エルサレム(CNN)
イスラエル軍は3日夜(日本時間4日未明)、イスラエル強硬派ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を開始した。
イスラエル政府も確認し、作戦は長期に及ぶと述べた。
地上戦が本格化すればより多くの住民が犠牲になるのは確実で、イスラエルとハマスの軍事衝突は新たな段階に入った。
侵攻で銃撃戦などが始まり、少なくとも4人が死亡した。
モスク(イスラム教礼拝所)も爆撃した。イスラエル軍は先月27日から空爆を連日実施し、ガザではこれまで460人が死亡している。
一方、イスラエル側は、ハマスのロケット弾攻撃で4人が死亡、59人が負傷している。
イスラエル軍は3日、海上や地上からの砲撃も始めていた。侵攻部隊は数千人に達する。
イスラエル軍は、空爆に合わせ、ガザ境界線付近に戦車、装甲車を集結させており、地上侵攻は時間の問題となっていた。
侵攻開始後、ハマスの報道担当は
「ガザはイスラエル兵の墓場になるだろう」
と徹底抗戦を改めて宣言した。イスラエル南部へのロケット弾攻撃も続行している。
イスラエル軍の空爆、地上侵攻は、ハマスのロケット弾攻撃を停止させることが名目となっている。
イスラエル軍は2005年、ガザから撤収していた。
ソース:CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901040003.html