http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081015-OYT1T00672.htm?from=navr 【バンコク=田原徳容】タイ・カンボジア両国軍は15日午後2時半(日本時間同4時半)過ぎ、両国間で領有権紛争
再燃している国境地帯のヒンズー教寺院「プレアビヒア」遺跡周辺で交戦し、タイ軍によると、カンボジア兵士1人が死亡、
双方の兵士少なくとも計9人が負傷した。
両国軍は、国境地帯の軍備を増強し、わずか30メートルの距離でにらみ合う展開となっており、緊迫した状況が続いている。
タイ軍によると、交戦があったのは寺院近くの約1キロ・メートルにわたる紛争領域内。タイ兵士約30人に対し、
カンボジア軍が撤退を要求し、タイ側が拒むと、5分後にカンボジア側が発砲、約30分間の銃撃戦となったという。
一方、カンボジア軍は、最初に発砲したのはタイ側で、ロケット砲が撃ち込まれたと主張。タイ兵士20人を拘束したと
している。また、タイ兵士3人、カンボジア兵士2人が死亡したとの情報もある。
両国軍による交戦は3日の銃撃戦以来。タイ外務省は、カンボジアにいるタイ人約1500人に避難勧告を出した。
(2008年10月15日21時51分 読売新聞)
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