三國志サッカーチーム

今日、官渡仕上げます・・・。長い間。お待たせしました。

　　　　　　顔良
　
　　　　　　祖授
　　高覧　　　　　　淳于
　　　　　　田豊

辛評　　郭図　　許攸　　逢紀
　　　　　　審配

　　　　　　麹義

袁紹「攻撃の変化に富む曹操。攻守の要に田豊を指名する。顔良を１トップに、トップ下は祖授。」
田豊「御意。」

祖授「基本的な作戦は。カウンター。中央、両サイドをがっちり守った５バックからの、すばやい攻守の変化は、まさに田豊殿が適役でしょう。」

曹操「さて、惨憺たる第一試合だったが、次はより強敵の袁紹。文醜がいないとはいえ、侮れない。」
荀�ｹ「御意。しかしながら、わが諜報部員が、袁紹のスターティングメンバーの情報をつかんだもよう。それに合わせて、作戦立案がよろしいかと・・・。」　
荀攸「どうやら、初戦の５バックに、顔良のワントップです。田豊に攻守を指揮させ、徹底したカウンターでしょう。ここは、顔良封じが先決。次に守備の破壊を謀りましょう。」

荀�ｹ・荀攸案

　　　　徐晃　　楽進

　　　　　　郭嘉　　　
曹昂　　　　　　　　　夏候惇
　　　　李典　（張遼）　
　　　　　　
　　典韋　　程�c　　許緒

　　　　　　曹仁

荀�ｹ「３−５−２システム。前回、ダブルボランチは攻守の切り替えがスムーズに行えなかった、許緒、典韋は、ＤＦに代え、程�c殿に統率してもらうことにより、本領を発揮できるでしょう。」
荀攸「ボランチは、堅実かつ、的確な状況判断のできる李典にまかせ、張遼に、顔良封じとして、マンマークを敢行いたします。」
荀�ｹ「左サイドには、夏候淵が出れない今、新鋭の曹昂を抜擢。郭嘉殿を中心に、ＦＷには、楽進と徐晃がいいでしょう。張合はもともと、袁紹軍の出身。よくしられているでしょうから。」

曹操「ふむ。よい。郭嘉の意見は？」
郭嘉「敵が、田豊殿なら、組織プレーも柔軟に行うことでしょう。逆に裏をかけば、個人の力に頼らない分だけ、隙があるかと思われます。敵フォーメーションのわかる今。作戦立案をいくつか考えておけば、必ず守備網を破壊することと思われます。お任せください。」

曹操「ふむ。荀�ｹ案を採用。実践作戦は郭嘉に全面的に任す。」
一同「御意。」

孫乾「さぁ。いよいよ準決勝第一試合。ここ官度スタジアムで行われます。実況はおなじみ、わたくし、孫乾。解説は、許劭先生にまた、きていただきました。」
許劭「よろしくです。」

孫乾「さっそくですが、試合のポイントはどういうところでしょう？」
許劭「零封が基本的戦略の袁紹相手に、曹操がどう崩していくのか？　一方の袁紹は文醜を欠き、どのように点をとってくるのか？　お互いに一歩も譲らなければ、０−０のまま、延長もあるでしょう。」

孫乾「そうですねぇ。いずれにせよ、袁紹軍という、優勝候補筆頭に対して、曹操の対応が鍵を握ることでしょう。さぁ、そして、今、選手たちが入場です。」
許劭「それでは、各チームの選手の紹介をしていきます。」

　ＧＫ　麹義　ＤＦと連動して、安定した守備。個人的な反応速度も速い。
　ＤＦ　辛評　左サイドバック。クロスをあげさせない、しつこいディフェンスに定評。
　ＤＦ　郭図　危険先にさっちして処理。中央を守る。
　ＤＦ　審配　ＤＦの要　掃除屋の異名をとる。かなり高いパフォーマンスもつ。
　ＤＦ　逢紀　敵をフリーにさせない上手さ。攻守の切り替えも早い。
　ＤＦ　許攸　地味に仕事。前回はいいとこがなかったが・・・。
　ＭＦ　祖授　今回はトップ下。カウンターの中継を担う。
　ＭＦ　高覧　安定した左サイド。攻守に大きく貢献。
　ＭＦ　淳于　今回の最年長。攻め上がりも早く。攻撃的な右サイド
　ＭＦ　田豊　ボランチの位置でプレー。全体の司令塔。この試合のキーマン。
　ＦＷ　顔良　文醜を欠く今、厳しいマークの中での、プレーに期待が集まる。

総評　予選大会を含めて、セットプレー以外からの失点を許さない強固なディフェンス。
　　　指揮官袁紹も、度量を見せて、一時はばらついた選手を見事に纏め上げた。
　　　文醜を欠きながらも、優勝候補の筆頭には代わりがない。

　ＧＫ　曹仁　　前回３失点ながらも、いいプレーが目立った。
　ＤＦ　程�c　　守備の要。危険を未然に防ぎ、粘り強く守る。
　ＤＦ　許緒　　ＭＦからＤＦへ。フィジカルでは、曹操軍屈指の強さ。
　ＤＦ　典韋　　同じく、許緒とＤＦを組む。守備に専念すれば、最高峰のプレーヤー。
　ＭＦ　李典　　職人気質の地味なプレー。底力で曹操軍を支える。
　ＭＦ　曹昂　　今回抜擢の若手。鋭い突破。果敢な攻め上がり。
　ＭＦ　郭嘉　　司令塔。細かい作戦を遂行する手腕に曹操の信頼が厚い。
　ＭＦ　夏候惇　キャプテン。全体を纏め上げる。右サイドからの攻撃参加は自らも狙う。
　ＭＦ　張遼　　フィジカル・テクニックだけでなく、確かな戦略眼から、重役を担う。
　ＦＷ　徐晃　　ポジション取りの上手さと決定力。ＦＷとしての才能を羽ばたかせたい。
　ＦＷ　楽進　　最速ＦＷ。豊富な運動量で、ＤＦを引き裂く。

総評　予選・本選ともに苦しみながらも、勝ち進んできた。曹操のするどい采配に注目。
　　　張遼が入ったことで、戦力は大幅にアップ。なんとかチームを完成させたいところ。
　　　若手の積極的な採用。控えにも注目が集まる。

　　　　【　麹義　】

　　　　　　審配
逢紀　　許攸　　郭図　　辛評　　　　　

　　　　　　田豊
　　淳于　　　　　　高覧
　　　　　　祖授

　　　　　　顔良
↓

↑
　　　　徐晃　　楽進

　　　　　　郭嘉　　　

曹昂　　　　　　　　　夏候惇
　　　　李典　（張遼）　
　　　　　　
　　典韋　　程�c　　許緒

　　　　【　曹仁　】　

大きな太陽の下。今、両軍のスターティングメンバーが配置についた。
細かく指示を出す郭嘉には、笑顔も見える。明るいムードの曹操軍。
対して、袁紹軍は、田豊が審配と祖授に、軽く指示を出している。

両軍睨み会う中、審判が時計を見てから、大きく片手を上げた。

鳴り響く笛。

孫乾「さぁ、今、試合開始のホイッスルが吹かれたぁ。まずは、顔良から、いったん後ろに戻す。」
許劭「いよいよ、始まりましたね。注目の好カード。まずは、袁紹がどう組み立てるか。」

孫乾「前に上がっていく、顔良。ぴったりとマークに張遼。祖授も上がっていく。」
許劭「張遼が顔良封じですね。お互い今大会トップレベルのプレイヤーなだけに、駆け引きが楽しみです。」

孫乾「田豊が、ゆっくりボールをもってあがっていく、すぐにプレスにくる楽進。」
許劭「まずは、高覧が上げって行きますね。そこに、田豊が低く合わせる。」

スペースを見つけて、振り切ろうとする顔良に張遼は離れない。ボールのないところでの、攻防が繰り広げられている。高覧には、夏候惇が下がり気味でマーク。
一方袁紹のＤＦラインは、あまり上げずに、待ち構えている。

孫乾「高覧へパス。ワンタッチで祖授につなぐ。すぐに、李典が詰めてくる、祖授がまた、田豊に戻す。」
許劭「数的有利が気付けない場合は、個人の力で状況を打開しないといけませんが・・」

孫乾「その田豊が、ふわりとセンターにボールを入れてくる。走りこむ顔良・・・」
許劭「ここは、許緒がクリアー。顔良の進路を張遼がうまく、ふさいでいますね。」

孫乾「クリアーしたボールを、李典へ。そして、大きく前へフィード。曹昂を走らせます。」
許劭「まずは、左サイドアタックからですね。すでに、淳于が詰めていますが・・」

李典ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━!!

ゲーセンのＷＣＣＦに例えれば、どの武将が中田やろ？
ウクライナの矢は？

早く続き読みたいよ〜
Pt0IuMtYさん、ｶﾞﾝｶﾞってくださいね〜

うぅぅーーすみません（涙）
つづき、ストーリーは、おおまかにできてんるですが、なにぶん文章まで書く時間がないのですぅ。
けっこう、勢いで書いているので、今書くのはきついっすぅ。

甲子園面白い！　三国志高校野球〜熱闘洛陽城　とかだったら、書けそうだけど・・・

今度、ＵＰするときは、官渡終わらすので、もう少々お待ちください。
ときどき、チェックアンド　アゲ　よろしくですぅ・・・。

保守

甲子園か・・・
やってみたら面白いんじゃないかと思うんだけどな
どっかにそんなスレなかったっけか？

明徳ですねぇ。優勝・・・。
松井に対する、五連続敬遠があったから、嫌いだけど。
自らの野球が優勝したことで、正しさを証明したわけだ。

甲子園面白かった！感動をありがとう。

ダークホース川之江は優勝ならず（決勝戦にも出てないけど）か
初戦からなぜか川之江だけは全試合見てたんで応援してたんだけどなあ
優勝は帝京だと思ってたんでこれまた微妙

現代版川中島の合戦
9月11日（水）- - 19:00 小瀬
J2第30節　ヴァンフォーレ甲府　VS　アルビレックス新潟

>>422
それいいな。
サポが「風林火山」の旗指物を連ねたり
「毘」の旗を振り回してると想像するとなんか笑える。

保守ageついでに南蛮チームきぼんぬ

女性限定チームとかも。
人妻チームｗ

>>425

登場人物で、女性って、11人もいるかな・・・。

大ちゃん。小ちゃん。ひんちゃん。すうちゃん。ちょうせんたん（ﾊｧﾊｧ）
しゃくゆうちゃん。曹操の正妻と、二番目が名前あったけ。
あと、劉禅のかあぁちゃん。と呉懿の妹。
趙範の妹・・・。
いけそうだな・・。名前。あるのって、ちょうせんだけだけど

曹昂、すぐに淳于と逢紀にはさまれ、ボールを奪われてしまう。
一方の袁紹軍も、ボールを奪ったものの、顔良までまわすことができずに、
時間が過ぎていく・・・。
前半の１０分間は、お互いに様子を見るようににらみ合うだけで、戦力を、前線に投入しなかった。

孫乾「さぁ、前半１０分を過ぎましたが、両者ともに、いい形が作れずに、シュート数がまだ、０ですね。」
許劭「様子を見るのもあるのですが、郭嘉の攻撃を、田豊がよく封じてますよ。」

孫乾「なるほど。いい形が作れないのは、田豊の読みと采配がいいわけですね。」
許劭「はい。しかし袁紹軍も、攻撃に転じることができずに、足踏みですね。」

孫乾「そうなると・・・なんとか、どちらかが状況の打開が必要ですね。」
許劭「そこらへんの、作戦が、見ものですね。」

曹操軍のサイドアッタクに、いち早く袁紹のサイドもフォローに入る。田豊の指揮のもと、曹操軍のパスする先には、小さな攻防が繰り広げられている。
上手くボールをキープできない曹操軍は、数的有利を持つ自軍にどうしても、ボールを戻してしまう。
一方の袁紹軍は、激しく攻める気配はみせずに、じっと機会をうかがう。

孫乾「実に、前半も２０分。半分になりますが、ゲームが動きません・・」
許劭「こういうゲームも珍しいですねぇ。郭嘉も、もうすこし積極的に動いたほうがいいんじゃないでしょうか。」

孫乾「会場からは、ブーイングもおこってますね。自陣でボールをまわすことが多いですからね。」
許劭「まぁ、郭嘉も田豊も、策士ですから、大略があるのかもしれません。」

孫乾「そうですねぇ。このままでは、試合があまりにもつまりません。」
許劭「袁紹軍も、文醜を欠き、１トップになれていないのでしょう。」

フィールド上で行われている駆け引きを、理解しているものは、少なかった。
郭嘉の攻撃が、ことごとく田豊に見破られているように見えながらも、
曹操軍は、あせることなく、布陣を崩さず、顔良を封じ続けた。

田豊（・・・・郭嘉にしては、物足りない・・・あまりにも単調すぎる・・・）
祖授「田豊殿。見事に郭嘉の攻撃を封じています。そろそろ、攻撃を仕掛けるべきでは・・・。」

田豊「いや、待とう。少し様子がおかしい。郭嘉にしては、あまりにも創造力のない攻め上がり、なにか、あるに違いない。」
祖授「そういうものですか、顔良封じに、大変なだけかと思いましたが。」

審配（さすが、田豊殿だな、ことごとく見破り、見事なまでに危険を事前に無くしている。）

ここで、田豊より、全軍に指示。「前半も半分を過ぎ、敵も攻撃を変えてくるころ、ここは、リスクをおっても、カウンターを狙うこと。」

顔良（ようやく指令が変わったか・・・。張遼もなかなかだが、まだまだ若造。我が力出し切っていないことに、気付いていまい。）

袁紹軍の微妙な空気を読み取った、郭嘉。こちらも、全軍に指示。
左の曹昂。右の夏候惇だけでなく、李典、張遼にも指示をだす。
徐々に、熱を帯びるフィールドの空気。

曹操「そろそろか。にしても郭嘉の三重の罠。田豊に見抜けるかな。」
荀�ｹ「緻密な作戦の郭嘉に対し、審配や祖授ならば、率直な対応ができましょう、
しかし、田豊は必ずや、罠にかかりましょう。」

曹操「よし。作戦名「青龍」を発動せよ。

ベンチからの指示を受け、大きくうなずく郭嘉。準備はできている。
ボールをいったん曹仁までもどし、布陣を立て直す。

郭嘉「これより、作戦　青龍　を行う。演習どうりの、貴君らの作戦遂行を期待する。」

祖授「青龍？？こちらまで、聞こえるように指示をだすとは・・・」
田豊「青龍・・・。ふむぅ・・・」

曹仁から、程�cへパスを出す。それと同時に、曹操軍の布陣に動きが見られた。
前方に大きくフィード、右の夏候惇が、ヘッドで落として、中央に戻す。
李典が、受け止め、すぐに前へ、ワンタッチからの軽快なパスワーク。

田豊「これは・・・・、あらかじめ指示された場所に移動し、パスをつなぐということか・・・ならば、青龍・・・とは、その動きの支持なわけだな。・・が決まっているな、見抜ける。」

田豊は、ムリにボールを追わずにいったん引き気味で、審配に指示を与えた。

李典から、郭嘉、すぐ前には、曹昂。その曹昂へパスをつなぎ、みずからも走る。
プレスをかけにきた、淳于。高覧、祖授を、中央の早いパス回しで、かわしていく。

中央に集まってきた、夏候惇。曹昂。それに、李典が走りこんできている。

中盤で完全に競り勝った、曹操軍。数的な有利を築いていく。
５バックに田豊を加えた鉄壁。

田豊「許攸。郭図。前へ！　郭嘉からの、曹昂、夏候惇へのパスを封じ孤立させる。逢紀、辛評は、中央を補佐。審配は、楽進をマーク。私は徐晃をマーク。中央突破をさせるな。」

ボールをキープし駈上ってく、郭嘉。しかし、パスコースを見事に消され、孤立。ＦＷもボールをとりにいけなかった。
自ら運ぶこともできずに、大きくできた、右スペースにパスを出す。

孫乾「さぁ、一気に駆け上がってきた、曹操軍！いままでとは、違う猛攻。しかし袁紹軍も落ち着いて、対処、隙がなくがっちりと、守る〜」
許劭「これだけの、今までと違った攻撃にも、慌てることなく冷静。これは、田豊が完全に読み勝ちましたねぇ。中央に集まった敵を見事に包囲した形になってます。」

孫乾「そして、できたサイドのスペースにボールを出しましたが・・・」
許劭「李典が走りこんでますよ！」

孫乾「ああっと、その李典が・・・間に合ったが、すぐにクロスをあげるでの精一杯。キープはできません。」
許劭「中央へ柔らかなボールが入るが、ここはＧＫ麹義が、ジャンプして、キャッチ。すぐに、前線にフィード！」

中央へ集めた、鋭いパス回しからの攻め上がり「青龍」、見事に防いだ田豊。
しかし、田豊の真価が発揮されたのは、これからだった。
麹義からの大きなパスを、祖授がキープ。敵ゴール前に集まった、曹操軍は、完全に窮地に立たされた。

孫乾「さぁ、祖授がドリブル。無人の中央を攻め上がる。許緒が中央へ、走りこむが・・ここで、パス。高覧が鋭く切り込んでくる！」
許劭「これで、残るは、程�cと典韋。張遼は顔良を抑えれるのか・・・」

孫乾「逆サイドには、淳于もきている、中央から、祖授と顔良が走りこむ。」
許劭「さがりながらの、厳しいディフェンスだが・・・」

孫乾「マイナス気味に高覧がクロスをあげる！」
許劭「顔良の頭の上をこし・・・淳于へ。典韋も完全に振り切られた・・・」

淳于へ渡ったクロスを、そのまま、ボレーで、低いクロス。
正確なまでに、走りこんできた顔良の足もとにあわせてきた。
張遼も負けじと走りこむ。

孫乾「ゴール前に突っ込む、顔良。そして張遼。そちらが早いか・・・」
許劭「この人数で、責められて、曹仁も前へでるのに躊躇してしまったな。」

孫乾「顔良がシューートォ！！　張遼も、スライディングでカットするがぁ・・・」
許劭「鋭いシュートに曹仁反応できない！」

孫乾「ああっとぉ。しかし右ポストに当たった！わずかに外。」
許劭「これは、張遼のカットが、多少影響したんでしょう。」

孫乾「救われました。ここは、ゴールキックです。」

顔良が大きく空を見上げて悔しがっている。

張遼「あれだけのマークから、振り切られるとは・・・」
顔良「若造にしては、なかなかやるな。が、次はこうはいかんぞ。」

気を取り直し、張遼へ声をかける。
多少なりのショックを受けたのは、自信のあった張遼。

戻ってきた、郭嘉が声をかける。

郭嘉「ここまでとは、予想外。が、カウンターも計算のうち、なんとか抑えたんだから、早く気持ちを切り替え、次の作戦にいくぞ。」
張遼「御意・・・」

一方の田豊は、内心穏やかでなかった。完全に読みきって、数的有利を作りながら、最後の最後で、張遼に阻まれてしまった。
数少ないであろう、チャンスを物にできなかったのは、これから重くのしかかるだろうっと・・・。

前半も残すところ、あと五分。一度は大きく試合が動いたものの、カウンターに備えて、曹操軍の攻めは、また緩やかになった。

孫乾「さきほどの、展開いこうは、また、両者ともに、攻めあぐねてますが。」
許劭「曹操軍も、あれだけの作戦をしながら、点に結びつくどころか、シュートすら打てなかった。なのに、見事なカウンターを見せられて、大きく動けないんだろう。」

孫乾「なるほどぉ・・・しかし、このままというわけには、いかないでしょう。」
許劭「残り五分。もう一度大きな山場を作ることだろう。」

孫乾「そうですね。張遼の顔良へのマークは、ますます、厳しくなってますね。」
許劭「ふーむ。顔良も少し、遊んでるのかものぉ・・・。」

膠着する状態を打開すべく、曹操軍のベンチから、また指示が出た。

曹操「作戦名　朱雀　発動せよ。これで、一気に決めるぞ。」
荀�ｹ「御意」
荀攸「これで、前半１−０で折り返すことでしょう・・・。」

ベンチからの指令を受け、大きくうなずく郭嘉。

郭嘉「これより、作戦朱雀を行う。青龍を破られた以上は、ここで決めるぞ。」
李典「御意。」

いったん、曹仁にボールを戻す。そして、躍動の時。

朱雀の作戦名を聞き、もっとも迷ったのは、田豊だろう。
これは、田豊への、知恵比べを郭嘉がしているのだとわかったていたからだ。
それでも、考え、指示をだせねば、ならかった。
いままでの、状況が、田豊への絶大な信頼を超え、依存へとなっていたからだ。

祖授「田豊殿。前回の青龍は、早い中央突破。今回の朱雀は・・・」
田豊「・・・朱雀とは、鳥なれば、サイドの両翼をあがらせ、二分する作戦だろう。ならば、逢紀、辛評を夏候惇、曹昂にあたらせ、中央は、郭図、許攸で守らせよう。」
審配「なるほど・・・両翼か。」
祖授「高覧・淳于にも、典韋や許緒のサイドアタックを警戒させて起きましょう。」

田豊「うむ。いずれにせよ、郭嘉から、両翼へ、パスを封じればよい。その役目は、私と、審配で行う。」

自らの推測の正しさを、信じきることができない田豊。小さな不安を振り払おうとした。

孫乾「さぁ、曹仁から程�cへ。。程�cから、郭嘉へとつないでいきます。」
許劭「朱雀とは、いかなる作戦なのか・・」

孫乾「気になりますねぇ」
許劭「むしろ、わざわざ作戦名を言うことに、不思議があるが。」

孫乾「なるほど・・・」

郭嘉に祖授がプレスをかけると、いったん李典に戻す。それと同時に、夏候惇と、曹昂が同時に前へと、走り出した。許緒、典韋も、様子をうかがいながら、前へでようとする、しぐさをみせる。

田豊「やはりそうか、審配！作戦の読みどおり、逢紀、辛評を左右に展開させ、両翼に備えよ。」

夏候惇、曹昂の攻め上がりに、袁紹の両翼も左右に展開。
それと、同時に楽進、徐晃も左右に展開をしようとする。

審配「むぅ・・・郭図、許攸、それぞれが、楽進、徐晃へ対応せよ！」
郭図・許攸「御意。」

田豊「！！　いけない、左右に広く取れば、中央が開きすぎる・・・審配、すばやく郭嘉に詰め寄るぞ。」

官渡の戦い（前半４３分）

審配も前へでてきて、田豊にはさまれる、郭嘉。
祖授も戻ってくるが、進路を李典が体でカバーしている。

二人を引き寄せた郭嘉は、中央へ大きくできた、スペースにボールを転がす。

田豊・審配「　！？　」

数的有利を築き守っていたかに見えた、袁紹軍。
しかし、スペースに走りこんでいたのは、いままで攻撃に参加しなかった張遼だった。

前半は、顔良に徹底してマークしていた張遼が、初めて攻撃へと、参加した。
ゴールへ、まったくの無人。シュートコースは狭くない。
即座に、反応したのは、ＧＫ麹義。すばやく、前へと走り出す。
郭図。許攸もすぐに中央にできた、おおきなスペースをうさごうとするが遅かった。

孫乾「でたぁ。完全にフリーでボールをもったのは、張遼！」
許攸「布陣が修正する前に、シュートをうちたいが、距離があるか・・」

孫乾「張遼撃ってきた！ミドルシュートは・・・」
許攸「大きい！ふかしたか・・・。麹義の頭の上を通り越す・・」

孫乾「いや・・・ボールは、鋭く角度を変える！落ちてきたぁ」

大きく飛翔したボールは、急降下し、バーの下にわずかにかすってから、ゴールへと吸い込まれていった。軽くネットを揺らす。

孫乾「ゴォーーール！　張遼の鋭いシュートが決まったぁ！！」
許劭「完璧なシュート。あの位置で、フリーを作った郭嘉もすごいが、シュートもすごかった。」

孫乾「袁紹軍。今大会セットプレー以外での、初めての失点です！」
許劭「完全に、布陣を崩されてからの失点です。」

孫乾「さぁ、前半も残り１分です。」

田豊の指示が裏目に出て、完全に消沈した、袁紹軍。
まずは、立て直すこと、ということで、自陣でボールを回す。
ムリをせず、このまま時間は流れていった。

ピィーーーー！

孫乾「ここで、前半終了のホイッスルです。１−０で、曹操軍が一点リードです。」
許劭「立ち上がりでは、このまま０点で折り返すかと思ったが、いやはや・・。」

孫乾「いやぁ、まったく最後は息もつけない展開でしたね。」
許劭「まったくだ。こうしてみると、前半の立ち上がりから、やはり、最後までを見通した、作戦だったわけだな。」

孫乾「そのようですね。後半も楽しみになってきましたぁ。」
許劭「このハーフタイムの間に袁紹軍が、どれだけ作戦を修正できるかが、かだいじゃな・・」

（　>>406　から　>>443　までが、前半です。）

前半戦やっと、書き終えました。粗雑ですが。読んでいただければ幸いです。
軍師同士の読みあい、心理戦に重点おいてみました。

一応、ハーフタイムで、前半の解説を荀�ｹあたりが、する予定です。

後半は、いよいよ、亡国の兄弟が登場。活躍させるつもりです。

以前の実況孫乾＋解説　の形式だけでは、つらいので、ちょと作風変わってます。
読みにくいでしょうかね・・・。
後半は、攻防が激しくなるので、こういう大掛かりな作戦は、ないので、もうすこしわかりやすくなると思います。

>>411　を見ながら、読んでいくと、わかりやすいかも。

おお、きたきた！
いいっすね。このかんじ。
とりあえずおつかれ様sage

保守

保守

チームが勝っても負けても道頓堀に飛び込む王累

いろいろありまして・・・。
HD全部消えちゃったし。
引っ越すし。
仕事やたら早いし。
結婚とかしそうだし。
いろいろあってさ・・・

宣言　『このスレは放棄します』

ごめんよぉー（T　T）

とりあえず乙です作者＠ ◆Pt0IuMtY さん

結婚おめでとう
今までご苦労さんです

ありがとう・・・
二年間の兵庫⇔東京の遠距離が実りそうです。
めちゃめちゃ遠かったけど。

中国ににくらべれば、ちょろいんだよなぁ。

ll

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