@三戦板ラウンジ 雑談・質問スレッド 七 @

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663波多野秀治 ◆A92mb2LI
 各々の学問には、それぞれ固有の研究対象があります。
心理学には「人間の心」、経済学には「経済現象」、生物学には「生きもの」、
物理学には「我々の外にあるもの」といったようにです。しかし、哲学には哲学固有の研究対象はないのです。
あるいは逆に、すべてのこと(神様の世界を含めて)が研究対象であるといってもよいでしょう。

 哲学は「すべてを疑う」とか「根源的に問う」とか、いわれます。
例えば「なぜ人間には心(自己意識)があると前提するのか」、
「なぜ物の交換を経済現象として捉えるのか」、「生物と無生物という区別は有効か」、
「我々の外とはどういうことか」、といったようにです。