794 :
波多野秀治 ◆A92mb2LI :
だが、それは本当は簡単なことなのだよ。
ただあるがままの自分でいることを選択すれば良いだけなのだ。
あなたが身にまとった『こうあるべきだ』にまわりを合わせようとしなければ良い。
自分以外の何かを変えようとしないとき、心に平穏が訪れる。
あなたは、流れに乗る。流れと一体となる。だから穏やかなのだ。
気球を知っているかな?
気球は風に流されて旅をするが、気球の上では風が吹かないのだよ。
風と一体だからだ。
はじめてそれを体験したものは、驚くかもしれない。
だが、分かってしまえば、当然のこと。簡単なことなのだよ。
だが、あなたは言うだろう。
「最低限の衣食住が保障されないと死んでしまうんですよ」と。
そう、確かにそうだ。
あなたがいう最低限とは、肉体として生きていくのに最低限という意味だろうから。
つまり、あなたは
「人は死が近づいたら、心の平穏を保つのは、困難だ」
という自分の意見が真実だと思っているのだよ。分かるかな?