴は天下を狙う器ではないというだけのことだ」

だが、呂布は周瑜の軍才を決して低く評価していない。その評価が、頭のどこかで警鐘を
鳴らす。周瑜ほどの男がこのような稚拙な戦略を採るはずがない。何か裏があるのでは
ないか、と。とは言え、さすがの呂布も、周瑜が打った大博打を見抜くまでには至らなかった。
孫権が周瑜に討たれる寸前にまで至った。その一事が、心の隅に浮かぶ両者の結び付きの
可能性を否定し続けてていた。
呂布 「今、田豊が張昭と会談を持っている。追っつけ、何がしかの報告が来るだろう」

そう言いながら部屋の扉を開けた呂布の前に、細身の男が平伏していた。ぎょっとして身を退ける
孔融に、男が間者であることを呂布は説明した。

呂布 「話せ」

男は孔融の方を見、呂布の表情を確かめる。小さく頷いた呂布を見やり、男は口を開いた。

男   「長安の鍾ヨウ殿の意を受けて参上しました。馬騰と韓遂が、長安に使者を寄越したとのこと」
呂布 「ほう、あ奴らもようやく降伏する気になったか」
男   「いえ、降伏ではなく、和議を求めているとのこと」
呂布 「和議だと。今更何を言うか、戯れ言にも程がある」
男   「それが」

男が初めて言い淀んだ。無表情だった顔に微かな困惑を浮かべ、もう一度孔融に視線を向ける。

呂布 「かまわん、続けろ」
男   「事は漢王室に関わる、とのこと。鍾ヨウ殿がそれがしを遣わされたのも、その言葉故です」
呂布 「王室、だと」
男   「鍾ヨウ殿も事情をご存知でございます。しかし、自分の手には遥かに余る一事と仰せられ、
    将軍に長安までお出まし頂きたい、と」

呂布の表情が硬くなる。孔融と顔を見合わせ、独り言のように呟いた。

呂布 「一つ終われば、もう次か。厄介事は減らぬものよ」
おっと復活か?
現在の状況を纏めた物キボン。
容量限界までに話、終わりませんでしたね。

まとめでもあらすじでも、次スレ立てる際にあると便利ですが…
立てても寂れっぱなしな駄スレになる可能性もありますし。
どうしましょうか。
このスレを復興させてやりたい・・・・不憫だ(´Д⊂)
795あらすじ書いてみた
知勇を兼ね備えた呂府、彼に軍師は必要なかった。
曹操、袁紹、損策を破り、天下の趨勢は決まったかに見えた。

しかし、宦官となった曹操の謀略で皇帝は毒殺され、その罪を着せられそうになった劉備は逃亡。
益州の劉璋に身を寄せ、彼はそこで劉璋を皇帝に据える。
同じ頃孫策の跡を継いだ孫権も呉皇帝を名乗った。
しばらくして劉備は劉璋と反目するようになり、だまし討ちの結果、漢中、益州を含め反呂筆頭の勢力となる。
孫権は周瑜を大将に荊州に大々的な奇襲をかけていたがこれに失敗し、呂布にいったん膝を折ることになった。
荊州では劉表に命を狙われた諸葛亮が益州劉備に身を寄せる。
ホウ統は曹操に仕えており、彼等の刺客であった徐庶は後に曹彰に仕えるのだった。

さて、呂布は涼州掃討戦に出陣した。
戦中審配を失いながら、馬超を捕らえながらの勝利を得る。
呂布が涼州に目を向けている頃、劉備は荊州を目指したが、派遣された曹丕、ホウ統の前に策はもろくも崩れ去った。
周瑜もまた黄祖の激しい抵抗にあい、勝利をつかめずにいた。

南方では陳宮の名を語った陳登が病死し、北方では司馬懿の謀略を郭図が命を以って阻止していた。
彼等の思いとは別に、時の流れは留まることを知らない。

汝南の賊を、呂布の婿養子である曹彰が討伐に向かった。
しかし曹丕の謀略により、多くの兵と最愛の弟曹熊を失い、徐州へ寄る。
彼は曹の名を捨てた。
一方南蛮に送られていた曹植は、兄の非常さに悲しみを以って戦の只中に身を置くことを決意した。

呉では夢に命を賭けた漢、魯粛によりからくも建業を奪還。
世間には独立の形をとって、周瑜は自ら盾となる道を選んだ。
その頃都では魏続の叛乱がおき、重鎮の多くが殺され皇帝も行方不明となる。
益州に逃れた曹操は、蜀荊呉同盟を画策。
また、他方で涼州の玉璽の存在が明らかになりつつあった。


長文スマソ