2ch全板人気トーナメント〜三戦板の野望〜参拾参

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平日閑散の夜更けて 陣雲暗し三戦板、
選対の文は繁くして コテハン意気は高けれど
W杯に板光無く 打鍵の音も今しづか。

三戦苦戦を強いられし。

スレの流れ論やせて  むせぶ非情の梅雨の空、
夜はアンチの風泣いて 論に迷うかかりがねは
朝娘狼の威もすごく  守る同盟の板の外。

三戦苦戦を強いられし。

帳中眠かすかにて  短檠光薄ければ
ここにも見ゆる夏の色、 選対堅くよろへども
見よやコテハンの面かげに  無限の愁溢るるを。
 
三戦苦戦を強いられし。

選対既にし三十の  スレは光曇らねど
熱に覚むるば同板の 志気もおのづとうつらふを、
アクセス十萬今さらに  見るや予選の夢いかに。

三戦苦戦を強いられし。

夢寐に忘れぬ我板の  設立の熱気を畏みて
心を焦し身をつくす  マニアのつとめ幾とせか、
今梅雨の雨の音  大樹ひとたび倒れなば
三戦板の運はまたいかに。

三戦苦戦を強いられし。

荒らしの波瀾収まらで  住人は苦み板は泣き<
いつかは見なん太平の  心のどけき厨の夢、
群板立ちてことごとく  2chの萌えを争ふも
たれか王者の板を學ぶ

三戦苦戦を強いられし。
末は黄河の水濁る  三国の源遠くして
戦国の跡は今いづこ、 道は衰へ文弊れ
孔明去りて千七百年  信長滅びて五百年
誰か三戦の愉を思う。

三戦苦戦を強いられし。

嗚呼投票板夏の夜半  荒らしは叫び票は泣き
選管清く意気高く  ~祕の色につつまれて
投票微かに終わるとき  無量の票齎らして
「無限の淵」に立てる身よ、 功名いづれ夢のあと
消えざるものはただ誠、 心を盡し身を致し
成否を天に委ねては  魂遠く離れゆく。

高き尊きたぐひなき  「非運」を君よ天に謝せ、
青史の照らし見るところ  孔明信長たそや彼、
実力の伯仲眺むれば  「萬古の霄の一羽毛」
千仭翔る鳳の影、草廬にありて龍と臥し
トーナメントに出でて龍と飛ぶ  千載の末今も尚
名はかんばしき三戦板。