日本は北朝鮮とおなじ?

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15モルデカイ・モーゼ
すばらしかった戦前の家族制度

さて次に、我々ユダヤ人の理想のお手本となるべきものに日本が戦前誇った家族制度があった。

面白い話を一つ紹介しよう。

かつて「国際連盟」の労働部長であったユダヤ人、アルベール・トーマが日本の労働事情調査のため来日した。
「国際連盟」といっても、教科書的歴史観しか教えられていない日本人にはその本質を知る人は少ないようだが、
これはユダヤの世界政府ともいうべきものである。第一次大戦の結果、金融支配力に自信をつけたユダヤ人は
政治面へも進出をはかり、その結果つくられたものが「国際連盟」なのである。この連盟の指導者は、日本人の
杉村陽太郎氏を除いて他は皆ユダヤ人だったのである。

この他、「国際労働局」というのがやはりジュネーブにあったが、これは「国際連盟」の一局の如く考えられるふし
があるが、さにあらず、全然独立した機関で実際の規模は「国際連盟」よりはるかに大きいものであった。私もこ
こで極東問題を担当していたのであるが、これも勿論、ユダヤ人の機関であった。

何故ユダヤ人が労働問題にかくも力を入れるのかということは、マルクス主義の階級闘争史観をご存知の方は
お分かりいただけると思うが、かつてユダヤ人は非ユダヤ人の協力者を集めるためマルクス主義の階級闘争史
観を宣伝したのであり、その結果エピゴーネン(亜流、継承者)としての各国共産党を生んだのである。

一方、ユダヤ人自身としてもユダヤ民族の解放を非ユダヤ人の協力者にのみ任しておくわけにはいかないのは
勿論である。当然、ユダヤ人自身でも自己の解放運動を進めていた。国際連盟はその機関の一つとご理解願い
たい。したがって、「国際労働局」の方がむしろ規模が大きいという点も納得されることと思う。

話がちょっととんだが、面白い話というのは、アルベール・トーマが来日し、日本へ階級闘争の激化工作をしようと
したとき、その前に立ちはだかったのが、日本の強固な家族制度だったのだ。

アルベール・トーマは、「日本では家族制度が強固なため階級闘争、つまり労働運動の激化を仕掛けることは非常
に困難である。何故ならば、労働者は失業しても労働運動などする必要はない。家族が暖かく迎え入れてくれるか
らである。この家族制度をなんとかしない限り、日本へ階級闘争を持ち込むことは難しい」といっているのである。

アインシュタインもまた来日した時、日光の金谷ホテルからドイツのユダヤ機関へ手紙を書いているが、その中に
日本の家族制度の立派さを書いているのである。

かくの如く、日本の家族制度はこれまた類い稀な存在であったのだ。戦前の日本の家族制度にはとても及ばないが、
現在世界中で一番この家族制度というものを強固に有しているのは我々ユダヤ人社会であろうと思う。この点、我々
は常にそれを誇りとしている。

ここでまた日本人にお詫びしなければならないのであるが、この日本のすばらしい家族制度を破壊したのは我々ユダ
ヤ人なのである。具体的には、占領改革の時ニューディール派が行なったものである。

前述のアルベール・トーマの件でもお分かりと思うが、ユダヤ人がマルクス主義的変革を実行するためには、家族制度
は国内の君主制といわれる如く邪魔な存在だったのだ。家族制度が「小さな君主制」としてユダヤ民族のマルクス主義
的変革事業の邪魔になるということは、なにも今日昨日の問題ではなかったのである。