第二回 三国志バトルロワイアル Part.7

このエントリーをはてなブックマークに追加
178ベスト2(2/2):02/10/10 14:28
孫璋はニンジャブレードで肩口からバッサリと切り取られていた。
「……なんで?」
「お前には世話になったな。おかげで優勝だ」
孫璋が崩れ落ちる。
目には涙を溜めて……
「愛していたのに……」
末期の言葉を残して息を引き取った孫璋に張譲はやさしく言葉を贈る。
「気持ち悪いよ。お前」
冷たい目がモニターに写し出されていた。

【孫璋:死亡確認】

今度はタイムラグなく判定所から報告が届く。
仕事をさぼっていたわけではないらしい。
少帝は固唾を飲んでモニターを見つめる。
さあ、これでベスト2だ!
どっちが勝つ?

@張譲【杖、ハッキング・クラッキング入門、ノートパソコン、ウィルスの入ったCD-R、
   放送塔の機械類、電撃ムチ、ニンジャブレード、ジグ/ザウェルP23】
vs
@黄月英[気絶]【軍用ナイフ、ゴム紐、バードコール、于吉レーダー】
179優勝者は・・・:02/10/10 15:18
姐さんは軍用ナイフを張譲に投げつけた。
許せないとでも言わんばかりの形相だ。
そのナイフはさしだした杖にキレイに刺さっただけで終わる。
すぐにそばで倒れている諸葛尚のスナイパーライフルをかまえるがそこまでだった。
悲しい目をして張譲は言い放った。
「あんたの情報と知識、すごく役立ったよ」
―――パラララララララララララ
「おかげで優勝だ」
姐さんはジグに撃ち抜かれ小さく踊ると動かなくなった。
あとは涙が流れるだけ。

再び映像が歪み砂荒しになる。
少帝は満足していた。
そして上陸を支持する。優勝者を称えなければなるまい。
そして処理することがたくさんある。
フィールド内にあるデータの回収と死体の処理。
あとは今回の数々のトラブル解決のための点検とシステムの再検討をしなくては。
今後のことで頭が痛いが、まあとりあえず優勝者をからかいに行くのが今は楽しみだ。
少帝はふと自分の座席のあるモニターに目を止める。
今は亡き霊帝もよく観ていたモニターだ。
それを凝視ししばらくするとまた動きはじめる。
少帝自身はそれを見ていたという記憶すらない・・・。
おもむろに派手な衣装を翻し、何かを意識して高らかに宣言するのだった。
「優勝者!張譲!」

【黄月英:死亡確認】
あいかわらずタイムラグをおいて、文字だけで死亡を確認した。
張譲の個人パラメータやプロフィールが流れる。
それに続いて過去録画し続けた張譲の戦闘記録(名場面)がモニターに流される。
荘厳な音楽。夕焼けの空を照らす煌びやかな照明。
そして皇帝御座船はゆっくりと海岸に接近していく。
映像は主催者には都合悪いところをカットしてある念の入りよう。
あくまでも張譲は悪知恵の働く男として編集されているようだ。

そしてさらなる演出が続く。
復帰したフィールドのカメラに一人立ち尽くす張譲がいる。
いつのまにか死体は埋められたらしい。
少しは人の心を持っていたというわけか・・・しかし、そんなお涙頂戴はいらないのだよ。
少帝は残虐に殺していくラストのシーンを再度流すように指示。
フィールドカメラはそして空をとらえる。
空からは何か小さな白いものが降ってくる。
そして映像が流される。
張紘が光り輝くものに叫んでいる。
手にはDB。
そしてその光が問いかける。願いを・・・。
張紘がそして願いを小さく、ほとんど無意識につぶやく。
音声はそれを拾っていた。
張紘「ひとつ、霊帝のところへ瞬間移動。ふたつ、首輪のエリア外爆殺時間延長。みっつ・・・」
大事なところで張紘の顔が何度も切り替わる。
そして霊帝が殺されるところまでも流されている。
すべて録画されていたということだ。この中央管理室すら、である。
それに少帝も文官も誰一人疑問に思っていない。
「みっつ・・・すべてが終わった時、すべての死者に餞を」
張紘の最期を映しテロップが流れる。
空からの映像にはいよいよ一面白いもので覆われる。
それはゆっくり落ちていき、フィールドを包んでいく。
ひとり生きている張譲にスイッチすると彼がそれを拾いあげるところだった。
花?
そう白くて小さな花―――張紘が最期に願った死者への餞。
そして今や禁止エリアで朽ちようとしている死体達にカメラはスイッチしていく。
過去の名場面ももちろんそれに刺し込まれている。
最初の大広場でのゲーム開始と李膺の死亡。司馬一族の総決起。
華陀の執拗なまでの夏侯一族潰しと改造手術。その改造された化け物たち。
趙雲の大量殺人とその末路。陳宮の種まきと引き篭もりっぷり。
曹仁の闘いぶりとその壮絶な立ち往生。
ビストロの料理の数々。董卓軍の悪逆の限り。諸葛亮の暗躍。
エキセントリック劉璋ボウイや人気のある呂布のキレ具合。
孫権や孫策、孫堅の3人や周瑜をはじめとした呉の武将たち。
劉備、関羽、張飛の3兄弟と蜀の武将たち。
曹操や綺羅星の如く輝く魏の武将たち。
南蛮や北夷などのその他勢力の武将たち。
幾人ものをとめ達。
張遼と胡車児の結婚式。
孫覇と張角の闘い。
甄姚の悲恋と最期の別れ。
黄月英とその仲間たちのおかしくスリリングな脱出劇。
そして十常侍を統べる優勝者張譲。
すべての者達に白い花が降り注ぐ。
そうしているうちに船は張譲の待つ海岸へと着岸する。
これから表彰式である。
少帝は船のタラップから赤絨毯を静々と降りていく。
もちろん武装した武官スタッフも随行している。

これから称えそして晒してやる。これでおしまいだ。
こいつが一番の卑怯者であり殺戮者であると流すだけ。
カメラで流し、人民に見せつけるエンターテインメントだ。
進みすぎた科学と人類は欲望を渇望している。それを我々が見せるのだ。
夢を適度に与え、欲望をモニターの中に封じ込め、ガス抜きにしてやる。
人民はそれだけで大人しくなる。
お前らは模造品だ。クローンで記憶までも操作された出来そこないだ。
殺し合うだけに現代に蘇らされたゲームの駒だ。
増え過ぎ、行き止まりかけている人類のために与える素敵なドラマの登場人物。
きっと張譲、おまえは過去何人もいた優勝者同様に写真が収められ、銅像が作られ、視聴者の記憶に残ることだろう。
だがそれだけだ。お前は単にそれだけのことですぐに忘れ去られる。
それが我々がお前に与える優勝のご褒美だ。
一時だけ浮かれ浸るがいい。時期がくればお前も次の闘いが始まる。
今度はもっと派手にしてくれよ。
その時にはお前がこの席にいるのだから・・・あれ?
俺は何を考えている?じゃあ俺はどうなるんだ?
えっと・・・俺はなんでここにいるかというと・・・以前優勝して・・・チヤホヤされて・・・過去の慣例どおり次回シーズンのメインコメンテイターとしてゲームを回す役を与えられて・・・
じゃあ俺の前の奴はどうなったんだっけ?
少帝はここで思考を止めた。考えてはいけないことらしい。そう理解していた。
でもこのモヤモヤ感はなんだろう?
少帝はそして優勝者張譲の前に立つ。
目録や賞状を与える。
そしてモニターはテロップを流し始めた。
再び名場面が流れる。
優勝者当てクイズの当選者が発表されている。
高額が動いている。
カメラは上空から。優勝者から絵を引いていく。
砂浜から海岸線、そして青州、フィールド全域・・・
ひとつの小さな惑星にある中国大陸や日本列島。
小さなサイズで作られた寸分違わぬ過去の地球がそこにはあった。
バトル専用で製作された擬似惑星。
カメラはその惑星に登る擬似太陽の絵で「END」をクレジットした。

@張譲【杖、軍用ナイフ(隠)、ニンジャブレード】
カメラの赤ランプが消え、全中継が終わった。
あとは後始末だけだ。
嫌な目をしている張譲を少帝は形だけ労い、船に乗せるよう部下に促す。
とりあえずフィールド内のシステムを一旦停止させ再点検が必要だ。
いまだに死亡判定所からは連絡はとれず、それも頭が痛いところだった。
連中の職務怠慢だとしたら極刑だな。
少帝は憤慨しつつ、とりあえず腐りやすい死体の処理を指示した。
転がっているところや、埋まっているところは把握できている。

今回は様々なトラブルが起きた。
前代未聞の出来事ばかりだ。
クローン製作の段階で知能レベルがおかしくなったとしか思えない。
今回の張譲の優勝だってあれだけの短期間での学習能力によるところが多い。
今までだってノートパソコンなどをアイテムにしていてもあれだけは使いこなせなかった。
それがいきなりこれである。
さすがに裏をかかれた。
あと華陀の遺伝子操作にまで至る能力は驚愕どころの騒ぎではない。
突然変異で知能が特化されたとしか思えない。
おかげでしばらくぶりの高視聴率で話題性はあったからよかったが、少し間違ったら……
ん?なにを心配しているんだ?
少帝は自分の足場がグラリと歪む錯覚に陥った。
部下が数人船から下りてきて白い花で覆われた砂浜に散っていく。
まずは手近なところから済ますことにしたようだ。
遠くで王双や張譲が埋めたであろう場所を掘り返している。
少帝は気分を落ち着かせるために腰掛けて今までの資料を開く。
後ほどアイテムも回収しなくてはならないし、面倒ばかりだ。
間違って落ちているとゲームバランスを壊すし、視聴者からのクレイムが多いのだ。
今回に至っては諸葛亮の隠れ草庵の書物などがいい例だ。
あれで黄月英は真実を知ってしまい、全員に備わっているはずの殺戮衝動がなくなってしまった。
真実を知るものが現れると統計的に戦闘行為は減少する傾向にあることは今までだってわかっていた。
今までのゲームでも記録を見ると諸葛亮は謎の行動をしていたようだ。
となると遺伝子レベルで前回の戦闘から学び同じ行動をとっているといえる。
まだまだ改良が必要だし、学習についても見直さなくてはならないだろう。
あと武装船だ。あれもイレギュラーだ。なぜあんなものが今まで気がつかれなかったのか。
前任者達の職務怠慢も甚だしい・・・ここでまた少帝の意識が遠のく。
・・・いかんいかん。疲れているのかな?

砂浜に転がる「謎の物体」を拾いあげる。
最終的には張角が所持していたこれも大問題だ。
こんなもの所持アイテムにいれた記録がない。
あと銀の弓とかもジャンジャン火などもそうだ。
帳尻合わせのため、さも我々が用意したものだとアピールするため神様まで登場させる演出をしたくらいだ。まああれはあれで傑作だったから面白かったが、こういう管理体制も見直すべきだ。
少帝はいちいち書類に書き込んでいく。
もしかして誰か内部のものがわざとやっているのではないのか?
天気や季節は簡単に調整できたが、ゲームバランスのための放浪素材という名の始末屋は考えものだ。
あれでゲームバランスが壊れた。
瞬間移動だって遺伝子操作だって何でもできるのに、いざ人の気持ちや感情となるとこのゲームでは操作不可能であることを嫌というほど知った。
隣の日本戦国フィールドでは戦国武将達が同じようにバトルロワイアルを繰り広げているらしい。
日本だけではない。この惑星のいたるところで展開されている。
この状況をフィードバックし、今後の対処方法を検討するべきだろう。

少帝が様々な今後の頭の痛いことを考えていると、ふと違和感を覚えた。
先ほどからの頭痛ではなく、何かあってはならないものがあった感覚というか……。
少帝はゆっくり周囲を見渡す。
いまだ作業員は少なく、砂浜に数十人が散らばっている。
空はいまだ夕暮れで、あたりを赤に染めている。
皇帝御座船が接岸しており、隣には…………!?
ない!あいつらの武装船がない!
違和感というのはこれか!あってはならないものがあるのではない。
なくてはならないものがないのだ!
慌てて立ちあがり周囲を探す少帝は皇帝御座船の影に隠れる武装船を見つけた。
動いている。移動の許可は与えていないぞ?
すぐに部下を呼び寄せ詰問するが要領を得ない。
やっと移動する命令を私から出されたのでは?などというトンチキな言葉が返ってくる。
嫌な予感がする。
188合図:02/10/11 00:44
皇帝御座船に乗船させる張譲を呼び寄せ、武装船について問うと一言も返してこない。
確かこいつら十常侍は遠隔操作も会得していた。
一応所持品をチェックし、ニンジャブレードは取り上げていたが、そうではないのだ。
こいつの所持品がないのだ。
「張譲!貴様のパソコンはどうした!機器類は!」
張譲はやっと少帝に目を合わせてのたまった。
「だから言ったであろう?ワシは虚々実々の世界で生きていたのだ。平気で嘘をつく」
そして隠していた姐さん所持だった軍用ナイフを素早く抜き少帝につきつける。
知識と言葉を操り、敵を翻弄し味方をも欺く宮廷に咲き乱れた宦官の長にして、
その類稀な権謀術中を打倒主催者に傾けた「をとめ」のカリスマ
――――――張譲
その少帝を人質に取る行動が合図だった。
皇帝御座船がいきなり大爆発した。
御座船の銃座がことごとく武装船からの放火で沈黙していく。
その武装船の操縦席には悲しみの涙を流し死んだはずの男が船と接続したノートパソコンを操り本領を発揮するは、機械のスペシャリストにして張譲を愛するキレイすぎる男
――――――孫璋
「バカなあいつはお前が殺したはず」
チクリと痛みが走る。
自分の首筋に刃を当てられていることに今更ながら気がついた。
そして炎上する船とは逆の砂浜で奇声が上がる。
確かあそこは死体を埋めたと思われる付近。
そこにいた作業員を次々と血祭りにあげていく男が砂塵を上げて近づいてくるは、
包丁や大型のナイフをまるで料理するかのように華麗に切り刻んでいくビストロと呼ばれた男
――――――王双
「そんな・・・そんなバカな!」
広く砂浜に展開していた武官が集まってくる。
サブマシンガンで王双を撃ち抜かんとしたその時、やはり砂塵の中から巨大な影が。
一斉掃射を巨大な鍋で弾き返し、返す力で圧殺していくは、
半ソデ半ズボンの欠食児童、鍋を片手に無言で圧殺していく姐さんの守護天使
――――――許儀
王双「悪いな」
許儀「南蛮での一飯の恩義」
そういえばそんなこともあった。
2人の巨体が砂浜を徐々に制圧していく。
もちろん主催者側も黙ってはいない。
仲間が合流する前に人質となった少帝を救出しようと張譲を取り巻く。
武器はナイフひとつだ。
しかし、少帝を救出しようと取り巻いていた連中が目の前で次々と倒れていく。
少し遠くの崖上から狙撃音。
スナイパーライフルとPSGー1を意外にも巧みに操りその器用貧乏ぶりを発揮するは、
幾多のトラブルを真正面から受け流す最強の運の持ち主、稀代のトリックスター
――――――諸葛尚
ただでさえ人質にされているのに、
正確に撃ち抜かれていくその現状ではなかなか近づけない。
もう何がどうなっているのか少帝はわからない。
皇帝御座船から再び大きな爆発音が響く。
そちらに目をやると炎上する皇帝御座船から逃げ惑う文官、武官を切り裂き撃ち抜く2つの影。
累々と積まれていく死体を踏み越え、炎をバックに現れたるは、
杖から炎を出し、持ち替え奪ったサブマシンガンを放つ隻腕の狂気の宗教指導者
――――――張角
そしてすぐ後ろからやはり炎を背後に従え現れたるは、
斬馬刀で払い斬り、どこからか持ち出したクレイモアや無線式C4、プラスティック地雷を設置し破壊していくトラップマスター
――――――孫覇
夕日の海岸をさらに赤く照らす大炎上の船からその2人を割って下りてくるもう一つの影。
この2人の夢の競演を演出した女丈夫にして美貌の天使、姐さんと呼ばれたバトロワの女策士
――――――黄月英

「バカなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
少帝が今一度叫ぶ頃、動くものはもうなくなっていた。
191少帝(1/3):02/10/11 07:06
わずか8人で数百いた部下が全滅してしまった。
ゆっくり近づき取り囲まれる少帝。
もうこう言うしかないという言葉を口にするしかなかった。
「なぜだ?」
張譲がナイフを首筋から離し少帝を砂浜に突き放す。
腰が抜けたのかそのまま崩れ座る少帝。
「なぜだ・・・」

時間は遡る。(本スレ>>172
絶叫する姐さんは張角と孫覇の前に飛び出していたのだ。
すでに刺す気がない2人は簡単に刃物を収める。
そして説得が開始された。
姐さんの言葉はすでになんの抵抗もなく入っていく。
そんな時、諸葛尚と許儀が追いついた。
そして張譲と孫璋も。
姐さんに続いて作戦を説明する張譲。
このバトロワはすべて作り物であること。
我々すらあいつらに作られたものであること。
映像と音声で楽しむ娯楽の一部として殺し合いをさせられていたこと。
そしてここが地球ではないこと。
諸葛亮が残した書物と経験で得た事実と、
張譲らがシステム介入で得たデータからこの真実が晒された。
落ち込む者もいたが(尚くん)、皆一様に怒りを露にした。
このままオモチャでいるのは死んでいった者達に申し訳がない。
そして自分の存在意義をも見出したい。
だから主催者をあっと言わせるべきだ。
そしてどこまでできるかわからないが、こんなゲーム終わらせるべきなのだ。
皆で話した結果得た結論はここからの脱出。
そしてこのフィールドの破壊。
また自分達の細胞の消去。
192少帝(2/3):02/10/11 07:07
まずは手始めに十常侍達が積み上げたデータを走らせ密かにシステムに再介入する。
すでにトロイが発動しているので出入り自由である。
死亡判定所と中央管理室が別であることを利用し、ここで死亡確認をでっち上げることにした。
すでに通信は遮断してある。送信された文字だけを変えればいい。
次に中央管理システムに録画されている映像アーカイブから適当な映像をピックアップ。
顔などを自らのものに合成したり、カメラアングルを変更して一見わからないように仕立てあげた。
その際過去のゲームで死んでいった何人もの自分を見ることになった。
一様に皆、悲しい末路を歩んでいる。
すでにこの日のためにあらかたデータは作ってあったので、あとはそれをライブで出力していくだけになった。
しかし、念には念を。
死亡判定を誤魔化すために、映像を微妙に実際とはタイムラグを作って放送することにさせた。
これでもしもの事態に備えられる。
あらかた撮っておいた移動のシーンなどを付け加え、張角と孫覇は武器を手に別方向へと散った。
当然都合が悪い場合は人為的に映像回線をカットすればいい。
こうしてカメラと音声を使った、遠隔地で見られていることを逆手にとった作戦が行われた。
そう、これはこのゲームで死んだ500幾人もの武将達がいたからこそ可能な作戦なのだ。

少帝は愕然としていた。
いまだにシステムは衛星回線に至るまでこちらの手の中であり、
映像は本国には届いていないらしい。
だからきっとこんなことになっているとは露とも知らないのだろう。
しかし・・・
193少帝(3/3):02/10/11 07:08
少帝は少し落ちついて言葉を選びながら、しかし勢いづいて話し始めた。
「しかし、所詮貴様らはモルモットに過ぎない」
―――だってそうだろう。
貴様らの生きていた世界ではないのだ。外に出ても生きてはいけない。
すぐに抹殺される。貴様らは・・・いや俺でさえも籠の鳥なのさ。
大体考えてもみろ。今、こうしている間にも次の参加者である我々が育てられているんだぞ?
また時期がくれば闘いが始まるだけだ。
その時には間違いなく貴様らはこの世にいない。
ここにいるすべてのものは作られた存在なのだから。
神となった人間によって遊びのためにつくられた人形なのだから―――
この時、少帝のリミットが外れた。
正確には壊れた。脳に仕掛けられたリミッターがストレスと意識の勝利で外されたのだ。
この闘いでは人の意識だけは思い通りにいかなかったというのは正しい。
過去の封じられた記憶が蘇る。

霊帝とともに逃げ、闘い勝利した。
前代未聞のダブル優勝だった。
それというのもやはりこの時も主催者側の予想範囲外のトラブルが起きたための緊急処置だった。
そして2人改造されてしまう。
我々の役目はこれで参加者ではなく、主催者になりきることになった。
洗脳を受けて自らも映されていることを意識して役を演じる。
手前のモニターには地球からの指示が流れており、それにそって進行すればいいようになっていた。

―――そうか。そうだったのか・・・俺は・・・いや僕は父上を殺してしまったのだな・・・

少帝は負荷がかかったため、脳みそをブチまけて死んでいた。
最期にみたのは夢だったのか。
白い砂と白い花に赤く広がる脳漿と血潮にまみれて少帝はここに死亡した。

【少帝:死亡確認】
194謎と捜索:02/10/11 07:25
それから8人の姿を記録されていない。
連絡が途絶えた本部の様子を地球スタッフが見に来た時には誰もいなかった。
ただそこには一面の白い花と皇帝御座船の残骸、少帝の死骸があるだけだった。
そして8人分の首輪の残骸が・・・。

一方、死亡判定所の文官達もまた姿を消していた。
しかし、少し様子が違う。
なんの警戒心もなく座席に座ったまま背後から撃たれている。
特に争った形跡も進入したあともなく、実に安心させて殺している。
これはすぐに参加者の誰かが介入したというわけではないとすぐに推測された。
本部からの本格調査が行われはじめた頃、ある事実が報告されている。

1・8人が逃走に使用したと思われる武装船は過去のどのゲームでも使用されたものではない事実。
2・結局首輪を外す技術は会得していないのに外されているという事実。
3・謎のアイテムは人為的に混入されたものであり、アイテム配布には作為があった事実。
4・内部スタッフの数人の文官と武官がいまだ行方不明だという事実。

以上の点から内部に協力者もしくは先導者がいたのではないのか?
死亡判定所の殺人もそれで説明がつく。
こうしてすぐに小さな惑星の大捜索が開始された。
195あっけない終決:02/10/11 23:37
徹底した捜索の網に8人はなかなか引っかからなかった。
その代わり漂流していた甄子に食われたはずの文官Jが漂流しているところを助け出されていた。
そして様々な事実が報告されることになる。
一気に事態は解決の方向に動くと思われたのだが、消息は依然掴めなかった。
この惑星を出てはいないことは確かなのだが、どこを探しても存在しない。
いつしか本部はその8人のことすら創られた映像の幻なのではないか、という者まで現れる始末。
しかし、程なくしてインド方面で武装船を発見。
取り囲んでの銃撃戦と砲撃で武装船は木っ端微塵に海の藻屑と化した。
ガンマイクなどから確かに8人であることが確認され、事態は一気に収束していった。
なんともあっけない最期だった。
あれだけの戦闘を繰り広げた8人も集中放火の中、次々と炎に巻かれ、身体が砕け、散っていく。
しかし、確かに彼らはそこにいた。
8人はどこへ目指していたのだろうか?
幻の天竺を目指したのだろうか?
自由を得るために闘い残った者どものなんと無常なことか。
死体すら回収されず、事件事態なかったことに封じ込められる。
インド施設の強襲も彼らの仕業だと断定され――――――事件は終わった。
196輪廻:02/10/11 23:38
そして時が経つ。
惑星に季節が巡り、フィールド内の整備も完了していた。
死体は全部処理した。
アイテムも細かくチェックして回収した。
人為的に残されたものがないかも隈なくフィールドを回り見て回った。
そして戦場はゲームの開始をただ静かに待つ。

主催者はこの惑星の軌道上にある小惑星で最終チェックを開始していた。
徹底されたクローン管理と遺伝子チェック。基礎学習の見直し。
かくして次回シーズンが開始される運びとなる。
メインキャスターはクローンで創られた張譲。
一応前回の不祥事はなかったことになっている。
記憶も知識も制限し、ただの操り人形の張譲は派手で悪趣味な衣装を着ていた。
そして軌道上からフィールドへの移動のために眠ったままの武将達が大気圏降下船に詰まれていく。
そこには劉備がいた。曹操がいた。孫権もいた。
張角がいた。孫覇がいた。諸葛尚が、許儀がいた。
孫璋をはじめとした十常侍も、王双も、黄月英もいた。
みんな静かに眠っている。このまま当地に運ばれて次の戦闘開始を告げられるのを待っている。
目覚めれば再び悪夢が始まる。
新しい張譲は念入りに台本を覚えている。
今度のゲームはさらなる演出とドラマを用意してある。
より陰惨になるような仕掛けがいっぱいだ。
だから連中を焚きつける意味もこめて高らかにゲーム開始を宣言しなくては・・・
しかし、すごんだところで今の新しい張譲には目に力がなかった。
新しい張譲がブツブツと段取りを復習しているとひとりのスタッフが近づいてきた。
どうやらメイクの時間らしい。
新しい張譲はそしてメイクルームに消えた。

次に現れた時、引きずるようなマントを翻し派手なメークの張譲がそこにいた。
見た目はなにひとつ前とは変わらない。
しかし、ただひとつ違うのは、彼の目が・・・
・・・そう目が以前とは違っていた。
背後からスタッフが姿を現す。
一瞬閉じかけの扉の向こう側に数人縛られている姿が―――
その中には張譲もおり、身包みを剥されている。
スタッフが帽子を目深にかぶりなおし張譲に小声で話す。
「命を弄ぶ現政権打倒に協力いただき感謝します」
張譲は応える。
「貴様らのためではないわ」
スタッフの顔には見覚えがあった―――文官J。
張譲はマントを翻し長い廊下を歩いていく。
マントの下には銃器機と防弾戦闘スーツ。
長い闘いになりそうだ。
まずは同胞の解放。
そしてこの惑星の破壊。
『さあ。これからが始まりだ。目一杯暴れようぞ』
イヤホン越しに次々と頼りになる声が入ってくる。
位置についたようだ。
―――ワシは言葉を武器に闘おう。指示を頼むぞ。
―――任して。私はこの知恵を。爆破の準備はできてる?
―――俺を誰だと思っている。トラップは完璧だ。そっちはどうなんだ?
―――貴様に言われる筋合いはない。いつでも血祭りにあげてやろう。神に召してやる。
―――怖いよもう。もうガタブルだよ。さっきも小指角にぶつけるし、穴には落ちるし、お腹は空くし……ブツブツ。
―――うるさいわ小僧。あとで美味いもの食わしてやる。少しはこいつのように静かにできないのか?
―――………………ぐぅぅぅう。お腹すいた。
―――くす。緊張感ないですね。たった今、監視システム制圧しましたよ。いつでもどうぞ。
張譲は少し笑った。
そして例のセリフをつぶやいた。
一番最初に聞いたこのセリフからはじめよう。
『この国は……この国は、外戚や宦官の横暴で、すっかりダメになってしまいました・・・』
だから潰すのは俺達だ。
ダメになった世界を我が手に取り戻す。
張譲の足取りは軽かった。
そして惑星軌道上のこの小惑星に朝日があたる。
それはとても輝いてみえた。

【END】
end
200霊帝通信/ ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 11:58
第二回三国志バトルロワイアル 全登場者リスト

◆リスト内データの表示について◆

各員のデータは以下の項目で表示されます。
◎阿会喃  《5-24》   【のこぎり】←─ 初期配布アイテム。
  ↑名前  ↑                 一部文章からの推測を含みます。
         │死亡確認されたレス番号                     
          《スレ番号-レス番号》となります。
          なお〔 〕で囲まれた番号は偽装された死亡確認です。

※スルーされたレスに登場した人物は排除してあります。
※名前の漢字違い等多種類の表示がされている人物の場合は、文章から推測し判断しました。
201霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 11:59
◆ゲーム参加者◆
<ア行 41名>
 ◎阿会喃《5-24》【のこぎり】    ◎阿貴《3-227》【粘土】        ◎韋晃《3-161》【不明】        ◎尹賞《1-197》【鎖帷子?】
 ◎伊籍《4-64》【不明】        ◎尹大目《1-342》【アイスピック】     ◎尹黙《1-197》【肉切包丁?】   ◎尹礼《5-129》【スキー】
 ◎殷礼《3-34》【鏡】         ◎于吉《5-233》【不明】        ◎于禁《5-51》【四エチル鉛】      ◎閻行《2-73》【双眼鏡】 
 ◎越吉《4-275》【鉈】         ◎袁胤《1-98》【長槍】         ◎袁燿《1-98》【棍棒】         ◎袁煕《2-9》【弩】
 ◎袁術《5-156》【眠り薬噴射装置】 ◎袁尚《4-313》【ネット】       ◎袁譚《4-313》【トライデント】    ◎閻象《1-98》【サバイバルナイフ】
 ◎袁紹《4-313》【保存食、毒薬ビン】◎閻圃《1-198》【バグパイプ】    ◎王允《2-327》【風車手裏剣】    ◎王渾《3-16》【不明】
 ◎王業《5-120》【ショックガン】     ◎王経《5-120》【バンブーアロー】    ◎王元姫《5-305》【毒針】      ◎王伉《3-25》【木獣】
 ◎王粲《1-227》【あたりくじ】    ◎王粛《3-173》【紙束】        ◎王濬《5-144》【金属探知機】   ◎王双〔7-176〕【流星鎚】
 ◎王沈《5-120》【楓の戦戟】    ◎王忠《2-161》【不明】        ◎王必《2-415》【ハリセン?】      ◎王平《2-240》【大弓】
 ◎王方《5-260》【防毒マスク】    ◎王累《4-132》【ホログラフ装置】    ◎王朗《1-198》【RGB6】       ◎王連《2-472》【青龍偃月刀】
 ◎於扶羅《3-313》【弩】
202霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:03
<カ行 151名>※1※
 ◎何晏《7-122》【化粧品】      ◎[萠リ]越《1-294》【バタフライナイフ】     ◎[萠リ]良《1-294》【ロープ】    ◎夏[小軍]《6-126》【鉈】
 ◎賈逵《3-362》【トンプソンサブマシンガン】 ◎何儀《1-21》【棍棒?】 ◎華[音欠]《1-463》【「電子ロック技術入門」】 ◎賈[言羽] 《1-278》【灯油8l】
 ◎郭奕《3-314》【「我が闘争】      ◎郭嘉《3-330》【ナイフ】       ◎賀斉《2-295》【雨合羽】      ◎郭[ミ巳]《1-91》【弓&矢】
 ◎郭循《3-77》【日本刀】      ◎[赤β]昭《4-320》【双鞭】         ◎郭勝《6-24》【脚立】        ◎楽就《1-46》【青竜刀】
 ◎楽進《1-258》【鉞戟】       ◎楽〔糸林〕《4-28》【軽量型ドラムセット】   ◎郭図《1-278》【ロープ】     ◎郭攸之《1-264》【拡声器】
 ◎郭淮《3-340》【ニューゲーム発動札】  ◎夏侯威《1-88》【斬馬刀】   ◎夏侯淵《3-332》【アサルトライフル】  ◎夏侯恩《1-140》【痴漢スプレー】
 ◎夏侯和《1-137》【煙幕】       ◎夏侯徽《1-50》【不明】      ◎夏侯恵《1-134》【流星錘】       ◎夏侯玄《1-140》【鋏】
 ◎何皇后《1-325》【トンカチ】       ◎夏侯充《4-33》【タイプライター】     ◎夏侯尚《1-140》【細剣】      ◎夏侯湛《4-365》【埴輪】
 ◎夏侯荘《4-141》【鋳刀】      ◎夏侯存《1-140》【ロケット花火】     ◎夏侯徳《1-140》【荒縄】      ◎夏侯惇《6-285》【カメラ】 
 ◎夏侯覇《4-224》【ホイッスル】     ◎夏侯楙《2-126》【青竜刀】    ◎夏侯蘭《1-140》【H&K MP5K】    ◎夏侯亮《2-316》【ミカエルの双戟】
 ◎賈充《1-152》【小刀】        ◎何進《1-158》【S&W】        ◎華雄《4-361》【C4】          ◎管亥《1-356》【ナイフ】 
 ◎韓胤《1-98》【ウージーサブマシンガン】   ◎華陀(佗)《5-125》【医療器具】   ◎賈南風《5-320》【青竜刀】   ◎軻比能《2-497》【鉄鞭】
 ◎関羽《5-162》【岩塩百斤】       ◎韓瑛《3-25》【鉄パイプ】       ◎韓h《3-25》【鉄の爪】       ◎毋丘倹《3-75》【M16A2ライフル】
203霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:04
<カ行 151名>※2※
 ◎毋丘興《3-73》【釘バット】     ◎韓瓊《1-98》【ウージーサブマシンガン】     ◎韓玄《1-88》【ボウガン】    ◎関興《4-28》【拡声器】
 ◎韓浩《1-365》【畳針】       ◎関索《6-150》【斬鉄剣】       ◎韓遂《2-337》【手榴弾】       ◎関靖《2-497》【火炎瓶】
 ◎カン〔門敢〕沢《3-388》【良縁ファイル】      ◎韓忠《1-21》【連弩?】      ◎韓当《5-156》【鞭】     ◎韓徳《3-25》【鉄拳サック】
 ◎韓馥《3-73》【ネットワイヤースタンガン】   ◎韓瑤《3-25》【鉄の剣】    ◎韓[小里]《6-201》【ノートパソコン】    ◎顔良《2-375》【槍】
 ◎韓暹《1-98》【消火器】     ◎甘寧《4-325》【小型火炎放射器】     ◎関平《2-264》【日本刀】      ◎簡擁《4-181》【H&K USP】
 ◎管輅《4-28》【碁石&碁盤】     ◎キ覧《2-235》【ニューナンブ】     ◎橋[廾豕生]《2-401》【ワショーイ】    ◎魏延《2-55》【対戦車ロケット砲】
 ◎麹義《2-53》【洗濯板】        ◎魏続《1-152》【AUG】        ◎魏攸《1-154》【不明】        ◎吉バク《2-289》【不明】
 ◎吉本《3-179》【麻薬各種】       ◎吉穆《2-289》【不明】       ◎鞏志《2-161》【不明】       ◎牛金《2-401》【コモドオオトカゲ?】
 ◎牛輔《1-323》【バルカン砲】      ◎丘力居《1-396》【ジャンピア】       ◎姜維《6-262》【薙刀】       ◎橋(喬)瑁《1-151》【傘】
 ◎羌渠《4-33》【剃刀】       ◎許儀〔7-176〕【巨大鍋】        ◎許子将《4-181》【縄】        ◎許攸《3-66》【不明】
 ◎許〔ネ者〕《3-121》【調味料】      ◎紀霊《1-98》【カラシニコフ】      ◎金イ《3-161》【金棒】       ◎虞翻《1-331》【乾パン】
 ◎奚泥《1-326》【ベアトラップ】      ◎ケイ道栄《3-358》【大斧】      ◎ケイ康《4-19》【飛刀】       ◎蹇碩《1-459》【チェーンソウ】
 ◎厳輿《1-83》【十字手裏剣×20】    ◎厳綱《1-471》【不明】    ◎厳顔《4-167》【六角棒】    ◎牽招《2-101》【プレデタースーツ(きぐるみ)】
204霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:06
<カ行 151名>※3※
 ◎阮籍《6-126》【如意棒】      ◎厳白虎《5-48》【「世界聖人辞典」】     ◎呉懿《1-379》【木刀】    ◎黄蓋《5-156》【手錠】
 ◎黄蓋(同名)【不明】      ◎高幹《3-317》【日記帳・ペン】      ◎黄月英〔7-179〕【ステルススーツ】     ◎黄権《5-111》【棍棒】
 ◎黄皓《2-464》【ペニスサック】      ◎耿紀《2-384》【有刺鉄線】      ◎高昇《1-128》【サーベル】     ◎高柔《1-413》【麻袋】
 ◎高順《4-181》【コンドーム(L)3ダース】     ◎侯成《1-33》【不明】      ◎侯選《1-392》【不明】       ◎黄祖《1-181》【苦内】
 ◎公孫越《1-247》【電灯型拳銃】     ◎公孫淵《1-365》【釘打ち機】     ◎公孫続《2-497》【矛】     ◎公孫康《1-365》【ゴム鞠】
 ◎公孫[王贊]《1-36》【月牙】      ◎公孫範《2-61》【フランデー】      ◎黄忠《6-133》【発光弾】     ◎高定《2-99》【弓矢】
 ◎黄劭《3-174》【五石散】       ◎高沛《3-215》【ハリセン】       ◎耿武《1-198》【S&W】        ◎高望《5-324》【ワルサーP38】
 ◎皇甫嵩《3-174》【鋼の剣】     ◎孔融《2-284》【六星球】      ◎高覧《4-341》【ジャンジャン火】     ◎侯覧《1-459》【高枝切ハサミ】
 ◎呉巨《1-59》【短刀?】       ◎吾粲《6-99》【ロープ】      ◎胡車児《7-130》【先割スプーン】      ◎伍習《1-323》【ゴム手袋】
 ◎胡軫《1-306》【スタングレネード】     ◎胡赤児《1-306》【ペーパーナイフ】     ◎胡遵《3-112》【大刀】     ◎呼廚泉《4-34》【木の杖】
 ◎兀突骨《1-359》【小弓&銀の矢】     ◎呉敦《4-361》【バズーカ砲】     ◎胡班《1-174》【不明】     ◎呉班《2-160》【不明】
 ◎胡奮《3-112》【大鎌】        ◎顧雍《5-139》【十拳剣】       ◎呉蘭《4-217》【普通の槍】
205霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:10
<サ行 133名>※1※
 ◎崔{王炎}《1-443》【朴刀】      ◎蔡和《2-92》【不明】       ◎催毅《2-148》【グランマグナム】     ◎蔡勳《3-25》【青竜刀】
 ◎蔡仲《2-92》【不明】      ◎蔡夫人《1-160》【不明】      ◎蔡文姫《1-430》【ダイバーズ・ナイフ】     ◎蔡瑁《1-160》【不明】
 ◎サク〔竹乍〕融《4-361》【バズーカ砲】    ◎左思《4-283》【大斧】    ◎左慈《5-117》【ハンググライダー】   ◎士壱《1-328》【鎖】
 ◎紫虚上人《1-328》【小刀】     ◎士燮《1-328》【スナイパーライフル】     ◎士孫瑞《2-69》【二星球】    ◎士徽《2-65》【麻沸散】
 ◎司馬懿《4-288》【刀】    ◎司馬炎《1-422》【日曜大工セット】    ◎司馬キ(水鏡先生)《3-173》【大根】  ◎司馬師《1-422》【発電機】
 ◎司馬昭《1-422》【kanon】      ◎司馬衷《3-73》【ダイナマイト】     ◎司馬彪《7-26》【書道セット】     ◎司馬孚《4-92》【ライフル】
 ◎司馬防《1-423》【弩】     ◎司馬望《1-408》【電撃ムチ?】     ◎司馬睦《1-78》【スティンガー】    ◎司馬攸《3-75》【鉞?】
 ◎司馬[イ由]《1-105》【スタンガン】    ◎司馬亮《2-247》【テレビ】    ◎司馬倫《1-423》【西蜀地形図】  ◎司馬朗《4-312》【不明】
 ◎車冑《2-297》【拳銃】        ◎沙摩柯《1-288》【トミーガン】         ◎周遺《4-326》【弓矢】      ◎周マ《2-296》【不明】
 ◎周護《2-292》【滅・夏侯剣】     ◎周宣《3-331》【ダムダム弾】     ◎周倉《5-124》【アクアラングセット】    ◎周泰《5-234》【毒薬】
 ◎周魴《2-297》【不明】       ◎周瑜《7-122》【ワルサーP38】       ◎朱桓《1-413》【九環刀】      ◎朱桓の妻《3-90》【最高級茶葉】
 ◎祝融《1-58》【不明】        ◎朱光《2-335》【七星球?】       ◎朱讚《6-144》【鎖鎌】        ◎朱褒《5-88》【”神”・鉞】
 ◎朱霊《4-263》【短剣】      ◎荀ケ《1-464》【韓非子】       ◎淳于瓊《1-144》【サブマシンガン】     ◎荀ツ《1-464》【棍棒】
206霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:12
<サ行 133名>※2※
 ◎荀[豈頁]《1-155》【野外用浄水器】    ◎荀攸《4-287》【ダイナマイト】    ◎鍾会《1-109》【防弾チョッキ】   ◎昌キ《7-59》【鉄棍棒】
 ◎[言焦]周《3-150》【ゴム紐】       ◎向寵《4-76》【水中銃】       ◎鍾ヨウ《5-220》【強弓】      ◎將林《2-458》【不明】
 ◎向朗《4-76》【銛】        ◎徐栄《1-463》【レールガン】        ◎諸葛恪《4-29》【偃月刀】       ◎諸葛瑾《3-188》【懐刀】
 ◎諸葛均《2-161》【不明】     ◎諸葛尚〔7-176〕【謎の鍵】     ◎諸葛瞻《5-76》【三八式歩兵銃】     ◎諸葛誕《1-216》【呪符】
 ◎諸葛亮《3-186》【百科事典】       ◎徐晃《2-292》【バンダナ】       ◎徐庶《6-99》【ショットガン】     ◎徐盛《4-325》【槍】
 ◎秦h《1-384》【刺身包丁】     ◎申儀《2-284》【ハンドアックス】     ◎任峻《2-438》【復活の聖水】    ◎申耽《1-198》【ローラーブレード】
 ◎審配《6-101》【就職情報雑誌】      ◎甄姚《7-132》【于吉レーダー】      ◎雛氏《2-221》【鎌】      ◎鄒靖《1-184》【ザックスペア】
 ◎成宜《1-392》【不明】       ◎成済《3-16》【アイスピック】        ◎成廉《2-63》【魚骨槍】       ◎薛瑩《1-350》【八卦刀】
 ◎薛綜《1-350》【鈴】         ◎薛蘭《1-350》【フリスビー】       ◎単経《1-124》【鉄杖】       ◎全[王宗]《6-108》【セキトバシューズ】
 ◎千万《3-227》【糸ノコギリ】       ◎曹叡《5-171》【銅鏡百枚】       ◎宗果《5-74》【不明】      ◎曹休《1-350》【パラボラアンテナ゙】
 ◎曹訓《1-233》【マイク】        ◎宋憲《1-99》【双剣】        ◎曹彦《1-233》【銭湯用具】      ◎曹昂《1-187》【不明】
 ◎曹洪《2-479》【金貨365枚】   ◎曹初《1-329》【両津のサイン入りペンダント】   ◎曹彰《2-324》【馬上槍】  ◎曹遵《6-144》【スーパーボール】
 ◎曹植《3-146》【墨】      ◎曹真《2-324》【完全板金鎧】      ◎曹仁《5-260》【スナイパーライフル】    ◎曹性《7-122》【ナイフ】
207霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:13
<サ行 133名>※3※
 ◎曹節《1-459》【チーズ】       ◎曹操《5-158》【投げナイフ】       ◎曹爽《1-105》【ショットガン】      ◎曹沖《2-255》【ネクタイ】
 ◎宋典《6-201》【謎のCDR】        ◎臧覇《6-336》【猟銃】        ◎曹丕《2-212》【銃】       ◎曹豹《1-198》【手裏剣】
 ◎曹芳《3-365》【P90】         ◎曹髦《3-73》【ロケット弾】         ◎曹熊《2-98》【短剣】        ◎沮授《2-92》【ライフル】
 ◎蘇飛《1-413》【袖箭】      ◎孫和《3-271》【方位磁石】        ◎孫観《7-162》【トラ罠】       ◎孫休《3-138》【ブーメラン】
 ◎孫堅《1-27》【孫子の兵法書】    ◎孫権《1-361》【呪いの仮面】     ◎孫乾《4-181》【桶】   ◎孫晧《2-299》【参加者名簿(写真付)】
 ◎孫尚香《3-175》【ニンジャセット】     ◎孫策《3-221》【玉璽】     ◎孫峻《4-367》【RX-78マニュアル】    ◎孫璋〔7-178〕【PHS】
 ◎孫静《2-198》【不明】       ◎孫仲《1-21》【ベレッタ?】       ◎孫登《6-244》【リアルドール】      ◎孫覇〔7-173〕【プラスチック地雷】
 ◎孫礼《1-264》【拡声器】
208霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:14
<タ行 94名>※1※
 ◎太史慈《1-151》【ヌンチャク】           ◎帯来洞主《4-306》【瞑竜天翔牙】           ◎拓跋力微《4-196》【火炎放射器】
 ◎朶思王《2-319》【「電子ロック解除技術について」】   ◎段[火畏]《5-75》【不明】   ◎段珪《6-24》【フォーク】   ◎張允《2-58》【刀】
 ◎趙雲《1-206》【ベレッタ】    ◎張衛《1-198》【三節紺】       ◎張燕《5-233》【アルバレスト】       ◎張横《1-392》【不明】
 ◎趙儼《2-73》【ラーの鏡】      ◎張[門豈]《1-198》【不明】      ◎張角〔7-173〕【ナイフ】      ◎張烱《2-401》【メガンテの術】
 ◎張嶷《3-25》【五寸釘】   ◎張恭《6-201》【「ハッキング・クラッキング入門」】   ◎張鈞《4-116》【煙玉兼爆竹】   ◎張勲《1-98》【鍋フタ】
 ◎張虎《1-153》【組紐】   ◎張紘《7-38》【マイナスドライパー】  ◎趙広《4-141》【トンプソンM1921SMG】  ◎張[合β](1)《1-144》【手甲鉤】
 ◎張[合β](2)《6-275》【バックラー?】  ◎張[合β](3)《3-358》【ベレッタ】   ◎張済《1-323》【レミントンモデル700】  ◎張繍《4-361》【ポケバイ】
 ◎張春華《1-105》【韓非子?】     ◎張昭(呉)《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】    ◎張昭(後漢)《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】
 ◎張紹《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】  ◎張松(呉)《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】  ◎張承(呉)《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】
 ◎張承(魏)《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】  ◎張松(益州)《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】  ◎張翔《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】
 ◎張尚《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】     ◎張象《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】     ◎張敞《2-407》【チョウショウ戦隊変身セット】
 ◎張譲【杖】        ◎趙岑《1-306》【クレイモア】       ◎張任《4-145》【シミター】        ◎貂蝉《2-402》【スベツナスナイフ】
209霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:15
<タ行 94名>※2※
 ◎趙忠《6-167》【鍋】       ◎張悌《3-266》【チェーンソー】      ◎趙統《4-32》【ベルナルディM100】      ◎張南《1-309》【不明】
 ◎張飛《4-228》【ファブリーズ】  ◎張宝《1-21》【ワルサーPPK】  ◎張曼成《3-174》【H&K USP TACTICAL】  ◎張裕《3-352》【折詰弁当】
 ◎張翼《1-360》【不明】        ◎張梁《1-21》【曲刀】        ◎張遼《7-153》【直刀】         ◎張魯《3-73》【雌雄一対の剣】
 ◎陳横《1-61》【不明】        ◎陳応《2-22》【金ヤスリ】        ◎陳宮《7-99》【花の種】        ◎陳矯《2-200》【四星球】
 ◎陳羣《3-373》【照明弾】     ◎陳珪《1-395》【不明】    ◎陳式《5-313》【ホッケーマスク・チェーンソー】     ◎陳登《1-395》【不明】
 ◎陳壽《3-352》【ポラロイドカメラ】     ◎陳蘭《1-98》【手榴弾】     ◎程c《1-395》【吹き矢(毒入り)】     ◎丁儀《1-413》【不明】
 ◎程銀《1-307》【ベレッタ92F】       ◎鄭玄《3-173》【十徳ナイフ】       ◎程曠《1-459》【斧】       ◎禰衡《4-85》【軍用ナイフ】
 ◎程秉《1-350》【CSデコーダ】    ◎程普《6-133》【根性はちまき】    ◎丁奉《6-83》【ビームサーベル】     ◎典韋《3-121》【釣り道具】
 ◎田楷《1-221》【狼煙用火薬】       ◎田疇《1-154》【弓矢】        ◎田豊《2-319》【鋏】        ◎典満《1-451》【三星球】
 ◎田豫《4-235》【トマホーク】       ◎土安《1-117》【石斧】        ◎[登β]艾《6-262》【フライパン】      ◎杜キ《3-379》【エレキギター】
 ◎董厥《3-25》【ニキータ】      ◎陶謙《3-73》【ショットガン】      ◎[登β]芝《1-383》【パンツァーファースト】     ◎董襲《2-297》【不明】
 ◎董昭《3-273》【スーツケース型核爆弾】   ◎董卓《7-55》【九曲剣】   ◎董荼奴《5-24》【ジンジャー】    ◎董旻《5-260》【リボルバー式拳銃】
 ◎董扶《2-457》【ドラゴンレーダー】     ◎杜襲《2-297》【スタンガン】     ◎杜預《5-245》【召喚石】
210霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:16
<ハ行 43名>
 ◎馬玩《1-307》【小麦粉300g】    ◎馬休《1-339》【ワルサー】    ◎馬元義《2-50》【二連式デリンジャー】    ◎波才《3-174》【楯と矛】
 ◎馬謖《5-305》【10Lポリタンク】   ◎馬岱《6-39》【超強化スーツ】    ◎馬忠(蜀)《3-25》【木牛流馬】    ◎馬忠(呉)《1-463》【拳銃】
 ◎馬超《1-344》【カンニングペーパー】    ◎馬鉄《2-92》【不明】    ◎馬騰《3-227》【スティンガーミサイル】    ◎馬ハク[之に貌]《1-20》【手斧】
 ◎馬良《4-28》【拡声器】        ◎樊建《3-25》【地雷】        ◎潘璋《1-388》【カラシニコフ】        ◎樊稠《5-260》【ニンジャブレード】
 ◎潘鳳《1-305》【大斧】      ◎費[示韋]《1-149》【サバイバルブック】      ◎費観《4-12》【鉄兜】      ◎費詩《1-43》【不明】
 ◎糜竺《4-181》【電撃鞭】        ◎麋芳《1-304》【苦無】        ◎畢嵐《6-275》【鉄鞭】        ◎ビン貢《2-306》【拳銃の玩具】
 ◎閔純《1-198》【マスタードガス】      ◎武安国《4-76》【鉄槌】       ◎傅士仁《1-304》【小刀】       ◎馮習《1-309》【不明】
 ◎封[言胥]《1-459》【チャッカマン】    ◎文欽《4-171》【クロロホルム】      ◎文醜《2-375》【ハンマー】      ◎文俶《1-197》【PSG1】
 ◎卞玲瓏《4-28》【キーボード】        ◎方悦《4-76》【鎌】        ◎忙牙長《3-77》【木槌】         ◎[广龍]会《6-92》【竹とんぼ】
 ◎鮑信《4-193》【レイピア】      ◎法正《6-21》【硫酸ビン】      ◎[广龍]統《3-384》【ハンマー】       ◎[广龍]徳《1-497》【釣竿】
 ◎歩隲《2-247》【レミントンM700】      ◎歩闡《2-295》【不明】      ◎歩度根《1-86》【仏教の経】
211霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:19
<マ行 5名>
 ◎満寵《3-218》【ミニ霹靂車】      ◎毛〔王介〕《5-113》【火炎瓶】      ◎孟獲《1-58》【不明】      ◎孟達《2-32》【PSG−1】
 ◎木鹿大王《3-64》【ハルバート】

<ヤ行 14名>
 ◎楊艶《6-262》【青銅矛】      ◎楊懐《2-427》【カッターナイフ】      ◎雍[門豈]《2-99》【脇差し】    ◎楊儀《2-54》【呪解除スペル】
 ◎羊[示古]《5-234》【デザートイーグル】     ◎楊昂《1-198》【水鉄砲】     ◎楊氏《1-349》【小刀】    ◎楊秋《1-392》【不明】
 ◎楊修《4-239》【不明】        ◎楊松《1-198》【九鉤刀】        ◎楊任《1-198》【AK】       ◎楊白《1-198》【M4】
 ◎楊阜《1-349》【不明】        ◎楊奉《6-77》【不明】
212霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:22
<ラ行 56名>
 ◎雷薄《1-98》【日本刀】  ◎雷銅《4-132》【コンビニのレシート】   ◎李恢《4-285》【三国志孔明伝】   ◎李[イ寉]《7-29》【大型サバイバルナイフ】
 ◎陸凱《2-295》【長靴】     ◎陸抗《1-108》【鋼鉄ワイヤー】      ◎陸績《1-108》【グロック】     ◎陸遜《2-297》【ストレイヤーボイド】
 ◎李厳《3-190》【木牛】       ◎李儒《7-106》【雑巾】       ◎李湛《1-307》【納豆】      ◎李通《2-384》【三叉槍】
 ◎栗嵩《7-152》【飛刀】       ◎李典《3-379》【ベース】       ◎李別《1-325》【パチンコ】     ◎劉安《1-364》【小麦粉】
 ◎劉延《1-110》【コルトオフィサーズACP】  ◎劉焉《2-457》【火縄銃】  ◎劉淵《3-359》【スナイパーライフル】  ◎劉恢《1-407》【鬼神の腕輪】
 ◎劉偕《1-98》【かんざし】    ◎劉[王奇]《2-252》【不明】    ◎劉協(献帝)《4-181》【マイク】    ◎劉虞《1-154》【不明】
 ◎劉勲《1-98》【歯ブラシ】     ◎劉賢《3-384》【こんにゃく芋】     ◎劉璋《4-185》【マッチ】     ◎劉循《4-146》【べっこうあめ】
 ◎劉ェ《4-116》【絹布】      ◎劉宣《4-33》【バルカン砲】      ◎劉禅《1-150》【地雷】      ◎劉[王宗]《1-294》【玉璽】
 ◎劉岱《1-315》【剣道の胴・鉢巻】   ◎劉巴《2-450》【懐刀】    ◎劉備《5-162》【滅麒麟牙】    ◎劉豹《3-313》【発煙筒】
 ◎劉表《1-294》【ダイナマイト】  ◎劉封《1-240》【よさげな剣】  ◎劉[王睿]《4-116》【雌雄一対の剣】  ◎劉曄《4-330》【于吉レーダー】
 ◎呂威[王黄]《2-316》【黄龍鉤鎌刀】   ◎李膺《1-7》【不明】   ◎廖化《4-181》【デザートイーグル】   ◎凌操《2-247》【バタフライナイフ】
 ◎凌統《2-68》【グロック18】       ◎呂凱《1-363》【不明】      ◎呂曠《2-160》【不明】       ◎梁興《1-392》【不明】
 ◎梁剛《2-160》【不明】       ◎呂翔《2-160》【不明】       ◎呂範《1-402》【火打石】      ◎呂布《2-402》【方天画戟】
 ◎呂蒙《1-316》【バックラー】    ◎李歴《1-198》【スプリングフィールド】    ◎冷苞《3-215》【矛槍】    ◎魯粛《1-316》【三国志演義】
213霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:25
◆主催者・放浪素材◆※1※
<あ行 1名>
 ◎秋・絨ン愚猪《6-25》
<か行 5名>
 ◎宦官A陳《4-48》【王宮の盾】   ◎宦官B普《4-48》【ランチャー】    ◎宦官C趙《4-48》【バトルアックス】    ◎宦官D《7-194》
 ◎宦官E《7-194》
<さ行 3名+1>
 ◎徐母(吸血鬼)《6-99》【石仮面】      ◎甄子《7-145》       ◎赤兎馬        ◎ゼン公《4-48》【槍、矛、剣、戟】
<た行 3名>
 ◎超雲(4-137)【マグナム北斗】       ◎超馬(4-137)【チョコボール向井】       ◎張苞《6-44》【蛇矛】
<な行 2名>
 ◎夏・歩コカ胡毬《6-25》     ◎南斗仙人《6-44》【碁盤】
214霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:26
◆主催者・放浪素材◆※2※
<は行 24名>
 ◎春・愚ロリ萎《6-25》          ◎馬雲丸《6-277》        ◎武官A《7-189?》       ◎武官B《7-189?》
 ◎武官C《7-189?》           ◎武官D《7-189?》       ◎武官E《7-189?》       ◎武官F
 ◎武官G                  ◎武官H《7-38》         ◎武官X《6-57》         ◎伏儀《3-286》【破邪聖光弾】
 ◎文官A《7-38》             ◎文官B《7-38》          ◎文官C《7-74》         ◎文官C《7-74》
 ◎文官D《7-190?》           ◎文官E《7-190?》        ◎文官F《7-190?》       ◎文官G《7-190?》
 ◎文官H《7-190?》           ◎文官I《7-190?》        ◎文官J              ◎北斗仙人《6-44》【タケちゃんマン変身セット】
<ら行 2名>
 ◎劉弘(霊帝)《7-74》          ◎劉弁(少帝)《7-193》

総参加者数  537名

主催者・放浪素材数 40名+1 
 
総登場者数       577名+1


公式優勝者  張譲
215霊帝通信 ◆pkHqiBUzVI :02/10/20 12:32
◆索引◆
※ゲーム参加者※
<あ行> >>201
<か行> >>202-204
<さ行> >>205-207
<た行> >>208-209
<は行> >>210
<ま行> >>211
<や行> >>211
<ら行> >>212

※主催者・放浪素材※
<あ、か、さ、た、な行> >>213
<は、ら行> >>214
第一回 胡班の丸焼き

典韋「典韋と」許チョ「許チョの」
典韋&許チョ「漢(おとこ)の料理〜!」

典韋「今日の料理は胡班の丸焼き。奥さん、メモの用意」
許チョ「食材の説明だぞぉ」
典韋「胡班の死体と調味料(許チョの支給品)。単純だろ?」
許チョ「死体は新鮮な方がいいぞー」
典韋「まずは、はらわたを全部取り出して捨てる」
許チョ「捨てるのか? もったいねぇなぁー」
典韋「次に臭みが出ないように血抜きをする。その後、赤壁の河で
   胡班をよく洗う」
許チョ「そして、皮膚を剥がすんだなー?」
典韋「そうだ。食感が悪いからな。虎痴、火の用意!」
許チョ「用意できたぞぉ」
典韋「焼きに入る。その前に塩・胡椒で下味をつけるのを忘れるな」
許チョ「焼くときには、好みで味噌・醤油を塗って焼くのも美味いぞぉ」
典韋「火加減は中火でじっくり焼く事。中まで火を通すんだ
   コラ、虎痴! 醤油を舐めるな」
許チョ「焼く時間は10分くらいで大丈夫だぞー」
…10分後

許チョ「腹減ったぞー」
典韋「頃合いだな。では、試食に移る。…どうだ、虎痴?」
許チョ「うめぇぞ」
典韋「うめぇじゃ分からん。もっと、なんつーか、違う表現で」
許チョ「おいしいぞ」
典韋「…今日のポイント。<中火でじっくり>だ。これ重要。
   奥さん、メモメモ」
許チョ「悪来、いつまでもバカやってねぇで、おめぇも食えよー」
典韋「次回は蒸しに挑戦だ。お楽しみにな」
許チョ「あーうめぇ。生き返るなー」
典韋「オイ虎痴、食い過ぎだ! 俺の分残しとけ」
第二回 曹昂殿の蒸し焼き

典韋 「典韋と」
許チョ 「許チョと」
兀突骨「兀突骨ノ」
典韋&許チョ&兀突骨「漢(おとこ)の料理〜!」

典韋 「第2回である今回の料理は曹昂殿の蒸し焼きだ」
兀突骨「ショクザイヲ、セツメイスル」
典韋 「曹昂殿の死体と調味料。てか前回と同じだな」
許チョ 「でも、今回の死体は新鮮じゃないぞー」
典韋 「まあ、構わん。蒸すんだからな」
許チョ 「関係ねぇのかぁ? でも、蒸すってどうすんだ?」
典韋 「湯気をとおして熱すれば蒸し料理っつーんだよ」
兀突骨「ダベラレレバ、ドウデモイイ」
典韋 「まず、下処理は前回と同じなので省略」
許チョ 「内臓・血・皮膚を取り除くんだなー?」
典韋 「80点。死体を丁寧に洗っておくのを忘れるな。そして、
    器(ザックで代用)に赤壁で汲んだ水を少量入れる」
兀突骨「オイ。ミズガモレテルゾ」
典韋 「頭使え。ザックを二重にするんだ。…そして、中に
    下味をつけた曹昂殿を入れて弱火で約半刻ほど蒸す」
…半刻後

兀突骨「ハラヘッタ…モウイイダロウ?」
典韋 「あぁ、頃合いだな。では、試食に移るってもう食ってるし…」
許チョ 「肉がやわらけぇな」
典韋 「そうだ。それが今回のポイントだ。赤壁の河に長時間
    漬かっていた曹昂殿は肉が軟らかくなり、美味だ」
許チョ 「うめぇうめぇ。新鮮さは関係ないってこういう事かぁー」
兀突骨「ウマイゾ」
典韋 「奥さん、メモしたか? 次回は煮物に挑戦だ。お楽しみにな」
許チョ 「アァ、食った食った。悪来、右足とっておいたぞぉ。あれ?右足は?」
兀突骨「?コレカ? マダ、オマエ、クッテナカッタノカ」
典韋 「…オマエ等の肉を食ったろか」
許チョ 「おやすみー」
兀突骨「ミギアシ、ウマカッタゾ」
第三回 魚のみそ煮

典韋 「典韋と」
許チョ 「許チョと」
兀突骨「兀突骨ノ…(ネムイ…)」
典韋&許チョ&兀突骨「漢(おとこ)の料理〜!」

典韋 「えー今回で第3回を迎えた。今回の料理は魚のみそ煮」
許チョ 「焼き魚でいいんじゃないかぁ?」
典韋 「それじゃあ簡単すぎて、すぐに終わっちまうからな」
兀突骨「オレハ、カンタンナリョウリデイイ、トイウカ、ネムイ…」
典韋 「まぁ、そう言うなよ。虎痴、食材の説明」
許チョ 「え〜と…二枚におろした魚×5、水、調理用の酒、赤味噌」
典韋 「生姜があるとなお良い。それから、魚の皮に切り目を入れろ」
兀突骨「ナニカ、スルコトハアルカ?」
典韋 「じゃあ、火を起こしておいてくれ。まず、魚以外の材料を
    混ぜる。折角だから、魚の卵巣も漉して混ぜようか」
許チョ 「これを煮立たせるんだなー?」
典韋 「そうだ。これが煮汁になる。次に、魚を皮目を上にして入れ
    落し蓋をして弱火で15分煮る」
許チョ 「鍋は二重にしたサック、落し蓋は曹昂様の皮膚で代用なー」
15分後…

兀突骨「モウイイダロウ」
典韋 「よし。後は魚に煮汁をかけて完成だ」
許チョ 「美味そうだなぁ。兀突骨、食ってみろよぉ」
兀突骨「オウ。ン、ウマイゾ。………ウッ……」
許チョ 「ん? どうしたんだ?」
兀突骨「…ワカラン…。ク…クルシ…イ……ウゥ…」
許チョ 「フグだからなぁ。この魚…」
典韋 「河豚には、卵巣や肝臓にテトロドドキシンが含まれている。
    河豚料理は、ちゃんと調理免許を持ってる専門家に
    やってもらえよ。こうなりたくなかったらな」
兀突骨「…ム…ムネン……(ガクッ)」
許チョ 「でも、ちょっと美味しそうだなぁ」
典韋 「そういう訳で奥さん、今回は卵巣を入れる部分以外をメモな」
許チョ 「今度はコイツを食うのかー?」
典韋 「そうだな。次回は揚げ料理に挑戦だ。お楽しみにな」
第四回 なんかよくわかんない死体(劉安)のから揚げ

典韋「典韋と」
許チョ「許チョの」
典韋&許チョ「漢(おとこ)の料理〜!」

典韋「いよいよ漢の料理も第4回になった。今日の料理は?」
許チョ「なんかよくわかんない死体(劉安)のから揚げだぞ」
典韋「材料の説明だ」
許チョ「この死体と調味料。あと油って書いているけど…ないぞ?」
典韋「脂肪っつー立派な油があるだろ」
許チョ「なるほどなー」
典韋「下準備は前々回と同じなので省略」
許チョ「うわぁ、手抜きだなぁ」
典韋「肉を一口の大きさに切ったら、薄口醤油・塩・胡椒・旨み調味料を
   かける。小麦粉は、もう十分付着してるな」
許チョ「火の準備が出来たぞー」
典韋「油を使うからサックは三重にする。脂肪が溶けて、適温かなーって
   思ったら、おもむろに肉を投入だ」
許チョ「温度はいいのか?」
典韋「適温は180℃くらいだが、この時代に温度計は無い。適温と感じたら
   それが適温なんだ。これぞ漢の料理」
許チョ「ふーん。よくわかんねぇけど、わかった」
典韋「肉が浮いてくるまで、しばし待て」
許チョ「肉が浮いてきたぞー」
典韋「よし。油をよく切って、盛り付けて完成だ」

許チョ「いただきまーす!」
典韋「どうだ、虎痴?」
許チョ「うめぇぞ」
典韋「うめぇじゃ分からんっつーの。なんていうか…その…あんだろ
   こってりとか、さっぱりとか、まろやかとか、味に深みがあるとか」
許チョ「んーじゃぁ、ソレだ!」
典韋「…もういい。今回のポイントは揚げるときに火をちょっと弱める
   ことだ。焦げないようにな」
許チョ「たらふく食ったら眠くなってきたぞー…」
典韋「オマエ、そういう生活よくないぞ」
許チョ「zzz……」
典韋「次回は鍋物に挑戦だ。お楽しみにな」

ほうほう、あれが中国全土に名高い漢(おとこ)の料理か。
さすがは、お二人。見事な腕前だ。
噂では、陳健一とかいう奴があれを真似して作っているとか。
全くけしからん話だ。

「しかし、・・・・・・・それがしも、食べたくなってきたわい」

そう言うと王双は周りをうかがった。
「なぜかは知らぬが、場所を明記されずに死んだ死体は
 赤壁に集まってくる傾向があるらしいが・・・・・・おっ、あった!」

20メートル程先に、一つの水死体が浮かんでいた。
しかしあの位置では、取りに行くと仲康殿達に気づかれる恐れがある。
それでは、影から見守っている私の意味が無くなってしまう。

「ふん・・・」
魏後期の猛将、この王双をなめるなよ

「行け!流星槌!!!」
「シャッ」

「ジャボー――ン!!!」

「ヒュルルルルルル・・・・・・・・・パシッ」

王双が投げた流星槌は、寸分の狂いも無く
敵将の心臓部をえぐり取ってきた。

・・・・・・・・・・が、
「心臓だけ取って来てどうすんじゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

そしてまだ極めきれていない王双は、
漢(おとこ)の料理(仮)を使って
高柔の心臓を食っていた。
第5回 兀突骨をふんだんに使った鍋物
 
典韋「典韋と」
許チョ「許チョの」
典韋&許チョ「漢(おとこ)の料理〜!」

典韋「第5回だ」
許チョ「けっこう続いてるなー」
典韋「今回の料理は兀突骨をふんだんに使った鍋物だ」
許チョ「悪来、しつもーん」
典韋「はい。虎痴君」
許チョ「毒で死んだ兀突骨の肉食って大丈夫かぁ?」
典韋「胃袋と腸を食わなきゃ問題ない」
許チョ「なるほどな」
典韋「前置きが長くなったんで急ぐぞ。食材の説明だ」
許チョ「兀突骨の死体、食用野草、調味料だな」
典韋「下準備省略。肉を3〜4cm角に切って、火にかけた水1600mg
   に肉を入れる。香りの強い野草を入れ、煮立ったら灰汁をとれ。
   ちなみに分量は8人前だ」
許チョ「その後は火を弱めて、そのまま半刻煮るぞー」
典韋「もし野菜があるなら、煮立ったときにいれるんだ」
許チョ「野菜がないと、淋しいよなー」
典韋「まぁな。とりあえず半刻放置だ」
半刻後…

許チョ「もう、よさそうだなぁ」
典韋「…だな。最後に塩・胡椒で味をととのえて完成だ」
許チョ「試食か?」
典韋「試食だ!」

許チョ「肉が口の中でとろけそうだぁ。うまいぞ!」
典韋「兀突骨は肉が硬そうだったから、この料理を選んだ。硬い肉は
   弱火で時間をかけてよく煮込むとコラーゲン(硬質のたんぱく質)
   がゼラチン状になって軟らかくなる。奥さん、ここメモだ」
許チョ「それが、今回のポイントだな」
典韋「そうだ。食材の特性を知って、もっとも適切な料理を作る。
   これぞ漢の料理の極意」
許チョ「おぉ…悪来がいいことを言ってる気がするぞ」
典韋「次回は炒め物に挑戦だ。お楽しみにな」
許チョ「この国ならではのうまい食い物が見つかるといいなー」