>>37 664 名前: 電波小僧 ◆Y6CWE4r6bA Mail: sage 投稿日: 2008/06/22(日) 12:08:59 ID: sfZPbc5T
>>621 中国の主張「春暁は中国の主権内」はそれほど無茶なものではありません。
境界線を確定させるとして、国連海洋法廷が裁定するとどうなるでしょうか?
勿論、沖縄トラフにはなりません。あれはあまりにも無茶な主張です。
ですが実は、中間線に決まることもありそうもないのだそうです。
国連海洋法廷が公平に裁定すると、中間線を基点に両国の海岸線の長さ
などを勘案して決まる公算が高く、そうすると中間線から数海里〜数十海里、
日本側に寄った位置が境界になる可能性が高いのだそうです。
そうなると春暁のガス田は、日本が「主権の侵害だ」として文句を付けた
中間線から日本側の海底構造も含めて、全て中国側のものになる。
今回、共同開発の交渉対象になった中間線付近のガス田は全てそうなる。
中国も日本もそれくらいの事は承知しているでしょう。
だから中国は代償として、尖閣周辺も交渉対象にと言ったのでしょう。
中国は「沖縄トラフを境界に」なんて無茶を主張している弱みがある。
日本はその弱みに付け込んで「文句があるなら国連海洋法廷へ」
とでも脅したのではないでしょうか?
結果、本来ならば中国の主権下となったであろう海域が共同開発になり、
本来ならば中国の主権下として文句の付けようもない春暁へ、
日本側が出資することになりました。日本側の過剰な要求が通ったのです。
なぜマスコミは、こうした事を解説しないのでしょう?
だから「2chねらーにも劣るマスゴミ」と揶揄されるのです。
>>38のつづき
682 名前: 電波小僧 ◆Y6CWE4r6bA Mail: sage 投稿日: 2008/06/22(日) 13:31:27 ID: ffvDzbde
もう一つ、なぜか日本のマスコミが報道しないことを書きます。
こうした共同開発方式は、経済水域や領海が確定していない紛争海域では
良くおこなわれる手法で、境界確定を棚上げにして開発を推進する方式として
国際社会では標準ともいえるほど定着している方式です。
つまり、中国が主張する沖縄トラフではなく日本が主張する中間線を、
日中両国が、境界が確定していない紛争海域として事実上認めた、
ということです。これでもう沖縄トラフなど今後の交渉の前提にもならない。
これは日本外交の大きな勝利です。外交交渉では滅多にでない満点に近い。
国連海洋法廷に持ち込めば、たとえ中間線を基点としても、両国の
対岸の海岸線の長さなどが勘案され、境界は中間線よりは日本側に
寄るでしょう。中間線付近のガス田は全て中国のものになります。
ですが境界が日本の主張に近い線で確定し、中国は国内外での
面子を失うことになる。特に南シナ海での海洋権益争いで中国は、
国際社会からの大きな後退圧力に曝されることになるでしょう。
日本はその辺りの中国の弱みを、あざとくつ突き回したのでは?
理由はともかく、中国が国連海洋法廷を避け続ける限り、
日本との海洋権益の交渉においては、本来は中国のものである権益を
日本に掠め取られる事態が続くのではないかと愚考いたします。
逆に日本は今回の合意のように、
本来は中国のものである海洋権益を掠め取り続けることにより、
中国を国連海洋法廷に引き出す圧力を掛けることができます。
「文句があるなら、国連海洋法廷へいこうじゃないか」と。
さらに続き
697 名前: ゆりりん ◆tx8IiMF52M Mail: sage 投稿日: 2008/06/22(日) 14:36:04 ID: iZHtiOFL
|`ヽ おひさしぶりー。
ゞ,.'.... |─-ヽ.
..(。゚)冫 |リノ))))> で、
>>682のポイント
+.`´\ |゚ ヮ゚ノl! 中国側は今回の東シナ海関連の問題解決を
`⊂)v〉 国際海洋法裁判所(国連海洋法廷・International Tribunal for the Law of the Sea:ITLOS
|_」 〈 おふぃしゃるさいと
http://www.itlos.org//外務省の解説
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaiyo/itlos.html)に
|' 対し付託するのを当事者として受け入れてないし管轄権除外宣言もしてないんだよね。
この為先の合意のなかに「中国は日中中間線から日本側に進出しない」という文言が“なかった”場合でも
仮に中国が日中中間線から日本側に進出した場合、中国側から先に国際海洋法裁判所への提訴
及び紛争解決の付託は出来ないんだな。
(この場合は逆に日本側は国際海洋法裁判所に提訴・付託した上で、相手国が平和的解決を望んでいないとの
前提で外交を展開する事が可能)
で、「中国は日中中間線から日本側に進出しない」とする文言が“あった”場合、日中両国とも
日中中間線を東シナ海における双方の暫定境界線とすることを合意し双方とも認めたこととなる。
これは過去に成立した妥当な二国間合意の根拠となるわけだ。
それと今回の合意があるのとないのとでは、この点
> 国連海洋法廷に持ち込めば、たとえ中間線を基点としても、両国の
> 対岸の海岸線の長さなどが勘案され、境界は中間線よりは日本側に
> 寄るでしょう。中間線付近のガス田は全て中国のものになります。
国際海洋法裁判所に持ち込んだ際の判断基準も変わる。
共同開発の合意で、双方とも日中中間線を東シナ海における暫定境界線とすることを暗黙に合意したためにね。
何らかの形でこじれたり紛争となった際にも、先の合意は“旧に復する”際の前例となる訳だね。
先の両国の合意は結構な重さ持ってるわけだー。
これでラスト
720 名前: ゆりりん ◆tx8IiMF52M Mail: sage 投稿日: 2008/06/22(日) 16:11:34 ID: iZHtiOFL
|`ヽ
ゞ,.'.... |─-ヽ. 久々なんでほんのり独り言〜。
..(。゚)冫 |リノ))))>
+.`´\ |゚ ヮ゚ノl! 東シナ海問題の交渉が始まってすぐの頃、国際司法の場に東シナ海問題関連一括して付託した場合。
`⊂)v〉 確かに
>>682 |_」 〈 > 中間線付近のガス田は全て中国のものになります。
|' となる可能性は高かった。
ただし、この
> 国連海洋法廷に持ち込めば、たとえ中間線を基点としても、両国の
> 対岸の海岸線の長さなどが勘案され、境界は中間線よりは日本側に寄るでしょう。
という新境界線を整備する過程ではねぇ。
ライン引くために「尖閣諸島の領有権問題・帰属問題の解決」が浮上する上に、ほぼ確実に
実効支配し「領有権問題は存在しない」と日本側の主張する通りに日本への帰属が確定する
(少なくとも( `ハ´)側が主張するようにはならない)訳だが──これ来てしまうと中国・台湾にとって、
政府への突き上げが今憤青連中とかがやらかしている程度の騒ぎで済まない事になる。
( `ハ´)の国内事情的に、尖閣諸島の領有が日本に確定するのは
政府にとってガス田どころの話でない大変な打撃となるものなんだ罠。
今までに取ってきた行動が枷となって、まともな交渉で動けない。
これが( `ハ´)側にとっての最大の弱み。
そして、交渉過程でこの付託ほのめかして、自分達の開発を既成事実として認めて
早期妥結迫るなんて失敗やらかして以後(ry
藪突付いて(ry
んで先に共同開発で合意してしまった以上、合意を覆す行動をとった場合には。
あーあ。
この辺「も」踏まえて合意見直していくと面白いよw