681 :
波多野秀治 ◆A92mb2LI :
例えば、
闇の館の探検。
最初の部屋に入ると、そこは真っ暗な闇で、
つまずいたり家具にぶつかったりしながら、
手探りしているうちに少しずつ家具の配置が分かってくる。
そして、半年ほど経った頃に電灯のスイッチが見つかり、
電灯をつけると突然に部屋の様子が分かる。
自分がそれまでどんな場所にいたかが、はっきり分かり、
また次の部屋に移って暗闇の中で過ごし、部屋の様子を理解する。
突破口は一瞬にして開かれる時もあれば、何ヶ月も費やすこともある。
そうして、一つ、また、一つと、はっきりと見えてきて
全体が分かるのではないかな。
気の遠くなるような作業だが、粘り強く積み重ねたんだよね。